1. 内科医たけおの『心身健康ラジオ』
  2. 《1081》過労死等防止関連ニュ..
2024-11-07 10:52

《1081》過労死等防止関連ニュース📰総合診療医の意味⁉️

毎週木曜日は #興味シンシン医療ニュース の日!

今月11月は「#過労死等防止啓発月間」で、今週は「過労死等」をテーマにお送りしています。

​・過労死防止法から10年…

・芸術芸能分野の長時間労働とは?

・総合診療医の重要性…

本日ご紹介したニュース一覧はこちら

https://note.com/naikaitakeo/n/n1c4cea496c3e


面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは

#心身健康ラジオ

#興味シンシン医療ニュース

をつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください!


#医療 

#健康

#スタエフ医療部


《AI要約》

## 11月の特集:過労死防止

11月は過労死防止啓発月間であり、長時間労働や過重労働、過労死に関する話題を取り上げている。


## 今回紹介されたニュース

1. 過労死防止法施行から10年

- 2014年11月1日から施行

- 全国過労死を考える家族の会代表・寺西恵美子さんのコメント紹介

- 法律の認知度向上が必要


2. 過労死白書:芸術・芸能分野の長時間労働

- 週60時間以上労働が35.2%と高率

- ハラスメントも深刻な問題

- フリーランスの保護が課題


3. 中堅・ベテラン医師の総合的診療能力習得支援

- 厚生労働省の新たな取り組み

- 医師の地方勤務促進と偏在改善が目的

- たけお先生の個人的見解:効果に疑問


## たけお先生の見解

- 中堅・ベテラン医師の総合診療能力向上は難しい

- 若手医師への教育がより重要

- 強制力のない取り組みでは効果が限定的


## 結び

- 新春じゃんけんの実施

- 視聴者への幸せな1日の願い


この放送では、過労死防止に関する重要な話題と医療体制の課題について、たけお先生の専門的な見解を交えて紹介されています。特に、過労死防止法の認知度向上の必要性や、芸術・芸能分野での労働環境改善の重要性が強調されています。また、医師の総合診療能力向上に関する新たな取り組みについては、その実効性に疑問を呈しています。

サマリー

このエピソードでは、過労死防止法施行から10年を迎えていることや、過労死や長時間労働に関する最近のニュースとその現状について話されています。また、医師の総合診療能力向上を目指した新たな支援が紹介され、地方医療の偏在問題にも言及されています。

過労死防止法の10年
内科医たけおの心身健康ラジオ。皆さんおはようございます。たけお内科クリニックからだと心の診療所院長内科医たけおと申します。
この放送では医療にまつわるちょっと役に立つ小話を、毎朝5時50分に10分程度で配信しています。
毎朝5時半からライブをやっていて、公開生収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、今月11月は過労死等防止啓発月間だったかな。ということで、今週は長時間労働、過重労働とかですね、
あと過労死等の防止のお話をさせていただいておりますけれども、毎週木曜日は興味津々医療ニュースということで、気になるニュースをご紹介しております。
今日もですね、それにちなんで、過労死等防止の件を2つですね、過労死防止法から10年というのと、
あと過労死防止白書ですね、昨日もご紹介しましたけれども、その中の、昨日おとといか、芸術芸能分野の長時間労働について触れられている記事があったので、
それを2本目にご紹介して、3本目はですね、これ3本目は全く関係ないんですけれども、私自称医者ですんで、
医者関連のですね、この総合的な診療能力取得支援っていうような、そんなちょっと興味津々な記事がありましたんで、この3本をご紹介していきたいと思います。
まずは1本目ですね。1本目、NHKニュースの記事で、11月1日の記事ですね、過労死防止法施行から10年、
法律制定に向けて活動した遺族は?っていうような、そんな記事が出ております。
はい、11月、冒頭にも言いまして、11月は過労死と防止啓発月間ということで、
過労死防止法ができたのが11月だからっていうことで、そういう月間になっているみたいですけれども、10年が経ちましたっていうことで、
この記事の中には、この全国過労死を考える家族の会の代表の寺西恵美子さんと呼びするのかな、の内容が書かれております。
この寺西さんはですね、私もね、今回調べて初めて知ったんですけれども、この寺西事件っていうですね、
いうのが、この過労死として世に知られることになった、かなり大きなニュースだったみたいで、当時は。
当時49歳の旦那さんを過労自殺で亡くなれたっていうことになっていて、
そこから、この奥様がいろんな活動を始めてっていうような、そんなことになっているみたいですね。
それで、2014年ですね、だから今から10年前の6月に成立して、11月1日から施行され、
これ法律は施行と読みますかね、施行されているということになっているみたいです。
ただですね、この次にも出てきますけれども、そこから白書が作られたりとかっていうことで、
いろんな対策はされているんですけれども、この記事の下の方にも書いてありますように、
一昨日もご紹介した白書によるとですね、精神障害での労災が過去最大になったりとかっていうことで、
決して過労死の対策が進んでいるとは言えない現状もあるかなというふうに思いますね。
なので、この記事の最後に寺西さんが言われてますけれども、
この法律が職場で広まっていないことの表れだと思っています。
働きすぎて健康を害し、また命を奪われることがあってはならないことを全ての人に認識してほしいと訴えています。
っていうことで書いてあります。
これは本当にその通りだなというふうに思いますね。
月曜日にご紹介した仕事より命っていうような啓発のパンフレットも、
あれ非常によくできていると思うんですけれども、やっぱりまだまだ認識されていないっていうか、
私もこういう放送しなかったら、たぶんあの資料とか知らなかっただろうなというふうに思いますので、
ぜひ周りの方にも、特に今月そういう月間ですし、
何か話題出していただけるといいんじゃないかなというふうに思いました。
芸術分野の長時間労働の実態
ということで、2つ目ですね。
2つ目は10月の11日のニュースですけれども、これまたNHKニュースですね。
過労死白書、芸術や芸能分野、長時間労働の傾向を明らかに、っていうことになっておりまして、
これが火曜日にご紹介した白書が出たよっていうニュースに絡んでですね、
特にその中で芸術系の分野っていうのは今回調査分析が行われた、特に重点項目みたいな感じでですね、
調査分析が行われたその詳細が記事になってました。
この芸術系の分野ですね、この1週間あたりの拘束時間の過労死ライン、
週60時間以上って回答した方が35.2%っていうことで、他より多いっていう長時間労働の傾向にあることがわかりましたっていうことで、
あとはハラスメントですね、これ白書の中でハラスメントの項目もあるんですけれども、
それで傷つくことを言われたって回答した方が42%、
殴られた、蹴られた、叩かれた、怒鳴られたが22.3%っていうことで、
高いですよね、明らかにっていう感じで。
特にですね、この芸術系の分野、フリーランスで働く人も多いのでっていうことで、
これフリーランス進歩もね、今月から始まりましたけれども、やっぱりね、
この正規雇用じゃない、非正規雇用もそうですし、あとはフリーランスの方にどういうふうにこういう長時間労働対策するかとかっていうのはね、
これはなかなかね、これ結構見えにくいと思うんで、余計にね、難しいんじゃないかなというふうに思いますね、はい。
っていう感じです、はい。なので、最後、厚生労働省の方がこの長時間労働の削減に向けた対策を進めるとともに、
芸術や芸能分野ではフリーランスで働く人も多いので、11月に施行、施行されるフリーランスの人たちを保護する法律を周知し、
過労死などの防止に取り組んでいきたいとしていますということで、これは本当にその通りだなというふうに思います。
医師偏在の改善に向けた取り組み
はい、ということで、過労死と防止関連のニュースを2本ご紹介させていただきました。
はい、続きまして3本目ですね。3本目はちょっと話題変わりまして、医療関連のお話ですけれども、11月の5日の読売新聞のニュースですね。
これヤフーの記事にも出ていたので、ご覧になれた方もいらっしゃるかもしれませんけれども、
中堅ベテラン医師の総合的な診察能力習得を支援! 地方勤務を促し偏在改善へ! 過労死というような、そんな記事のタイトルになっております。
はい、ちょっと冒頭だけ読ませていただくと、厚生労働省は2025年度中堅以降の医師に総合的な診察の診療能力を取得してもらうための
学び直しの支援事業をはじめる方針を固めた。幅広い病気を見られる医師を増やし、医師不足が深刻な地方での勤務を促すことで、医師偏在の改善につなげる考えだ。
っていうような、そんな記事の書き出しになっております。はい、で、これはですね、これ私の個人的な意見を言わせていただくと、これはね、絶対うまくいかないと思いますけどね。
これはね、いつも言ってるように、特に会業医の先生が、僕自身もね、スペシャリストっていう特定の臓器の専門医ではあるんですけれども、そういう先生が非常に多いっていうのが特徴なんですよね。
もちろん今、いわゆる総合診療医っていうような、町のお医者さん、かかりつけ医みたいな方が、その専門医機構っていうところの中とか、
あとは日本プライマリー経営連合学会っていう、これ家庭医療っていうのの専門医ですけど、若干違うんですけれども、でも似たようなプログラムになっていて、そういう方の若手は増えてるんですけれども、特にこの中堅以降の先生に関しては、そういった方が非常に少ないっていうような問題なんですね。
なんですけれども、今からリスキリング的にそういう方が増えるかっていうと、初めのこのマインドの問題なんで、この医者成り立ての頃とか、せめて10年目ぐらいまでにそういうのが大事だっていうのをやらないと、なかなか難しいかなというふうに思います。
これね、記事の中には出てないですけれども、一応日本医師会も特にそのかかりつけ医制度っていうのが本格的に始まるんで、それに関連しても研修制度っていうのは結構やってはいるんですけれども、ただこれも正直あんまり機能していると言いがたいっていう感じなんで、それを国があってか厚労省が後押しでやっても、そもそもやれるのかなっていう問題もありますし、
やっていけるのかっていうのは、ちょっとはてなっていう感じですよね。一応想定としては、この希望者には総合診療の経験豊富な医師らから、オンラインなどを通じて多くの領域の知識や診療のポイントを学ぶ研修の機会を提供するということで、
指導的な立場の医師の助言を得ながら、総合診療の経験を詰める中小病院や診療所も紹介する、病院団体や学会などが実務に当たるということで、内科学会とかプライベート経営連合学会とか、そこら辺の私力学会に働きかけてみたいなことになるんだろうと思うんですけども、
これね、学ぶ機会を提供するって言っても、今はもうそういうことに意識高い方はもう学んでますからね。そういう強制力を持ってやらないとちょっと無理なんじゃないかなっていうのと、あとはやっぱり本当に医者の若い時の教育ってすごい大事なんで、中堅以降なんて何歳ぐらいを想定しているのかわからないですけれども、中堅やベテランの医師らっていうことが対象みたいなんですけれども、
なんかね、そこにこう、注力するよりかもっと若手の方に資源を投入した方がいいんじゃないかなというふうに個人的には思ったりしましたね。はい、ということで、あと地方にも行くんじゃないかみたいな、ちょっとこれ記事言い出すときにないんで、ちょっとこれはね、あんまりうまくいくイメージが僕は持てなかったよっていうそんな話でした。
ということで、ちょっと最後なんかグダグダの愚痴みたいになってしまいましたけれども、最後はしんしんじゃんけんに行きたいと思います。行きますよー。しんしんじゃんけん、じゃんけん、はっ。ということで、今日も幸せな一日でありますように、お相手は大胆犬たけでした。興味しんしん。
10:52

コメント

スクロール