内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問・リクエストは、質問箱のGoogleフォームからぜひお寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、今日は久々に質問回答をやっていこうと思います。
今日もですね、超ド専門、専門ドンピシャのご質問をいただきましたので、
早速、一昨日かな?
そうですね、いただいたばっかりのご質問ですけれども、回答していきたいと思います。
ご質問は産業保険のファンの方からです。
質問、おはパンでございます。
おはパンです。
先日の日本健診医学会で、園者さんに質問しそびれたことがあり、こちらに送ってみます。
園者さんに質問してくださいって感じですが、
労働安全衛生法に基づき、職域で行われる健康診断の検査項目に、いよいよクレアチン検査が追加される日が来そうという話がありました。
以前より定期検診の尿検査において、尿とはいらないから尿鮮血を入れてくれって話をされていましたが、
クレアチンがあれば尿鮮血はなくても大丈夫なのでしょうか。
竹尾先生のご意見をお聞きしたいです。ということで、ご質問ありがとうございます。
これ、今までも何回かこの話題をやってきているような気がするんですけど、
まずは労働安全衛生法という、労働者の安全とか衛生を規定している法律があるんですけれども、
そこに検診項目の項目とかが定められていて、そこにようやくクレアチンが入ってくるというのが決まりまして、
おそらく、ちょっと多分次年度は間に合わないんじゃないかなというふうに思うんですけど、
2027年度の定期検診診断には必ずクレアチンの項目が入るというふうになると思われます。
もちろん今でも、例えばドッグを職場でやっているとかっていう方に関しては、
クレアチンがそのドッグの項目の一つとして入っている方って多いと思いますし、
あとはクレアチンを任意で測られている方も結構いらっしゃると思うので、
今さらみたいな感じで思われる方もいらっしゃるかもしれないですけれども、
実は法律上はクレアチンは今までは測らなくてよかったということなんですね。
これはですね、私は腎臓専門医ですけれどもの立場からすると、
クレアチンがないのは車でハンドルがないぐらいちょっと暗中模索な感じなんで、
クレアチンが入ったことは非常に喜ばしいかなというふうに思います。
あとですね、おそらくですけれども、これクレアチンが測られるということは、
それから産出されるEGFRですね、水産子球大量化量って、
要は腎臓がどれぐらい機能していますかっていうので、
これが6乗を切ってくるとですね、慢性腎臓病の可能性、CKDの可能性があるということになるんですけれども、
そういうクレアチンの値ってなかなかね、人によってはピンとこないと思うんですね。
なんですけれども、そのEGFRっていう、水産子球大量化量、
腎臓がどれぐらい働いていますかっていうので示したらですね、
大体これ100点満点で説明することが多いんですけれども、
それが60点を切ってくるっていうことは、要は赤点っていうことなんで、
ちょっと気をつけた方がいいよっていうような、そんな感じで説明もしやすくなりますし、
患者さんも大体こういう時には症状ないので、あんまり実感がわからないんですけれども、
このクレアチンの1点何本とかっていうよりも、EGFRが例えば40とかですね、
そういうふうなの方がよりわかりやすいのかなというふうに思っていて、
このクレアチンと合わせてですね、おそらくEGFRも出てくるんじゃないかなというふうに思いますね。
これはですね、非常にいいニュースかなというふうに思います。
でですね、ちょっと前段長くなりましたけれども、
この定期健康診断で、今現状はですね、この尿糖と尿タンパクを調べられているんですね。
なんですけれども、これはね、私以前から言っている持論なんですけれども、
尿糖はですね、もうやめていいというか、逆にですね、尿糖を測るともうややこしいことだけしかないので、
尿糖はむしろ見なくてですね、尿鮮血を見てほしいというのは、
このラジオでは何回か言っていると思うんですけれども、
これはですね、結論としては、当然クレアチンが優先されるんですけれども、
尿鮮血は見れるんだったら見てほしいなというふうに思います。
というのは、やっぱり尿鮮血だけで引っかかるものというのがあるんですよね。
で、その一番大きいのがIGA腎症というですね、
昔はですね、日本の糖石導入の第一位、万世自然症候群というふうに言われますけれども、
その中の大多数がIGA腎症だったというふうに考えられているんですけれども、
これがですね、その全然腎臓の機能、要はクレアチンとかですね、
は正常で、タンパクにはほとんど出ないみたいな感じで、
尿鮮血だけが陽性ということがあるんですよね。
これ腎臓に炎症が起こる病気なので、そこで炎症が起きて血が出てくる。
本来ね、尿に血が出てはいけないんですけれども、
何らかの炎症とかですね、物理的な刺激があると尿鮮血で陽性になってくるんですけれども、
その中の一つとして、このIGA腎症というのがあってですね、
これを早期に見つけて早期に介入するということで、
日本の統席患者さんが減ってきたというか、
そのIGA腎症による統席導入が減ってきたという歴史があるんですけれども、
そういうのを早く見つけるという点で、尿鮮血、
どうせおしっこの検査しますからね、おしっこの検査しますし、
どちらにしてもその尿の試験手法というので見るにあたってですね、
鮮血見てくれてもいいんじゃないというふうに個人的には思いますね。
あと、ドックで検診とかをされているところは、
尿タンパクに合わせて尿鮮血も示されているところが多いんじゃないかなというふうに思います。
ちょっと話戻ってですね、尿糖がいらない理由ですね。
尿糖がいらない理由は本当にいろいろあるんですけど、
腎性尿糖といって、腎臓に行く血液の中の糖は正常、
要は血糖は正常なんだけれども、
その腎臓のバリアの問題でおしっこの中に糖が出てしまうという方がいらっしゃるんですね。
これが血糖は正常なんだけれども、尿糖陽性ということになるんですよね。
なんですけれども、今、血糖を測るじゃないですか。
ドックとかによっては血糖の平均値を見る、
ヘモノビA1Cというのも合わせて見ることもあったりするので、
そもそも尿糖で糖尿病を診断するということはそもそもないんですよね。
なので、これ尿糖だけ引っかかると、
本当の糖尿病なのかというのを結局検査することになるので、
尿糖を見る意味はほぼないかなという感じなのと、
あともう一つ、最近ですね、ここ数年なんですけれども、
出てきたお薬で、その人性尿糖、要はおしっこから糖が出るように、
わざとするお薬が出てきたんですよね。
これがSGLT2疎外薬というやつなんですけれども、
これがですね、もちろん糖尿病の方には使うんですけれども、
糖尿病以外のですね、心不全とか、あと腎臓を保護する効果もあるということが、
大きな研究で示されたので、慢性腎臓病単独の方にも使われたりするんですよね。
そうするとですね、本当にまず糖尿病なのかという問題が出てきますし、
心臓が悪い方、腎臓が悪い方が尿糖を陽性で引っかかってですね、
またさらなる追加検査が必要になるみたいな感じで、
尿糖を見る価値は本当にないんじゃないかなと個人的には思っておりますが、
あくまで一臨床位の意見なので、学会を代表する意見とかでは全然ありませんけれども、
尿糖はほぼいらなくて、それやるんだったら本当に尿鮮血やってほしいなというふうに個人的には思っております。
はい、ということで回答になりましたでしょうか。
もちろんですね、これいろんなご意見の方いらっしゃると思うので、
腎臓内科医によってはいえ、それでも尿糖必要よという方いらっしゃるかもしれないですけれども、
あくまで一意見として参考にしていただけたらと思います。
はい、では最後にしゅんしゅんじゃんけんいきたいと思います。
しゅんしゅんじゃんけん、じゃんけん、はっ!
ということで、今日も幸せな一日でありますように。
お相手は何かいるだけでした。
興味津々。