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2025-03-23 09:13

《1191》最新研究‼️腸内細菌が腎機能障害の認知機能低下に関連⁉️

【本日ご紹介した論文】 The role of the intestinal microbiome in cognitive decline in patients with kidney disease腎臓病患者の認知機能低下における腸内微生物叢の役割 https://academic.oup.com/ndt/article/40/Supplement_2/ii4/8074953この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非!(匿名でも可能です) https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは#心身健康ラジオ#たけおがお答えしますをつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください!#医療 #健康  #スタエフ医療部■AI要約(誤字はご勘弁ください)- 今回は、NDT(Nephrology Dialysis Transplantation)誌に掲載された論文を紹介。 - 論文テーマは「腎臓病患者における認知機能低下と腸内細菌の関連」について。 - 慢性腎臓病(CKD)患者では、健常者と比べて認知機能低下が起きやすいことが知られている。 - これまでのリスク要因は、糖尿病・肥満・高血圧・遺伝・生活習慣などだった。 - 認知機能低下はQOL低下や家族の負担、医療費の増大にもつながるため、予防が重要。 - 今回の論文では「腸内細菌」と認知機能の関係性に着目。 - 「腸–脳相関(gut-brain axis)」は心療内科領域でも注目されており、腎機能とも相互関係がある可能性が指摘されている。 - 腸内環境が悪化(ディスバイオーシス)すると、炎症物質(LPSなど)が増加、脳へ影響しうる。 - 腸内環境の乱れは短鎖脂肪酸の減少や有害物質の増加にも関係し、それが認知機能へ作用するとの仮説。 - フィギュアでは、腸・脳・腎臓が相互に影響しあうモデルが図示されている。 - 対策として、食事・運動・プロバイオティクス・プレバイオティクス・便移植などが挙げられる。 - 今後は、これらの介入が本当に認知機能低下予防に有効かを実証する必要がある。 - ただし、介入試験は長期にわたるため実施や評価が難しい点もある。 - 論文は非常にわかりやすくまとまっており、しかもフリーで読める。 - 英語論文も、AIツール(例:NotebookLMなど)を活用すれば簡単に理解可能。 - 最後に恒例の「心身じゃんけん」で締めくくられた。

サマリー

腸内細菌が腎機能障害に関連する認知機能低下にどのように関与するかを探求する研究が紹介されます。この研究は、腸と脳の関係である脳腸相関の観点から、腎臓病患者の腸内環境の重要性を浮き彫りにしています。

論文の背景と目的
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしております。
質問・リクエストは、質問箱の応募フォームから、ぜひお寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。ということで、ただ今日はですね、論文紹介をやっていこうと思うんですけれども、
先週に引き続いての論文紹介ですけれども、
今日ご紹介するのはですね、先週かな、あ、先々週か、これ。
先々週にNDTっていうですね、これ腎臓領域では非常に一番権威のある雑誌の一つなんですけれども、
先週ご紹介したKIっていう、昨日にインターナーしたのよりも非常に権威のある雑誌なんですけれども、
このNDTっていう、ネフロロジーダイアリシストランスプランテーションっていう、
そういうのを頭文字を取ってNDTっていうふうに言うんですけれども、
その中にですね、非常に興味津々な論文が出ておりましたので、これをご紹介したいというふうに思います。
その内容がですね、万世腎臓病、あ、万世じゃないか、
腎臓病患者さんにおける認知機能低下の腸内細菌の役割みたいな、
そんな感じの論文なんですね。興味津々じゃないですか。
ということで、これの創設みたいな論文が出ておりましたんで、ご紹介していきたいと思います。
そもそもですね、そもそも人機能障害の患者さんに認知機能低下が起こるのかっていうのなんですけれども、
これね、一番初めのバックグラウンド、インタラクションのところに書いてありますけれども、
これね、健康な人と比較してですね、この認知機能低下の有病率が高いっていうことが知られてるんですね。
その背景として、今までは糖尿病とか肥満、高血圧、あと自己免疫疾患、あと遺伝的なリスクですね、
生活習慣とか、この辺がCKDの患者さんの認知機能低下の危険因子というふうに知られていたんですよね。
当然ですけど、認知機能が低下すると、これCKDの患者さんに限らずなんですけれども、
QOLですね、生活レシスを低下させたりとか、あとは家族の負担を増やしたりとかですね、
はたまた医療費を増大させたりするっていうような、そんな感じのことになっていて、
当然ですけれども、認知機能低下を防ぐ手段があればっていう感じですよね。
はい、っていう感じになっておりまして、
その中で今回、腸内細菌ですね、腸内細菌層、腸内環境ですね、と、
この認知機能低下の関係を調べたっていうことになっておりまして、
実はですね、これ、脳長相関って聞いたことあると思いますけれども、
腸と脳の関係って今すごい調べられていて、
それこそ診療内科領域でも過敏性腸症候群ですね、
ストレスがかかってお腹痛くなって下痢したり便秘したりするような病気ですけれども、
これとかもですね、脳の働きとかっていうのが非常に調べられていたりとかして、
それに今回、人機能障害に関連してどうかっていうことをまとめられたっていう感じになっております。
実はですね、これあんまりまだこっちのほうは研究進んでないんですけれども、
人機能障害と腸内環境、腸内細菌の関係も結構論文出ていまして、
それと脳腸相関との合わせ技、3つの関係を見たりみたいな、
そんな感じの論文になってますね、という感じになっております。
腸内細菌の役割
具体的にはですね、脳腸相関のところで、
例えば腸内細菌層ですね、腸の中にいる細菌たちが、
その腸のバリアの原因一つになっていたりとかですね、
あとは、腸の上皮細胞っていう細胞があるんですけど、
表面の細胞があるんですけれども、こういうところに直接的に機能していたりとかですね、
ああいうこととか、あとは、
免疫とか体調も変化させるとかっていうことは言われているみたいで、
この辺でちょっと脳腸相関の研究って、僕もそこまで追っかけられてはないんですけれども、
そういうのがあるらしくて、
この人気の障害に関しても同じようなことがなるんじゃないか、
というふうに言われております、という感じですね。
今回、論文全文、一番初めに言い忘れましたけど、
全文読めるんで、ぜひともこのフィギュア、
Aだけでも見ていただけたらなというふうに思うんですけど、
まずはフィギュア1のところですね。
フィギュア1がこの下のほうにずっと並んでいるっていう、
これが腸の上皮細胞っていうやつで、
その下のほうにガッドルーメンって書いてありますけど、
この中に腸内細菌というのはワンサがいるっていう、
そんな感じになっていて、
そこから脳にいろんなホルモンとかが、
こういう感じで脳と腸を行き来するみたいな、
そんな感じの図になっていて、
一番真ん中のところで四角で書かれてあるところですね、
こういうのが年式の定価値の1位になるっていう、
そんな感じになっておりますね。
療毒調整物質とかもその1つですね。
これをもうちょっと簡単に書いたのが、
このフィギュア2っていうやつですね。
まさに脳と腸と腎臓って3つ書いてありますけれども、
これがお互いにこういう感じで複雑に絡み合って、
動いてるんじゃないかっていうことになっております。
そうそう、腎臓と腸との関係でいくと、
腸のバリアーに関連しても、
腎臓が働いてるんじゃないかっていうことになっていて、
逆にその腸がウレミキュートキシンズですね、
いわゆる尿毒素ですね、
それの除去に働いてるんじゃないかっていうことで、
お互いに双方的な関係であるっていうことも、
介入研究の可能性
このフィギュア2の中には述べられてますね。
で、フィギュア3は同じような感じなんですけれども、
同じような図ですけれども、
これ下のほうがCKDのディスバイオーシスなんだ、
腸内細菌層の乱れなんですけれども、
そういうのが尿毒素性物質を増やしたりとか、
LPS、正式名称なんだ、リポポリサッカライとか、
を増やしたりとか、逆に炭素脂肪酸を減らしたりとかして、
それが脳に作用してしまうっていうような、そんな図ですね。
あとは、フィギュア4はちょっと複雑なんで、
フィギュア4はちょっとストップさせていただきますけれども、
最終的にフィギュア5ですね。
フィギュア5が先ほど言ったような、
CKD換算のディスバイオーシス、腸内細菌層の乱れなんですけれども、
これに対して、例えば食事であったりとか運動であったりとか、
プロバイオティクス、あとプレバイオティクスも、
ちょっとこの図の中には書いてますね。
左上に、食事のところにプレバイオティクス書いてますね。
とかプロバイオティクスとか、あとは便移植ですね。
他の人の便の腸内細菌を移植するっていう方法ですね。
これ結構今は研究されて、
確か日本でも臨床試験1個走ってたと思うんですけれども、
そういうものとかいうので、腸内細菌層とか、
あと腸内環境を整えることで、
臨時期の低下を予防できるのではないかっていう、
これまだ今から研究をしていきましょうみたいな、
そんな感じですけれども、ということが言われていたりします。
ということで、まだこれからの領域だと思いますし、
最終的には介入してどうかっていうことを証明していかないと難しいんですけれども、
なかなかこの辺の食事とかのことって、
介入試験は難しいっていうことがありますし、
あとは介入しても、
その臨時期の低下ってかなり長期間にわたって起こってくるじゃないですか。
例えば介入して翌週に豪華が出るみたいな、
そんな感じではないんで、
なかなか結果が出てくる割に時間がかかるかなと思うんですけれども、
ただ非常に面白い論文で、
しかも非常にまとまっていて、
フリーで読めるっていうことでご紹介させていただきました。
ぜひともAIとかを使って、
私もこれ、今回読むにあたってはノートブックLMを活用したんですけれども、
ぜひAI使ったら、
今は英語の論文でも一瞬で翻訳できますし、
非常に簡単に読める時代になりましたので、
ぜひご活用いただけたらと思います。
それでは、最後しんしんじゃんけんいきたいと思います。
いきますよ。
しんしんじゃんけんじゃんけんちょき!
ということで、
今日も幸せな一日でありますように、
お会いできていただきありがとうございました。
きょうみんしんしん。
09:13

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