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2024-09-10 10:51

《1031》自殺予防のための基礎知識☝

本日ご紹介した論文はこちら

自殺予防を 推進するためにメディア関係者に知ってもらいたい基礎知識2023年版

https://jscp.or.jp/WHO/MediaProfessionals-2023.pdf


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自殺予防に関するメディアガイドラインの紹介

内科医たけお先生は、自殺対策推進センターが発行した「自殺予防を推進するためにメディア関係者に知ってもらいたい基礎知識2023年版」を紹介しています。この資料は6年ぶりに改定され、ビジュアル的に分かりやすくなっています。

主な内容

するべきこと(6項目):

自殺の危機時に助けを求める方法の情報提供

正確な情報に基づいた事実の周知

ストレス対処法や助けを求めることの大切さの報道

有名人の自殺報道時の特別な注意

自殺遺族や自殺未遂者への慎重な取材

メディア関係者自身への影響の認識

してはいけないこと(8項目):

自殺手段の詳細な描写

自殺場所の具体的情報の公開

自殺原因の単純化や決めつけ

自殺関連の視覚・音声資料の使用

自殺に関する俗説と事実

俗説: 自殺について話すのは良くない

事実: 適切に話すことで自殺予防につながる可能性がある

俗説: 自殺を考えている人は死を決意している

事実: 多くの場合、生きたい気持ちと死にたい気持ちの間で揺れ動いている

俗説: 自殺は突然起こる

事実: ほとんどの場合、言葉や行動による前兆がある

たけお先生は、これらの情報がマスメディアだけでなく、SNSを使用する一般の人々にも重要であると強調しています。また、自殺予防において、周囲の人々が警告サインを見逃さないことの重要性も指摘しています。

最後に、たけお先生は「心身じゃんけん」という言葉で放送を締めくくり、リスナーに幸せな1日を願っています。

サマリー

このエピソードでは、自殺予防に関する基礎知識が解説されており、特にメディア関係者が知っておくべきことが強調されています。具体的には、自殺報道における責任や注意点、そして誤解を避けるための情報提供の重要性が議論されています。

自殺予防に関する基礎知識
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を、毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
また毎朝5時半からライブをやっていて、公開な話を収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、毎週火曜日は興味心身論文をご紹介しているんですけれども、
今日は論文ではないんですけれども、今週1週間のテーマ、自殺予防に関連して、
自殺予防を推進するために、メディア関係者に知ってもらいたい基礎知識2023年版というのが、
この命支える自殺対策推進センターというところから出ておりますので、
これをご紹介、皆さんと一緒に読み解いていきたいと思います。
年日の話になりますけれども、ちょっと内容が内容なので、
ちょっとこの先聞くのつらいなっていうふうに思われる方は、
ちょっと一旦ここで離脱していただいて、また来週聞いていただけたらというふうに思います。
ということで始めていきたいと思いますけど、これですね、
昨年出たやつなんですけれども、その前が2017年版だったかな、
私もそれちょっと見たことあったんですけれども、
ちょっとしか見ていなくて、ただ今回6年ぶりかな、
このWHOのやつを改定役が出るにあたってですね、すごいビジュアル的に良くなった。
これ宮川先生の宮川ラジオでは何か言ってたと思うんですけれども、
6年ぶりの更新改定ということになっていて、
特にですね、この日本語版の著文にも書いてありますけれども、
ちょっとこの後すぐにご紹介しますけれども、
するべきこととしてはいけないことですね。
これを明確に分けた、ビジュアル的にも非常に分かりやすいものになっているので、
その辺を中心に、あとは自殺にまつわる誤解とかですね、そういうのもあるので、
その辺を今日は中心に取り上げていけたらなというふうに思っています。
一応タイトルはですね、このメディア関係者に知ってもらいたいということになっているんですけれども、
やっぱり我々SNSとかも当然使うじゃないですか。
なので、そこら辺でいわゆるマスメディアだけではなくて、
ソーシャルメディアを使うにあたっても知っておいたほうがいいというか、
知っておかないといけない内容も結構あるので、
ぜひ最後までお聞きいただけたらと思います。
はい、ということで始めていきますけれども、
これ全部で42ページあるんで、ちょっとまずは目次ですね。
序章とか写辞から始まって、4ページ目にですね、このクイックリファレンスガイド、
責任ある自殺報道というのが出てきます。
自殺報道における注意事項
そこからはじめにとかですね、あと科学的根拠ですね。
我々が言うとこのエビデンスということに関して、
この自殺に関するメディア報道が自殺関連行動に与える影響に関する
科学的根拠っていうのが10ページ目から12ページ目ぐらいまで書いてあって、
これウェルテル効果とかですね、パパゲイの効果っていうやつなんですけど、
それに関して書いてあったりします。
本題のその12ページ目からが責任ある自殺報道、
メディア関係者のためのするべきこと、してはいけないことっていうことで、
それが10ページ弱ぐらいですね、書いてあって、
あとは20ページ目ですね、自殺予防に関する報道として、
自殺危機を乗り越えた人の話、自殺予防に関する内容を積極的に報じるっていうことで、
実はこの心身健康ラジオその目的も含めてやってるんですけれども、
いうのと、あとは21ページ目からが信頼できる情報源とか、
添付資料とかそんな感じになっているという感じです。
特にですね、今日はするべきこと、してはいけないことっていうところと、
この添付資料の4ですね、32ページの自殺に関する続説と事実っていうところを
中心にお話していきたいなというふうに思います。
ということで、資料の12ページ目かな、PDFの12ページ目をご覧いただけたらと思うんですけど、
もうこれにつきますね、このページだけ見ていただいたらいいかなというふうに思うんですけれども、
この冊子でいうと5ページ目かな、右上には05ってなってるので5ページ目だと思うんですけれども、
するべきことが6つ、例してはいけないことが8つ、全部で書かれています。
その詳細のページ数が書いてあるんですけど、まずはするべきことですね。
するべきこととして、自殺を考えたら自殺の危機が高まったりしたときに、
どこにどのようにして助けを求めればよいか、正しい情報を提供するということで、
まさにこのパンフレットというか冊子がその通りなんですけれども、
っていうのとか、あとは自殺や自殺予防に関して正確な情報に基づいた事実を周知するということで、
それも非常にメディアとしては大事な役割の一つですね。
続きましてが、生活の中でストレスを抱えたり、自殺を考えたりしたときの対処法や助けを求めることの大切さについて報道するということで、
まさに昨日の隠れてしまえばいいのです。これ本当に大事ですからね。
こういうのすごいいいなというふうに思って昨日ご紹介させていただきました。
続きましてが、有名人の自殺を報じる際には特に注意を払う。
これが先ほど言ったベレテル効果というやつですね、後追いのことになります。
続いて家族や友人などを自殺で亡くした方、自殺を考えたことがある方や自殺ミスをしたことがある方に取材する際に慎重に行う。
これは本当にその通りですね。
最後、自殺について報道するときにメディア関係者自身がその影響を受けてしまう可能性があると認識するということで、
これ意外かもしれないですけど、確かにそうですよね。
当然報じる側のメンタリティみたいなのも大事ですからね。
なのでこれが6つするべきことということで挙げられています。
逆にしてはいけないことですね。
こっちの方がね、より重要かなというふうに思うんですけれども、
例えば、自殺に関する手段を描写しないとかですね、
あと場所に関する名称とか詳細な情報を伝えないとかですね、
この辺結構有名というか、最近マスメディアでは守られることも多くなってきましたけれども、
というものとか、あとは自殺の原因を単純化したり、一つの要因に決めつけたりしない、
これはもう本当にその通りですよね。
あとは雑関連の写真、ビデオ、映像、録音した音声、デジタルメディアやソーシャルメディアへのリンクを使用しないという、
この辺も非常に大事かなというふうに思いますね。
ということで、してはいけないことを合計全部で8つ書いてありますので、
ぜひご覧いただけたらと思いますし、詳細が先ほど言ったように、
ページ数、クリックするとそのまま飛べるんだな。
飛べるようになってますので、非常にいいPDFになってますね。
ということで、ご覧いただけたらなというふうに思います。
最後にですね、PDFの39ページ目かな。
自殺に関する続説と事実
資料でいくと32ページ目になりますけれども、添付資料4っていうので、自殺に関する続説と事実っていう、
ここだけちょっとだけご紹介して終わりにしたいと思いますけれども、
まずはですね、続説としてですね、この自殺について話すのは良くない考えであり、
自ら命を断つことを助長していると捉えられるっていうのは、続説というふうにされていて、
事実としては隠し立てせず話すことで、その人に他の選択肢を与えたり、
その人の決断を考え直す時間を与えたりすることができ、
それによって自殺を防ぐことができる、誰かが命を断つことに繋がるわけではない、
ということになっております。これね、私自身もですね、
患者さんに死ぬことを考えているっていう話をされることって、まあまああるんですよね。
なんですけれども、それにちゃんと向き合うっていうか、それをはぐらかしてしまうと逆に良くないっていうのはね、
本当にありますので、それをちゃんと一旦受け止めて聞くっていうのは非常に大事かなというふうに思います。
あとは、その右側ですね、この自殺を考えている人は死を決意しているっていう、
これは俗説っていうふうに書いてあって、事実としては研究が示すところによると、
自殺願望がある人は生きたい気持ちと死にたい気持ちの間で揺れ動いていることが多く、
ただただ苦痛から解放されたいと考えていると、生きていたかったのに、
衝動的に行動して数日後に死んでしまう人がいるかもしれない。
適切なタイミングで精神面でのサポートを受けることで、
自殺を防げる可能性があるっていうことになっています。
ちょっとこの後の文章続くんですけれども、っていう感じで。
なので、全然、まだこちらの関わり方によってですね、
全然予防できるっていう部分はね、本当にありますので、
その辺も知っておいていただけたなというふうに思います。
あとは、もう一つぐらいご紹介しましょうかね。
もう一つ、その下に行きましょうかね。
自殺のほとんどは何の前振れもなく、突然起こるっていうようなのが書いてあって、
これが続説というふうにされています。
事実としては、もちろん全調なしに自殺するケースもあるが、
ほとんどの場合は言葉による全調ですね。
実際に自殺したいっていうふうに言うとかですね、
あるいは行動による全調ですね、のいずれかがあるということで、
そういう警告サインを見逃さないことが重要であるっていうふうに書いてありまして、
これも本当にその通りですよね。
なので、そこら辺ちょっと、これメディア関係者っていうことになってますけれども、
周りの方もそういう気をつけていただくっていうのは非常に大事ではないかなというふうに思います。
ということで、ちょっと他にもいくつか、全部で8つかな、の続説が書いてありますので、
また資料をご覧いただけたらなというふうに思います。
それでは、最後、しんしんじゃんけんに行きたいと思います。
行きますよー。
しんしんじゃんけんじゃんけん
パッ!
ということで、今日も幸せな一日でありますように、
お相手はない回だけでした。
よみしんしん。
10:51

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