1. 内科医たけおの『心身健康ラジオ』
  2. 《1326》緩和ケアは肺がん以外..
2025-08-31 08:22

《1326》緩和ケアは肺がん以外の呼吸器の病気も対象です☝️

日本呼吸ケア・リハビリテーション学会 声明

「非がん性呼吸器疾患に対する緩和ケアの重要性について」

https://www.jsrcr.jp/news/file/jsrcr_seimei_20250823.pdf


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《AI要約》誤字はご容赦!


内科医たけお氏が、緩和ケア、特に「非がん性呼吸器疾患」におけるその重要性について、日本呼吸ケア・リハビリテーション学会が発表した声明文を基に解説しています。


**緩和ケアに関する大きな誤解**

まず、緩和ケアには「人生の最終段階の医療(終末期医療)である」「がん患者だけが対象である」という大きな誤解があると指摘します。しかし本来の緩和ケアは、病気と診断された早期の段階から、つらい症状や精神的な苦痛を和らげるための支援であり、患者がその人らしく尊厳をもって生活を送れるように支えるものです。


**非がん性呼吸器疾患と緩和ケア**

近年、COPD(慢性閉塞性肺疾患)や間質性肺炎といった、がん以外の呼吸器疾患によって、長期にわたり呼吸困難や生活の質の低下に悩む患者が増加しています。これらの疾患は進行すると症状が重くなりますが、緩和ケアの必要性が十分に認識されていない現状があります。


**学会が伝えたい3つのこと**

声明文では、緩和ケアについて以下の3点を強調しています。

1. **どの段階でも受けられる**:病気の進行度に関わらず、症状緩和や生活のサポートを目的としたケアを早期から受けられます。

2. **多職種で支える**:医師、看護師、理学療法士、薬剤師、公認心理師、ソーシャルワーカーなどが連携し、患者の生活の質を支える体制が整えられています。

3. **患者と家族の希望に寄り添う**:「どのように生きたいか」「どんな暮らしを大切にしたいか」という患者と家族の価値観や希望を尊重する医療です。


**解決すべき3つの課題**

さらに、非がん性呼吸器疾患の緩和ケアを普及させるために、以下の3つの課題を挙げています。

1. **呼吸リハビリテーションの普及**:専門医療機関だけでなく、かかりつけ医などのプライマリーケアの場でも呼吸リハビリテーションを提供できる仕組み作りが必要です。

2. **緩和ケアへのアクセス改善**:現在の診療報酬制度は主にがんを対象としていますが、がん以外の疾患でも公平に緩和ケアを受けられるよう、制度を見直す必要があります。

3. **オピオイド使用の保険適用拡大**:呼吸困難の緩和に有効な医療用麻薬(オピオイド)を、がん以外の呼吸器疾患にも保険適用で使えるようにすることが求められます。


**国民へのメッセージ**

最後に、たけお氏は「緩和ケアは最期の手段ではなく、生きる力を支える支援である」という学会のメッセージを伝えます。呼吸器の病気を抱えていても安心して暮らすための支援があるため、一人で悩まずに医療者に相談してほしいと呼びかけています。

サマリー

今回のエピソードでは、日本呼吸ケアリハビリテーション学会が発表した非がん性呼吸器疾患に対する緩和ケアの重要性を解説しています。緩和ケアは、がんだけでなく、COPDや肝性肺炎の患者にとってもQOLを向上させるために必要であるというメッセージが伝えられています。

緩和ケアの重要性
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問・リクエストは、質問箱のGoogleフォームから是非お寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、今日はですね、緩和ケアのお話をしたいと思うんですけれども、
えっと、先週だったかな?あ、先々週ですね。
えっと、ちょっとこれXで見られた方もいらっしゃるかもしれないですけれども、
一般社団法人日本呼吸ケアリハビリテーション学会っていう学会があるらしくてですね、
そっから、えっと、
肥安性呼吸器疾患に対する緩和ケアの重要性についてっていう声明文がね、
なんか突如として出たんですよね。
なんでこれが突然出たのかちょっと私よくわかっていないんですが、
ただ、非常にね、いい文章ですし、最後に国民の皆様へっていうところもありますので、
これをちょっと一緒に読みといていきたいなというふうに思います。
はい、ということで、今日は読むだけです。
はい、ちょいちょい解説は加えますけども、
はい、まずは、えっと、
ん?これちょっと、あ、まあ学会の説明から入っているんですね、これ。
日本呼吸ケアリハビリテーション学会、私も今回初めて知りましたけども、
近年、慢性閉塞性肺疾患、括弧COPDや、
肝臓性肺炎、肝臓拡張症などの非がん性の呼吸器疾患、
これ、非がん性呼吸器疾患ってね、難しいと思うんですけども、
これ、まあ要は肺がん以外の呼吸器の病気っていうことですね、はい。
により、長期にわたり、呼吸困難や生活の質、括弧QOLの低下に悩まされる患者さんが増加しています。
これらの疾患は、進行とともに症状が重くなる一方で、
緩和ケアの必要性が十分に認知されていない現状があります。
非がん性疾患における緩和ケア
日本呼吸ケアリハビリテーション学会は、
非がん性呼吸器疾患を抱える全ての方が、
その人らしく尊厳を持って生活を遅れるよう支援することが重要であると考えています。
はい、ということで、これちょっとなんか学会の説明じゃないような気がしましたけど、まあいいや。
続きまして、緩和ケアは人生の最終段階の医療にとどまりませんということで、
これはね、いつも言ってるお話ですけれども、
緩和ケアと聞くと、がんの終末期医療を連鎖される方が多いかもしれません。
しかし本来、緩和ケアとは、病気の早期からつらい症状や精神的な負担を和らげるための支援を意味します。
COPDや肝性肺炎などの非がん性呼吸器疾患においても、
呼吸困難、不安、倦怠感、孤独感など様々な苦痛があります。
こうした症状に寄り添い、適切な緩和ケアを行うことは、
より良い日常生活を送るために必要不可欠な支援です。
はい、3つ目、私たちが伝えたい3つのことということで、
まず1つ目、どの段階でも緩和ケアは受けられます。
非がん性呼吸器疾患は長期間にわたる疾患です。
病気の進行動にかかわらず、
症状緩和や生活のサポートを目的としたケアを早い段階から受けることができます。
これは本当にその通りですよね。
課題と今後の展望
ちょっとさっきまで出てきましたけど、緩和ケアイコール終末期だけではありませんということですね。
で、②、医療・看護・リハビリ・福祉が連携しますということで、
看護師、理学療法師、作業療法師、管理栄養師、薬剤師、公認心理師、ソーシャルワーカーなど、
他職種が連携し、患者さんの生活の質を支える体制を整えていますということで、
他職種で関わりますよということですね。
ただこれちょっと今思いましたけど、看護は医療に含まれ、
看護とかリハビリって結構医療の枠に含まれますし、
福祉があんまりソーシャルワーカー、福祉の代表として書いてるんだろうと思うんですけど、
これも地域にはいらっしゃいますけどね。
あとは公認心理師が書いてるのが非常に素晴らしいなと思いました。
で、③、患者さんとご家族の希望に寄り添いますということで、
どのように生きたいか、どんな暮らしを大切にしたいか、
川巻家は患者さんとそのご家族の価値観や希望を尊重する医療ですということで、
これもいつも言ってるお話ですね。
で、具体的にこの解決すべき3つの制度的課題ということで3つ挙げられております。
まず1つ目、呼吸リハビリテーションの普及ということで、
これあんまり知られてないかもしれないですけれども、呼吸リハって非常に重要なんですよね。
専門医療機関に限らず、プライマリーケアの場でも、
早期から週末期まで呼吸リハビリテーションが提供できる仕組みを整え、
地域に根差した支援体制を充実させる必要があります。
これ本当にその通りだなというふうに思います。
2つ目、緩和ケアへのアクセス改善ということで、
診療報酬制度が主にがんを対象としている現状を改め、
非がん疾患でも公平に緩和ケアを受けられる体制整備が必要ですということで、
これも本当におっしゃる通りでございますということで、
今、患者以外の病気でいくと、心不全が診療報酬のところに入って頑張ってますけれども、
あと、心不全も今議論に上がっておりますが、
呼吸器も非常に大事な病気ですので、
ここら辺、書いてある通りなんですけれども、
がん以外の病気で緩和ケアの対象になる病気というのは非常に多くありますので、
そこら辺も進めていってほしいというのが、今回書いてあることかなと思います。
3つ目、症状緩和におけるオピオイド使用の保険適用拡大ということで、
呼吸困難に対するオピオイドの有効性は明らかであり、
安全な使用体制を前提に、
非がん性呼吸器疾患にも保険適用を広げることがまとめられますということで、
これね、ちょっと言っている意味が分からない方もいらっしゃるかもしれないですけれども、
まずですね、オピオイドって痛みに対して使うというふうに思っている方が大半だと思います。
実際そうなんですけれども、痛みに、特にがんの痛みに対しては、
オピオイドはもうなくてはならない薬なんですけれども、
ただ、実はオピオイドはこの呼吸困難に対しても効くというのが、
知られていて、実際臨床上でも使われているんですね。
使われているんですけれども、ここに書いてあるように保険適用の問題があって、
なかなか難しいという部分があるんですね。
だからこれをがん以外の呼吸器の病気にも保険適用を広げてほしいよというのを、
ここで言っているという感じですね。
私たちはこれらの課題解決に向け、国や関係機関への働きかけを強め、
すべての患者さんが安心して暮らせる社会の実現を目指してまいります、
ということになっております。
最後に、国民の皆様へという答えで、呼吸器の病気を抱えていても、
安心して暮らすための支援があります。
どうか一人で悩まず、まずは医療者に相談してください。
かんわけやは最後の手段ではなく、生きる力を支える支援です。
私たち日本呼吸ケアリハビリテーション学会は、
すべての患者さんとご家族が地域の中で安心して暮らせる社会の実現を目指し、
今後も取り組みを続けてまいります、
ということになっております。
2025年の8月23日ですね。
理事長、呼吸不全かんわけや検討委員会というのがあるっぽくて、
それの委員長の先生、あと診療報酬適正会委員会の委員長の先生の連名で出ておりました。
ということで、全部読み忘れていただきました。
本当に途中でも言いましたけれども、かんわけやの誤解って非常に多くありますし、
特に一番大きな誤解は、終末期医療であるということと、
あとがんが対象という、この2つが非常に大きな誤解だなというふうに思ってはいるんですけれども、
その2つを丁寧に解説していただいた文章声明かなというふうに思って、
ご紹介させていただきました。
それでは最後、しんしんじゃんけんいきたいと思います。
いきますよ。
しんしんじゃんけんじゃんけん
チョキ!
ということで、今日も幸せな一日でありますように。
お会いできていただきありがとうございました。
興味津々。
08:22

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