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  2. 《1244》脳卒中や心臓病ってど..
2025-05-26 11:23

《1244》脳卒中や心臓病ってどんなイメージ⁉️

【本日ご紹介した資料】

脳卒中や心臓病等に関する世論調査

(令和6年7月調査)内閣府

https://survey.gov-online.go.jp/healthcare/202411/r06/r06-nosottyu/


※COI(利益相反)はありません


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■AI要約(誤字はご勘弁ください)

* **はじめに**

* 内科医竹尾の心身健康ラジオ。

* 医療にまつわる質問やリクエストに回答。医療ニュースの解説も行う。

* 質問・リクエストは質問箱のGoogleフォームから募集中。


* **本日のテーマ:心臓病・脳卒中に関する内閣府の世論調査**

* 昨日に引き続き、心臓病や脳卒中の話。

* きっかけは、日本脳卒中協会と日本循環器学会の合同調査で、病気の認知度の低さに驚いたこと。

* その後、内閣府が昨年7月に脳卒中や心臓病等に関する世論調査を行っていたことを発見。

* 調査結果は昨年12月に公開されており、これを皆さんと一緒に読み解きたい。


* **内閣府世論調査の概要**

* 調査対象:18歳以上の3000人(昨日と同じ)。

* 調査方法:郵送(昨日の調査はインターネット)。

* 回収率:55.2%。

* 質問項目数:19項目。

* 脳卒中や心臓病の印象。

* 予防に関して。

* 救急車の要請について。

* 情報入手源。

* 退院後の生活、就労支援について(脳卒中・心臓病それぞれ)。

* 教育や社会とのつながりに関して。

* 政府への要望。


* **調査結果:脳卒中や心臓病の印象**

* 「怖い印象を持っている」かどうかの4択。

* 当然、「怖い印象を持っている」が最多(72.5%)。

* 「どちらかといえば怖い印象を持っている」まで含めると95%近く(95.7%)。

* **意外な点**:年齢別で見ると、高齢になるほど「怖い印象を持っている」割合が減る傾向。

* 最も高いのは30-39歳(81.3%)。

* 70歳以上では65.6%(30代より15%低い)。

* 話者は、高齢者の方が怖い印象を持っているイメージだったため意外だと述べている。


* **調査結果:怖いと思う理由**

* 最多:「死に至る場合があるから」(82.1%)。

* 次点:「日常生活の中で突然発症するから」(78.5%)。

* 3番目:「麻痺や喋りにくさなどの後遺症が残る場合があるから」(73.1%)。

* **話者の指摘**:

* 質問の仕方に疑問。脳卒中と心臓病は全く違う病気であり、心臓病にも様々な種類がある。

* 例えば心不全は突然発症しないことが多い。

* 「麻痺や喋りにくさ」は脳卒中の後遺症であり、心臓病の後遺症とは異なる。

* これらの点を一括りにして質問するのは問題ではないか。


* **調査結果:予防のための生活習慣改善の意思**

* 「生活習慣を改善しようと思うか」。

* 年齢が高い方ほど「今実際やっている」「改善しようと思っている」割合が高い(当然の結果)。


* **調査結果:生活習慣をすぐに改善しようと思わない理由**

* 圧倒的に多いのは「病気の自覚がないから」(52.3%)。

* 話者は、循環器疾患は自覚症状なく進行するものも多いと指摘。


* **調査結果:救急車の要請について**

* **都市規模別の違い**:

* 町村部では「すぐに救急車を呼ぶ」が多い。

* 大都市では「午前中は様子を見てから救急車を呼ぶ」など、少し待つ傾向。

* **性別**:女性の方がすぐに救急車を呼ぶ割合が高い(有意差はないかもしれない)。

* **救急車を呼ばない理由**:

* 最多:「症状が改善するかどうか少し様子を見たい」(66.7%)。

* 次点:「緊急性があるかどうかわからなかったため」。

* 話者は、後者について医療者としてどう対応すべきか考えさせられると述べている。

* **素晴らしい意見**:「症状が軽い場合は救急車を呼ばずにタクシーなどで受診すれば良いと思うため」(39%)。

* 救急車のタクシー利用が問題視される中、4割もの人がこう考えているのは逆にすごいと話者は評価。


* **調査結果:情報源について**

* 最多:「かかりつけ医からの紹介」(68.1%)。

* 話者は「紹介」の定義に疑問(紹介状か、口頭でのアドバイスか)。

* 次点:「病院のホームページ」(41%)。

* 3番目:「家族・知人・友人からの紹介」(39.2%)。

* 4番目:「LINE、Facebook、Instagram、旧TwitterなどのSNS」(11.6%)。

* **話者の指摘**:

* YouTubeが入っていないのはなぜか。

* 「インターネット」という選択肢自体がないのが謎。


* **調査結果:就労について**

* 「就労は大事だよね」というのは当然。

* 働きにくさの原因などが記載されている。


* **調査結果:小中学校の授業で聞きたいこと**

* 「予防」「症状」「どんな病気なのか」「なぜ脳卒中や心臓病になるのか(原因)」が上位。


* **調査結果:政府に力を入れてほしいこと**

* 「医療機関の充実」「リハビリの充実」が多い。

* 「緩和ケアの体制整備」は6番目(37.4%)。

* 話者は、緩和ケアについてももっと認識してほしいと述べている。


* **おわりに**

* ペース配分を誤ったことを謝罪。

* 興味深い結果なので、ぜひ元データも見てほしい。

* 心身じゃんけん(グー)。

サマリー

このエピソードでは、脳卒中や心臓病についての日本の世論調査結果が議論されています。調査結果から、一般の人々が病気に対する恐怖心や予防意識を持っていることがわかります。また、脳卒中や心臓病の予防、症状、医療機関の充実に関する意見が紹介されています。特に、若年層向けの教育や緩和ケアの重要性が指摘されています。

イントロダクション
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問・リクエストは、質問箱のGoogleフォームから是非お寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、最近ちょっと質問・リクエスト回答やっていないんですけど、あんまり質問来てないので、是非募集しております。
ということで、今日はですね、昨日に引き続きまして、ちょっと心臓病とか脳卒中のお話をしたいと思うんですけれども、
というのは、昨日のご紹介したですね、この日本脳卒中協会と日本巡回学会の合同でやった調査ですね、
なんかあまりに病気の認知度が低すぎてですね、ちょっとびっくりして、いろいろその後、アフタートーク中にも調べていたらですね、
内閣府がですね、去年の7月にこの脳卒中や心臓病等に関する世論調査、
世論調査と読むのかなこれ、内閣府は、ちょっとどっちか読み方わかりませんが、
というのをやっているのを発見しまして、それの結果がですね、去年の12月に公開されていたんですね。
これはこれでね、ちょっとまた面白いなと思って、これを皆さんと一緒に読み解いていきたいなというふうに思います。
今回はですね、調査対象、昨日と同じ18歳以上の3000人を対象にですね、
今回は郵送、昨日はインターネットだったんですけれども、今回は郵送でお送りして、
55.2%の方から回収したというような、そんな感じになっております。
質問項目はですね、全部で19個あって、
まず脳卒中とか心臓病の印象を聞いたりとかですね、
あと予防に関して、あと救急車の要請について、
どういうところから情報を取り入れているか、
あとは退院後の生活、就労支援について、脳卒中、心臓病を各々に聞いていて、
あとは教育とか社会とのつながりに関してということで、
最後は政府への予防みたいな、そんな感じの全部で19項目の質問をしているという、そんな感じです。
まずはじめにですね、脳卒中や心臓病等に関する印象ということで、
これはですね、4つですね、怖い印象を持っている、どちらかといえば怖い印象を持っている、
どちらかといえば怖い印象を持っていない、怖い印象を持っていないというような、
そんな4つの選択肢の中から選んでくださいという感じなんですけれども、
当然ですけどね、怖い印象を持っているという方が一番多くて、
全体でいくと72.5%の方が怖い印象を持っている。
どちらかといえば怖い印象を持っているまで含めると、
95.7%近い方が怖い印象を持っているという感じの結果になっていました。
ただですね、今回性別年齢別もそうですし、都市別というのも聞いているんですけれども、
どういう規模の市町村とか都市に住んでいるかというのも聞いていて、
それでいくとですね、この結果は実は高齢に行けば行くほど、
怖い印象を持っている割合が減るんだと思って、
これはちょっと意外な結果でしたけどね。
一番高いのが30から39歳で81.3%の方が怖い印象を持っているって回答されているんですけれども、
高齢になるとそれが低くなってきて、70歳以上に関しては65.6%ということで、
15%ぐらい30代の方より低いんだと思って、
これ逆に高齢の方の方が怖い印象を持っているイメージありましたし、
実際ね、怖いんですけど高齢の方の方が。
なんでこんな結果になるのかちょっと不思議だなというふうに思いましたね。
その次ですね、その下、怖いと思う理由に関して聞いていて、
予防の意識
一番多いのはですね、死に至る場合があるからっていうので82.1%ですね。
日常生活の中で突然発症するからっていうのが78.5%。
で、その次に多いのが麻痺やしゃべりにくさなどの高齢症が残る場合があるからっていうのは73.1%っていうこんな感じになってるんですけれども、
ただですね、これちょっと質問の仕方があんまり良くないなと思って、
これは他の項目もそうなんですけれども、
そもそも脳卒中と心臓病では全然違います。
違う上に心臓病って言ってもですね、いろんな心臓病があるんで、
例えば心不全とか日常生活の中で基本突然発症しないんですよね。
徐々に悪くなっていて、もちろん症状が出るのは突然出てくることもあるんですけれども、
ただ、その睡眠化でずっと徐々に悪くなっていくみたいなこともあるので、
これを一緒二人語るのはちょっとどうかなと個人的には思いますし、
しかもこの麻痺やしゃべりにくさって、これは思いっきり脳卒中の高齢症ですからね。
心臓病の症状は全然違うので、
この質問自体がちょっと微妙かなというふうに思いました。
僕も複数回答変わらないんですけれども、
ちょっとどういうふうに選んだらいいか迷うなというふうに思いましたね。
続きまして、予防についてというところで、
予防のための生活習慣を改善しようと思うかということで、
これは当然ですけれども、年齢が高い方ほど、
今実際やっているとか改善しようと思っているという方が多いという、
若い方は少ないという、これはその通りの結果かなというふうに思うんですけれども、
生活習慣をすぐに改善しようと思わない理由を聞いたところですね、
圧倒的に多いのが病気の自覚がないからということで52.3%。
これはそうですよね。
これもですね、循環器疾患、
心臓病といっても本当にいろんな病気があるので、
自覚症状なく済んでくる心不全とかもあったりしますので、
これもちょっと何か、
どういう病気を想定するかによってもだいぶ違うかなというふうに思ったりしましたね。
あとは、自分の健康に自信があるからみたいな方とかもいらっしゃったりとか、
あと時間的、経済的なゆたりがないっていう方も結構いらっしゃるなと思いました。
じゃあ、具体的に予防のために心がけていることっていうのを聞いたらですね、
これ一番多いのは野菜をたくさん食べるようにしている54.7%。
次に多いのは体を動かすようにしている、運動ですね。
これどれぐらいの運動かわからないんですけど、運動。
あと塩分を摂りすぎないようにしている、食塩か、原塩ですね。
この辺はいいかなというふうに思いますね。
ただ糖分を摂りすぎないようにしているとか、脂肪を摂りすぎないようにしているとかですね、
この辺も結構3分の1ぐらいの方が答えてきてるんですけれども、
これ多分糖尿病とか脂質上昇を想定した質問だと思うんですけれども、
質問というか生活習慣の予防の項目だと思うんですけれども、
ただこの辺、食事療法ではなんともならない方が実際にはいらっしゃるんですよね。
これ体質的な問題で、
例えば糖尿病に関してはインスリンが出にくいとかっていうのはあったりするので、
全然やること自体はいいんですけど、
ただこれでやれてるから、
救急車の要請とその背景
例えば必要な薬を飲まないみたいなことになりかねないと、
ちょっと違うかなという気もしましたね。
というかこのペースでいくと全然思わない気がしてきました。
ちょっと急ぎます。
続きましてが救急車の要請ですね。
救急車の要請はですね、
これグラフには出てないんですけれども、
年規を別に見ている結果が面白くて、
すぐに救急車を呼ぶって答えた方が町とか村で多くて、
大都市に関しては午前中は要請を見てから救急車を呼ぶ。
要はちょっと待つみたいな方が大都市圏の方が多いんだなというふうに思ったりしましたね。
あと女性の方がすぐに救急車を呼ぶ割合が高いとか、
でもこれ有意差ないと思うんですけども、
という傾向があるという感じでしたね。
これはちょっと面白いなと思いました。
救急車を呼ばない理由に関して図7に書いてあるんですけれども、
一番多いのは症状が改善するかどうか少し予想を見たいということで66.7%。
これに妥当かなと思うんですけれども、
その次に多いのが半数ぐらいの方が緊急性があるかどうかわからなかったためということで、
これはその通りなんですけれども、
これに対して医療者としてどう対応したらいいのかなってちょっと思ったりしましたね。
あとは非常にこれは素晴らしいなと思ったのは、
症状が軽い場合は救急車を呼ばずにタクシーなどで受診すれば良いと思うためっていう方が39%いらっしゃって、
これ救急車のタクシー利用が非常に問題になっている中で、
こういう方が4割もいるっていうのは逆にすごいなと思いましたね。
ちょっとこれ全然終わらないです。
情報源に関してはこれも意外な結果で、
かかりつけ医科の紹介っていうのが68.1%。
でもこれ紹介か。かかりつけ医科の紹介。
紹介ってどういうことなんですかね。
が圧倒的に多くて、病院のホームページが41%、
家族、知人、友人からの紹介が39.2%で、
実はLINE、Facebook、Instagram、旧TwitterのSNSが11.6%ってなってるんですけれども、
これね、なんでYouTubeとか入ってないのかなと思って、
これ結構YouTubeとかも見てると思いますし、
あとは普通にインターネットっていう選択肢がないんですよね。
なんでこれインターネットっていう選択肢がないのかちょっと謎なんですけれども。
ちょっとこれも謎な結果でした。
あとはですね、就労のこととか省かせていただいて、
就労大事だよねっていうのは当然なんですけど、
働きにくさの原因が何かみたいなのがいろいろ書いてありました。
あとはですね、小中学校の授業で脳卒中や心臓病等について、
どんな話が聞きたいかっていうことで図17に書いてあるんですけれども、
やっぱり予防とか症状とかですね、
あとどんな病気なのかみたいなそういうのが上位を占めてましたね。
あとなぜ脳卒中や心臓病等になるのかっていう原因ですね。
っていうのが多くなっていました。
あとは最後に政府に力を入れてほしいことということで、
やっぱり医療機関の充実とかリハビリの充実とかその辺が多くなっていて、
実は情報提供とかですね、
あとは緩和ケアの体制整備っていうのがあったんですけど、
緩和ケアの体制整備は37.4%しか第6位になっていて、
これはもうちょっと緩和ケアについても認識していただきたいなというふうに思ったりしました。
という感じでした。
脳卒中・心臓病の教育と予防
ちょっとペース配分をミスしました。
ぜひちょっと面白い結果なんでご覧いただけたらなというふうに思います。
では最後、しんしんじゃんけんいきたいと思います。
いきますよ。
しんしんじゃんけんじゃんけん。
ぐっ。
ということで、今日も幸せな一日でありますように。
お会いいただきありがとうございました。
興味しんしん。
11:23

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