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2025-11-20 11:00

《1396》お薬増産可能⁉️外科医処遇改善、がん5年生存率ほか

【今週の興味シンシン医療ニュース】

・重要処方薬が増産指示可能に・・・でも

・外科医の処遇改善へ・・・

・がんの5年生存率 今回は?

・ミトコンドリア病 知っていますか?

https://note.com/naikaitakeo/n/ndae58bff83c0


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■AI要約(誤字はご勘弁ください)


内科医たけおが、毎週木曜恒例の「今週の興味シンシン医療ニュース」として4本の話題を紹介しました。


### 1. 医薬品の増産・輸入指示が可能に

抗菌薬や麻酔薬など、国民の生命を守るために重要な75成分の処方薬が不足した場合に、厚生労働省が製薬会社に増産や輸入を指示できる新制度が始まりました。指示に従わない場合は企業名が公表されます。

話者は、「当然の対応だ」としつつも、昨今の医薬品の供給不安定問題の根深さを指摘。特にジェネリック医薬品の供給が著しく不安定であり、それが先発医薬品の不足にもつながる「玉突き」現象が起きていると解説します。根本的な解決には、ペナルティだけでなく、企業側が利益を確保し製造を継続できるような薬価の問題など、より建設的な対策が必要だと述べ、薬の安定供給の重要性をもっと認識してほしいと訴えました。


### 2. 外科医の処遇改善へ

外科医の深刻な人手不足を受け、処遇改善や働き方改革に取り組む医療機関を診療報酬で評価する検討が始まりました。若手医師が外科を選択しやすくする狙いです。

話者は、この動きは当然だとし、外科医不足は今後の医療にとって危機的な状況になりうると警鐘を鳴らします。また、診療科の偏りだけでなく、医師が都市部に集中する「地域偏在」の問題も深刻であり、自身が地方の病院に出入りする中でその実態を痛感していると語りました。これらの問題に対し、制度的な仕組みづくりが急務であると強調しました。


### 3. がんの5年生存率の最新データ

2012年から2015年にがんと診断された人の5年後の生存率が公表されました。胃がんは64%、大腸がんは67%で、30年前に比べて多くの部位で生存率が向上しています。一方で、膵臓がんや胆のうがんなどは依然として低いままでした。

話者は、このデータは診断から10年近く経過したものであり、その後に登場した新薬などにより、現在の生存率はさらに向上しているだろうと推測。また、膵臓がんなどの生存率が低い背景には、有効な検診がなく、症状が出たときには進行しているケースが多いことを挙げ、改めて早期発見の重要性を訴えました。早期発見された場合、胃がんや大腸がんでは92%、女性の乳がんで98%と生存率が非常に高いことを紹介しました。


### 4. ミトコンドリア病の治療薬候補の治験開始

国指定の難病「ミトコンドリア病」の治療薬候補「MA-5」の臨床試験(第2段階)が開始されたというニュースです。ミトコンドリア病は、難聴や糖尿病、腎臓病など全身に多彩な症状が現れる疾患です。

話者は、この病気の治療につながる可能性のあるニュースとして個人的に非常に注目しており、今後の動向を注視したいと述べました。


最後に恒例の「心身じゃんけん」が行われ、この日は「グー」でした。

サマリー

今回のエピソードでは、抗菌薬の供給不足に対する新制度や、下界の処遇改善、がんの5年生存率の向上が取り上げられています。これらのニュースは、医療制度や現場の課題に焦点を当て、特に医師不足や治療薬の安定供給の重要性を強調します。がんの5年生存率が改善している一方で、一部のがんでは早期発見が難しく、特に単脳単管水蔵がんがその一例として挙げられています。また、ミトコンドリア病の治療薬候補MA5についての臨床試験の進展も紹介されています。

抗菌薬の新制度
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問・リクエストは、質問箱のGoogleフォームからぜひお寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、毎週木曜日は今週の興味津々医療ニュースをしております。
今日は4本のニュースをご紹介しようと思います。
1本目がまたお薬関連ですね。
お薬に関して増産・輸入ができるようになるようみたいなニュースですね。
2つ目が下界の処遇改善ですね。
3つ目ががんの5年生存率のお話。
4つ目がですね、これあんまり聞いたことないかもしれないですけど、
ミトコンドリア病っていうのがあってですね、
それの治療薬の候補が見つけられてるよみたいな、そんなお話をしたいと思います。
はい、ということでまず1本目ですけれども、
11月の18日の読売新聞のニュースですけれども、
記事のタイトルが抗菌麻酔など75成分の中央処方薬不足時には増産輸入の支持可能に
厚生労働省が新制度ということになっております。
はい、記事の冒頭だけ読ませていただくと、
厚生労働省は国民の生命を守るために重要な処方薬が供給不足に陥った場合に
製薬会社に増産や輸入を支持できる新制度の運用を
今日から始める重篤な病気の治療に用いる抗菌薬などを含む
75成分が対象となり、支持に従わない場合に企業名の公表が可能となる
医療現場に薬が安定的に供給される体制の構築を目指すということになっておりまして、
いやそうなんだと思って、これ全然知らなかったニュースなんですけれども、
これは当然そらそうですよねっていう感じですし、
あとは今回は75成分ですけれども、他にもですね、
ずっとこのラジオでは言ってますけれども、
供給不安定がもう著しいんですよね。
これ本当にね、何とかしていただきたいというふうに強く思いますし、
あとは今回の記事の中にはあんまり書いてないんで、
一番下に書いてあるか、小厚い薬メーカーに対してっていうのは一番最後に書いてありましたけれども、
ジェネリックが非常に不安定なんですよね。
なので、ジェネリックがなくなると当然先発品もなくなるみたいな感じで、
玉付きで悪くなったりするんで、だからこれ本当に安定供給ね、
ちょっと厚生労働省と製薬メーカーとちゃんと手を携えてやってほしいなというふうに思いますね。
今回はその指示に従わない場合は、企業名の公表が可能となるっていう、
こういうペナルティ的な問題を考えるのではなくて、
もうちょっと建設的な解決策を目指してほしいなというふうに思いますね。
企業側も当然営利企業なんで、利益が出ないと当然お薬作ってもらえないわけで、
利益出ないのに薬作れって言っても多分やってくれないだろうっていうのは、
当然資本主義の意味ではそうかなと思うので、
この辺りは本当に安すぎ問題が根本にあるんで、
これうまくいくのかなっていう気もちょっとしたりしますね。
でも本当に薬の安定供給ってむちゃくちゃ大事なんですけれども、
そこら辺があんまり大事さが伝わらないなというふうに思っております。
末端の人としては。
というのが1個目のニュースでした。
下界の処遇改善
続きまして2つ目ですね。
2つ目は昨日11月19日の朝日新聞のニュースですけれども、
記事のタイトルが下界の処遇改善後教え、
深刻な人手不足診療報酬で評価厚労省ということであっております。
またちょっと冒頭だけ読ませていただくと、
下界の不足が深刻化する中、厚生労働省は、
医師が減っている診療課に対し処遇改善や働き方改革に取り組む
医療機関を診療報酬で新たに評価する検討に入ったと、
若手医師が下界などを選択しやすくする狙いがある、
これまでにない対応で改善に向けて舵を切るということになっておりまして、
これはまあそうでしょうねっていう感じですよね。
ちょうど昨日開かれた中医協という中央社会保険医療協議会っていう、
この診療報酬の議論をする会議台なんですけれども、
そこで議論がされたっていうことになっております。
やっぱりもう本当に下界足りない問題は、
このラジオでも何回か取り上げてますけれども、
すごい今後の医療において非常に危機的状況になり得るんじゃないかなという風に
個人的には危惧していて、
今回は診療科の話だけしかなかったですけれども、
あとはその地域の偏在ですね。
医師の地域偏在問題も何とかしないと、
これ本当にまずいことになるなというふうに思っていますね。
特にやっぱり地方に医師が足りない問題って、
ここ数ヶ月特に福井を出入りすることになって、
すごいひしひし感じておりまして、
これもなんか制度的にそういう仕組み作りをしないと、
ちょっと本当に持たないんじゃないかなという気がしてますね。
というのが2つ目のニュースでした。
がんの生存率向上
続きましてが3つ目のニュース。
これも昨日各社で報道されていましたけれども、
一応ここで取り上げるのは毎日新聞の昨日の報道を取り上げようと思いますけれども、
記事を取り上げますけれども、
記事のタイトルが、
がん5年生存率、胃64%、大腸67%、
水蔵堪能は依然低くということになっております。
記事の冒頭を読ませていただくと、
厚生労働省の研究班は19日、
全国44都道府県で、
2012年から15年にがんと診断された人の5年後の生存率を公表したと、
同様の調査を始めた約30年前に比べ、
多発性骨髄腫やアクセリンパ腫、
これ両方とも血液の患ですけれどもね、
など複数の部位で生存率の向上が確認された。
今回の調査では、
集計対象を大幅に拡大し、
より実態に近い推計値となったということになっております。
グラフもついておりますけれども、
これはですね、
ちょっとこのラジオで、
今まであんまり取り上げてなかったかなと思うんですけれども、
実はがんの患者さんはですね、
全員がん統計というのが捉えているんですね。
記事の最後の方に書いてありますけれども、
全国がん統計というのがなされていて、
そのがんの統計をずっと捉えていたんですよね。
ただ今回のデータはですね、
2012年から2015年に診断された方なんで、
今から13年前から10年前に診断された方の、
5年後の生存率っていうことになっていて、
実はここからさらにね、
いろんな薬も出てきているので、
がんの生存率の現状
さらにね、5年生存率って上がってきていると、
おそらく思いますし、
確実にそうだと思うんですよね。
なんですけれども、
やっぱりね、
一部はやっぱり、
5年生存率の改善がないというもので、
その代表例が、
単脳単管水蔵がんとかですね、
この辺りとかっていうのは、
やっぱりね、
そもそも検診がないですし、
あとは見つかった時にね、
こう進行していることがね、
症状が出た時には進行しているっていうことがあるので、
この辺はね、
なかなか早期発見が難しいというかんなんですね。
一方で、
早期がんに関しては、
下から何段落目、
5段落目かな、
早期発見の大切さも裏付けられたということで、
早期がんの場合には、
陰が92.4%、
大腸が92.3%、
肺77.8%、
女性乳房98.4%ということになっていて、
のきのみ高いんですね。
肺がね、
ちょっとだけ低いですけれども、
でも、
胃がん、大腸、乳がん、
共に90%を超えているっていうような、
そんな感じになっていて、
本当にね、
特にやっぱり検診で見つかる早期発見の重要性っていうのは、
この記事の中でもね、
謳われているかなというふうに思います。
詳しくはがん情報サービスになってますので、
ご確認いただけたらと思います。
ミトコンドリア病の治療薬
というのが、
3つ目の例子でした。
続きましてが、
4つ目。
これちょっとね、
マイナーな記事なんですけど、
ちょっと個人的に興味津々だったので、
取り上げようと思いますけれども、
昨日11月19日のG通信社のニュースですけれども、
記事のタイトルが、
難聴ミトコンドリア病患者で知見、
治療薬広報MA5登録台などということになっております。
記事の冒頭ですけれども、
国指定の難病、ミトコンドリア病の治療広報物質MA5を開発した
東北大の阿部拓明教授とお呼びするんですかね。
らは、19日、患者に傾向投与して有効性などを評価する
第2段階の臨床試験、
過去試験をはじめと発表したと。
経齢の難聴を中心に多様な症状がある16歳以上の男女15人が対象。
難聴以外の症状が改善するかも評価するということになっております。
これ、ミトコンドリア病ってですね、
以前youtubeライブにお招きしたミトコンドリアの専門家みたいな先生も
ちらっと話していただきましたけれども、
非常にね、多彩な症状が出てくるんですよね。
中でも、この難聴とかですね、
投入病発症したりとかですね、
あと腎臓病を患う場合もあったりとか、
この記事の中でも書いてありますね。
脳、筋肉、心臓とかですね。
ミトコンドリアって全身のありとあらゆるところにあるので、
そういう体の多彩な症状が出てくるっていうのは非常に特徴なんですね。
特にこのMA5っていう今回の治療薬候補が
腎臓病患者から見つかったっていうもので、
これちょっと前にニュースになってましたけれども、
それがミトコンドリア病に効くかどうかっていうのの
第2相の臨床試験がされるっていうことで、
これは非常に注目したいなというふうに思いますね。
どこまで効果があるのかっていうのとか、
ちょっと今後の動向を注視したいと思っております。
はい、という感じでした。
では最後、しんしんじゃんけんいきたいと思います。
いきますよー。
しんしんじゃんけんじゃんけんぐ。
ということで、今日も幸せな一日でありますように。
お相手は内科医の竹でした。
興味しんしん。
11:00

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