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2024-05-01 11:03

《918》現役医師が語る『病院ラジオ』3つの視点

本日ご紹介したTV番組はこちら 病院ラジオ 福岡 がん専門病院編 https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2024042921368 5/6(月) 午前 まで見逃し配信あります 面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは #心身健康ラジオ #声の書評 をつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください! #医療  #健康   #スタエフ医療部 《AI要約》 病気は突然やってくるもので、予防できるものもあれば、できないものもある。正しい知識を持ち、適切に対処することが重要。 病気の時には、人とのつながりが大きな支えになる。同じ病気を持つ人との対話や、オンラインでのつながりが力になる。ただし、個人の経験をそのまま自分に当てはめるのは注意が必要。 標準的な治療を受けることが重要。標準治療が効かない場合もあるが、まずは標準治療から始めるべき。 NHKの病院ラジオは6年目に入り、多くの患者の事例を取り上げている。番組を通して、病気や健康について学ぶことができる。 当事者の発信は貴重だが、情報をそのまま鵜呑みにせず、注意が必要。腎臓生活チャンネルなどの当事者発信は、医療者や他の患者にとっても学びがある。 番組に登場する人は比較的状態が良い人が多いが、そうでない人も多くいることを知っておく必要がある。

サマリー

『病院ラジオ』では、病気が突然やってくること、人とのつながりの重要性、標準治療の重要性という3つの視点で話されています。また、患者の情報交換や医師の発信の重要性、そして標準治療の重要性についても取り上げられています。

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内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長、内科医たけおと申します。
この放送では、医療に関してはちょっと役に立つ小話を、毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
毎朝5時半からライブをやっていて、公開ラマ収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、今日から5月ですね。今月も頑張ってまいりましょう。
ということで、今日は水曜日ですので、いつもは声の書評をさせていただいているんですけれども、
今日は書評ではなくて、テレビ番組表をさせていただきたいと思います。
これですね、ここ数日SNS界隈で非常ににぎわっておりますので、
もうすでにご覧になられた方もいらっしゃるかもしれませんけれども、
この週末に放送されましたNHKの病院ラジオですね。
心身健康ラジオで病院ラジオを取り上げるっていう感じになりますけれども、
病院ラジオをですね、私今回を拝聴させていただきまして、非常に素晴らしかったので、
これをちょっと一視視点、現役一視視点でですね、自称ですけれども、
解説というか感想をつらつらお話してみたいなというふうに思います。
タイトルに書いてありますように、ちょっとYouTuberっぽいツリータイトルっぽくなってますけど、
3つぐらいの視点でお話してきたなというふうに思ってまして、
SNS上ではですね、このサンドイッチマンが素晴らしいみたいなのが結構あったりしましたけど、
そこは本当にその通りなんですけど、それ以外のところで3つちょっとお話したいなというふうに思います。
病気が突然やってくる
まず1つ目はですね、病気が突然やってくるっていうことですね。
2つ目が人とのつながりみたいなテーマ。
3つ目が標準治療の重要性みたいな感じですかね。
ちょっとおかたくなりますけれども、その3つをちょっとお話していきたいなというふうに思います。
まずはですね、1つ目ですね、病気が突然やってくるっていうことで、
この病院ラジオですね、もう結構数重ねていて、6年目ぐらいに入っているのかな。
さっきWikipediaでちょっと調べてたんですけれども、
いうことでいろんな患者さんを取り上げられていますけれども、
今回もお便りだけとかも含めると10人以上の患者さんのご紹介があったからというふうに思うんですけれども、
やっぱり皆さんね、病気突然やってきてますよね。
当然っちゃ当然なんですけれども、
これ私自身ね、医者として多分何千人とかっていう患者さん見てきてるんですけれども、
本当に突然やってきます、病気は。
それが検診で見つかる場合もあったりとかですね、
あとは予防できなくて、何かがきっかけでなっているっていう場合もあるんですけれども、
今回ね、テレビの中に登場された方もほとんどそうだったように、
本当に晴天の霹靂みたいな感じで、
急に症状が出てきて、病気と診断されるっていうことが本当にあるんですね。
で、もちろんですね、今回九州がんセンターっていうところが取り上げられていたんで、
皆さんね、いろんながんのタイプはありましたけれども、
基本的にはがんの患者さんが全員だったんですけれども、
そうじゃなくてもですね、例えば脳梗塞とか心筋梗塞とか、
こういった病気も突然やってきますし、
あとは今回の番組の中でも取り上げられていたクモアッカ出血とかですね、
これ救急とかで非常によく見る病気の一つですけれども、
こういうのも本当に何の前触れもなくやってきて、
しかも別に予防とかそういうのではなくなる場合も全然あるんですよね。
だからこれはね、もうあらかじめ知っておいた方がいい知識というふうに思いますね。
で、もちろんですね、がんの中でも予防できるもの、
例えばタバコをやめることで肺がんを予防するとかですね、
あとはHPVワクチンを打つことで子宮頸がんを予防するとかですね、
そういう予防できるがんもある一方で、
本当にね、もう何もしていなくても、
何も悪くないんだけれども予防できないっていう病気もあるっていうことですね。
だからそういったときに当然不安になったりとか、
うるされたりとかっていうことはあると思うんですけれども、
ただやっぱり知識として知っておくことで、
適切な対処ができるっていうこともあったりすると思うんで、
日頃の番組の宣伝みたいな感じになってしまいますけれども、
ある程度ヘルスリーダーシーというか、
病気のこと、健康のことみたいなのを正しく知っておくっていうことはね、
すごい重要だなというふうに改めて思ったりしました。
っていうのが一つ目ですね。
二つ目はですね、
人とのつながり
やっぱり人とのつながりって大事だなというのは改めて思ったりしました。
番組の中でもね、同室の方と仲良くなったみたいなエピソードとかですね、
推し活をしていて、そこでのオンラインでのつながりがね、
支えになったみたいなのって話あったかと思うんですけれども、
やっぱりこういう人とのつながりってね、
すごい病気の方に支えになることってあるんですよね。
こういうのをピアサポートとかっていうふうに言ったりもするんですけれども、
実際の医療現場で、
私自身も患者会とか当事者の方の会ですね、
の支援とかをしてきていた経験からしてもですね、
同じような病気を持った方と話し合うことって非常に力になるんですよね。
それが、コロナ前は結構対面で、
実名も明かしてみたいなことが結構ほとんどでしたけれども、
コロナ禍を経てですね、やっぱりオンラインでのつながりがかなり強くなったっていうこともあって、
実名ではないんですけれども、
つながることの重要性ってね、
今回も出てくられた方も言っていましたけれども、
それも改めて思うところありますね。
それで思い出したのが、
森野孤独さんがされている統合視聴証の当事者のためのメタバースの居場所、つながりですね。
これもね、すごいだからそういった点で意味のある活動なんだろうなと思って、
改めて感じたりしました。
あとはやっぱりね、
今結構いろんな情報発信をいろんな媒体でできるようになって、
当事者の方もいろいろ発信されてますよね。
そういったものも我々も勉強になることもありますし、
そういう同じような体験をされている方の情報を得るっていうことは、
一定意味があるんだろうなというふうには思いましたね。
ただ一方でこれね、ちょっと危険性もあって、
全員が発信できるんで、
自分と同じ病状ではないっていう、
これも当然っちゃ当然なんですけどね。
今回もいろんな癌のタイプの方が出ておられましたけれども、
患者の情報交換と医師の発信
当然ですけどね、人によって全然病状も違いますし、
その見聞きした情報をそのまま自分に与えられるっていうのはちょっと違うので、
そこら辺は注意が必要かなというふうに思いますし、
あとはね、当事者の発信の中で、
ちょっと3つ目の話題にも関連しますけれども、
これをやったら良くなった?みたいな発信をされる方もいらっしゃるんですけれども、
別に発信されること自体は全然いいんですけれども、
ただそれは必ずしもそれが効いてるかどうか分からないっていうのはありますので、
そこら辺はちょっと受け手側が注意が必要かなというふうには思いますね。
でも当事者発信はね、私自身も支援しようしたいというふうにずっと思ってますし、
それこそ人造生活チャンネルさんの関心も時々させていただいてますけれども、
やっぱりそれによって得られる学びっていうのも僕自身もありますし、
当事者の方が見てもそうなんだっていうふうに勉強になる部分もあると思うので、
こういった人とのつながりを同じ病気の方で持っておくっていうのは
すごい大事だなというふうに改めて思ったりしました。
というのが2つ目ですね。
標準治療の重要性
3つ目はですね、やっぱり標準治療の重要性ということですね。
また改めてですけどね、言いたいなというふうに思います。
今回は九州がんセンターっていう九州に起きるがんのメッカみたいなところでの特集でしたけれども、
がんに関してはですね、各都道府県にがん診療連携拠点病院っていうのが必ずあってですね、
そこでがんに関する標準的な治療を受けられるんですけれども、
今回に関してもいろんな方が出ておられましたけれども、
ほとんどの方が標準的な治療を受けられて、
ごく一部非常に稀な病気の場合には標準治療がまだ定まっていないっていう場合もありますけれども、
それでも常識的だよねっていうような治療をするのが、
我々医療業界での常識という標準的な治療という形になっています。
今回の登場された方が保管代替治療とかいうのをやっておられる可能性も十分にあるかもしれないですけれども、
でもそうは言ってもね、やっぱり標準治療をちゃんと受けていただくっていうのはね、
今回はがんでしたけれども、がん以外の病気に関してもね、
やっぱり重要だなと、これはね、声を大にして言いたいなというふうに思いました。
ただですね、標準治療をやってもうまくいかないこともあるっていうのも事実で、
これは本当に確率論的な問題なんで、標準治療が一番効果がある可能性が高いっていうことだけしかないんで、
標準治療をやってもね、やっぱりうまくいかなくって、
次の手段、次の手段っていうふうに生かされないこともあるので、
今回、当然ね、ラジオに出演された方は皆さんね、
当然ラジオに出演できるっていう状態なんですけれども、
そうじゃない方も当然ね、多くいらっしゃるわけで、
その辺はね、知っておいていただけたらいいかなというふうに思ったりしました。
はい、ということで、私なりの感想を3点述べさせていただきました。
もしですね、皆さん見られた方いらっしゃったら感想とかですね、
これから見てもいただいてもいいかなと思うんですけれども、
一応NHKプラスで見逃し配信もやってますし、
定期的に再放送もやってますので、今回も週末に2つ、
前回の放送と今回の放送と2つ放送をやってましたので、
また多分見る機会あるかなと思いますので、
全然NHKの回し物ではないんですけれども、
非常にいい番組ですので、ご覧いただけたらと思いました。
はい、ということで最後、しんしんじゃんけんでいきます。
しんしん、じゃんけん、じゃんけん、ぱ!
ということで、今日も幸せな一日でありますように、
お会いとはない、カリオタケでした。
興味津々。
11:03

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