1. 内科医たけおの『心身健康ラジオ』
  2. 《1402》透析の腎がん、闘病記..
2025-11-27 11:25

《1402》透析の腎がん、闘病記の意味、アルツハイマー病の検査と治療ほか

【今週の興味シンシン医療ニュース】

・透析患者の腎がんのメカニズム

・闘病記を出版する意義

・アルツハイマー病の新たな検査と治験失敗

・脳死目的の転院容認へ

https://note.com/naikaitakeo/n/n2801280cf041


この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非!

(匿名でも可能です)

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog



面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは

#心身健康ラジオ

#たけおがお答えします

をつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください!


#医療 

#健康  

#スタエフ医療部


■AI要約(誤字はご勘弁ください)


内科医たけおの「心身健康ラジオ」、今週の「興味津々医療ニュース」の要約です。今回は少しマニアックな話題も含め、4つのテーマで計5本のニュースが紹介されました。


**1. 透析患者特有の腎がん、発症メカニズムを解明(共同通信)**

国立がん研究センターなどの研究チームが、長期透析患者に特有の腎臓がんが発症する仕組みを解明しました。透析患者の腎がん発症リスクは一般の約15倍とされています。研究では、腎臓の「近位尿細管」という部位の細胞が、慢性的な炎症によって異常増殖し、がん化に至ることが判明しました。

たけお先生は、詳細な発生機序が分かったことは大きな発見であり、将来的に分子を標的とした治療法などにつながることが期待できるとコメントしました。


**2. 闘病記専門の図書館「闘病記の森」の話題(産経新聞)**

大阪市の出版社「星湖舎」が運営する、闘病記専門の私設図書館についての記事です。約25年にわたり闘病記の出版を手がけてきた社長が開設しました。

たけお先生は、患者さんがどのようなことを考え、どう過ごしたかという記録は、日常の診療室だけでは分からない「患者さんのリアル」を知る上で非常に重要であり、医療者にとっても意義深い場所だと語りました。


**3. アルツハイマー病に関する2つのニュース(毎日新聞・ロイター)**

* **血液検査薬の申請:** シスメックスとエーザイが開発した、少量の血液でアルツハイマー病の兆候(アミロイドベータの蓄積など)を調べる検査薬について、厚労省に製造販売の承認申請が行われました。患者への負担が少ない早期発見ツールとして期待されますが、たけお先生は「これ単体で認知症と診断できるわけではなく、診断はあくまで総合的なもの」と補足しました。

* **治療薬治験の失敗:** ノボノルディスクファーマが開発した糖尿病薬(セマグルチド)を用いたアルツハイマー病治療薬の治験で、有効性が示されなかったというニュースです。たけお先生は、そもそも糖尿病薬が認知症に効くという仮説のメカニズムに疑問を持っていたとし、結果は妥当ではないかとの見解を示しました。


**4. 脳死判定目的の転院を容認へ(読売新聞)**

厚生労働省が、臓器提供のための脳死判定を目的とした患者の転院を容認する方針を固めました。脳死判定は医療現場への負担が大きく、実際に実施できる施設は限られています(指定機関の約3分の1程度)。体制の整った病院へ転院できるようにすることで、臓器提供の機会を確保するのが狙いです。

たけお先生は、現場の実情に即した妥当な変更であり、移植医療にとって非常に良いニュースだと評価しました。


最後は恒例の「心身じゃんけん」。今週の手は「パー」でした。

サマリー

このエピソードでは、糖尿病患者に特有の腎癌の発症メカニズムや糖病気の意義、アルツハイマー病に関する検査と治療が議論されています。特に、アルツハイマー病の気絶検査薬の新しい承認申請に焦点が当てられています。また、透析と腎がんに関する闘病記や、アルツハイマー病の検査と治療の情報も取り上げられています。さらに、臓器提供を円滑化するための政策転換についても議論されています。

00:01
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問・リクエストは、質問箱のGoogleフォームからぜひお寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、毎週木曜日や今週の今日日、心身医療ニュースをしております。
ということで、今週は4テーマ5本のニュースをご紹介したいと思います。
糖尿病患者の腎癌リスク
まずはじめは、糖石患者さんの人感について。
2本目が糖尿器、ちょっと医療と若干外れるかもしれない糖尿器のニュースですね。
3つ目がアルツハイマー病に関する検査と治療のお話ですね。
4つ目が脳者判定の話。
今回はだいぶマニアックな5本を取り上げようと思います。
まず1本目ですね。
これ非常にびっくりしたというか、私たちは興味津々だったんですけれども、
共同通信の11月21日のニュースですけれども、
記事のタイトルが糖石特有の人感解明炎症で異常増殖治療機体ということになっております。
記事の冒頭だけ読ませていただくと、
長期にわたって人工糖石を受けている患者に特有の腎臓がんが発症する仕組みを解明したと、
国立がん研究センターなどのチームが20日付のアメリカのがん学会試に発表したと、
慢性的な炎症から一部の細胞が異常に増殖していた糖石患者の腎がん発症リスクは、
一般の人の約15倍とされ、予防や治療につながると期待されるということになっております。
イメージ図が書いてあって、非常にわかりやすいので、ぜひご覧いただけたらというふうに思うんですけれども、
糖石患者の腎がんは発症率が高いんですよね。
それのメカニズムが、後半は非常に難しい内容で書いてあるので、
よくわからないかもしれないですけれども、
おしっこが実際にこされるところ、そういうところを子宮帯というふうに言うんですけれども、
それにつながるところが尿細管といって、それが子宮帯に近いところから、
ヘンレのループというふうに言うんですけれども、くるっとひっくり返ってですね、
ひっくり返って、あと縁尿細管というところを通って、集合管というところになっていくんですけれども、
その中でも、基尿細管というところの細胞が異常増殖して、
がんの発症になるんだということを解明したということになっているらしいですね。
これちょっと元の論文を見てみたいなというふうに思うんですけれども、
ただ原因がわかったからといってすぐ治療ができるというわけではないんですけれども、
ただメカニズムがわかってですね、あと分子がわかるとですね、
その分子を標的とした治療というのが考えられるので、
これは非常に大きな発見、大きな第一歩かなというふうに思いますね。
これちょっと今後期待したいなというふうに思いますし、
ちょっと元論文を調べたいなというふうに思いました。
というのが1本目のニュースでした。
糖病気の意義
続きまして2本目はちょっと若干医療と外れるかもしれないけど、
これは医療っぽいニュースで、三賢新聞のですね、
11月の24日の月曜日のニュースですね。
キリのタイトルが、糖病気は貴重な医療資源。
専門図書館館長の金井和弘さんとお呼びするのかな、
出版人として感じるやりがいということになっております。
僕全然知らなかったんですけど、この病に倒れた自身や、
家族の記録を綴った糖病気、その糖病気を中心に手がけて、
約25年になる出版社が大阪市にある、その名はセイコ社。
金井和弘社長は令和5年12月、専門の施設図書館、
糖病気の森を立ち上げ館長となったということになっておりまして、
これね結構長い記事なんで、また後から時間があるときに3ページに渡る記事なんで、
ご覧いただけたらなというふうに思うんですけれども、
糖病気というかですね、私自身やっぱり当事者の方の語りの意義っていうのは、
非常に大きいというのを、このラジオでも何回かお話しさせていただいていると思うんですけれども、
私の知り合いではですね、こういった糖病気を出している方ってね、少なからずいるんですよね。
やっぱり当然、全てが同じ病状、同じ経過をたどるわけでは当然ないんですけれども、
ただその方がどういうふうに考えて、どういうふうなことをしたかみたいなのって、
やっぱりね、患者さんのリアルじゃないですか。
当然我々、日常臨床の中で患者さんのことを知っているつもりになっているんですけれども、
でも実際に、例えば心の内を全部診察の場面、診察室で言っているわけでは当然ないですし、
そういうことを考えていたんだっていうのは、後になってから気づくということもすごいありますので、
なのでやっぱりこういう形で、ご自身の体験を世に出す、
世の中の形で世に出していただくというのは非常にありがたいなというふうに思っております。
それをまとめた図書館を作っているということで、これね、ぜひ行ってみたいなというふうに思いますね。
全然知らなかったので、でした。というのが2つ目のニュースでした。
アルツハイマー病の検査と治療
続きまして3つ目はですね、アルツハイマー病に関するニュースを2本ご紹介したいと思うんですけれども、
以前も取り上げたような気もしますけれども、11月25日の毎日新聞のニュースですけれども、
他でも何社か報じていましたけれども、記事のタイトルが
アルツハイマー病の気絶検査薬従来より負担症フジレビオが新生ということになっておりまして、
いよいよですね、いよいよ認知症、特にアルツハイマー病に関してですね、
気絶検査をする時代がやってきたということですね。
ちょっと記事の冒頭を読ませていただくと、検査大手のフジレビオは25日、早期のアルツハイマー型認知症などの診断を補助する
気絶検査薬の製造販売の承認を厚生労働省に申請したと、
気絶検査は従来の検査に比べてかわりの負担が小さく、
検査費も抑えられる早い段階からの診断や治療につながる可能性があるということになっております。
記事の一番最後にアビロイドのペットの話が書いてありますが、
実際にアビロイドのペットをやるケースは非常に少ないですし、
これと比較するのはちょっと違うかなという気がしますし、
何回も言いますが、認知症はアルツハイマー病に限らずですが、
認知症の診断は総合的にやるものなので、
これだけを持って認知症と診断するわけではないということは、
何回も大切なことなので言っておきたいと思います。
逆にこれで正常だかといって認知症を否定されるわけでもないということです。
それに関連して、また認知症の治療のニュースが流れていたのですが、
腎がんと透析の闘病記
これも何社かで報じられていたと思うのですが、
同じ11月25日のロイター通信のニュースを取り上げますが、
のぼの知見、アルツハイマー病へ効果示されず、
経営に出撃の可能性ということになっております。
デンマーク製薬大手ののぼノルディスクは、
24日、蛍光セマグルチド製剤の知見で認知機能が低下する、
アルツハイマー病の進行を抑制する効果が示されなかったと発表した。
のぼの原料薬といった主力製品の販売が
競争劇化によって減速する中、
経営にとって打撃となる可能性があるということになっております。
いや、そんなことやってたんだっていう。
僕、初めて知りました。
記事の中にも書いてありますけれども、
もともとは新潟の糖尿病に対して使う薬で、
肥満症に対しても非常に効果があるということで、
非常に株価がバカ上がりだったんですけれども、
これは認知症に効きますかっていうか、
メカニズム的になんでそんなことをやろうと思ったのか、
ちょっとよくわからないですけれども、
メカニズム的に考えてどういう形で認知症に効くと思っているのかというか、
ああいうふうな形で認知症試験をやろうと思ったのか、
ちょっと謎ですけどね。
これも多分動物実験とかではちゃんと効果があって、
多分これ何層かちょっと書いてないですけれども、
人に対する研究でということなんて、
なんでなのかよくわからないですけれども、
でもこれは妥当な結果かなという気はしますけどね。
アルツハイマー病の検査と臓器提供
はい、しました。
続きまして4つ目のニュースですね。
11月26日の読売新聞のニュースですけれども、
農舎判定目的での定員厚労省が、
容認へ臓器提供の円滑化が狙いということになっております。
記事の冒頭を読ませていただくと、厚生労働省は、
農舎での臓器提供を拡大しようと、
農士が疑われる患者を農舎判定の目的で入院する病院から、
他の病院へ定員へ搬送することを容認すると決めた、
搬送を制限する従来の方針を転換し、
患者が入院する病院で体制の不十分さから、
農舎判定を受けられない場合でも、
搬送先で臓器提供を可能にする、
搬送時の留意点をまとめたチェックリストを使うことを、
条件に年内にも運用を始めるということで、
はい、なっております。
これはね、非常に良いニュースだと思いますね、個人的には。
というのは、私自身もですね、
以前勤めていた病院でこの農舎判定とかですね、
その農試食したケースもあったんですけれども、
やっぱりね、これものすごい大変なんですよね。
大変ですし、あとは非常に細かいので、
やっぱりやれない病院とかですね、
その細かさを理由に、
その農舎判定をされないケースっていうのは、
少なからずあるんじゃないかなというふうに思いますね。
記事の中にも書いてありますけれども、
実際その指定医療機関っていうのがあるんですけど、
そのうちの3分の1でしかですね、
農舎判定がされていないっていうことになってるみたいなんで、
これは妥当というか、
いや、逆に今まで制限されてたんだっていうのを
ちょっと初めて今回知りましたけれども、
というふうには思いますね。
でした。
では最後、しんしんじゃんけんいきたいと思います。
いきますよ。
しんしんじゃんけんじゃんけん。
ということで、
今日も幸せな一日でありますように、
お相手はないかいのたけでした。
ごみ、しんしん。
11:25

コメント

スクロール