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2025-05-25 08:33

《1243》『循環器病』知っていますか?その他の病気も…

【本日ご紹介した資料】

脳卒中・循環器病に関する国民の知識調査(第1報:病気の認知度について)

https://www.jsa-web.org/medical_event/7829.html


※COI(利益相反)はありません


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■AI要約(誤字はご勘弁ください)

内科医たけしの「心身健康ラジオ」より、循環器病に関する国民の知識調査についての解説を以下に要約します。


* **はじめに**

* 内科医のたけお氏が、最近発見した「循環器病に関する国民の知識調査」の第1報(2023年5月16日発表)について解説。

* この調査は、日本脳卒中協会と日本循環器学会(および日本循環器協会)が、厚生労働省の普及啓発事業の一環として実施したもの。


* **「循環器病」の定義**

* 「循環器病対策基本法」(正式名称:心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法)で定義される。

* この法律における「循環器病」には、心臓病や血管の病気(高血圧など)だけでなく、「脳卒中」も含まれる点が重要。

* 通常の循環器内科が主に心臓・血管を診るのに対し、この法律では脳卒中も包括的に捉えている。


* **調査の概要**

* 対象:15歳から79歳の男女1万人。

* 方法:インターネット調査。

* 内容:病気の認知度、症状、治療法、発症原因、健康情報の入手先、支援制度など多岐にわたる。


* **主な調査結果(図1:全体での各疾患の認知度 - 「よく知っている」と回答した人の割合)**

* **循環器病(脳卒中や心臓病の総称として):43.4%**と半数に満たない。話し手はこれにまず衝撃を受ける。

* **脳梗塞:49.5%**

* **心筋梗塞:47.7%**

* これら代表的な疾患ですら、半数の人が「よく知っている」わけではない。

* 「よく知っている」と回答した人に限定すると、各々10%前後に留まる。

* **狭心症:35.5%**(3人に1人程度)

* **心房細動、急性大動脈解離:共に27%前後**と3割を切る。これらは非常に重要な疾患。

* **一過性脳虚血発作(TIA):14%**

* **末梢動脈疾患(PAD):12.3%**と最も低い。

* 話し手は、国民の半数が脳梗塞という言葉すら知らない可能性があることに衝撃を受ける。


* **主な調査結果(図2:「循環器病」を「よく知っている」と回答した層〈687人〉における各疾患の認知度)**

* この層に限定しても、**心筋梗塞や脳梗塞の認知度は66%台**。

* **一過性脳虚血発作(TIA)は34.5%**(3人に1人しか知らない)。


* **話し手の考察と今後の課題**

* 全体的に国民の疾患に対する認知度が低いことに驚きを隠せない。

* 「循環器病」という言葉自体は比較的新しい法律に基づくため認知度が低いのは理解できるものの、個別の重要な疾患の認知度も低い。

* 今後、ラジオで個別の疾患について詳しく解説していく必要性を強く感じている。

* 特に心房細動など、有病率が高く重要な疾患の認知度が低いことは大きな課題。


* **その他**

* 調査は「がん対策基本法」と「がん対策推進基本計画」に似た構造で、循環器病に関しても法律に基づき基本計画が策定され、施策が行われていく流れ。

サマリー

今回のエピソードでは、日本脳卒中協会と日本循環協会による循環器病に関する国民知識調査の結果が紹介されている。調査からは、脳梗塞や心筋梗塞といった病気の認知度が低いことが明らかになり、循環器病の啓発の重要性について考察されている。

循環器病に関する調査
内科医たけおの心身健康ラジオ、みなさんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるみなさんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問・リクエストは、質問箱のGoogleフォームからぜひお寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、今日はですね、ちょっと面白い資料を発見しましたんで、
ちょっとこれをみなさんと一緒に読み解いて、共有していこうと思うんですけれども、
第1報ということで、これ多分ね、今後第2報、第3報と続いていくんだろうと思うんですけど、
まずは第1報っていうやつがですね、5月の14日、先々週に出ていたんですけれども、
日本脳卒中協会っていう協会があるみたいで、ちょっと私全然知らなかったんですけれども、
脳卒中の予防と患者家族の支援を目指してっていう、そんな学会がありまして、
そこと日本循環協会、日本循環協会も一緒に行くかな、
厚生労働省の普及啓発事業っていうのはあるらしくて、
それで国民に対してですね、この循環器病に関する知識調査を行ったっていうことで、
それの第1弾の結果が出ておりました。
これね、非常に面白い結果になっていて、
そもそもですね、循環器病って、今日タイトルに入れさせていただきましたけれども、
循環器病って何のことを示すか、ご存知な方って、ご存知ですか皆さん。
実はですね、これ循環器病対策基本法っていうのがあってですね、
これ正式名称は心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法っていうのが正式名称ですけれども、
その中でですね、循環器病は脳卒中も含まれているんですね。
これ普通に循環器内科っていうふうに言うと、
基本的には心臓、あと血管、高血圧とかも含めてですね、
この2つの病気を専門的に見るっていうのが循環器内科なんですけれども、
ここでいう循環器病ってね、別に循環器内科が見る病気だけではなくて、
特に脳卒中も含んでいるっていうところが非常に大きなポイントで、
脳卒中循環器病対策基本法っていうふうに言うこともありますね。
それの法律に基づいて循環器病対策推進基本計画ですかね。
これががん対策基本法とそれに基づくがん対策推進基本計画ですね、
と似たような構造で、循環器に関してもこうやって法律ができて、
それに基づく基本計画ができて、それに基づいていろんな施策が行われていくっていう、
そんな感じになっているんですよね。
その中で実際国民の方がどれくらい知っているのかっていうのを、
この協会と学会で協力して行ったっていうことになっているみたいです。
一応調査はですね、15歳から79歳の一番人を対象にインターネットでやって、
調査結果の衝撃
今回は病気の認知度だけですけれども、症状とか治療法発症の原因、健康情報の入手先、
発症後の支援制度などについて回答していただいたということになっております。
まず図1をご覧いただけたらと思うんですけれども、
循環器病っていうのもそうですし、それ以外の病気の名称ですね、
これを知っているかっていうのを多分4択で尋ねてるんですけれども、
よく知っている、ある程度知っているっていう2つですね。
よく知っているから、よく知っているだけなのかな。
この図はどうやって見たらいいのか、ちょっと今パッと見。
よく知っているって右側に何か顔って書いてありますけれども、
でも表題はよく知っている、ある程度知っていると回答した人の割合っていうことになってますけれども、
ちょっと謎ですねこれ。
右端の、かっこ悪いよく知っていると回答した人の割合か、
だからある程度知っているの方がかなり多いということですね。
なんですけれども、循環器病、先ほど言った脳卒中や心臓病っていうのに関しては43.4%、
だから半数に見たらいいんだと思って、これまず衝撃だったんですけれども、
そんなにマイナーって思ったりするんですけれども、
でも循環器病っていうのは、ちょっと新しい法律ができてから啓発しようとしてるんで、
これは知らなくてもしょうがないかなという気もしたんですけれども、
一方でですね、それの下ですね、例えば脳梗塞とか心筋梗塞ですね、
これに関しても半数見たらいいんですね。
脳梗塞は49.5%で心筋梗塞47.7%ということで、
これ逆に国民の半分の方は脳梗塞っていう言葉を知らないんだっていうのはちょっと衝撃でして、
中でもよく知っているっていう方はおのおの10%前後っていうことで、
だから1割ぐらいの人しか脳梗塞とか心筋梗塞って非常に医療において重要度が高い、
しかもありふれた病気なんですけれども、
でも一般の方はそこら辺のことを実際にテストしてるわけではないんで、
これ自称なんですけれども、
なんですけれども認知率はまだまだ低いなというふうに思ったりしましたね。
あともっと言うとですね、この例えば狂心症とかですね、
狂心症とかに至っては35.5%でこれ3人に1人ぐらいしか知らないっていうことになってますし、
あとは心包細胞とかですね、急性大動脈回離、この辺まで非常に重要な病気なんですけれども、
この辺に至っては3割切っていて27%、
あともっと少ないのは一過性脳拒絶発作っていう、これTIAっていうので非常に重要な病気なんですけれども、
これとか14%ですし、
あとこれは仕方ないかなと思うんですけど、
発症動脈疾患ですね、PADっていうやつですけれども、
これ12.3%で一番少ないっていう感じでした。
ですけどこれ、だって脳卒中とか心不全でも44%とか5%で、
ん?っていうふうに思って、ちょっとあまりにびっくりしてですね、
病気認知度の重要性
今日放送しようかと思った次第です。
あとですね、この図2のところに行っていただくと、図2はですね、
この循環器病っていうのをよく知っているって回答した方、
こういうの687人いたらしいんですけれども、
そのうちでオーロラの病気についてどうですかっていうふうに聞いたらですね、
そしたら当然ですけど、ちょっと図1よりはパーセンテージ上がってるんですけれども、
それでもですね、やっぱり心筋梗塞とか脳梗塞は66%台ですし、
あとは一過性脳拒絶発作ですね。
これに至っては34.5%で3人に1人しか知らないっていうことになっていて、
これもね、ちょっとまた衝撃の結果でした。
っていう感じですかね。
なのでちょっとこの辺、今回ね、循環器病に関してアンケートを捉えましたけれども、
それ以外の病気でもやっぱり病気のことって意外と知らないのかなとか思ったりして、
ちょっとびっくりしたので、皆さんにご紹介しようかなと思った次第です。
ということで、個別の病気のことわかりますよね。
これちょっと個別の病気のことわからなければ、
ちょっと改めてここで話したほうがいいのかなというふうに思ったりしましたね。
心房細胞とかすごい多い病気ですし、すごい重要な病気の一つなんで、
特に高齢の方はですね、心房細胞非常に多いですからね。
と思いました。
はい、では最後心身じゃんけんいきたいと思います。
いきますよー。
心身じゃんけんじゃんけんチョキ!
ということで、今日も幸せな一日でありますように。
お会いいただきありがとうございました。
興味津々。
08:33

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