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2025-07-20 09:18

《1290》遺族調査から見る人生の最終段階の実態とは⁉️

国立がん研究センター

人生の最終段階の医療および療養生活の質に関する調査結果報告(令和5年度調査)

https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2025/0703_2/index.html

https://www.ncc.go.jp/jp/icc/policy-evaluation/project/030/202402/index.html

https://www.ncc.go.jp/jp/icc/policy-evaluation/project/030/202402/digibook2023mfs/index.html#page=1

https://www.ncc.go.jp/jp/icc/policy-evaluation/project/030/202402/2023mfs.pdf


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《AI要約》誤字はご容赦!

以下は、動画の内容を約1000文字で要約したものです。


### 国立がん研究センター発表「人生の最終段階における調査」解説


**話者:** 内科医たけお


#### はじめに

* 国立がん研究センターが発表した「2021年に死亡したがん患者遺族を対象とした調査結果から見える実態と課題 — 人生の最終段階の医療及び療養生活の質に関する調査結果報告」のプレスリリース内容を解説。

* この調査は、2021年に亡くなった患者の遺族を対象にアンケートを実施し、終末期医療の実態を明らかにするもの。


#### 調査の概要

* **調査対象:** 2021年に特定の疾患で亡くなった患者の遺族。

* **対象疾患:** がん、心疾患、脳血管疾患、肺炎、腎不全、認知症(血管性・アルツハイマー病)、COPD、誤嚥性肺炎、老衰の10疾患。

* **比較:** 2018年にも同様の調査が行われており、経時的な変化を比較できる点が特徴。


#### 【調査結果①】死亡場所で受けたケアの質

* **つらい症状への対応:** 「つらい症状に速やかに対応してもらえたか」という質問に対し、全体で65%~81%が肯定的に回答。

* **一部疾患での評価低下:** 意外なことに、がん、心疾患、脳血管疾患では、2018年の前回調査よりも評価が2~3%低下。ケアの質に新たな課題が生じている可能性が示唆される。

* **誤嚥性肺炎の課題:** 誤嚥性肺炎に対する評価は64.6%と10疾患の中で最も低く、症状緩和ケアの質向上が急務であることがわかる。

* **身体的苦痛:** 「体の苦痛が少なく過ごせた割合」も、がんでは前回調査から4ポイント低下しており、苦痛緩和が十分でなかった可能性を示している。


#### 【調査結果②】医療に関する希望の話し合い(ACP)

* **ACP実施率の向上:** 事前に医療やケアに関する希望を話し合う「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」の実施率は、前回調査と比較して大幅に向上。

* **疾患による大きな差:**

* **がん:** 前回調査の35%から今回は52%へと大きく増加。しかし、それでも半数程度にとどまる。

* **がん以外の疾患:** 心不全(28%)や脳血管疾患など、がん以外の疾患では実施率が依然として低い。

* **誤嚥性肺炎:** 実施率は25%と極めて低く、ACPの取り組みが特に遅れている領域であることが浮き彫りになった。


#### 【調査結果③】新型コロナウイルス感染症の影響

* 調査時期がコロナ禍(2021年)であったため、その影響が色濃く反映されている。

* 多くの遺族が「思うように面会できなかった」と回答しており、面会制限が患者や家族の終末期における精神的な側面に大きな影響を与えたことがわかる。


#### 【調査結果④】療養生活の質

* **療養場所:** 「望んだ場所で過ごせた割合」は37%から60%へと増加しており、在宅医療の推進など、患者の希望を尊重する体制が改善されていることを示す良い傾向。


#### まとめと話者の考察

* ACPの実施率は向上しているものの、特にがん以外の疾患や誤嚥性肺炎では普及が進んでおらず、さらなる取り組みが求められる。

* ケアの質について、一部の主要な疾患で評価が低下している点は深刻に受け止めるべき課題。

* 特に誤嚥性肺炎患者へのケアは、症状緩和とACPの両面で改善の余地が大きい。

* この調査の元データは260ページに及ぶ詳細な報告書として公開されており、より深く知りたい場合は参照することが推奨される。

サマリー

国立がん研究センターの調査結果を基にしたポッドキャストでは、2021年に亡くなった患者の遺族を対象に、医療と療養生活に関する実態を探っています。特に、新型コロナウイルスの影響や死亡場所でのケアの質、医療に関する希望の話し合いの重要性に言及されています。

調査結果の概要
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長、内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問・リクエストは、質問箱のGoogleホームからぜひお寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、ただ今日はですね、超久々に興味津々資料というか、
非常に面白い資料を国立館研究センターが発表されておりますので、
これをちょっと皆さんと一緒にですね、読み解いていきたいなというふうに思います。
今日ご紹介するのは、タイトルが非常に長いんですけれども、
2021年に死亡した患者遺族を対象とした調査結果から見える実態と課題、
人生の最終段階の医療及び療養生活の実質に関する調査報告、令和5年度調査というものになっておりまして、
これ実はですね、先々週の興味津々医療ニュースでちょっとだけ触り取り上げさせていただいた、
どこだったかな、ちょっとどこの報道会社か忘れましたけれども、
どっかのところで取り上げられていた記事をご紹介したやつの元ネタになります。
これプレスリリースとですね、あと実際の調査の全体像というか報告書があっているんですけれども、
報告書に関しては、これ260ページもあるんで、これ260ページ全部は読めないんで、
ただこれPDFが出てるんで、これをAIに突っ込んで、特にノートブックLMに入れて、
自分の知りたい情報を聞くっていうのはありかなというふうに思うんですけれども、
今日はちょっと260ページ全部はできないんで、このプレスリリースの部分ですね、
だけご紹介していきたいなというふうに思います。
冒頭にも書いてありますように、先ほど言ったこの2021年に亡くなった患者さんのご遺族に対して、
アンケート調査をしたということになっていて、
これ2028年にも同じような調査をやっていて、
全く同じ項目をやっているので、それの比較もできますよということになっているということですね。
国立がん研究センターの調査なんですけれども、当然ガンは含むんですけれども、
それ以外の病気ですね、具体的にはこの心疾患、脳血管疾患、肺炎腎不全、血管性等の認知症、
アルツハイマー病、慢性閉塞性肺疾患、後衛性肺炎、老衰という10個の病気に関して調査をしたというような感じになっております。
ポイントのところがザザっと4つから書いてありますね。
死亡場所で受けたケアの質、あと医療に関する希望の話し合い、
新型コロナウイルス感染症の見取りへの影響ということで、
ちょうど2021年なんで、ちょっとだけコロナのピーク、ほぼコロナと被っている感じですかね。
それの影響と、あと亡くなる前、死亡前1ヶ月の療養生活の質ということに関して聞いているという感じです。
ちょっと後から詳細は述べたいと思うんですけれども、調査概要ですね。
先ほど言ったようにその10個の病気に関して、2024年の2月から4月にアンケート調査を実施したということで、
これ詳細はですね、その調査の報告書の一番最後のところに、資料のところに載ってまして、
ローマ数字の4の、丸4ですかね、調査書類というのが出てましたので、
もしご興味あればそちらをご覧いただけたらなというふうに思います。
医療ケアの質と課題
かなりしっかりした調査だなというふうに思いました。
調査の内容が先ほど言った項目を調査していて、約半数の方が有効回答になっているという形ですね。
その下に行っていただくと主な結果ということで、グラフとともに示されていますけれども、
一番その報道の中でも書いてありましたけれども、
この一番の死亡場所で受けたケアの質ということで、
辛い症状に速やかに対応していたかどうかということで、
全体的に65から81%からということで比較的高いんですけれども、
ただやっぱり病気によって差があったりとかですね、
あと前回調査と比べてどうかというのがあって、
これですね、この報道の中でも取り上げられていたかもしれないですけれども、
この癌と心疾患、あと脳血管疾患ですね、
これに関しては前回調査より下がっているんですよね。
これちょっとびっくりしますけれども、ほんのわずかですけれども、
2から3%ぐらい下がっているという感じになっていて、
これちょっとびっくりしましたね。
ただ腎不全に関してはですね、
私腎臓内科医であるので腎不全に興味津々なんですけれども、
腎不全に関してはおおむね74.3%から76%ということで、
前回と変わらずか、むしろ少し良くなっているという、
そんな感じの結果でした。
あとは、新しく入った項目では認知症も70%台いっているんですけれども、
ただこれね、やっぱり我々の取り組み非常に重要だなと思ったのは、
この後縁性肺炎ですね。
後縁性肺炎、前回調査されていないんですけれども、
新規の調査で64.6%という、この10個の病気の中で最下位なんですよね。
肺炎は70何%あって、
肺炎と後縁性肺炎を明確に切り分けられるかという問題もあるんですけれども、
ただやっぱり後縁性肺炎に対するきちんとしたケアが、
行き取りできない現状があるんじゃないかなという風にも思ったりしましたね。
続きまして、この医療に関する希望の話し合いということで、
これはですね、ニュースで取り上げた時にですね、
半分しかないのかという風に僕は話していたと思うんですけれども、
実はですね、半分でも前回調査で比べて15%以上増加しているという感じになっていて、
むしろ前回調査が低すぎたんだというのを今回見て改めて思いましたね。
例えばがんに関していくと、前回調査が35%なんですけれども、
今回調査が52%ということで、それでも半数なんですけれども、
でも前回よりはだいぶ高くなったんだなというのを改めて分かりましたし、
あと腎不全、脳血管疾患、肺炎、腎不全、のき並み上昇しているという感じなんですけれども、
ただこれもですね、がんに比べるとだいぶ低いという、
例えば腎不全に関しては28%ですし、
腎不全は比較的高めではあるんですけれども、それでも38.2%で、
だから3人に1人ぐらいしか話し合いができていないというような、
そんな現状かなというふうに思います。
新型コロナウイルスの影響
ここでもですね、また護衛生肺炎非常に低いんですね。
護衛生肺炎も21.5%ということで、これもやっぱり課題だなというふうに思いました。
続いて新型コロナウイルス感染症の見取りへの影響ということで、
これは実際に体験した方とか、あと医療介護、現場で働いている方はね、
実感していたと思いますけれども、やっぱり思うように
面会できなかったという方が非常に高かったですよね。
これは本当にその通りだなというふうに思います。
最後にですね、死亡前の1ヶ月の療養生活の質ということで、
体の苦痛が少なく過ごせた割合というのを聞いているんですけれども、
これもですね、特にがんに関しては前回から4ポイント減少、低下しましたということになっていますね。
これもちょっとびっくりしましたが、
これでもちょっと、でもそうか、かかえるの靴がそうですね。
望んだ場所で過ごせた割合が37から60%ということで、
これは増加しているということ、これは良い傾向かなというふうに思います。
はい、こんな感じですかね。
詳しくはですね、冒頭も言ったように260ページのすごい膨大な資料、PDFが出ているので、
それをAIとかにかけて自分が知りたい情報をピックアップするというのがいいんじゃないかなというふうに思いますね。
全部の情報出ているので、もしご興味があればご覧いただけたらなというふうに思います。
はい、それでは最後、しんしんじゃんけんいきたいと思います。
いきますよー。
しんしんじゃんけんじゃんけん。
ぐっ。
ということで、今日も幸せな一日でありますように、
お会いいただきたいなだけでした。
興味津々。
09:18

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