1. 内科医たけおの『心身健康ラジオ』
  2. 《1246》循環器医が足りない‼️..
2025-05-28 09:10

《1246》循環器医が足りない‼️学会が緊急声明🚨

【本日ご紹介した資料】

日本循環器学会

国民の皆様へ:『循環器医不足が深刻な状況です』

https://www.j-circ.or.jp/topics/wakate_pj/


※COI(利益相反)はありません


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■AI要約(誤字はご勘弁ください)

内科医タケノの心身健康ラジオより、日本循環器学会からの緊急声明に関する内容を箇条書きで要約します。


* **緊急声明の発表**: 日本循環器学会が「国民の皆様へ 循環器医不足が深刻な状況です」という緊急声明を発表。

* **声明の主旨**:

* 心疾患は日本人の死因第2位であり、高齢化が進む中でその取り組みはさらに重要になる。

* 循環器内科は緊急対応が多く、24時間365日のオンコール体制など特有の診療体制の維持が必要。

* 循環器内科医(心臓血管外科医、小児循環器医も同様)を志望する若手医師が、業務の厳しさから減少傾向にある。これは診療ニーズの増加と逆行しており、高水準の診療サービス提供に影響が出かねない。

* 看護師や技師へのタスクシフト・シェア、施設の集約化も効果は限定的で、緊急対応の特殊性から困難な状況。

* 学会として働き方改革などの自助努力を続けているが、医師数確保は困難。柔軟なタスクシフト・シェアの認可やインセンティブ向上などを厚生労働省はじめ関係各所へ働きかけている。

* 今後も安定した高水準の診療を迅速に提供できるよう努めるため、国民の理解と支援を要請。

* **現状の深刻さ**:

* 心疾患は死因第2位でありながら、循環器医を目指す若手が減少している。全体の医師数は増加傾向(2012年から2022年で約1割増)にもかかわらず、循環器内科医や心臓血管外科医は逆に減少。

* 特に若い医師の循環器離れが顕著で、学会への若手入会者数も減少傾向。

* カテーテル検査や専門的治療は循環器医しか行えないため、医師不足は診療の質に直結する。

* **背景と課題**:

* 働き方改革の影響も大きいが、地方の医師不足は特に深刻。

* タスクシフトやシェアを進めているものの、根本的な医師不足の解決には至っていない。

* 岩手県の例を挙げ、医師不足により治療がすぐに受けられないケースが増える懸念を示した。

* **今後の対応**:

* 大学病院や高度急性期病院で働く勤務医に対し、何らかのインセンティブを設けるなどの工夫が必要。

* 国民にこの現状を理解してもらい、医療体制維持への機運を高めることが重要。

サマリー

日本循環器学会が緊急声明を発表し、循環器医の不足が深刻であることを指摘しています。この問題は高齢化の進行と診療ニーズの増加に対する医師の減少に関連しており、具体的な対策が求められています。

00:02
内科医たけおの心身健康ラジオ。皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
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あなたのご質問、お待ちしております。
緊急声明の発表
ということで、今日はですね、緊急で発信されました、この日本循環器学会からですね、
国民の皆様へっていうステートメントが出ましたんで、
これをですね、解説というか、一緒に読んでいきたいというふうに思います。
これ出たのがですね、いつだったかな、先週?先々週かな?
あ、そうですね。5月の12日に出たやつで、
国民の皆様へ、循環器不足が深刻な状況ですっていうですね、切実なステートメントが出ておりまして、
まずは用紙のところ、ちょっと順番に、用紙が6個ありますかね。
順番にちょっと読んでいきたいと思いますけれども、
1つ目、日本において、新第2位である心疾患は、今後高齢化が進む中で取り組みがさらに重要になります。
2つ目、循環器内科は他の内科よりも緊急対応が多く、患者の方の命を守るため、
24時間365日オンコール制という特有の診療体制の維持が必要です。
3つ目、循環器内科医、心臓欠陥器科医、小児循環器医も同様です、
を志望する若手医師がその業務の厳しさから、
昨今減少傾向にあり、今後増加が見込まれる診療ニーズと逆行しており、
このままでは安定した高水準の診療サービス提供に影響が出かねません。
4つ目、看護師、技師等他業種への業務移管、タスクシフト、シェアをはじめ、
運営上の工夫も効果は限定的です。
また施設の集約化も緊急対応を必要とする循環器内科の特色から困難な状況です。
5つ目、働き方改革など自助努力を続けておりますが、
それのみでは意思する確保は困難であり、
柔軟なタスクシフト、シェアの認可及び、
効率的なインセンティブ向上と厚生労働省をはじめ、
関係拡張への働きかけを行っております。
6つ目、最後ですね、日本循環学会は今後も安定した高水準の診療を
迅速に提供できるよう努めてまいります。
国民の皆様のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げますというような、
そんな緊急声明が出ておりました。
循環器医不足の現状
これですね、本当にその通りだなと思って、
私、知り合い結構、循環機内科もいますけれども、
やっぱりね、過酷なんですね。
内科の中では一番大変かなと、
たぶん、そうですね、循環機、消火器あたりが緊急対応が多いかかな、
というふうに思いますし、
あとは、やっぱりね、数が多いんですよね。
その下にグラフが書いてありますけれども、
厚生労働省の人工動態調査ですね、
人工動態調査ですね、が書いてありますけれども、
もう心疾患は見ていただいた通り、
死因の第2位になってるんですけれども、
その増加がですね、やっぱり、
漏水はね、すごい増えてるんですけれども、
漏水ってちょっと社会的な病名なんで、
それを除くとですね、かなりやっぱり、
がんと心疾患と漏水、この3つがね、
どんどん増えてきているっていうのがね、
見て取れるかなというふうに思います。
で、がんはですね、がんってこの悪性生物ですけれども、
実際、いろんな診療科で見るじゃないですか、
なんですけれども、心疾患は基本循環器か、
循環器ないか、あるいは心臓器官外科とかですね、
で、見られることが多くて、
もちろんですね、心不全と、
すいません、なんかアラームが鳴りました。
心不全とかはですね、全然他の診療科で見ることもあるんですけれども、
やっぱり家庭テロ検査とかですね、
あと治療っていうことに関しては、
循環器ないかの先生しかできないっていうことになるので、
この辺はね、やっぱり、
医者の数とのミスマッチが起こってくるとですね、
今後、非常に問題になってくるだろうなというふうに思います。
で、その下のちょっと文章のところに行っていただくとですね、
1、循環器ない回数の推移っていうのが書いてあって、
この診療科別の増減推移の表ということで、
これね、ちょっと僕パッと見なんかよくわからなかったんですけれども、
よくよく見ると意味わかって、
この2012から2014の増加の数とですね、
この2020から2022ですね、
そこの増え方と比較するとどうなってるかっていうのが、
一番右の2列に書いてあるんですよね。
で、医者の数がどんどん増えていくんで、
ここに書いてあるように、
2012年が30万人超だったのが、
2022年は34.3万人って、
1割ぐらい増えてるっていうことで、
通常であればですね、
その診療科に行く方も、
だいたい平均的には1割ぐらい増えるっていうのが普通なんですけれども、
循環器ないかと、
あと心臓器官器官もそうですかね、
に関してはですね、
それが逆にマイナスになっているという、
そんな感じになっております。
なので、
やっぱり特に若い先生方ですね、
の循環器離れが進んでるっていうことが、
このグラフから言えるんじゃないかっていう感じですよね。
ちなみにですね、
これちょっと話脱線しますけれども、
1個だけですね、
1000%っていうのがあって、
1000%で何かなと思ったら美容外科っていうことで、
これはね、直美の影響だと思いますけどね。
でも美容はね、美容でまた大変な世の中になってくると思うんですけど、
ちょっとそれ置いとこうと思います。
いずれにしてもやっぱり循環器の成り手が少ないっていう感じで、
その下にですね、
この循環業界の若手入会者推移っていうのが書いてあって、
20代の男女のやつが書いてありますけれども、
これも右肩下がり。
これ、学会に入ること自体のね、
メリットが循環器に限らずですね、
若い先生方にあまり伝わっていないっていう部分もあるんですけれども、
ただ、これはね、
対策と国民への理解
有識問題だなというふうに思ったりしますね。
あと、
校正比率としても、
1992年とかですね、
昔はかなり若い先生、
20代、30代、40代が多かったんですけれども、
それも非常に高齢化していてみたいなところで、
今後の予想としても、
2051年まで推計のデータが出てますけれども、
どんどん高齢化していくんじゃないか、
みたいなデータが出ておりました。
あとはですね、
先ほどの中にもありましたように、
やっぱり働き方科学の影響は非常に大きいんですよね。
これは、
もちろん医者が倒れてはいけないっていう部分もあるんですけれども、
ただ、
やっぱりですね、
特に地方の医師不足っていうのは深刻になっていてですね、
どういうふうに業務を効率化していくかっていうことの中で、
このタスクシフトとかタスクシェアっていう、
いわゆる他の職種の方に一部の業務を移管するっていうのは進んではいるんですけれども、
なかなか、
先ほどここにも書いてあるように、
時代の改善にはなかなかつながらないのが現実ですっていうことになっていて、
そもそも、
医者が少ないっていう、
この岩手県が例に挙がってますけれども、
本当に、
医者が少なくて治療がすぐにできないっていう例がね、
今後増えてくるんだろうなというふうに思いますね。
なので、
この4のところですね、
どういうふうに対応するのかって、
一朝一夕にいかない対応だとは思うんですけれども、
例えばですね、
この勤務医、
大体大学病院とか、
高度救世機病院っていうところに勤務されておられるんで、
そこに何らかのインセンティブをつけるとかですね、
そういう工夫が必要じゃないかみたいなことで、
調整中っていうことみたいですね。
でした。
なので、
これは国民の皆さん向きに、
じゃあどうしたらいいのっていう話ではないんですけれども、
現状を知っていただきたいということで、
これ外科学会も同じようなものを出してましたよね。
去年かな。
出してたと思うんですけれども、
やっぱりそういうね、
循環器とか外科とかですね、
その緊急対応とか、
かなり大変な診療科っていうのもありますので、
その辺、
国民の方にご理解いただいて、
何らかそういう機運が高まってくればいいかなというふうには本当に思いますね。
はい。
ということで、
ご紹介させていただきました。
はい。
それでは、
最後、
しんしんじゃんけんいきたいと思います。
いきますよ。
しんしんじゃんけん、
じゃんけん、
パー!
ということで、
今日も幸せな一日でありますように。
お相手は内科医の竹でした。
おみしんしん。
09:10

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