まずは、昨日もお話したように、
お薬って必ず作用もあれば副作用もあるんですね。
これはどうしようもないというか、
そのためのお薬なんで、
当然ですけれども、副作用よりも作用の方が上がるというふうに考えるから、
我々医者はお薬処方するということでなっております。
なので、この大前提はぜひ覚えておいていただきたいんですけれども、
その中で、お薬の副作用といっても、
非常に小さいものから重大な副作用まであるんですね。
これを一概に一口に副作用というのは結構無理があるのと、
あと副作用に関しても、
本当にお薬によって様々な副作用の種類、出方というのがあるんですよね。
これはお薬の添付文書という説明書には必ず書いてあるんですけれども、
副作用に関してですね。
ワクチンの場合には副反応ですけど、
そういうのがどれぐらい、
例えばどういう症状がどれぐらいの頻度で起きるのか、
昨日の放送の中でも言いましたけれども、
ちょっと頻度不明というのもあるんですけれども、
でもどういうようなのが、
お薬が世に出てくるときの臨床試験というのがされているんですけれども、
そこの割合であったりとか、
あとはお薬が世に出た後も試判後調査というのがされるんですけれども、
それによってどれぐらいの副作用が起きるかというのが、
ある程度分かってきているので、
それをお薬の説明書に書かれているというのがあったりします。
ただ、今お話したように頻度がいろいろあるんですよね。
起こりやすい副作用と起こりにくい副作用。
ただ、お薬の説明書に関しては結構いろんなことが書いてあるのと、
あと、これ昨日もお話したように、
今インターネットを調べたら、
全部のお薬の添付文書って見ることができるんですね、一般の方でも。
もう少しでも、例えば一例挙げると、
例えば100人の中で1人起こるかぐらいの副作用があっても、
必ずそこには書いてあるんですよね。
そうすると、私これ当てはまっているんじゃないかみたいな感じで、
不安に思われる患者さんって結構いらっしゃるんですけれども、
とか、あとは書いてなくても、
いや、これはお薬のせいかもしれないみたいな感じで、
お薬をやめてこられる方とか、たまにいらっしゃるんですけれども、
ただ、それはまずは医療者、特に医者ですね、
指示に相談していただきたいなというふうに思いますね。
というのは、これ昨日もお話したように、
副作用を上回る作用を期待してお薬を使っている場合もあったりするのと、
あと、副作用が出てから作用が出てくるというお薬とかもあったりするんですよね。
そういう典型例が、例えば好物薬ですね。
昨日、広沢さんの話の中にもちらっと出てましたけれども、
好物薬って、飲み始めの数日から1週間ぐらいですね、
吐き気とか消化器症状が出ることって言ってあるんですよね。
もちろん出ないように少ない量から始めるんですけれども、
なんですけれども、その副作用の期間が終わってから、
作用、実際のお薬の効能、効果が出てくるということになるので、
その飲み始めの副作用の期間にお薬をやめてしまうと、
副作用だけ出て効果が出ないということになってしまうんで、
これは非常に本末転倒というか、いう感じになってしまうんですよね。
なので、そこら辺中々に説明した上で、副作用出るかもしれないですけれども、
飲んでいくうちに慣れていくんで、そのまま、
よほどのことでなければ飲み続けてくださいねという形で
飲んでいただくこともしばしばあります。
あとは、医療用のお薬に関しても同じで、
医療用のお薬、いわゆるオピオイドですね。
これの3大副作用というのがあって、1つが吐き気ですね。
吐き気とか吐くことまでいくことはあまりないですけど、吐き気。
2つ目が便秘ですね。3つ目が眠気みたいのがあるんですけれども、
これに関しても、特に吐き気に関しては、
飲み始めに吐き気が起こる方がいらっしゃるんですけれども、
それも徐々に馴染んでくるんですよね。
だから、吐き気は飲み始めに起こっても徐々に起こりにくくなってきて、
一方で便秘ですね。便秘に関してはほぼ必発なんですね。
便秘の副作用というのは、一応それ用のお薬もあるぐらいで、
オピオイド誘発性便秘ってOICっていうふうに言うんですけれども、
なので便秘の副作用はオピオイドを使うと必発なんですけれども、
ただそれに関しての下剤を使ったりとかいうことで対応しながら、
オピオイド、特に鎮痛効果を期待して、
痛み止めとしてのオピオイドを継続して使っていただくっていうのとかもあったりするので、
必ずしも副作用が出たから、じゃあすぐにやめとか、そういうわけでもないんですよね。
っていうのが難しいところです。
ただ、副作用に対してお薬を使っていくっていうことになると、
お薬がどんどん増えていくじゃないですか。こういうのを処方カスケードっていうふうに言うんですけれども、
これは別のお薬に関しては、処方カスケードを起こしやすいお薬とかもあったりするので、
じゃあ、それは初めの副作用が出たお薬をやめたらいいんじゃないかみたいな議論にもなって、
このお薬の副作用を1つ取っても、いろいろ、本当にいろいろ考えることがあるんです。
あとは、これも昨日ちょっと言いましたけれども、やっぱりノセボ効果もバカにならないと思っていて、
診療内科は結構プラセボ効果、ノセボ効果に関してはかなり気を使っていると思いますね。
これ、みんなの診療内科のところにもお伺いしていただきましたけれども、
プラセボ効果っていうのは、お薬の効果がないやつ、例えば飴ちゃんみたいなのでも、
信じて飲むとその効果がちゃんと出る。
特に痛みとかに関してはプラセボ効果がかなり高いというふうに言われてますけれども、
そういうのはプラセボ効果、プラシボ効果というふうに言いますけれども、
それの反対、何かこれを飲むと起こるんじゃないかというふうに思っていると、
全くお薬の効能効果がないやつでも、実際に吐き気が出たりとかいうのが起こってくるっていうのがあるんですね。
こういうのがノセボ効果、ノシボ効果というふうに言いますけれども、
これが、なので気をつけないといけないということで、
これの背景は、やっぱり医療者との信頼関係というのはすごい大事なんですね。
この人、何か言っていること怪しくない?みたいな、いうふうに思っている方から処方されたお薬って、
やっぱりノセボ効果が出やすいんですよね。
なので、ここら辺の、やっぱり医療者とのコミュニケーションというのはすごい大事ですし、
我々も日々、そういう信頼関係を構築できるように頑張っているという、そんな感じですね。
です。ただですね、何回も繰り返しになりますけれども、
これは副作用ではって思った場合には、勝手にお薬を中断したいとか減らしたいとかするんではなくて、
まずはやっぱり、医療機関で相談していただきたいなというふうに思いますし、
昨日の話の中でもありましたけれども、どうしてもちょっと医者に相談しにくいみたいなことであれば、
看護師さんであったりとか、事務の方、あとは薬剤さんとか、他のメリカスタッフに相談していただいて、
それを外から医者に伝えていただくというのでもいいかなというふうに思いますので、
間違っても副作用が出たと思ってお薬を中断しないようにだけは従々お願いいたします。
はい。ということで、じゃあ最後、しんしんじゃんけんいきたいと思います。
いきますよー。しんしんじゃんけん、じゃんけん、ぱっ!
ということで、今日も幸せな一日でありますように、お会いできていただきありがとうございました。
興味津々。