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2025-12-14 07:28

《1416》健診で尿蛋白1+ 異常ですか?

【本日のご質問】

健診での尿検査は、タンパク+(要経過観察)でも精密検査が推奨ですか?

おそらく血液検査と照らし合わせての判断だと思うのですが、たけお先生から学んでいると、尿検査が+の時点で異常なのでは?と思いました。


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■AI要約(誤字はご勘弁ください)


以下は、今回の放送内容の要約です。


**テーマ:健診で「尿蛋白(1+)要経過観察」が出た場合、受診は必要か?**


今回の放送では、リスナーからの「健康診断で尿蛋白が(1+)となり『要経過観察』という判定だったが、精密検査を受けるべきか?」という質問に対し、腎臓専門医かつ産業医である内科医たけお先生が回答しました。


**【結論】**

たけお先生の回答は**「ぜひ再検査(再検)を受けてほしい」**というものです。たとえ健診結果の指示が「経過観察」であっても、一度医療機関を受診することを強く推奨しています。


**【受診を勧める理由】**

**1. 簡易検査の不確実性**

健診の尿検査は「試験紙法」を用いており、尿の「濃度」を測定します。そのため、脱水気味で尿が濃縮されているとプラスに出やすく、水分量によって結果が変動します。本当に蛋白が出ているかを確認するためには、改めて再検査を行う必要があります。


**2. ガイドラインの判定基準**

「日本人間ドック・予防医療学会」の判定区分(2025年度版)において、尿蛋白(1+)は**「C判定(要再検査・生活改善)」**に分類されます。「A(異常なし)」や「B(軽度異常)」ではなく、医学的には再確認が求められるレベルです。なお、(2+)以上は「D判定(要精密検査)」となります。


**3. 見逃せないリスク**

尿蛋白に加え「尿潜血」もプラスの場合は、IgA腎症などの可能性があるため、即座に精密検査が必要です。また、蛋白のみの陽性であっても、腎機能(eGFR)が低下している可能性がゼロではありません。


**【まとめ】**

尿蛋白が1回プラスになっただけで即座に重病というわけではありませんが、放置するのはリスクがあります。たけお先生は、「いきなり腎生検(組織検査)をするわけではないので、まずは内科等を受診し、一般的な尿検査と血液検査で原因がないかを確認してほしい」とアドバイスしました。自己判断せず、一度「再検査」を受けることが重要です。

サマリー

このエピソードでは、健診における尿検査の結果として尿タンパクがプラスの場合の対応が説明されています。特に、再検査の重要性や日本人間ドッグ予防医療学会の判定基準についても言及されています。

健診での尿検査の重要性
内科医たけおの心身健康ラジオ、みなさんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるみなさんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問・リクエストは、質問箱のGoogleフォームからぜひお寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、今日は久々に質問回答をやっていこうと思いますけれども、
今日いただいているのは、1ヶ月くらい前にいただいていたご質問です。
医療特命の方からのご質問ですけれども、
ご質問が、
健診での尿検査は、タンパクプラス、尿タンパクのことですね。
タンパクプラス、用経過観察でも精密検査が推奨ですか。
おそらく血液検査と照らし合わせというのは判断だと思うのですが、
たけお先生から学んでいると、尿タンパクがプラスの時点で異常なのではと思いました。
ということで、ご質問いただいております。
はい、いつも聞いていただきありがとうございます。
再検査の必要性
あと、ご質問いただきありがとうございます。
でですね、私、腎臓の専門医にもありますし、
あと、産業医の立場もありますので、
これはですね、ぜひお答えしておきたいなというふうに思いまして、
今日回答させていただきます。
で、結論ですね、これは、尿検査プラスの時点で、
用経過観察って質問者さんが書いていただいているんですけれども、
これはですね、以降再検にしてほしいなと個人的には思いますね。
再検というのは、再検査ですね。
はい、という感じです。
もちろん、尿タンパクが1回プラスになっただけで、
何らかの異常があるというわけではないんですけれども、
でも、その中の一定確率で病気の方もいらっしゃるので、
これは、ぜひとも再検査を受けていただきたいなというふうに思います。
その理由としてですね、これ以前もお話したかもしれないですけれども、
検診の尿タンパクは、テステープという試験処方というやつで見てるんですよね。
なので、おしっこの濃さ、尿の濃度によってですね、
尿比重というふうに言うんですけども、正確には。
によってだいぶね、プラス、マイナスとか、
プラス、マイナスぐらいは非常によく出ますし、
プラスになることもなくはないんですよね。
なので、これをもう1回測り直す。
あとは、場合によっては、定量といってですね、
検診処方以外のちゃんとした量を測る方法があるんですけれども、
それをやり直すということで、
本当にそのタンパク量が出ているのかどうかというのを見極めるということが必要で、
そのためには再検査を一度はしていただきたいなというふうに思います。
で、何を根拠にということで、
実は検診に関しては、日本人間ドッグ予防医療学会というのがありまして、
そこが検診とかの判定区分というのを出しているんですね。
その判定区分の2025年度版という最新のやつが、
今年の4月に改定されているやつがあるんですけれども、
それで言ってもですね、尿タンパクに関しては、
もちろんマイナスは異常なし、Aで異常なしということで、
プラスマイナスがB、経度異常ということになって、
Cがプラス、1プラスですね。
1プラスはCで、尿再検査生活改善ということになっているんですよね。
Dが尿精密検査治療ということになって、
これが2プラス以上ということになって、
このCの判断をどうするかということになるんだろうと思います。
Cのところは、その尿検査生活改善ということなんですけれども、
それの注釈がついていて、
尿経過観察の表現を今回改定されていて、
これ経過観察というのが今まで結構あったと思うんですけど、
これが改定されて、Xヶ月後など再検査時期を明記し、
重心者行動を明確に指示する画像検査、生理検査などは、
1年後の再検査としても良い。
なお、経過観察は定期的検査、症状あれば地震などの不明瞭な
総合的な判断と今後の対応
被災が行わない検査となっていて、
他の、例えば死亡患があるとか、
そういうのはこのCでも、1年後にもう1回検査というので
全然良いと思うんですけれども、
尿検査に関しては、ちゃんと調べた方が良いかなと思います。
あとは、尿鮮血をとる場合は、またちょっと別なやつがあって、
尿タンパクがプラスかつ尿鮮血がプラスである場合、
要は両方1プラス以上である場合は、尿タンパクをD判定とする。
要はD判定というのは、尿性別検査治療ということなんですけれども、
これは特にIGA人種を引っ掛けたいという意図かなと思います。
もちろん、このご質問者さんもよくわかっておられていて、
血液検査とか、他の尿検査も含めた総合的な判断になるということは、
これは多分、このラジオを普段から聞いていただいている方は
よくお存じだと思うんですけれども、
尿タンパクだけがプラスになった場合、
生理的なタンパク尿とか、一時的な尿の濃縮とかで
プラスになる可能性もなくはないんですけれども、
他の例えば腎臓の機能、EGFRが落ちているとかですね、
あとは鮮血も同時に出ているとかですね、
こういう場合には、かなり病気の可能性が高くなってくるので、
これはしっかり調べたほうがいいかなというふうに思います。
ただ、これCでもDでも、結局1回は再検査するんですよね。
これガイドライン、CKDの診療ガイドとかガイドラインにも
同じようなことが書いてあるんですけれども、これと。
いきなり精密検査で腎性圏とかということにはならなくてですね、
ある程度、腎臓内科の専門医にかかっても、
一通りの血液検査、尿検査で原因が何かというのが分かる場合もありますし、
それが分からない場合には、腎性圏といってですね、
腎臓に針を刺して、その腎臓の組織ですね、
腎臓の一部を取ってきて、どういう病気があるかというのを見るというような、
そこまでの精密検査になっていくんですけれども、
ただ全員が全員ですね、この2プラス以上の方が
その腎性圏やるかというと、そうではないので、
その辺も知っておいていただいてもいいかなというふうに思いました。
はい、という感じでしょうか。
なので、結論としてはですね、質問者さんも書いていただいているように、
総合的な判断にはなるんですけれども、
でも、1回もね、調べていないという方に関しては、
1回はぜひ、その検診以外の時に、
医療機関を受診していただいて、
尿検査を再検査していただきたいなというふうには思いますね。
はい、という感じで回答になりましたでしょうか。
参考になれば幸いです。
はい、では最後、しんしんじゃんけんいきたいと思います。
しんしんじゃんけんじゃんけん
ということで、
今日も幸せな一日でありますように。
お会いいただきありがとうございました。
しんしん
07:28

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