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2025-02-27 08:19

《1171》注意喚起⚠️お薬は勝手に砕いてはいけません‼️

【本日のニュース】

「薬を砕いて粉にしたい!」便利グッズはあるが... 厚労省は注意喚起「医師や薬剤師に相談を」

https://www.j-cast.com/2025/02/10501483.html?p=all



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■AI要約(誤字はご勘弁ください)


**テーマ:薬の粉砕に関する注意喚起**


番組では、リスナーからのリクエストに応え、2月10日にJ-CASTニュースで報道された「薬を砕いて粉にしたい便利グッズはあるが、厚労省は注意喚起」という記事を題材に、薬の粉砕に関する注意喚起を行っています。


**内容**


* **薬の粉砕は自己判断で行わないこと**

* 錠剤やカプセルには、粉砕できるものとできないものが明確に分かれている。

* 自己判断で粉砕すると、薬の効果が変わったり、副作用が出たりする可能性がある。

* 医師や薬剤師に相談することが重要。

* **粉砕できない薬の例**

* 血圧の薬であるニフェジピン(アダラートなど):徐放性製剤(アダラートL、アダラートCR)は、効果が持続するように工夫されているため、粉砕すると効果が変わってしまう。

* 医療用麻薬であるタペンタ:悪用防止のため非常に硬く作られており、粉砕は危険。

* **粉砕以外の服薬方法**

* ゼリー状の服薬補助食品で錠剤を包んで飲む:粉砕よりも飲みやすい場合がある。

* 簡易懸濁法:錠剤を水に溶かして飲む。粉砕よりも飲みやすい場合があり、経管栄養にも適している。

* **粉砕のメリット・デメリット**

* メリット:認知症などで服薬を拒否する人に、食事に混ぜて投与できる場合がある。

* デメリット:粉砕することで粉が細かくなり、かえって飲みにくくなる場合がある。誤嚥のリスクが高まる場合がある。

* **医師・薬剤師との連携の重要性**

* 医師や薬剤師は、薬の種類や患者の状態に合わせて、適切な服薬方法を判断できる。

* 自己判断せず、必ず専門家に相談すること。


**まとめ**


薬の粉砕は、安易に行うと健康を害する可能性があります。自己判断せず、医師や薬剤師に相談し、安全な服薬を心がけましょう。


サマリー

このエピソードでは、厚生労働省からの注意喚起を基に、お薬を勝手に粉砕することの危険性が解説されています。具体的には、ニフェジピンやアダラートなどの薬剤の使用方法とリスクに焦点が当てられ、薬剤の粉砕に関する誤解や注意点が共有されています。

リクエストの紹介
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問、リクエストは、質問フォームの応募、違う、質問箱からぜひお寄せください。
あなたのご質問、お待ちしております。
ということで、今日も質問回答をやっていこうと思うんですけれども、
質問回答というか、今日はリクエストですね。
リクエストをいただいておりまして、
これちょっと前に2月の中断日課にいただいていたリクエストなんですけれども、
ニュース解説をしてほしいというようなリクエストをいただきまして、
注意喚起も含めてですね、解説してほしいというようなリクエストをいただきましたので、
これを取り上げさせていただこうと思います。
薬の粉砕の危険性
取り上げるニュースはですね、2月の10日にJキャストニュースで出てきたニュースなんですけれども、
記事のタイトルが、「薬を砕いて粉にしたい便利グッズはあるが厚生労働省は注意喚起。医師や薬剤師に相談を。」
というような、そんなタイトルになっております。
この、ちょっと記事の冒頭だけ読ませていただきますかね。
乗剤の薬を飲みやすくするため、砕いて粉にする便利グッズについて、
そうしてはいけない薬もあるのではないかと、薬剤師らからXで指摘が出ていると。
中には、粉にして飲んだために重い副作用が出たケースもあるようだ。厚生労働省では、
いくつか砕いてはいけない薬のタイプがあるとして、
医師や薬剤師に相談してほしいと呼びかけている。
というような、そんな記事の書き出しになっております。
これはね、もう本当にその通りですね。
もうこれ以上のことはないんですけれども、
お薬はですね、乗剤が多分一番多いと思うんです。
乗剤とかカプセルとかですね、そういうのが飲まれることが多いと思うんですけれども、
これはですね、粉砕できるお薬とできないお薬とって明確に分かれているんですよね。
だから、我々ですね、お薬を粉にするっていうこともあるはあるんですけれども、
指示としてですね、粉砕っていう指示を出すこともあるんですけれども、
それが粉砕できるかどうかっていうのを事前に調べたりとかですね、
場合によっては薬剤師さんに聞いたりとかして、
必ず粉砕できるお薬かどうかっていうのを確認しております。
なので、勝手に粉砕してはいけないんですよね、全てのお薬。
っていうのが大前提としてあります。
で、これなぜそうかというとですね、
例えばですね、比較的多く使われるお薬の中で、
血圧のお薬ですね、高圧薬の中でニフェジピンっていうお薬があるんですけれども、
一般商品名で言うとアダラートっていう先発品の商品名ですね。
アダラートっていうのがあるんですけれども、
これですね、実はアダラートカプセルっていうのと、
アダラートLっていうのと、
アダラートCRっていうのがあるんです。
今ニフェジピンCRですけれども。
で、これ元々ですね、
このアダラートってものすごい速効性があるお薬なんですね。
だから、アダラートカプセルってね、
僕自身はね、自ら処方することは全然ないんですけれども、
なんか血圧が上がった時のトン用で出されている方とか、
時々いらっしゃると思うんですけれども、
それぐらい効果が早く出て、でも早く切れるみたいな、
そんなお薬なんですね。
そうすると、それを普通にお薬、
その高圧薬として使おうと思うと、
一日ね、もう何十回、
何十回ちょっと言い過ぎか、
何回も飲まないといけないのでっていうことで、
それをね、じわーっと効くように、
お薬の形状としてですね、
工夫したのがアダラートLとかですね、
アダラートCRっていうものなんですね。
LはロングのLで、
CRはコンティニュアスリリースの略なんですけれども、
持続的にリリースされる、
放出される、
持続放出上みたいな、
日本語に訳したですね、
そういう感じなんですけれども、
これはですね、その企業の努力で、
どういうふうにやっているのかちょっと僕はよく知らないですけれども、
そのお薬がですね、
口から飲んで、
じわーっと吸収されるように工夫されているんですね。
だからこれをね、
粉砕してしまうとですね、
Lのロングになっている工夫とかですね、
コンティニュアスリリースになっている、
じわーっと出ていくような、
気候が破壊されてしまうんで、
これは非常に危険ということになります。
こういったお薬ね、
他にもいっぱいあってですね、
だから、
粉砕できないようにしている薬とかも、
わざわざあるんですね。
これね、今もう発売中止になってしまいましたけれども、
医療用麻薬でですね、
タペンタっていう、
タペンタドールっていうのが、
かつてあったんですけど、
今もうちょっと出荷中止になってしまいましたけれども、
医療用麻薬なんで、
悪く使わないようにっていう意味合いもあるんですけれども、
むちゃくちゃね、
固くできているんですね。
とんかつで叩いても割れないとかっていうのも、
ちょっとやったことないんで、
僕も分からないですけれども、
それぐらいね、工夫された固いお薬に、
わざわざしているっていうのもあったりとかするんで、
それをね、強引に割ったりとかしてはいけないっていうのが
あったりしますし、
そんな感じでお薬のね、
割る割れないってね、
お薬によって規定されているんで、
全てのお薬をね、
この機械、
便利グッズで、
割っていいわけではないっていうことはね、
重々知っておいていただけたらなというふうに思います。
粉砕の理論と実践
なので、
これね、我々もですね、
全部粉砕できるかどうかって当然ですけど、
把握できてないんですよね。
なので、一個一個ですね、
よく使うお薬は大体わかってますけれども、
あんまり粉砕したことがないお薬とか、
粉砕しないお薬に関しては、
一個一個調べるということはやっております。
はい。
で、あとはですね、
これ、そもそも粉砕がいいかどうか問題ってあるんですね。
これ粉砕は、なんか、
飲みにくいから粉砕しようみたいなアイディアってね、
結構言われるんですけれども、
これ実はね、粉砕の方が飲みにくいんですよね。
これ錠剤をそのまま、
あのゼリー状のスプーンとかで、
あの飲む、
薬を飲む用のゼリーあるじゃないですか、
それでサンドウェッジ状にして飲ますのがね、
一番確実に飲める方法というふうに言われていて、
特にね、粉砕にするとですね、
粉がなくなって、
余計に飲みにくかったりするというのもあります。
で、これ、
認知症の方とかの場合にはですね、
その許約って、
そのお薬を飲む行為自体をですね、
嫌がる方とかいらっしゃるんで、
その場合には粉砕にしてね、
そのご飯に混ぜて飲ますとかですね、
まあいろんな工夫があるとは思うんですけれども、
まあ、
そういうシチュエーションで粉砕にするって言うんだったら
わかるんですけれども、
例えば、
お腹が痛くなったりとか、
そういうシチュエーションしやすいから、
粉砕にするっていうのは逆にね、
逆効果の可能性もあるので、
これもね、
注意していただけたらなというふうには思いますね。
で、あとはもう一つはですね、
これ簡易検討っていう方法があって、
まあ普通にね、
溶かすだけっていう、
その錠剤を左右に置いておいて、
事前に、で、
溶かして、
それを飲むっていう方法も全然可能です。
でもね、
このようなものだとね、
逆に飲みにくかったりするんですけれども、
簡易検討はその、
なんていうか、
液体に溶かしていることになるので、
そっちの方がね、
まだ飲みやすかったりもしますし、
あと経管栄養をですね、
まあ、鼻からチューブ入っているとか、
あと異動の方とかもそうですけれども、
この方に関しても、
まあちょっとね、
簡易検討事前に準備しないといけないっていうのはあるんですけれども、
この方法になっているので、
簡易検討できるお薬に関しては、
そういうのがあるっていうのもね、
知っておいていただけたらなというふうに思います。
はい。
っていう感じですかね。
記事に書いてある通りなんですけれども、
砕くことがそもそも
いいかどうか問題ありますし、
あとは砕いていいお薬と
いけないお薬があるっていうことですね。
はい。
重々知っておいていただきたいというふうに思いますので、
注意喚起としてお話しさせていただきました。
はい。
ということで、
じゃあ最後、しんしんじゃんけんいきたいと思います。
いきますよ。
しんしんじゃんけんじゃんけん
パー!
ということで、
今日も幸せな一日でありますように、
お会いいただきありがとうございました。
興味しんしん。
08:19

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