【今週の興味シンシン医療ニュース】
今週の興味シンシン医療ニュース📰
・腎臓病の緩和ケアがついに?
・診断までに3.4年…
・217億⁉️賠償命令
・フランス下院「死の援助」法案可決
https://note.com/naikaitakeo/n/ne3581b713473
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■AI要約(誤字はご勘弁ください)
内科医たきおの心身健康ラジオの要約です。
**【質問・リクエスト募集】**
* 医療に関する質問やリクエストを募集中。質問箱のGoogleフォームから投稿可能。最近質問が少ないため、積極的に募集中。
**【今週の興味津々医療ニュース(4本)】**
1. **腎臓病の緩和ケア充実へ 自民党有志が厚労大臣に提言**
* 人工透析が困難になった腎臓病患者への緩和ケアを充実させるよう、自民党有志が厚生労働大臣に提言。
* 上川陽子元外務大臣らが参加する勉強会が、福岡厚労大臣に提言書を提出した。
* **提言内容:**
* 人工透析治療の継続が困難な患者に対し、緩和ケアや在宅医療を提供する機会が十分でないと指摘。
* がんなど一部の患者にしか行われていない鎮痛薬の使用を、腎臓病患者にも認めること。
* 診療体制が整ったモデル地域の構築など。
* **話し手のコメント:**
* この動きに期待しており、今後の診療報酬改定に反映されるか注目。
* 腎臓病だけでなく、心不全、呼吸器疾患、消化器疾患、神経難病、認知症など、他の疾患でも緩和ケアは重要であり、包括的に認められることが望ましい。
2. **難病患者、初診から病名判明まで平均3.7年 診断ラグ負担重く**
* 毎日新聞の報道。難病患者が初診から病名が判明するまでに平均3.7年かかっている。
* 症例数が少なく治療法が確立されていない難病において、症状が現れてから病名が判明するまで平均3.7年を要することが、製薬会社などによる患者のレセプト分析で明らかになった。
* 専門家は診断ラグの早期是正を訴えている。
* **話し手のコメント:**
* 初診で即診断がつくのは難しいとしつつも、診断がつかないケースがある現状を指摘。
* 医療者が気軽に相談できるプラットフォームの必要性を強調。
* 診断ラグ期間中の平均医療費は健常者の3.4倍、平均通院回数は2.2倍の差があるというデータも紹介。
3. **沢井製薬などに217億円賠償命令 東レかゆみ改善薬の特許侵害**
* 時事通信社の報道。東レのかゆみ改善薬(ナルフィラフィン、商品名レミッチ)の特許を侵害したとして、沢井製薬と扶桑薬品工業に対し、知財高裁が計217億円の賠償を命じる判決を下した。
* 東レが、自社のかゆみ改善薬に関する特許を侵害されたとして、後発医薬品を扱う上記2社に損害賠償を求めていた。
* 第一審の東京地裁は2021年に東レの請求を棄却していたが、控訴審で判断が覆った。
* **話し手のコメント:**
* 特許は2017年に切れ、2018年にジェネリック医薬品が発売された経緯があり、なぜ特許侵害と判断されたのか詳細が不明だが、注目している。
* 沢井製薬、扶桑薬品工業は上告する見込み。
4. **フランスで終末期の「死の援助」法案可決 下院、秋に上院審議へ**
* 共同通信の報道。フランスの国民議会(下院)が、終末期患者に厳格な条件のもとで致死的な薬物の投与を認める「死への積極的援助」を導入する法案を賛成多数で可決した。秋に上院で審議される予定。
* 自殺幇助や安楽死を禁じていた従来の政策からの転換に向けた一歩となる。
* **話し手のコメント:**
* 世界中で安楽死に関する議論が進んでいるが、日本はまだその段階に至っていない印象。
* フランスはカトリック系が多く反対の声も強いが、宗教観や価値観、国民性などが影響する問題。
* ベルギーの研究では、安楽死が必ずしも増えているわけではないというデータもあるが、非常に慎重な議論が必要なテーマである。
**【しんしんじゃんけん】**
* チョキ
**【締めの言葉】**
* 今日も幸せな1日になりますように。
サマリー
今回のエピソードでは、腎臓病の緩和ケアの重要性に関するニュースが取り上げられ、難病患者の診断までの時間が長引いている問題についても言及されます。また、医薬品製薬メーカーに対して217億円の賠償命令が出されていることが解説されます。さらに、腎臓病に対する緩和ケアやフランスにおける安楽死に関する新たな法案の可決が議論されています。特許問題に関する巨額の賠償命令も取り上げられ、世界中での安楽死についての考え方や議論の必要性が指摘されています。