1. 内科医たけおの『心身健康ラジオ』
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2025-01-13 08:17

《1132》第一外科、第二内科とかってなんですか?消化器内科とかとはどう違う?

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AI要約(誤字はご勘弁ください)


## 医局制度の歴史と変遷


たけお先生は、日本の医局制度の歴史について解説しています。この制度は1893年に帝国大学(現在の東京大学)で導入され、ドイツの医療システムを模倣したものでした。当初は第1内科、第2内科、第3内科、そして外科も同様に分類されていました。


**医局の特徴**


- 同じ講座内に複数の専門分野が混在

- 大学によって各ナンバー内科の専門が異なる

- 同じ専門分野が異なる医局に存在することもある


## 臓器別再編への移行


2000年頃から、わかりにくさや非効率性を解消するため、医局制度は臓器別の講座に再編されていきました。現在では、腎臓内科や消化器外科など、より専門性の高い分類が一般的となっています。


**再編の理由**


- 医局の専門性がわかりにくい

- 同じ専門分野が複数の医局に分散

- より効率的な医療提供を目指す


## 医局制度の名残


しかし、完全に旧制度が消滅したわけではありません。たけお先生は以下のような名残について言及しています:


- 関連病院制度の存続

- 医局間の人事異動の制限

- 一つの病院内で複数の医局が混在


## 結論


医局制度は時代とともに変化し、より専門性と効率性を重視する方向に進化しています。しかし、旧制度の影響は完全には消えておらず、現在の医療システムにも一部残っていると言えます。


たけお先生は、この話題についてさらに質問があれば答える用意があると述べ、最後にじゃんけんで締めくくっています。

00:03
内科医たけおの心身健康ラジオ。皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまずは皆さんからのご質問やリクエストにお答えしています。
医療ニュースの解説などもしています。
質問、リクエストはフォームからぜひお寄せください。
あなたのご質問、お待ちしております。
ということで、2日目になりましたんで、だいぶ流暢に言えるようになりました。
はい、ということで、たけおに聞いてみようのコーナー、第2回になりますけれども、
今日もご質問をいただいております。
今日のご質問は、あやさんからですね。
質問、第1内科、第1外科など聞いたことがありますが、詳しく聞いてみたいです。
消化器内科、呼吸器内科とも言いますが、臓器で細かく言うとどう分類しているんですか?
教えてたけお先生ということで、ご質問いただいております。
ありがとうございます。
はい、今日はこんな感じで、教科書には絶対書いてないであろう。
昨日ちょっとAIでもね、少し調べたんですけれども、
この質問通りにAIに聞いても、全然ちんぷんかんぷんの答えが返ってきたんで、
ちょっとAIよりいい回答ができるんじゃないかなと思って、
昨日とはちょっと打って変わって、医学に役に立つのかどうか、
医療に役に立つのかどうか、ちょっと分からないですけれども、
雑学的に知ってたら、面白いかなと思って、これを回答したいと思います。
ちょっとね、私もね、これ歴史調べました。
歴史を調べるとですね、これそもそも第1外科とかですね、第2内科とかですね、
第3内科とかまであるんですけれども、私の母校は第3内科まで、
内科は第3まで、外科は第2まであったんですけれども、
はい、いうので、これね、ナンバー内科とかナンバー外科っていうふうに言うんですね。
で、これはですね、期限がですね、1893年に帝国大学、今の東大ですね、
が導入した異極口座製に遡りますっていうことで、
日本の医療ってね、もともとドイツから入流されてるんで、
ドイツの医療のお手本にその二重の口座、16名の教授が就任して、
で臨床経営で第1外科、第2、あ、違う違う、第1内科、第2内科、第3内科、
外科も第1、第2、第3っていうことで置かれたっていうことらしいですね。
はい、で、それが日本全国つつうらうらの大学でも同じような制度、
口座としてですね、制度が開かれたっていう、そんな感じになっております。
はい、で、これですね、山崎豊子さんのあの白い巨島を読んだり、
あのドラマとかで見られた方、ご存知だと思いますけど、あれね、第1、あれ確か第1外科だったと思うんですけれども、
はい、在前五郎の準教授、まあ当時は女教授ですね。
女教授がどういう風に教授船乗し上がっていくかみたいな、そんな話ですけれども、
あれもね、えっと、教授は確か呼吸器、肺が専門で在前五郎は食堂が専門みたいな、
そんな感じだったと思うんですけれども、こんな感じで、
あの、同じ口座の中にですね、あのいろんな専門がね、ごったりで入ってるっていうのがね、
このナンバー内科とかナンバー外科のね、すごい特徴なんですね。
はい、なので、例えばね、私の母校でいくと、第1内科はですね、
03:04
まあ教授は消化器内科、特に肝臓が専門だったんですけれども、
で、まあ第1内科ね、肝臓はまあ強かったんですけれども、
でも、例えば循環器の先生であるとかですね、
循環器ってその心臓とか血管を専門とする先生であったりとか、
あとは内分泌の先生とかですね、はい、そういう、
あと腎臓もね、実は第1内科だったんですよね。
あの腎臓の先生は第1内科の所属でみたいな感じで、
同じ第1内科の中に消化器グループと腎臓グループと、
みたいな循環器と、みたいな感じで、
あのいろいろあるっていうのがね、このナンバー内科製のね特徴なんですね。
で、第2内科は、まあ私の母校でいくと、
これはね、あのスタチンっていうのを発見した教授がいらっしゃってですね、
内分泌の先生がね、教授をされてたんで当時ですね、はい。
なので内分泌がね非常に強くて、内分泌とかあと糖尿病とかですね、
そういう代謝内分泌が非常に強くって、
でも中にもまた抗原病の先生がおられたりとかですね、
また循環器の先生がおられたりとかっていう感じで、
これまたね、いろんな専門の先生がいらっしゃって、
で、第3内科だけはね、第3内科はね、
血液内科と呼吸液内科専門みたいな感じで、
ありました。っていう感じで、
このナンバー内科はですね、全然臓器は関係ないですし、
あとは大学によってですね、
どこのナンバーの内科がどこの分野を担当してるかっていうのも、
点でバラバラっていう感じだったんですよね。
で、それがですね、さすがにややこしすぎるだろうっていうのと、
何をやってるのかよくわからないっていうことと、
あとはさっき言ったようにですね、
循環器の先生は第1内科と第2内科両方にいるみたいな、
そういう謎の事態が起こっていたりとかして、
これはね、あまり望ましくないだろうっていうこともあって、
2000年ぐらいからですね、
この臓器別の高さに徐々に再編されていったっていうような、
そんな流れになっています。
だからね、私がちょうど医学部にいたときとか卒業したときぐらいがね、
ちょうど過渡期ぐらいで、
今はね、ナンバー内科っていうのはほぼ全ての大学で廃絶っていうか、
臓器別に集約されているかなというふうに思います。
具体的には、例えば腎臓内科とかですね、
消化器外科とかですね、
消化器外科の中にもさらに細かく分かれている、
例えば肝臓外科とかですね、
食道外、食道外科とかですね、
そんな感じで分かれている場合もありますけれども、
今はそんな感じで、
臓器とか専門ごとに内科外科っていうことで、
分かれているっていうのが基本的なところなんですけれども、
私が医者になった頃とか、
医学部にいた20年前ぐらいですね、
まだナンバー内科の名残も結構あってですね、
そこで非常にいろいろややこしいことになっていた。
具体的にはね、
だからさっきの循環器内科を統合するにあたっては、
第一内科にも循環器の先生がいるし、
第二内科にも循環器の先生がいるみたいなことになると、
06:00
どうなるか分かりますよね。
っていう感じのことがね、
全国各地で起こったりもしていたんですけれども、
今はね、
もうだいたい臓器別の内科外科とかに再編成になって、
その中でまた新たに世代交代が起こっていくっていうような、
そんな流れになってきてましたね。
っていう感じです。
ただですね、
これ実はね、
まだナンバー内科とかナンバー外科の名残っていうのはあって、
この異極精度っていうのがあるんですね。
異極精度もね、話が非常に長いんですけれども、
いわゆる関連病院っていうのを持っていてですね、
例えば、
私の母国は北陸なんで、
北陸3県にですね、
いろんな関連病院っていうのがあるんですけれども、
この病院は丸々内科の関連病院みたいなのがね、
結構決まってたりするんですよね。
そうすると、
行きたい病院があってもですね、
行けなかったりとか、
異極が違うと異極を跨いでいくっていうことは基本できないんで、
できなかったりとか。
あとは、
一つの病院でですね、
一つの病院を一つの異極だけで補う、
担うっていうことはできないこともあったりするんで、
そうすると、
部分的にはこの内科は、
第1内科なんだけれども、
別の診療科は第2内科が入っていてみたいな、
そんな感じになることとかもあったりとかして、
非常にね、
ややこしい事態になっていたりします。
これはね、ちょっと地域的な問題もあるんですけれども、
そういうね、
関連病院的な名残はね、
まだちょっとあったりしますよね。
はい。
いう感じですかね。
はい。
なんですけれども、
やっぱり、
このナンバー内科とかね、
ナンバー下科っていうのは、
今はね、
もうあんまりっていうか、
もう言われることほとんどなくなってきましたけれども、
やっぱり臓器別になってからもですね、
いろいろドロドロしたことがあったりするので、
この辺はね、
またご質問があればお答えしていきたいなという風に思います。
はい。
ということで、
じゃあ最後、
しんしんじゃんけんでいきたいと思います。
いきますよ。
しんしんじゃんけんじゃんけんちょき!
ということで、
今日も幸せな一日でありますように、
ワイター大会のたけえでした。
興味津々。
08:17

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