1. 内科医たけおの『心身健康ラジオ』
  2. 《1328》NHK 総合診療医ドクタ..
2025-09-02 07:54

《1328》NHK 総合診療医ドクターGを見て思った3つのこと

総合診療医ドクターG NEXT(4)「かぜが治らない」 https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2025082612180配信期限 :9/2(火) 午後 までこの放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非!(匿名でも可能です) https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは#心身健康ラジオをつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください!#医療 #健康  #スタエフ医療部《AI要約》誤字はご容赦!内科医たけお氏が、NHKの番組「総合診療医ドクターGネクスト」を視聴して感じた3つの重要なポイントについて解説しています。第一のポイントは、「風邪が治らない」という患者の訴えに関する注意点です。患者が自ら「風邪です」と申告することは、重大な病気の見逃しにつながる危険性があると指摘します。医師もその言葉に引きずられてしまい、そのまま風邪と診断してしまう可能性があるためです。風邪の診断は、他の重篤な疾患の可能性をすべて否定した上で行われる「除外診断」であり、本来は非常に難しいものです。したがって、患者は「風邪」という病名ではなく、「咳が長く続く」「少し動くと息が切れる」といった具体的な症状を伝えることが、正確な診断のために極めて重要だと強調しています。第二のポイントは、見過ごされがちな「受動喫煙」のリスクです。番組で取り上げられたケースでは、受動喫煙が病気の発症に深く関わっていました。一般的に喫煙のリスクは、本人が吸う「能動喫煙」が注目されがちですが、家族など周囲の人が吸うタバコの煙を吸い込む「受動喫煙」も、同様に健康へ深刻な影響を及ぼします。臨床現場では受動喫煙が原因となっている疾患も少なくありませんが、問診でその事実が明らかにならないこともあります。たけお氏は、タバコは「百害あって一利なし」であり、自身や家族の健康のために禁煙の重要性を訴えています。第三のポイントは、「呼吸機能検査」の重要性です。番組ではこの検査が最終的な診断の決め手となりました。呼吸機能検査は、息を大きく吸って一気に吐き出すことで、肺活量や1秒間に吐き出せる息の量(1秒量)などを測定するものです。簡便でありながら、肺の健康状態に関する多くの情報を得られる非常に価値の高い検査だと述べています。手術前や人間ドックなどで行われることがありますが、もし健診などで異常を指摘された場合は、決して放置せず、必ず医療機関で相談するようにと強く呼びかけています。最後に、今回の番組で取り上げられた疾患は、診断されずに見過ごされているケースや、適切な治療につながっていない患者が非常に多い現状があると触れ、疾患啓発の観点からも有意義な内容だったと締めくくりました。

サマリー

NHKのテレビ番組《総合診療医ドクターG NEXT》から得た教訓について話しています。風邪の診断が難しいことや、児童喫煙の健康リスクの重要性について考察し、呼吸機能検査の有用性についても述べています。

風邪の診断の難しさ
内科医たけおの心身健康ラジオ。皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問・リクエストは、質問箱のGoogleフォームからぜひお寄せください。
あなたのご質問を待っております。
ということで、最近はですね、総合診療が非常に
マイブーム、マイブーンって最近はもう言わないかな、になっておりまして
それに関連してですね、先週の、いつでしたかこれ、火曜日かな?
に放送されたNHKの番組ですね、総合診療医ドクターG NEXTですね
に関連して、ちょっと3つほど思ったことがありましたので、お話したいと思います。
ちなみにNHKの利益相反は全くございません。
はい、ということで、この総合診療医ドクターG NEXTはですね、
今までは何回か取り上げさせていただいたかと思うんですけれども、
今回のテーマは、風邪が治らないっていうテーマだったんですね。
これなんか違和感ありません?
これね、僕タイトルを見た瞬間にね、ああって思ったんですけれども、
これはですね、いつもお話しているように、この風邪をですね、
患者さんが言ってくることってすごいあるんですけれども、
これはですね、今回のケースとかもそうなんですけれども、
患者さん側から風邪ですって言わない方がいいと、僕は思っているんですけれども、
いかがでしょうか、皆さん、皆さんというか。
風邪の診断ってね、本当に難しいので、今回であれば、
例えば咳が長く続くんですとかですね、ちょっと動くと息が切れるんです、
だったらですね、ちゃんと病気を考えていけるんですけれども、
患者さんにですね、風邪って言われると、本当にね、そのまま風邪と診断してしまうことって実際あるんですよね。
はい、だから、風邪は本当に診断名なんで、
例えば、私、毛腸なんですとかですね、私、脳梗塞なんですとかっていう風な感じで病院行かないじゃないですか。
もちろんね、それが心配っていうのだったらわかりますよ。
例えば、なんか急に口がうまいこと動かなくなって、喋れなくなって、
これ、なんか家族が脳梗塞で同じような症状だったので、脳梗塞が心配ですみたいなのだったらわかるんですけれども、
その場合にもですね、手相っていう主な訴えに関しては、うまく喋られないっていうことが手相じゃないですか。
なんですけれども、風邪に関してだけはですね、手相風邪っていう方がですね、非常に多いんですね。
これ、問診票にも風邪引きましたとかっていう風に書かれる方多いんですけれども、
ただ、風邪は本当に最終的な診断で、しかも風邪の診断って何回も言いますけれども、
基本的には除外診断っていうですね、他の病気ではないことを言って、風邪という風に診断されることが多いんですね。
もちろんね、積極的にこれは風邪っていうこともなくはないんですけれども、
ただ、その他の見逃したらいけない病気の見逃しっていうのは非常に危険なんで、
なので、私は風邪ですって言って病院に行くとですね、自らもちょっと首絞めるというか、
誤診のもとを作ってしまう可能性があるということで、この点はね、本当に気をつけていただきたいなというふうに思います。
今回に関しても、結局風邪でなかったっていうことなんで、はい、です。
児童喫煙のリスク
はい、で、2つ目ですね。2つ目は、これもいつも話してる話ですけれども、やっぱりね、タバコ。
特にね、今回に関してね、児童喫煙がかなり関連していたんですけれども、これはですね、やっぱりね、
健康にとっては大敵だっていうのは改めて感じましたね。
はい、で、喫煙って言うとですね、やっぱり濃度的な喫煙、要はご自身が吸っているっていうことだけが問題と思われるかもしれないですけれども、
実はね、今回のケースのようにですね、児童喫煙で何か病気の原因になっているだろうっていうことはね、
実際臨床現場でも多々お見かけするんですよね。
だから、基本的には喫煙歴って、患者さんにですね、タバコ何本吸ってましたかとかですね、
禁煙している人に関しても、いつからいつまで何本ぐらい、何年間吸ってましたかみたいなことはね、必ず聞くんですけれども、
なかなかですね、今回のようにですね、児童喫煙まで聞くっていうことはないんですよね。
なんですけれども、実際、児童喫煙によって病気が起こっていることもあったりするので、
本当に、タバコに関しては、今世の中ね、結構厳しくはなっているんですけれども、
個人的にはね、本当に百害あって一理なしと思っていますので、
ストレス解消のために吸われる方もいらっしゃるとは思うんですけれども、
本当に健康のためには、やっぱり禁煙していただきたいなというふうに思います。
それが2点目でした。
呼吸機能検査の重要性
3点目はですね、最終的な病名はここでは伏せておきますけれども、
最終的に呼吸機能検査をやるんですよね。
そこで診断がついてくるんですけれども、
呼吸機能検査はですね、私結構検査に関しては厳しいというふうに思われているかもしれないですけれども、
呼吸機能検査に関してだけはというか、呼吸機能検査はですね、非常にやる価値が大きい検査と思っております。
ただ正確にやらないとですね、非常に結果の誤差が大きく出てしまう検査で、
これ確かボイシー時代に呼吸機能検査こういうふうにやりますよみたいなのをやったと思うんですけれども、
手術の前とかですね、あとは人間ドッグとかでもやる方いらっしゃると思うんですけれども、
要は息を大きく吸って、吐いて、吐いて、吐いて、みたいなのを何回か繰り返すというような、そんな検査なんですけれども、
これはですね、非常に簡便なんですけれども、分かる情報が多いということで、個人的にはお勧めする検査の一つですね。
あとはエコーとかもありますけれども、特にですね、その呼吸機能検査に関しては、
今回のようにですね、徘徊量もそうですし、あと1秒量っていうですね、どれぐらい息を1秒間に吐けるかっていうのを測れるんですよね。
そうするとそこから病気が分かったりすることもあるので、この呼吸機能検査はですね、
もしその、例えば手術の前とかですね、あとは検診、検診というか特に人間ドッグですけれども、
受けられたことがある方に関しては、その結果を見ていただいてですね、これもいつも言っている話ですけれども、
検診で引っかかっている方に関しては、一度ですね、医療機関で相談していただくことを強くお勧めいたします。
はい、という感じですかね。
結構ですね、今回の病気に関しては診断されていない方が非常に多くてですね、
これちょっと統計のデータ忘れましたけれども、やっぱりね、見逃されていることって見逃されていたりとかですね、
あと適切に治療につながっていたい方って非常に多くいらっしゃるんですね。
はい、だからそういう点でも、ちょっと疾患の啓発の意味合いでも非常にいい番組だなというふうに改めて思いました。
はい、一応これ放送しているのが9月の2日なんですけれども、
今日の晩まではNHKプラスで見ることができますので、ぜひご覧いただけたらなというふうに思います。
はい、それでは最後、しんしんじゃんけんいきたいと思います。
いきますよー、しんしんじゃんけん、じゃんけん、パー!
ということで、今日も幸せな一日でありますように。
終わりとはない一回のだけでした。
興味しんしん。
07:54

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