告知って3つ大きくあるというふうに言われていて、
まず1つ目は病名の告知ですね。
要はあなたはがんですということですね。
悪性腫瘍がんであるということを告知するということ。
2つ目がですね、病態の告知。
これ病態って難しいと思うんですけれども、
例えば、定員があるとかですね、
がんっていってもいろんながんがあるので、早期がん、進行がん、
定員がどれくらいあるのかとかですね、
そういうどれくらいがんが進んでいるかっていう、
ステージングっていうふうに言いますけれども、
病気っていう病、病、病やまいに期間のき、
という風に言いますけれども、それがどうかとかですね、
そういうものとか。
3つめがですね、横告知という、
あとどれくらい生きられるか、どのぐらい命があるかという
大きくこの3つの告知があるというふうに 言われているんですよね。
まず一つ目の病名の告知に関しては これは以前は 私が医者になるずっと
前の話ですけれども そのがんを 告知しないっていうのもあった
時代もあったんですけれども 今は ほとんどの場合は告知されるかな
というふうに思います ごくごく 一部 例えばご本人さんが相当認知症
で高齢で もう治療もしないし そのまま 身取りをするみたいな
寝たきりでみたいな方に関しては ご本人さんに告知しないケース
もなくはないですけれども 基本的には ご本人にきちんと告知を
するっていうのが 今の医療の標準 的な流れかなというふうに思います
逆に昔は 例えば胃がんであっても 胃かよっていうふうに言って
手術をしたりとかいうふうな時代 もあったようなんですけど これは
じゃあ再発したらどうなるんだ みたいな話もありますので 基本的
には真実 そのがんであるということ を伝えるというのが必要かなという
ふうに思います ただ この伝え方 に関しても これ 以前から何回か
お話ししてますけれども やっぱり 当然ですけれど ご本人さんには
かなりショックな告知になります よね だから その伝え方のスキル
みたいなのは カンワキア研修会 ピースっていう研修会があるんです
けど これがんに携わる医療者とか 初期研修 医者になりたての1年目
の先生はもう全員受けてるんです けれども そういうどういう告知
をするかっていうののシミュレーション 練習っていうのは全ての先生は
一応1回は経験してるという そんな 感じになっております それが
病名の告知ですね 二つ目以降の 病態とか用語告知 これに関して
必ずしも必須ではないという 感じでして ただ 病態の告知に関して
は 当然 治療法と直結してくる ので 以前のプロローマストの山崎
先生をお招きしたYouTubeの回でも お話ししましたけれども 当然 どれ
ぐらいの病気かによって治療法 ができるできないっていうのが
変わってくるので それによって 対応法もおのずと違ってくる
ということで 基本的には病態 ちょっと どれぐらいのことを言う
かっていうのにもよりますけれども ただ 基本的にはその病態の告知
は行うという感じかなという ふうに思います 当然 治療と並行
して緩和ケアもやっていくっていう これ いつもお話ししますけれども
緩和ケアは治療と並行してやって いく 早期から もしくは診断時から
の緩和ケアっていうのが世界的な 主流なんで これも並行してやって
いくっていうのが必要かなという ふうに思います
最後の予後告知ですね あとどれ ぐらいの命があるか これに関して
は結構慎重な先生が多いんじゃない かなと 個人的には思います 特に
これ 患者さんの知らない権利も あるんですね 知らない権利を侵害
しないっていうのも非常に大事 なんで 知りたくない人に関して
お互いから あと あなた残された 命がこれぐらいですとかっていうこと
は基本的にはありません そこは 安心していただいていいかな
というふうに思うんですけれども ただ むしろ これコミュニケーション
のトレーニングの中でも言います けれども なぜそれを知りたいのか
っていう その背景ですね いや 実は 今回の質問も なんでこれを
置き換えたのかっていう背景が 興味津々すぎるんですけれども
なぜ自分の寿命はどれぐらいな のかっていうのを知りたいのか
その背景を探ることで その人が 不安に思っていることとか 叶え
たいこととか そういうのが分かる 可能性がありますよね 例えばですけ
れども 幼稚園年長さんのお孫さん がいて そのお孫さんの入学試験
を見たいとか あとは何ですか 家族 のことで言うと 出産 間近な妊婦さん
お子さんがいて その出産を見たい とか そういうような 何らかの
イベントまで自分が生きられる かどうかっていうのを想定される
方が多いと思うんですけれども それに関して あと何ヶ月ですとか
そういう感じではなくて それが 可能かどうかっていうのを言う
ことは比較的多いかなというふう に思います
あとは これ 以前にも何回もお 話ししますけれども そもそも横
告知は 例えば診断のとき 例えば 肺がんでステージ4と診断された
っていうときの横告知って これは 本当に多くの肺がんの4期の方の
中央値でしかないんで しかも今 それより治療よくなってるんです
より長くなることもざらにあります し もちろん短くなることもあるん
ですけれども それが必ずしも 告知されたご本人に当てはまる
とは限らないっていうことで そういう 横告知と あとはいわゆる
緩和ケアの文脈で言われる ご本人 さんが週末期になってきて それで
月の単位 週の単位 日の単位 こういう 言い方を我々するんですけ
れども そういうような横告知 とは全然意味合いが似ていない
ものなんで だから 一般的な統計 のデータを言われてるのか 本人
さんの状態とかを見て その残された 寿命があとこれぐらいとかって
言われるのかっていうのも だいぶ 話が違ってくるというのは ぜひ
知っておいていただけたらなという ふうに思います
はい そんな感じですかね ただ 今日は これほとんどがんに関して
の予告とか 告知のお話をしました けれども がん以外の病気も当然
告知っていうのが必要なんですけ れども ただ 特にがん以外の病気
に関しては 三つ目の予告告知ですね これに関しては非常に難しいんですよ
ね 逆にがんのほうが予告知 予 告の予測がしやすくって いろんな
研究もされていて スケールとかも あるっていう感じなんですけれども
がん以外に関しては 待ち療法も さまざまですし 例えば腎臓だったら
腎代替療法っていうのをやるのか やらないのかによっても だいぶ
大きく予報も変わってくるんで だから そこはちょっとケース
バイケースで対応せざるを得ない っていう そんな感じと あとは
もう臨床医のがんみたいなところ かなというふうに思います っていう
ような感じですかね ちょうど ちょっと 明後日のまたニュース
で取り上げようと思うんですけど 救急集中治療領域のそのがんわけ
はいつから始めるべきか問題とか っていうのが学会の中でも議論
されたみたいなんで その辺りも ちょっとまた取り上げていきたい
なというふうに思いました では 最後にしんしんじゃんけんいき
たいと思います いきますよ しんしんじゃんけん じゃんけん
ということで 今日も幸せな一日 でありますように 終わりとはない
一回目だけでした 興味しんしん