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2025-07-08 11:28

《1280》日本老年医学会が立場表明2025‼️

日本老年医学会の「高齢者の人生の最終段階における

医療・ケアに関する立場表明2025」

https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/proposal/tachiba.html


前回・前々回との比較

https://chatgpt.com/share/686c3448-16ec-8001-8e21-cccaadc40e52

https://g.co/gemini/share/14a1085c2211


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《AI要約》誤字はご容赦!

以下は、音声の内容を1000文字以内で箇条書きで要約したものです。


### **日本老年医学会「高齢者の人生の最終段階における医療・ケアに関する立場表明2025」の解説**


* **概要**

* この放送では、日本老年医学会が2024年1月末に発表した「高齢者の人生の最終段階における医療・ケアに関する立場表明2025」について解説。

* これは2012年版から13年ぶりの大幅な改訂であり、現代の高齢化社会の実情に合わせて内容がアップデートされている。


* **立場表明の10項目**

1. 年齢による差別(エイジズム)に反対する。

2. 緩和ケアを一層推進する。

3. 本人の意思と意向を尊重する。

4. 人権と尊厳および文化を尊重する意思決定支援(ACP/SDM)を推進する。

5. 多職種チームによる医療・ケアの提供を推進する。

6. 臨床倫理に関する取り組みを推進する。

7. 在宅医療および地域包括ケアシステムを推進する。

8. 死への準備教育(デス・エデュケーション)を推進する。

9. 普段の研究の進歩を医療・ケアに反映させる。

10. 高齢者の人権と尊厳を擁護する医療・介護・福祉制度の構築を求める。


* **特に注目すべき改訂のポイント**

* **緩和ケアの概念拡大**:

* 今回の改訂で、ACP(人生会議)やSDM(共同意思決定)と共に内容が大幅に拡充された。

* **対象**: がんだけでなく、認知症や老衰などの非がん疾患も緩和ケアの対象であることを明確化。また、本人だけでなく家族や死後の遺族もケアの対象に含まれる。

* **TLT(Time-Limited Trial)の導入**: 期間限定でお試し治療を行う考え方。効果が不確実な治療(人工呼吸器など)を始めるか迷う際に、期間を区切って試すという選択肢が示された。

* **本人の意思尊重の具体化**:

* 家族の役割を、本人の代わりに決定する「代理決定者」ではなく、本人の意思を伝える「代弁者」と位置づけることを推奨。本人の主体性をより重視する姿勢が示された。

* **意思決定支援の重視**:

* 欧米とは異なる日本の文化的背景を考慮した上でのACPやSDMの推進が重要であると指摘している。

* **テクノロジーの活用**:

* 在宅医療の推進において、IoTやDTx(デジタルセラピューティクス)、DX(デジタルトランスフォーメーション)の活用が重要であると明記された。

* **死への準備教育(デス・エデュケーション)**:

* 核家族化などで死に接する機会が減った現代において、死について考える教育の重要性を学会として表明した点に大きな意義がある。


* **背景と意義**

* 2025年問題に代表される急激な高齢化社会(75歳以上人口が2000万人超)を背景に、高齢者の医療・ケアのあり方を見直す必要性が高まっている。

* この立場表明は、医療現場における倫理的な課題や、より良い終末期を迎えるための重要な指針となる。

サマリー

日本老年医学会は2025年の医療ケアについての立場表明を発表し、高齢化とそれに伴う課題への取り組みの必要性を強調しています。この表明では、緩和ケアやエイジズムへの反対、高齢者の人権と尊厳の尊重が掲げられています。日本老年医学会は、高齢者に関する意思決定支援や在宅医療の重要性について明確な立場を示し、文化的背景を考慮したアプローチの推進を提唱しています。また、デジタルトランスフォーメーションや死に関する準備教育の重要性も強調されています。

医療ケアに関する新しい立場表明
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまづわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問、リクエストは、質問箱のGoogleフォームからぜひお寄せください。
あなたのご質問、お待ちしております。
ということで、今日はですね、先週の木曜日の興味心身医療ニュースにも取り上げたですね、
日本老年医学会という、これ私も所属している学会なんですけれども、
その学会がですね、先月の27日に、
高齢者の人生の最終段階における医療ケアに関する立場表明2025っていうのを出したので、
これをですね、皆さんと一緒に読み解いていきたいなというふうに思います。
ちなみにですね、これ前の版が2012年だったんで、13年ぶりの改定ということで、
これちょっと内容の比較をですね、AIにさせたんですけれども、
内容に関してもかなり大幅にアップデート変化しています。
なんですけれども、今回は2025の今回表明されたやつに絞ってお話していこうかなというふうに思います。
まずはですね、これ一番初めの表紙みたいなところに書いてありますけれども、
目次だともに書いてありますけれども、立場を今回10個書いてあるんですね。
それをちょっと順番にやっていこうと思うんですけれども、
まず立場1、年齢による差別、エイジズムに反対する立場2、緩和ケアを一層推進する立場3、
本人の意思と意向を尊重する立場4、人権と尊厳及び文化を尊重する意思決定支援を推進する立場5、
他職種のチームによる医療ケアの提供を推進する立場6、臨床倫理に関する取り組みを推進する立場7、
在宅医療及び地域フォーカスケアシステムを推進する立場8、支援の準備教育を推進する立場9、
普段の研究の進歩を医療ケアに反映させる。
最後の立場10、高齢者の人権と尊厳を擁護する医療介護・複製での構築をまとめるということで、
全部で10個の立場表明ということになっております。
高齢化とその影響
ちょっと私が気になったところをいろいろ話していこうと思うんですが、
まず始めるところでバックグラウンドが書いてあるんですけれども、
2025年問題をはじめとしてですね、
高齢化ってもうすごいスピードで進んでいるのは皆さんよくご存知の通りかなというふうに思います。
それで75歳人口は2000万人を超えてるんですよねっていう感じになっていて、
やっぱり高齢化の問題っていうのは、
我々医療に携わるものとしても非常にね、
すごい現実的に感じている課題かなというふうに思います。
基本的立場っていうのが書いてあって、
これちょっと省略させていただきますけれども、
その次のページの4ページ目かな、PDFでいうと4ページ目。
この資料でいくと2ページ目になりますけれども、
この用語の定義、これ先週も話しましたけれども、
やっぱりね、用語が言っていることが違うとですね、
全然話がかみ合わないっていうことがあるんですね。
この立場表明ではですね、用語の定義をいくつかしております。
ちょっと詳しくはまたPDFをご覧いただけたらというふうに思いますけれども、
1つ目が人生の最終段階っていう用語ですね。
これが1個目。
2つ目が最善の医療およびケアっていうものですね。
3つ目がケアですね。
これ医療だけじゃなくて、やっぱりケア、ガイドライン、
厚労省から出ているガイドラインの中でも、
医療、ケアの決定プロセスに関するガイドラインみたいな感じで、
最近医療とケアをセットで出てくるのってすごい増えてきましたよね。
今回の立場表明もケアの部分が含まれるということでなっております。
その次が尊厳、その次が高齢者、最後は家族等ということになってますね。
これは家族等は結構重要かな。
今後ですね、やっぱり一人見で全然見寄りがない方、
見寄りのない高齢者っていうのも増えていくと思うので、
これは非常に今の時代にマッチしているかなというふうに思います。
緩和ケアの重要性
まず立場1、年齢による差別、エイジズムに反対するということ。
これはまず真っ先に大事かなと思います。
立場2、ここからが重要で、緩和ケアを一層推進するということで、
今回、緩和ケアに関する内容とか、
ACP、人生会議、SDMとかっていう内容がかなりいっぱい盛り込まれたっていうのが、
今回の2025の立場表明の改定のポイントの一つかなというふうに思います。
いつも言っているように、緩和ケアっていうのは病気を問わず、
疾患を問わず、治療の早い段階から誰でも受けられるっていうのが理想なんですけれども、
現状はなかなかそうなっていないっていうところがあって、
この緩和ケアを一層推進するっていうのが重要かなというふうに思いますし、
あとその中で、このTLTに関しても言及されているというのは、
非常に先進的だなというふうに思いました。
これTLT、以前の放送でも取り上げたかと思うんですけれども、
タイムリミテッドトライアルっていうことで、
これはお試し治療って訳される方もいるんですけど、
私はお試し治療という訳し方はやめたほうがいいと思っている人なんですけれども、
要は一時的に期限を設けて治療をするっていうことですね。
これが例えば透析であったりとか人工呼吸であったりとかということで、
要はそれをした時にどうなるかって、
医療者でも予測できないこともあったりしますし、
あとご本人ご家族が治療をやるかどうか判断しかねるっていう場合があるんですね。
これ医療現場あるあるですけれども、
そういう場合にこの時間を区切った治療ですね、
タイムリミテッドトライアル、TLTっていうのをやるっていう選択肢がね、
ここに出てきたのが結構驚きました。
家族等もケアの対象にっていうことで、
これは緩和ケアの概念で非常に大事ですけれども、
ご本人だけではなくて家族、
あと亡くなられた場合にはご遺族も当然緩和ケアの対象になるわけで、
それも改めて明記されてるっていうのも非常にいいかなと思いました。
あとはですね、まがん以外の病気ですね。
飢餓の病気に関しても重要だということがページの7ですかね、
PDFでいうと9ページ目に書いてあって、
これはね、まさに緩和領域では、
がん以外の病気の緩和ケアをいかに進めていくかっていうことでなっております。
特に高齢者に関しては認知症とかですね、
あと浪衰とかもですね、これを緩和ケアの対象になるので、
この辺は非常にね、老年医学界としては力を入れたいというのが伝わってきました。
あとは続きまして、
橘さんですね、本人の意思と意向を尊重するということで、
これは言わずもがなですけれども、
ただこれね、すごい言及したなというのは、
意思決定支援の重要性
家族等に代理決定を求める医療者が少なくないが云々というふうに書いてあって、
これね、代理決定者とかですね、代理意思決定者とかっていうような言い方をしてたんですけれども、
そうではなくて代弁者というふうに、
この学会を呼びますということを推奨してるというのが書かれていました。
これ確かにですね、代わりに決定するんではなくて、
本人の意思を代弁するんだっていうのを言うということでは、
確かに代弁者とか代理意思決定者ではなくて、
代弁者のほうが適切かなとこれは思いましたね。
でした。
続きましてが、
立場4が、人権と尊厳及び文化を尊重する意思決定支援を推進するということで、
ここでですね、SDM、ACPの話が出てきています。
これはですね、もう今どの領域でもSDM、ACPの重要性というのが言われていて、
特にですね、この論拠のところの2段目に書いてありますけれども、
やっぱり文化的背景が違うんですよね。
ACPって元々は結構欧米の研究が多かったんですけれども、
最近は日本の研究も結構増えてきていて、
いうのがあって、やっぱり文化的な背景が違うところを意識しながら、
SDMに則ったACPの話し合いのプロセスを踏んでいくというのは非常に重要かなというふうに思いますね。
このペースでいくと終わらなくなってくるので、立場5ですね。
多職種チームが重要です。
これは言わずもがなです。
はい、当然です。
立場6、臨床倫理に関する取り組みを推進する。
これも大事ですね。
非常に昨日の最古の文字学会のプログラムの中には倫理の話が出てきましたけれども、
やっぱり倫理的な課題って特に高齢の方に関して非常に多くあるんですよね。
なのでそこら辺をやっぱりどういうふうに解決していくかというのの、
一定の教育とかシステムとかっていうのは非常に重要かなと思いますね。
在宅医療の推進
立場7、在宅医療及び地域包括ケアシステムを推進するということで、
その中にですね、やっぱりIoTを用いたDXですね。
デジタルトランスフォーメーションですね。
これの推進が重要であるって書いてあります。
ぜひ推進してください。
なんですけれども、これちょっとまだ精度的になかなか難しいところありますけど。
立場8、支援の準備教育を推進する。
これも非常に重要だなと思いますね。
デスエデュケーションで、やっぱり各家族、大きな家族ではなくて、
家族になって、しかも一人みたいな方もいるとですね、
やっぱり死に接する機会ってすごい減ってるんですよね。
なので、死ぬことをどういうふうに捉えるかみたいなのって、
日頃考えなくても良い時代になっているというか、
そういう感じかなというふうに思いますので、
この準備教育をするっていうのも非常に、
学会員が言ったっていうのはすごいいいなと思いましたね。
立場9が研究を実際の現場に反映させるということで、
立場10が精度の構築をまとめるということになっております。
という感じですかね。
あともう一つ、この注釈のところですね。
PDFで言うと14ページ目。
この資料で言うと14ページ目か、PDFで言うと16ページ目からの
注釈のところが非常によく書いてあって、
TLTの話とかSDMの話とか、
週末期とエンドオブライフの話とか、
非常に医療者としても学びの大きいものになってますので、
ぜひご覧いただけたらなというふうに思います。
PDFとしては28枚あるんですけれども、
本文としては18ページで大体終了していて、
あとは引用文献とかなんで、
ぜひご覧いただけたらなというふうに思いました。
では最後、シンシンジャンケンいきたいと思います。
いきますよ。
シンシン、ジャンケン、ジャンケン、パー!
ということで、今日も幸せな日にしてありますように、
お会いできていただきありがとうございました。
興味、シンシン!
11:28

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