1. 内科医たけおの『心身健康ラジオ』
  2. 《1426》カエル🐸でがんを退治..
2025-12-25 11:20

《1426》カエル🐸でがんを退治⁉️、医師最多34万人も…ほか

【今週の興味シンシン医療ニュース】

・カエル🐸の腸内細菌でマウス🐭のがんを退治

・「潜在ケアマネ」12.5万人の衝撃!

・塩野義が超巨額3900億円買収

・医師34万7千人で過去最多も‥


https://note.com/naikaitakeo/n/nc96e7c50d7cb


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■AI要約(誤字はご勘弁ください)


内科医たけお氏による「たけおの内科クリニック・心と体の診療所」のラジオ番組より、2024年12月第4週の注目医療ニュースの要約です。


今回の放送では、診療報酬改定の話題が世間を賑わす中、あえてそれ以外の重要な4つのニュースが取り上げられました。


**1. カエルの腸内細菌ががんを抑制・消失させる可能性**

北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)と国立がん研究センターなどの共同研究チームが、カエルの腸内細菌から強力な抗がん作用を持つ菌(エビネラ・アメリカーナ等)を発見しました。マウス実験ではがん組織が完全に消失する効果も確認されており、既存のがん免疫療法の効果を劇的に高める可能性があります。実用化にはまだ10年以上の歳月を要すると見られますが、偶然の発見が医療を大きく変える「ペニシリン」のような画期的な新薬開発への第一歩として期待されています。


**2. 「潜在ケアマネジャー」12.5万人の衝撃**

共同通信の調査により、ケアマネジャーの有効資格を持つ人の約4割(推計12.5万人)が実務に従事していない実態が明らかになりました。背景には、低賃金や過酷な勤務環境に加え、ケアマネ特有の「更新制」とそれに伴う「法定研修」の負担があります。医師や看護師などの医療資格は一度取得すれば一生有効ですが、ケアマネは数年ごとの更新が義務付けられており、これが就業のハードルとなっています。今後の介護需要増に対し、担い手不足は極めて深刻な課題です。


**3. 塩野義製薬による3900億円の巨額買収**

塩野義製薬が、田辺ファーマ(旧・田辺三菱製薬)からALS(筋萎縮性側索硬化症)治療薬「ラジカバ」事業を約3900億円で買収すると発表しました。ラジカバは年間売上高1000億円を超える「ブロックバスター」であり、米国でも高い売上を誇ります。感染症領域に強みを持つ塩野義が、希少疾患領域への進出と収益基盤の強化を狙った戦略的な動きとして注目されます。


**4. 医師数が過去最多を更新するも、根深い「偏在」問題**

厚生労働省の統計(2022年末時点)で、医師数が約34.8万人に達し、過去最多を更新しました。しかし、内訳を見ると小児科が増加する一方で産婦人科が減少するなど、診療科による偏りが鮮明になっています。また、地域間の医師不足も解消されておらず、単純な「医師の総数」だけでは測れない、医療提供体制のミスマッチが浮き彫りとなっています。


たけお氏は、最新技術の進歩に期待を寄せる一方で、ケアマネジャーの制度設計や医師の配置問題など、医療・介護の現場が抱える構造的な課題解決の必要性を強調し、番組を締めくくりました。

サマリー

カエルの腸内細菌ががんに対する抗がん作用を持つことが、日本の研究チームによって発見され、腫瘍を消失させる可能性が示唆されています。また、潜在的なケアマネ資格者の多くが従事していない現状など、医療に関するさまざまなニュースが紹介されています。今回のエピソードでは、医師の数が過去最多となった進展と、塩の木への権利移譲についてのニュースが取り上げられています。さらに、医師や診療科の偏在問題に関する認識が深まります。

00:01
内科医たけおの心身健康ラジオ、みなさんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるみなさんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問・リクエストは、質問箱のGoogleフォームからぜひお寄せください。
またのご質問をお待ちしております。
ということで、毎週木曜日は、今週の興味津々医療ニュースをやっております。
今週もですね、非常に面白いニュースが目白押しでして、
診療報酬会計の話題で持ち気なんですけれども、
今日はあえてですね、ちょっと診療報酬は外して、
他の4本、5記事かな、のニュースをご紹介してみたいと思います。
まず1本目が、ちょっと面白いニュースというか、何これっていうニュースなんですね。
カエルの腸内細菌の発見
カエルの腸内細菌でガオンやっつけるっていうニュースですね。
2つ目が、潜在ケアマネが多いよっていうニュース。
3つ目が、潮の木が巨額の賠償したニュース。
4つ目が、医者が多いけどみたいな、そんなお話をしたいと思います。
まず1つ目ですね、12月22日のギガジン、あと12月20日のナゾロジーのニュースですかね。
のニュースで、ギガジンの方のタイトルが、カエルの腸内細菌が強力な抗がん作用を発揮して腫瘍を消費させることを
日本の研究チームが発見、というような記事のタイトルになっております。
ナゾロジーの方は、カエルの腸内細菌投与で、マウスのがん組織を完全に消失、
画期的な治療細菌を発見ということになっておりまして、
ギガジンの方に書いてあるようにですね、これ実は日本の北陸先端科学技術大学院大学、
これ石川にあるんですけれども、いう大学が見つけたということになっておりまして、
それが雑誌に載ったよっていうようなそんなニュースになっております。
腸内細菌はですね、いろんなところで最近話題になっていて、
こういうの研究っていろんなところで進んでいるんですけれども、
今回は腸内細菌とがんに関する研究ということで、
これ私ね、こういう領域の開発がされているのは全然知らなかったんですけれども、
がん免疫療法、この国立がん研究センターとの共同研究をやっているっぽくて、
がん免疫療法の治療効果を高める腸内細菌として、
今回のエウィングラアメリカーナという菌が治療効果ですね、
要はがんにがんをやっつける可能性があるということが判明したということになっております。
ただこれね、まだ全然動物実験レベルですし、
これが人で使えるようになるにはまだ10年以上かかると思うんですけれども、
仮にこれが本物だったとしても、
ただ腸内細菌でそういうものがあるというのは非常に面白いなというふうに思いました。
もともとそもそも抗生物質のペレンシリンという一番古い抗生物質があるんですけれども、
これもたまたま偶然に青カビから見つかったというもので、
こういう発見って結構あり得ると思うんですよね。
なのでそれが今後人に応用できるかという、こういう臨床試験が進んでいくかというところで、
非常に注目のニュースかなと思ってご紹介させていただきました。
詳しくはちょっとまだ僕論文も読んでないんですけれども、
あの記事をご覧いただけたらなというふうに思います。
潜在ケアマネの実態
続きまして2本目ですね。
2本目はこれちょっと今でも何回か取り上げてましたけれども、
やっぱりなっていう感じのニュースなんですけれども、
12月20日の共同通信ニュースですけれども、
潜在ケアマネ12.5万人、資格保有者4割が従事せずということになっております。
ちょっと記事の冒頭だけ読ませていただくと、
介護保険サービスの利用計画を立てるケアマネージャーの有効な資格を持つ人のうち、
4割に当たる推計12万5千人が従事していない実態が、
20日共同通信の47都道府県への調査で分かった。
潜在ケアマネと呼ばれ、賃金勤務環境といった職面や、
受講を義務付けられた法廷研修の負担が就職をためらう要因になっているとみられるケアマネは担い手不足が課題。
11都道府県が人材確保のため就職支援に取り組んでいると回答したということになっておりまして、
その表の一覧が載ってますけれども、これはね、そりゃそうですよねっていう感じだろうと思いますし、
実際ですね、私の周りにもですね、ケアマネ資格を取っている医療者ってちょいちょいいるんですよね、
ドクターもそうですし、看護師さんもいますし、みたいなので、あとリハビリの関係者もいますね、
はい、そういう感じで、結構ね医療からケアマネの資格を取っている方、
いらっしゃいますけれども、じゃあその人が実際にケアマネとして働いてるかっていうと全然なんで、
これは潜在的には多いけど、そもそもケアマネの制度自体を見直さないといけないんじゃないかなと個人的には思いますけどね、
しかも、これ書いてあるように実習が必要ですし、法廷研修が必要なのと、あとは更新生なんですね、
これ僕全然知らなくてびっくりしたんですけれども、
普通、医師免許も薬剤師さんもなんでも、医療系の資格って基本的には更新生ではなくて、
1回取ったら生涯有効っていう、いわゆるのことがない限りですね、生涯有効っていうものがほとんどなんですけれども、
ケアマネ資格はですね、これ更新しないとダメっていうので、それはなかなか大変だろうなというふうに思いますね、
なので、これはちょっとね、これから介護需要も絶対上がってきますし、ケアマネ不足が本当に深刻になってくるんじゃないかなというふうに思いますね、
あとはケアマネさんの質の確保をどう担保するかって、ケアマネさんもですね、結構いろんな方がいらっしゃるので、
私もね、もしかしたら100を超えるケアマネさんと接してきたかもしれないですけれども、
本当にね、結構いろんな方がいらっしゃるので、そこをどういうふうに質の担保をしていくかっていう、
そのために研修があるんだろうと思うんですけれども、でも研修がハードになって少ないっていうですね、
これなんかちょっと悪循環のような気がしましたね。
続きましてが、12月の22日の産経新聞のニュースですね、これ他社でも報じてましたけれども、
産経新聞の記事のタイトルが塩乃木製薬ALS治療薬事業を3900億円で買収。
田辺ファーマーのブロックバスターということになっておりまして、
いやこれはね、ちょっとびっくりしましたね。びっくりしましたっていうか、
ちょっと記事の冒頭を読ませていただくと、塩乃木製薬は22日、田辺ファーマーのALS菌縮成速剤効果症ですね、
治療薬ラジカバ事業を買収すると発表したと。
塩の木への権利移譲
取得額は25億ドル、約3900億円、日米を含むグローバルでの販売権など全権利を取得し、
希少疾患を中心とする事業基盤を強化するということになっております。
いやこれはね、びっくりしましたね。びっくりしましたし、
これ何のことかちょっと説明しないとわからないと思うんですけれども、
これもともとですね、ラジカットっていうですね、活性酸素とかを中和するのではないですけど、
そういうところに効く薬があって、もともとは濃厚剤で使う薬なんですね、これね。
なんですけれども、それがALS菌縮成速剤効果症という難病ですけれども、
それに効くということで、売り出している薬の一つで、
年間売上高が1000億円を超える薬、ロックバスターというのの一つということになっていて、
タラベの中では非常にセンセーショナルな感じで売り出したものなんですけれども、
それが今回ね、塩の木に全権も移譲するということになっております。
アメリカでも結構な売上、アメリカでも945億円の売上っていうことになっていて、
すごい売上なんですけれども、それを塩の木に移譲として、
タラベは別の道を歩んでいくということになるみたいですね。
塩の木はですね、結構感染症領域とかでも非常に売上が上がっていますし、
別の領域でも頑張りたいんだろうなという意志がすごい見えますね、これね。
どれくらい塩の木のマーケティング力で、
今後販路を拡大していくのかというのを注目かなというふうに思って、
ご紹介させていただきました。
あと、タナベ水道製薬だと思ってたんですけど、
今月に名前変わったんですね。タナベファーマーって何かなと初めに思ったんですけれども、
タナベ水道がタナベファーマーに変わったんですよね、ということみたいです。
でもこれもアメリカで買収されて、それの影響かなとも思いますけれども、
生き残りが製薬メーカーってどこも大変なんで、
タナベはタナベで頑張っていただきたいなというふうに思いました。
続きましてが、時間が押してきたのでさらっといきますけれども、
12月23日の共同通信ニュースですけれども、
医師数の過去最多記録
医師347,000人で過去最多、厚労省24年末統計ということで、
記事の冒頭ですね、2024年末時点の医師の総数は347,772人で、
前回の22年末から1.3%、4497人増え、過去最多を更新したことが、
23日厚生労働省が発表した医師、歯科医師、薬剤師統計で分かったということになっております。
ちなみに薬剤さんも増えているけど、歯科医師は減っているということみたいですけれども、
でもね、打ち分けが書いてありますけれども、
小児科は増えているけど、産婦人科は減っているよとかですね、書いてありますけれども、
これはですね、本当に地域偏在の問題があるんで、
単純にですね、医師数だけでは言えないなって最近すごい感じておりますし、
あとはね、やっぱり診療科の偏在問題もあるっていう、
だからこの2つの地域偏在、診療科偏在のダブルを解決するためには、
なんかね、この医者の純粋な数だけでは測れないものが結構あるなと思って、
しかも加えてね、直面が増えているじゃないですか。
なので、このうち保健診療に従事する医師とかですね、
そういう感じで見ていかないと、なかなかね、
この医師の全体数だけ把握しても、これからちょっと難しいんじゃないかなというふうに思いましたね。
というのが4つ目のニュースでした。
ということで、最後シンシンジャンケンいって終わりたいと思います。
いきますよー。
シンシンジャンケン、ジャンケン。
ということで、今日も幸せな一日でありますように。
ワイトナイトアイドルの竹でした。
興味津々。
11:20

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