1. 内科医たけおの『心身健康ラジオ』
  2. 《1414》医療をめぐる3つのピ..
2025-12-11 10:31

《1414》医療をめぐる3つのピンチ💦

【今週の興味シンシン医療ニュース】

・ 看護師不足 ピンチです。

・「献体」不足 ピンチです。

・「直美」増加 ピンチです。

https://note.com/naikaitakeo/n/n9796d16d6418


この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非!

(匿名でも可能です)

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog



面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは

#心身健康ラジオ

#たけおがお答えします

をつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください!


#医療 

#健康  

#スタエフ医療部


■AI要約(誤字はご勘弁ください)


内科医たけお氏によるラジオ放送「今週の興味津々医療ニュース解説」の要約です。今回は、日本の医療界が直面している「3つのピンチ」に関するニュースが取り上げられました。


**1. 看護学生不足と看護学校の閉校(NHK 12/4)**

全国の看護学校で入学者の定員割れや閉校が相次いでいるというニュースです。看護系大学や養成所の受験者数は2015年頃から減少傾向にあり、特に直近2年間での減少が著しく、ピーク時の約7割まで落ち込んでいます。

たけお氏は、この背景には「給与水準の問題」があると指摘します。看護師の給与は新卒時には全産業平均を上回るものの、昇給が緩やかで30代前半には逆転されてしまう現状があります。医療・介護業界全体で給与が上がらない限り、人材の流出や志願者減少といった深刻な事態は解決しないとの見解を示しました。


**2. 献体不足による医学教育への危機(朝日新聞 12/10)**

千葉大学医学部などで、医学教育や研究のために遺体を提供する「献体」の登録者が減少しており、将来の医師育成に影を落としています。

たけお氏は、医学生にとって解剖実習は人体の構造を学ぶ基礎であり、外科医の手術手技向上や医療機器開発にも献体は不可欠であると強調します。献体数の減少は学生の学びの機会を奪うことになりかねず、さらに解剖を指導する教員の不足も重なり、医学教育の質の維持が難しくなっている現状を憂慮しました。


**3. 若手医師の「直美(ちょくび)」増加問題(産経新聞 12/5)**

初期臨床研修を終えた若手医師が、保険診療の各科を経ずに直接、高収入な美容医療分野へ進む「直美」が増加していることに対し、厚生労働大臣が国会で「好ましくない」との認識を示しました。

これに対し、たけお氏は、医療全体の配置を考えれば懸念はあるものの、職業選択の自由や、保険診療と自由診療の給与格差という現実がある以上、個人の選択を強制的に制限することはできないと述べました。

一方で、若手が直接、在宅医療(直在)や緩和ケア(直緩)、心療内科などに進むキャリアについては肯定的であり、現場での経験を通じて医師として成長することは可能だとしています。


**まとめ**

今週のニュースはいずれも、人材の不足や偏在、教育体制の維持など、医療システムそのものが抱える構造的な課題を浮き彫りにしています。

サマリー

今週の放送では、看護師不足、検体不足、直尾問題という3つの医療に関するピンチについて詳しく解説しています。特に看護師不足は深刻で、新入生の募集停止が相次ぐ状況が報告されています。また、検体の減少は医学生の教育や技術向上に影響を与え、直美は医療の在り方を問い直す重要な課題としています。

00:02
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問・リクエストは、質問箱のGoogleフォームからぜひお寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、毎週木曜日や今週1週間の放送の振り返しで、
今週の興味心身医療ニュース解説をやっておりますが、
今日は3本のニュースを取り上げたいと思います。
いずれも、医療にまつわるピンチのお話ということで、
看護師不足の深刻な現状
医療をめぐる3つのピンチというタイトルにさせていただきましたけれども、
1つ目が看護師不足ですね。
看護師不足というか、看護学生不足ですかね。
2つ目が検体不足、3つ目が直尾増加ですね。
この3つが今週の記事でありましたので、それをセットで取り上げたいと思います。
まず1つ目は、これまたNHKの回し物ではないんですけれども、
昨日に引き続きNHKの番組を記事化したやつですね。
12月の4日の記事ですけれども、NHK1の記事でいいのかな。
看護師不足で病床を休止、学校は閉校。一体何が?ということで記事になっておりました。
これ実は動画です。おはよう日本だったかな。
動画もありますので、もしご興味あれば動画もご覧いただけたらなというふうに思うんですけれども、
取材したのは看護学校にフォーカスを当てられていて、
看護学校のいろんなところに調査して、全国49の家庭で、
今後、新入生の募集を停止するとか、停止を決めているとかというふうになっているらしいですね。
これですね、以前も1回ニュースで取り上げたと思うんですけれども、
いろんなところで問題になっていて、その下のグラフを見ていただくとですね、
棒グラフで2015年から2025年までの看護系大学と看護師養成所の受験者数をずっとグラフにしているんですけど、
2018年ぐらいはピークにずっと右肩下がりで、
一番多い時と比べるともう7割ぐらいになってしまっているという感じですね。
特に直近の2年間ですね、2024年、2025年の減り方が著しいという感じで、
5年で5万5千人減少したというような感じになっていて、
これはちょっと本当に有識時代かなというふうに思います。
その背景としてその下に行っていただくと、やっぱり給与が安い問題があるんですよね。
これ、はじめの診察の20代とかは、全産業上回っているんですけれども、
そこから給与が伸びていかない問題ですね。
だからもう30代前半ぐらいで給与が逆転されてしまうという、
そういうデータが示されていて、これは体感としてもそうですし、
今、診療報酬改定が来年どうなるかというのをまさに議論中ではありますけれども、
医療全体、介護もそうですね。
介護なんか臨時改定があるみたいなニュースもありましたけれども、
医療介護全体に給与が上がらない問題で、目指す人が少なくなったりとかですね、
あとは人材流出する。看護師さんから他の業種に転職するみたいなのも、
最近では全然当たり前になってきましたので、
そのあたりで非常に有識問題かなというふうに思っております。
というのが一つ目のニュースでした。
検体不足による医療への影響
続きましてが二つ目、12月10日の朝日新聞のニュースですけれども、
減少する検体医師教育に危機、未来の患者救う制度、意義を発信ということになっておりまして、
ちょっと記事の冒頭だけ読ませていただきますが、
医療の発展のため、死後に自らの遺体を提供する検体、
千葉大医学部では検体の登録者が減少している、
検体は医学生の解剖実施を中心に、
外科医の技術向上や医療機器の発展にも役立てられている、
不足が続けば医療の根幹が揺らぐことにもなりかねず、
同大は改めて検体の意義や検体への敬意を持った取組を発信し、
協力を呼びかけているということになっておりまして、
これも以前何かのニュースで取り上げたと思うんですけど、
本当に検体って非常に大事で、特に我々医学部出身の方は分かると思うんですけど、
ご遺体の検体をいただいたやつを解剖するっていうのは、
大体2年生か3年生くらいの実習でやるんですよね。
3人とか4人に1体検体で、それを数ヶ月にわたって解剖させていただくっていうのをやるんですけれども、
それが不足してきているっていうような記事でした。
やっぱり検体って非常に大事ですし、
学校ごとに千葉博聞会みたいなのが団体としてあるんですけど、
各大学にこういう検体の会みたいなのがあって、そこに申し入れておくと、
ご自身が亡くなった後に検体ができるっていうような仕組みになっているんですけれども、
でもやっぱり検体の数が減ってきていてっていうのは、
医学生の学びの場合が減るという点でもそうですし、
後半で技術トレーニングみたいなのも書いてあるんですけれども、
そこでもこういった検体が活かされているんだっていうのを今回初めて知りましたけれども、
いずれにしてもやっぱり医学の発展のために一定の検体をしていただくというのは非常に重要かなというふうに思いますので、
今後検体数が減ってくる中でどういうふうにトレーニングを積むかとかっていうのも、
考えないといけない時代になっていくんじゃないかなというふうに思ったりもしました。
あとはですね、ここの記事には書いてないんですけど、
以前取り上げたと思うんですけど、教員も減っているんですね。
こういったことを教えられる教員が減っている問題とかっていうのもあって、
この辺もやっぱり難しいなというふうに思いました。
というのが2つ目のニュースでした。
直美問題の複雑さ
3つ目は直美のニュースですね。
12月5日の産経新聞のニュースですけれども、若手医師が美容医療に直接進む直美。
国会で質疑、厚労大臣好ましくないということになっております。
冒頭だけ読ませていただくと、研修を終えた若手医師が直接美容医療に進む直美。
直美問題が相次いで国会で投げられた上野健一郎厚生労働大臣は、
多くの医師が特定の診療科を選択するのは好ましくないとの認識を示したということになっております。
これですね、ちょっと記事を見てですね、
直美、どういう質疑応答がされているのかわからないんですけど、直美のことだけ言っているのか、
診療科の偏在問題を言っているのかによって、だいぶ話が違うかなというふうに思うんですけれども、
これ、結局、医療法の改正は通過してですね、改正医療法って通ったんですけれども、
それがどうなったのか、ちょっと私もしっかり見れてないんですけれども、
ただ、この診療科偏在問題はですね、今に始まった問題ではないんですよね。
今回、厚生労働大臣がこういうふうに言いましたけれども、
でも実際、自由なんで好ましくないと言いつつも、
そこを何かの権力で縛るっていうのは、今の現状制度では無理なんですよね。
あと、加えてですね、ちょっと議論がね、保険診療と自由診療、実診療の議論とね、
ごっちゃになっているんじゃないかなと思って、
僕、個人的な意見としてはですね、直美はね、もう避けて通れないっていうか、
その医療やすき問題があるんで、直美に行くのはね、
医療全体のことを考えたら良くないんですけども、
でも個々のことを考えたらですね、医療やすき問題で、
こんな保険診療やってられるか、みたいな感じで、
美容医療院に行くみたいな先生はね、実際いるので、
ここはね、本当にシステム的に何か変えないと、直美に流れるのは、
それはどうでしょうっていう感じかなというふうに思いますし、
あとは、その診療科の偏在に関してもですね、
さっき言ったように、今はもう自由に診療科を選べるんで、
そこら辺もどれくらい縛っていくのか、
あと地域偏在の問題もありますけれども、
そこら辺で非常に複雑に絡み合って難しいので、
好ましい状況ではないっていうふうに言うのは簡単なんですけれども、
じゃあ、それの解決策は、みたいな感じになると、
結構難しいんじゃないかなというふうに思いますね。
あとは、これに関連してですね、
ちょっと医療系のサイトに直美だけではなくて、
例えば、直接在宅に行く直在とかですね、
あと直接緩和の道に進む直緩とかですね、
あと、直接診療内科がいいかどうか問題とかですね、
直診ですね、こういうのも結構議論に上がるんですけど、
ここはね、僕は全然いいと思ってるんです。
それで、自分に不足感を感じたら、
他のところに転校するっていうキャリアは全然ありかなというふうに思ってるんですけど、
ここに対しても結構厳しい面があるなと思っていて、
僕はこれは全然ありと思いますし、
もちろんね、医師に関してはね、
もう生涯勉強なんで、生涯勉強、生涯研鑽なんで、
不足している部分がね、どこかしらにあるっていうのはね、
致し方ないかなというふうに思っておりますし、
日々鍛錬っていう感じかなと思ってます。
はい、でした。では、最後、心身じゃんけんいきたいと思います。
いきますよー。
心身じゃんけん、じゃんけん、ぐっ!
ということで、今日も幸せな一日でありますように、
ワイトナイトカイノタケでした。
興味津々。
ご視聴ありがとうございました。
10:31

コメント

スクロール