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内科医たけおの心身健康ラジオ。皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を毎朝5時50分で10分程度で配信しています。
また毎朝5時半からライブをやっていて、公開ラマ収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お対ししたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、毎週水曜日は声の書評をやっているんですけれども、
ちょうど昨日が自殺予防の日ということで、昨日から自殺予防週間が始まりまして、
今週1週間は自殺予防に関連する話題を取り上げさせていただいておりますけれども、
それの4日目かな、そうですね、4日目になります。
今日はですね、自殺ど真ん中の書籍っていうわけではないんですけれども、
自殺予防ど真ん中ではないんですけれども、非常にいい書籍がありましたので、
これをご紹介してみたいと思います。
タイトルがですね、君の声が聞きたいということで、
これですね、私全然知らなかったんですけれども、このNHKでですね、
この君の声が聞きたいプロジェクトっていうのがあるみたいで、
これ私、番組はね、全然見てないんですね。たまたまこれ、なんで見かけたのかな、
なんか本屋でね、たまたま見かけて手に取った本が非常に良かったんで、
その書籍をご紹介してみたいと思います。
ちなみに、今年の4月に発刊された、双葉社から発行されている書籍ですね。
はい、というものになっております。
この企画、ちなみにNHKの回し者ではありませんので、ご了承ください、そこは。
この書籍ですね、先ほど言ったように、
このNHKの君の声が聞きたいプロジェクトっていうのから出てきた書籍なんですけれども、
このプロジェクト自体はですね、今から2年ちょっと前ですね、
2022年の5月から始まったプロジェクトっていうことで、
というのは、この目次の前に書いてありますけど、
はじめにの前のここに書いてありますけれども、
2020年のUNICEFの調査ですね、先進国の子どもの幸福度の調査っていうのがあったらしいんですけれども、
そこで精神的幸福度が38か国中37位っていう恐るべき結果になっているっていうことで、
なので、子ども若者の声を聞こうっていうことで企画されたのが、
この君の声が聞きたいプロジェクトっていうことだそうです。
そのNHKで組織を作ってですね、いろんな声を募集し始めたっていうところで、
やっぱりね、内容を見ても思うんですけど、
やっぱり今の若い子たちっていうか、子どもってやっぱりネット時代にすごい生きてるなっていうのをすごい感じて、
僕らの時って、僕らが若い時ってネットなかったじゃないですか、
ないことはないですけども、こんなSNSとかなかったですし、
こんな気軽に声を上げるみたいな、ネット上の世界に声を上げるとかっていうことはできなかったと思うんですけれども、
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それがね、もう何百ってあると思うんですけれども、ぐらいの声がこういう形で、
声にならぬ声をこのネット上に上げてくれているっていうのは非常に素晴らしいなというふうに思いました。
やっぱりね、知ってる人には話せないことってあるじゃないですか、
例えば家族とか、知り合いとかには言えないけど、でもどっかで吐き出したいみたいな欲望って絶対あると思うんですけれども、
それをネット上に出せるような空間を作っているっていう、
まさに月曜日紹介した吉滝しえんすけさん監修というか全面協力の隠れ家スペースもそうなんですけれども、
無関係おばあちゃんとかも完全に無関係の関係だからこそ言える何かみたいなのってあると思うんですよね。
それが、そういう場をNHKが提供して、こういう書籍の形で出てきたっていうのは非常に素晴らしいなというふうに思いました。
なので、2020年の3月から2023年の9月までに投稿された中から、
編集部が選んだ声をまとめて、オリジナルの定段を加えて構成した書籍ですっていうことになっていますね。
構成がですね、なので始めにから始まって、今読ませていただいたのが本書についてっていうのなんですけれども、
声を聞いてほしい。第1章ですね、チャプター1が声を聞いてほしい。第2章、家族のこと。
3、学校、会社、人間関係。4、不登校。5、進学、就職、夢。6、お金。7、政治、世界。8、コロナ。
コロナはやっぱ影響が非常にありましたよね、これ。9が障害。10がジェンダー。11が自分、心、個性っていう、そういう11章立てになっていて、
最後に定段ですね、スマホ日記、今日のモヤモヤから聞こえた声っていうことで、
又吉さんとですね、このNHKの岡本さんっていうチーフプロデューサーの方と、あと番組ディレクターの野口さんっていう方の3人で定段するっていうので、
最後に終わりっていう、そんな構成になっております。
先ほど言ったようにですね、これ非常にいい本なんですけれども、本当にね、淡々と寄せ合えた声をね、多分数百っていうレベルで入っていて、
今の若者、特に10代がこういうふうなこと考えてるんだとかですね、こういうふうに思ってるんだっていうのはね、すごい改めて勉強にもなりましたし、
あとは、やっぱり先ほども言ったように、ネットの影響が良くも悪くもあったりとかですね、あとはお金のこととか、あと病気のこと、病気ってご自身が病気の場合もありますし、
あとは、いわゆる強大児ですね、強大児で悩んでるっていう声もあったりとかもしますし、本当にね、いろんな声があるなっていう中で、
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今週ちょっとテーマにしている自殺に関することもですね、一部取り上げられていたりとかして、やっぱりね、自殺のことを考えてそれを周りの人に言ったけれども、
ちゃんと受け止めてもらえなかったみたいな、そんな声もあって、まあそうだよなっていうふうな感じで読ませていただきました。
という感じで、ちょっとね、内容に関しても、本を手に取って読んでいただけたらなというふうに思うんですけれども、
これで一個思い出したのが、ちょっと話全然変わるかもしれないですけど、NHKのですね、昔やってた番組に真剣10代しゃべり場ってあるのって知っている方いらっしゃいますかね。
それね、私ね、非常に好きな番組で毎回録画して見てたんですけど、ちょうどね、私その時10代だったんで、まさに同年代ぐらいの方々が集まって、ああでもない、こうでもないって喋るっていうそういう番組があったんですけれども、
なんかね、それを思い出しましたね。やっぱりね、若いんですけれども、しっかりした主張を持っていてっていうので、自分の意見を言ってみたいな、台本なし、司会者なし、結論なしっていうコンセプトっていう、
これ実際そうだったんですけれども、そこでいろいろ話すことで、いや本当に結論はないんですけれども、なんかスカッとするみたいな、そんな感じがあって、今回のこの君の声が聞きたいっていうのは、その討論番組ではないんですけれども、
なんかそういう吐き出し口としてはね、非常にいい企画をやっておられるなと思って、読ませていただきましたし、自分の非常に学びにもなりましたんで、もし若い方と接する機会が多い方とかですね、あとは最近の若い人、何考えてるかよくわからない方はですね、ぜひこれを手に取って、こういうこと考えてるんだっていうのをわかる、いい機会になるんじゃないかなと思ってご紹介させていただきました。
ただ、いまだにAmazonレビューは0件ですし、星が1個しかついていない、1個っていうか、5が1件しかついていないっていう、そんな感じの書籍ですけれども、個人的にはね、非常に激落ちの書籍かなというふうに思ってます。一応Kindle版もありました。私はちょっと本屋で買ったんで、そのまま書籍を持ってますけど。
はい、ということで、じゃあ最後、しんしんじゃんけんに行きたいと思います。はい、行きますよー。しんしんじゃんけん、じゃんけん、ぱ!ということで、今日も幸せな一日でありますように、お会いとはない一回のだけでした。きょうみんしんしん。