【本日ご紹介した資料】
日本循環器学会
国民の皆様へ:『循環器医不足が深刻な状況です』
https://www.j-circ.or.jp/topics/wakate_pj/
※COI(利益相反)はありません
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■AI要約(誤字はご勘弁ください)
内科医タケノの心身健康ラジオより、日本循環器学会からの緊急声明に関する内容を箇条書きで要約します。
* **緊急声明の発表**: 日本循環器学会が「国民の皆様へ 循環器医不足が深刻な状況です」という緊急声明を発表。
* **声明の主旨**:
* 心疾患は日本人の死因第2位であり、高齢化が進む中でその取り組みはさらに重要になる。
* 循環器内科は緊急対応が多く、24時間365日のオンコール体制など特有の診療体制の維持が必要。
* 循環器内科医(心臓血管外科医、小児循環器医も同様)を志望する若手医師が、業務の厳しさから減少傾向にある。これは診療ニーズの増加と逆行しており、高水準の診療サービス提供に影響が出かねない。
* 看護師や技師へのタスクシフト・シェア、施設の集約化も効果は限定的で、緊急対応の特殊性から困難な状況。
* 学会として働き方改革などの自助努力を続けているが、医師数確保は困難。柔軟なタスクシフト・シェアの認可やインセンティブ向上などを厚生労働省はじめ関係各所へ働きかけている。
* 今後も安定した高水準の診療を迅速に提供できるよう努めるため、国民の理解と支援を要請。
* **現状の深刻さ**:
* 心疾患は死因第2位でありながら、循環器医を目指す若手が減少している。全体の医師数は増加傾向(2012年から2022年で約1割増)にもかかわらず、循環器内科医や心臓血管外科医は逆に減少。
* 特に若い医師の循環器離れが顕著で、学会への若手入会者数も減少傾向。
* カテーテル検査や専門的治療は循環器医しか行えないため、医師不足は診療の質に直結する。
* **背景と課題**:
* 働き方改革の影響も大きいが、地方の医師不足は特に深刻。
* タスクシフトやシェアを進めているものの、根本的な医師不足の解決には至っていない。
* 岩手県の例を挙げ、医師不足により治療がすぐに受けられないケースが増える懸念を示した。
* **今後の対応**:
* 大学病院や高度急性期病院で働く勤務医に対し、何らかのインセンティブを設けるなどの工夫が必要。
* 国民にこの現状を理解してもらい、医療体制維持への機運を高めることが重要。
サマリー
日本循環器学会が緊急声明を発表し、循環器医の不足が深刻であることを指摘しています。この問題は高齢化の進行と診療ニーズの増加に対する医師の減少に関連しており、具体的な対策が求められています。