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2024-07-02 10:35

《971》CKD診療ガイド2024 どこよりも早く解説☝️

本日ご紹介した論文はこちら

CKD診療ガイド2024

https://www.tokyo-igakusha.co.jp/b/show/b/1725.html


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《AI要約》

今回は、日本腎臓学会で先行発売された「CKD診療ガイド2024」について解説します。この診療ガイドは13年ぶりの改定で、一般医療者向けにわかりやすく書かれています。

主な特徴として以下が挙げられます:


糖尿病関連腎臓病や高血圧性腎硬化症が独立した章として取り上げられた。

運動療法の重要性が強調された。

腎代替療法に関する共同意思決定(SDM)が明記された。


疫学データでは、日本のCKD患者数が約2000万人(成人の5人に1人)に増加したことが示されています。

生活習慣指導のポイントとして、禁煙、適度な飲酒、水分摂取、睡眠、口腔ケア、便秘対策、運動、ワクチン接種などが挙げられています。

高齢者CKDに関する章が独立し、年齢に応じた管理方法が記載されています。

腎代替療法の選択では、患者・家族との共同意思決定の重要性が強調されています。保存的腎臓療法(CKM)も選択肢として触れられています。

この診療ガイドは、CKD患者の増加に対応し、専門医だけでなくかかりつけ医やコメディカルも含めた多職種連携の重要性を示しています。

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内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を、毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
毎朝5時半からライブをやっていて、公開生収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、毎週火曜日は興味心身論文の日なんですけれども、
今日はですね、論文ではなくて、先週末にありました日本腎臓学会で先行発売されました
CKD診療ガイド2024、これのですね、ざっくり解説をやっていきたいと思います。
実はですね、これ書籍、ちょっとこの前にも言いましたけども、まだ売られてないんですね。
世の中には多分、多分今週ぐらいに発売されるんじゃないかなと思うんですけど、発行が一応7月10日の発行になっておりまして、
まだ多分世間一般、昨日Amazonも見ましたけど、には売られていないんですけれども、
ただ学会の時にはですね、学会に書籍展示っていうのがあるんですけれども、そこで先行公開されるというのは通例で、
私、このCKD診療ガイド2024とですね、あと明日これをご紹介する患者さんとご家族のためのCKD療養ガイド2024っていうこの2冊をゲットしてまいりましたので、
それを多分どこよりも早いんじゃないかなと思うんですけれども、ご紹介していきたいと思います。
実はですね、これご存知の方も多いかもしれないですけど、昨年ですね、エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2023っていうのが出ておりまして、
これも腎臓学科から出てるんですけれども、なんか似たような名前だなというふうに思われる方もいらっしゃるかもしれないですけれども、
エビデンスに基づくCKD診療ガイドラインっていうのはどちらかというと専門家寄りに書いてあって、
もちろん非専門家のかかりつけの先生とかも読んでいただけたらとは思うんですけれども、
ただ結構内容がマニアックであったりとかっていうことで、それを一般の医療者、コメディカルも含む医療者にも分かりやすく書いたのが、
今回出たCKD診療ガイド2024っていうものになっています。
実はこれ初めに言うところにも書いてあるんですけれども、CKDの診療ガイドは13年ぶりの改定ですね。
2007が一番初めに出て、CKD診療ガイド、これ私、医者になった年なんですけれども、よく覚えてますけどね。
そこから改定があったりとかっていうことでなってたんですけれども、
ただ最後は2012かな、を最後に改定されていなかったんですね。
改定というか作成されてなかったんですけれども、
ただやっぱり一般の医療者の方にも広く知っていただく必要性があるということで、
今回13年ぶりに新しく出てきたっていうものになっています。
で、目次だけですね、今多分この出版社さん、東京医学誌さんのホームページのほうからご覧いただけるんで、
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もしご興味があればそちらをご確認いただけたらと思うんですけれども、
ちょっと私ですね、このCKDの診療ガイドの2012のやつと見比べてみるとですね、
やっぱり目次からしてだいぶ内容変わっていますね。
で、今日は大きく3つぐらいその違いを取り上げたいと思うんですけれども、
一つはですね、この病気関連で人工花症とかですね、あと糖尿病関連腎臓病っていうものをですね、
これが新たに省略として第3章、第4章で取り上げられるようになったっていう、
これ以前のやつにはね、糖尿病患者の管理とかっていう項目ではあったんですけれども、
その病名として独立してはいなかったんですね。
この辺が一つ取り上げたいなというのと、
あと第6章のところですね、生活習慣、運動療法を含むっていうふうに書いてますけれども、
やっぱり運動療法、他の重要性がこの十数年のエビデンスで蓄積されてきたこともあるので、
それをちょっとだけご紹介するのと、
あと薬の進歩もね、実はこの12年、13年ですごいあったんですけれども、
ちょっとそれにだいぶマニアックになりそうなんでやめときますが、
もう一つがですね、この14章ですかね、糖石導入のところで人大体療法に関する共同意思決定っていうので、
いつも言っているSDMですね、これに関してもこの診療ガイドの中に明記されたっていう、
この辺が画期的かなというふうに思っております。
はい、で、ちょっとまず順番に見ていきたいと思うんで、
まずはですね、この第1章の1ページ目ですね、
CKDの疫学と重要性ということから触れていきたいと思うんですけれども、
これ、私もですね、結構CKD、慢性腎臓病関連の講演をさせていただく、話しさせていただくときに、
日本のCKD換算の数っていうのを取り上げることがあって、
これはですね、2007年の診療ガイドにも出てるんですけれども、
1330万人、国民の8人に1人っていうふうにずっと言ってきたんですけれども、
なんとですね、今回の診療ガイドではですね、2024年の推計っていうことで、
日本の慢性腎臓病換算、CKD換算が約2000万人ですね、
成人の5人に1人に増えております。
なので、約700万人ぐらい、以前の統計から比べると増えておりますっていうところがね、
一番違うところで、やっぱりね、CKD、国民病って前のガイドラインにも書いてあったんですけれども、
改めてそれを感じさせるようなデータになっているかなというふうに思います。
で、特にですね、先ほど言ったように、このCKDの発症・進展には、
生化習慣病、高血圧症、糖尿病ですね、この2つが深く関連しているということで、
その2、3、4症ですね、高血圧、あと人工過剰、あと糖尿病、関連腎臓病っていうのが、
各々省立てで新たに独立してですね、なっているっていう、そんな感じになっております。
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で、ちょっと飛んでいってですね、第6症のその生活習慣のところ、
多分皆さんここら辺がね、一番興味があるんじゃないかなというふうに思うんですけれども、
このCKD患者の生活習慣指導ということで、いろいろポイントで書いてあります。
で、まず1つは禁煙。これね、医者国家試験クイズでもやりましたけれども、
やっぱりね、煙草は圧倒的に良くないんで、禁煙を強く進めるっていうふうに書いてありますし、
あとは飲酒ですね。適度、節度ある適度な飲酒というのと、あと水分摂取ですね。
あと睡眠。あとね、これ画期的なのが、この航空ケアに関してもね、今回結構触れられてるんですね。
これ面白いなと思って、航空ケアはオーラルフレイルチェックですね、まで含めて出てきていて、
これなんかね、時代を感じるような記載かなというふうに思います。
で、あとは運動ですね。そうそう、先ほど言いましたけど、運動に関してもですね、
この十数年、いろんなエビデンスが蓄積されてきていて、運動もここに明記されている。
あとはワクチン接種とか、他職種の教育的介入。
他職種介入はね、今までの診療ガイドとか診療ガイドラインでもね、かなり触れられてるんですけれども、
やっぱり、腎臓専門医だけではね、このCKD、2000万人のCKDの患者さん全員を見ていくっていうことは不可能なんで、
やっぱりね、かかりつけの先生とか、あとコメディカルの力も借りながら、
その慢性腎臓病の方をサポートしていこうっていうような、そんな形の図が出ております。
感じですかね。で、あとは特徴としては、薬に関しては、先ほども言ったようにいろいろ進歩があったんですけど、
ちょっとこれマニアックになりそうなんで、飛ばさせていただいて。
あとは、やっぱり高齢者CKDっていうのも、新たに13床で出てきたんですね。
これね、たぶん以前はなかったんじゃないかなと思うんですけども、少々お待ちくださいね。
でもあるか。成人高齢者CKDへのアプローチってのは、前も8床の1個としてありましたけれども、それが独立したっていう感じですね。
やっぱり高齢の方ものすごい多いんで、高齢の方にどういうふうに管理するかって、やっぱり若い方とはちょっと管理が違いますし、
そこら辺のことがこの第13章ですかね。そうですね。に書いてあります。
で、私が個人的に一番注目しているのが、この人体体両方に関する共同意識決定っていうところで、
統席導入の第14章のところですね。っていうところで、やっぱりこの、昨日もお話しましたけれども、
いろんな人体体両方の特徴と比較っていう表がこれにも載ってありますけれども、それを選んでいく中で、本当に何が正解ってないんですよね。
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ここによって、やっぱり治療法のメリットデメリットかなりありますので、それを患者さんご家族と一緒に話し合いながら、
両方選択、その人体体両方やるべきかどうか、場合によっては保存的腎臓両方って言って、
その人体体両方やらない選択肢っていうのもこれから増えてくると思うんですけれども、その辺が書いてあったりします。
実際ですね、CKMに関しても97ページかな、保存的腎臓両方に関して触れられていてですね、
この辺はちょっと倫理的な問題もあるんで、慎重に意思決定していかないといけないんですけれども、
でもやっぱりCKMがベターな選択肢の方もいらっしゃると思いますので、その辺はよくよく話し合いの上で決めていくっていう感じになるかなというふうに思います。
ということで、ちょっとざっとの紹介なんですけれども、もし何かご興味あるところありましたらご覧いただけたらと思いますし、
この後アフトトークでちょっと質問にお答えしていきたいと思います。
はい、それでは最後、しんしんじゃんけんにいきたいと思います。
はい、いきますよー、しんしんじゃんけん、じゃんけん、はぁ!
ということで、今日も幸せな一日でありますように、お会いとはないかいのだけでした。
興味しんしん。
10:35

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