【本日のご質問】
"画像撮影についてわからないことがあります🙋♀️
①MRI検査とMRCPの検査の違いってなんですか?造影剤を使うか使わないかの違いで合ってますか?
②MRIとMRCPそれぞれ適する臓器撮影があるのでしょうか。それとも造影剤を使えない病気の有無で変わるのでしょうか。
③MRI撮影時に呼吸を一定にしないと画像がブレると聞いておりますが、途中何度か「息を吸ってぇ、吐いてぇ。そこで息を止めてください」と指示がありますよね?そこで☝️、息を吸う時〜吐く時って深呼吸していいのでしょうか。楽に息をする時と明らかに違いがあっても問題ないのでしょうか。
よろしくお願いします🙇♀️"
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■AI要約(誤字はご勘弁ください)
**MRI検査に関するリスナーからの質問への回答**
内科医たけお先生が、リスナーのゆかりさんから寄せられたMRI検査に関する3つの質問に回答しました。
1. **MRIとMRCPの違い:**
* MRCPはMRIの一種であり、膵臓や胆嚢などの消化管の管(胆管、膵管)を詳細に映し出すための撮影方法です。
* 従来は内視鏡を使ったERCPという検査が行われていましたが、MRCPはMRIを用いて同様の画像を得ることを可能にしました。
* MRCPは造影剤を使用せずに、水分を強調して画像化する技術を利用しています。そのため、MRIとMRCPの主な違いは、検査の目的と撮影方法にあります。
2. **MRIとMRCPの適した撮影部位:**
* MRCPは主に胆嚢、膵臓、肝臓などの消化管の管の撮影に適しています。
* MRIはより広範囲な臓器や組織の撮影に利用され、脳、筋肉、靭帯など、様々な部位の診断に役立ちます。
* MRIは水分に強いため、病変部の水分量を検出するのに優れています。
* MRIは、MRAという血管だけを抽出する撮影方法もあり、脳の動脈瘤や血管の狭窄などを発見することができます。
3. **MRI撮影時の呼吸:**
* MRI撮影中に呼吸をすると画像がぶれるため、息を止める指示が出されます。
* 胸部レントゲンのように大きく息を吸う必要はなく、楽に息を止めるだけで十分です。
* 撮影部位によっては、呼吸の指示がない場合もあります。
* MRIの撮影時間は長くなる場合があるが、最近のMRIは性能がよくなっており、多少呼吸をしていても、ある程度の画像はとれる。
**MRI検査の利点:**
* MRIは放射線を使用しないため、被曝の心配がありません。
* 様々な撮影方法があり、多角的な診断が可能です。
* 水分を強調して画像化するため、病変の検出に優れています。
* MRAで血管の様子を撮影できる。
**その他:**
* たけお先生は、MRIを開発した技術者を「天才」と称賛しています。
* 造影剤を飲む場合もあるが、それは見やすくするためである。
* 番組の最後には、恒例の「心身じゃんけん」が行われました。
このラジオ番組では、MRI検査に関するリスナーの疑問に答え、MRI検査の仕組みや利点について詳しく解説しました。
サマリー
このエピソードでは、MRI検査の利点とMRCPとの違いについて詳しく解説されています。内科医のたけおが、画像診断におけるMRIの重要性を説明し、自身の知識を基にさまざまな質問に対して明確に答えます。