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2025-06-04 09:30

《1252》オンライン診療と大病院信仰の誤解を解く🙅

【本日ご紹介した番組】

日曜討論 どうする?医療のこれから

https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2025060134129

配信期限 :6/8(日) 午前 まで


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(匿名でも可能です)

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog



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#健康  

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■AI要約(誤字はご勘弁ください)


* **番組概要**

* 内科医タケオ氏による「心身健康ラジオ」。医療に関する質問やリクエストに回答し、医療ニュースの解説も行う。

* 質問・リクエストは質問箱のGoogleフォームから募集。


* **NHK日曜討論「どうする医療のこれから」の感想**

* 今回はNHKシリーズ第3弾として、日曜日に放送された日曜討論「どうする医療のこれから」の感想を述べる。


* **1. オンライン診療について**

* 普及しない主な理由は、診療報酬が低く手間がかかること。

* 世間一般のオンライン診療への理解や体験がまだ少ない。

* 医療機関側にとって、保険診療の範囲ではオンライン診療を行うメリットが現状ほぼない(自費診療は別)。

* オンライン診療の普及には、診療報酬の引き上げや、現行の「対面診療を補完するもの」という位置づけからの変更が必要。


* **2. 大病院信仰と診療報酬について**

* 病院、特に大病院の診療報酬が低すぎ、赤字になりやすい構造がある。診療所は比較的優遇されている。

* 診療報酬体系がクリニック(開業医)優遇に偏っており、これは特定の医師団体(開業医中心)の影響も考えられる。

* 病院経営の安定化のため、診療報酬の適正化が必要。


* **3. 当直医・宿直医の複数病院兼務について**

* 医師不足から、当直医が複数の病院を掛け持ちする現状は致し方ない面がある。

* 医療安全の観点からは慎重論もあるが、現実的には医師数を維持するためにやむを得ない状況も。

* 病院の機能(例:救急対応の有無)により当直医の負担は大きく異なる。医師1人で複数施設をカバーすることも現実的な対応策として存在する。


* **4. 患者側の意識改革の必要性**

* 「対面で見てほしい」「大きな病院が良い」という固定観念を見直す時期に来ている。

* クリニックよりも病院、特に大学病院・大病院への過度な信仰は、医療資源の効率的な活用を妨げる可能性があるため、控えるべき。

* オンライン診療を含め、多様な医療のかかり方が今後増えることを知り、状況に応じて賢く選択することが重要。

* オンライン診療も一度は体験し、その利便性や限界を知ることが望ましい。患者側もオンライン診療をうまく活用する意識が求められる。


* **エンディング**

* 心身じゃんけんを実施。

* 視聴者へ向けて、幸せな一日を願うメッセージで締めくくり。

サマリー

今回のエピソードでは、オンライン診療の普及に関する課題や大病院信仰について語られています。特に、診療報酬や医療の仕組みが影響を及ぼすことや、患者のマインドの変化が必要であることが強調されています。

00:02
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからの ご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問、リクエストは、質問箱のGoogleフォームから ぜひお寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、NHKシリーズ、今回は第3回目ですね。
第3弾の、今日で最初回になりますけれども、
今回はですね、日曜日に放送されました、
日曜討論、どうする医療のこれから、というのの感想を つらつら述べていきたいと思います。
はい、で、なんかNHKの中ではですね、
これ、えっと、昨日おととい取り上げたのに加えてですね、
クローズアップ現代のやつで、なんか3つシリーズっていう風に 言われてらっしゃる方がちょっと見かけたんですけれども、
個人的にはですね、この日曜討論の方がね、 よかったかなという風に思います。
で、どんな方が出ていたかというと、
お医者さんですね、特に地域の方、代表の方みたいな方がお二人と、
あとは元々厚労省のお役人だった、今は大学の先生、 大学の教授をされている先生ですね、がお一人と、
あとは医療政策の専門家っていう方がお一人、
あとは患者さんの代表みたいな形でお一人出ておられて、
その方たちが、討論というか、日曜討論という番組なんですけれども、
各々に意見を言うみたいな、そんな感じの比較的緩やかな番組かなという風に思いました。
で、その中でですね、ちょっと私が気になったことが3つぐらいありまして、
それを今日、感想としてお話ししたいなという風に思います。
オンライン診療の課題
1つがですね、1つがやっぱりね、オンライン診療ですね。
これはちょっと物々したいなと思って、オンライン診療について。
2つ目はですね、大病院進行、病院と診療所の在り方とか大病院進行についてですね、が2つ目。
で、3つ目が、これニュースの記事とかにもなってましたけれども、
当職医ですね、宿職医が2つの病院、2つじゃないか、複数の病院を駆け持ちするっていうことについてですね、
この3つに関してですね、ちょっと意見、思うところがあったんで、お話していきたいなという風には思います。
まず1つ目のオンラインですね、オンライン診療ですけれども、
今回の番組の中でもですね、オンライン診療のこととかですね、あとは遠隔医療のこととかっていうのはね、
結構、何回くらいかな、多分いろんな方がね、お話しされてたと思うんですけれども、
正直ね、オンライン診療のことをね、あんまりご存知じゃないなっていう、
このオンライン診療の大変さ、1回やってみてご覧って思ったりしましたね。
オンライン診療はなぜ普及しないのかって、いろいろ要因あると思うんですけれども、
やっぱりね、診療報酬上安いのに比較してですね、非常に手間がかかるっていうのはね、
これが1番の原因かなと個人的には思ってますね。
私、オンライン診療を始めてもう何年、3年くらいやってますけども、
3年、4年か、本当に手間かかるんですよね。
もっとね、世の中オンラインシフトしてきてるんで、
オンライン診療のニーズってあるんじゃないかなというふうに、
個人的には思ってたんですけれども、意外とね、そこまででもなくって、
患者さんもですね、初心の方も当然いらっしゃるんですけれども、
オンライン診療を今まで受けたことあるっていう方でもほぼいないですね。
多分、こういう調査あるのか分からないですけれども、
世の中でね、オンライン診療を受けたことがある方って、
多分ね、数パーセントぐらいしかいないんじゃないか、
多分1割はいないんじゃないかなっていうような、そんな体感なんですけれども、
その理由の1つとして、やっぱり医療者側もですね、
医療制度的にオンライン診療をやるメリットがね、ほぼないんですよね。
これ、実診療は別です。
実診療は全然オンライン診療、儲かるんでやるんですけれども、
企業さんとかですね、やるんですけれども、
保険診療の範疇でオンライン診療をやるメリットってほぼないんですよね。
だから、オンライン診療を参入したけど撤退してる方とかもね、
非常に多く知ってますし、
あとは片手間にですね、その診療の合間にオンラインをやってた先生でも、
ほとんどオンライン使わなくて、結局対面だけみたいな感じになってる先生もね、
いらっしゃったりするので、
これはね、やっぱりオンライン診療に関してですね、
次の診療報酬改定でどうなるのかわからないですけれども、
少なくとも、なんかもうちょっと診療報酬を対面と同等ぐらいに上げるか、
そもそも今のオンライン診療の位置づけが対面保管するものみたいな感じになってるので、
これはね、ちょっといろんな背景あるんですけれども、
そこを抜本的に変えないと、
オンライン診療を普及しないと個人的には思ったりしますね。
はい。
はい。っていうのが1点目でした。
大病院信仰の検討
はい。で、2点目はですね、
これ厚労省の元お役人だった方がね、結構攻めの発言をしておられて、
その診療報酬に関してですね、
病院側が安すぎると、
診療上は比較的優遇されてるんですけれども、
病院の診療報酬が安すぎてそれで赤字になるんだみたいなお話を後半でされていて、
これはね、本当にその通りと思いますね。
私、いろんな場面で、
それこそ病院、大学病院から大病院、中級病院、あとクリニックとか在宅とか、
いろんなシチュエーションで医療をやってますけれども、
やっぱりね、診療報酬はね、かなりね、クリニック優遇側に立ってるんですよね。
で、病院はね、これは赤字になるわっていうのはね、
すごい体感としても思いますね。
で、特にね、
某団体ですね、某職能団体は基本的にはね、やっぱり会業員の団体なんで、
会業員優遇の政策に賛成するというか、そういう感じなんですね。
で、病院の実証ってね、もちろんね、言われない場面、言う場面もあるんですけれども、
ただ、もうちょっと病院側に優遇された診療報酬にならないと、
ちょっと病院やっていけないんじゃないかなというふうに思いますね。
というのが2点目思いました。
で、3点目はですね、これも議論を巻き起こすかなと思って、
その中でもちょっと取り上げられていたんですけれども、
当職医、宿職医ですね、これを複数の病院に駆け持ちするのって、
先週かな、今週かな、ニュースに出ていたんですね。
これに関してもですね、その番組の中で取り上げられていたんですけれども、
個人的にはですね、もう致し方ないかなというふうに思いますけれども、
思いますけれども、やっぱりね、そこに出ておられたお二人の現役医師の方は、
非常に慎重な立場をとられていて、その医療安全の観点からとかっていうこととか、
やるとしても一時的な暫定措置みたいな感じでやったほうがいいんじゃないか、
みたいなことを言われてらっしゃったんですけれども、
そうは言ってられないんじゃないかなというのは個人的な意見で、
実際、私も今はちょっと当職、宿職やってないですけれども、
やってるときとかね、寝当職のときとかもあるんですよね。
これ本当に病院によります。
その番組、ETV特集でやってたような、
ああいうバリバリ救急を取って救世機の病院とかだったら、
全然出られないとかっていうのも確かにあるんですけれども、
そうじゃない病院とかもあったりするので、そういうところは、
いくつかの病院を駆け持ちして、
医者一人でそこから何かあったときに指示を出すみたいなことも、
仕方ないのかなというか、そうしていかないと、
多分、医者の数が持っていかないんじゃないかなというふうに思ったりしましたね。
という感じでした。
患者マインドの変化
あとは、やっぱり最後に、これ、ぜひ声を大にして言いたいのは、
やっぱり患者さんが、
マインドの変化が必要かなというふうに思いましたね。
それは、やっぱり対面で見てほしいとか、
あとは大学病院とか大病院で見てもらうほうがいいとか、
これ全然私、そんなことないと思ってるんですけれども、
特に高齢者に関しては。
なんですけれども、何か大きなクリニックより病院、
しかも病院に関しても大学病院とか大病院みたいな振興があるんですけれども、
ただ、これは本当にやめたほうがいいですし、
あとはいろんな医療のかかり方がこれから出てくるんだよということは、
ぜひ知っておいていただけたらなというふうに思いますし、
その中でオンラインも一つ選択肢かなと。
オンライン、1回もやったことがない方は、
ぜひ1回、どっかで受けていただいたほうがいいかなというふうに思いますね。
ただ、オンライン診療もよしよしあるんで、
うまくオンライン診療を使うっていうのは、
患者さん側にも求められるかなというふうに思ったりしましたね。
はい、という感じでした。
ということで、最後、しんしんじゃんけんいきたいと思います。
いきますよ。
しんしんじゃんけんじゃんけんちょき!
ということで、今日も幸せな一日でありますように、
お相手はない一回目のたけでした。
今日もしんしん。
09:30

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