1. 内科医たけおの『心身健康ラジオ』
  2. 《1164》産後うつを見逃さない..
2025-10-13 09:04

《1164》産後うつを見逃さないために…

「知っておきたい妊娠中・産後のこころの変化」

大阪府妊産婦こころの相談センター

https://www.ninsanpu-cocoro.com/pdf/flyer_leaflet.pdf


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■AI要約(誤字はご勘弁ください)

内科医たけお氏が、10月10日の「世界メンタルヘルスデー」にちなんで、妊産婦のメンタルヘルスについて解説します。今回は、大阪府の妊産婦こころの相談センターが作成したパンフレット「知っておきたい妊娠中や産後のこころの変化」を基に話を進めました。


### 産後うつは決して珍しくない

まず知っておきたいのは、「産後うつ」は決して特別なことではないという事実です。データによると7人から10人に1人が経験するとされており、非常に身近な問題です。


### 妊娠・出産は心身に大きな変化をもたらす

妊娠・出産は幸せなイメージがありますが、実際は人生の中でも大きな変化を伴う時期です。ストレス尺度を測る研究でも、妊娠・出産は非常に高いストレス値を示すライフイベントとされています。

生活は劇的に変化します。夫婦2人の生活から、24時間365日休みなく続く赤ちゃん中心の生活へと移行します。夜中の授乳やおむつ替えで睡眠は細切れになり、自分のペースでお風呂に入ったり、ゆっくりお茶を飲んだりする時間さえなくなります。こうした環境の変化が、心に大きな負担をかけることがあります。


### 「マタニティブルー」と「産後うつ」の違い

妊娠中や産後に起こる心の不調には、主に「マタニティブルー」と「産後うつ」があります。


* **マタニティブルー**

* **時期:** 妊娠中や、出産後2〜3日後から見られることが多い。

* **症状:** わけもなくイライラしたり、気分の浮き沈みが激しくなったり、やる気が出なくなったりする。

* **経過:** 一過性のもので、多くは時間経過とともに自然に改善します。


* **産後うつ**

* **時期:** 出産後1〜3週間ごろに症状が現れることが多い。

* **症状:** 「赤ちゃんを可愛いと思えない」「突然涙が止まらなくなる」といった気分の落ち込みに加え、「死にたい」「消えてしまいたい」といった深刻な考え(希死念慮)に至ることもあります。

* **対応:** 専門家による治療が必要な病気です。まずは赤ちゃんのお世話を他の人に任せ、本人がゆっくり休養することが最も重要です。


### 産後うつのサインと対処法

以下のような状態が続く場合は注意が必要です。


* ささいなことで不安になり、ドキドキする

* 食欲がない

* 過剰に神経質になる

* イライラして、言葉や態度がトゲトゲしくなる

* 誰かがそばにいないと強い不安や恐怖を感じる

* 身の回りのことができなくなる


産後うつは、もともと元気だった人でもなる可能性があり、誰にでも起こりうる病気です。もし不調を感じたら、決して一人で抱え込まないでください。


1. **周りに相談する:** 家族や友人に気持ちを打ち明けるだけでも、心は楽になります。

2. **サポートを頼る:** 育児は一人でするものではありません。家族や公的なサービスなど、周りの力を借りましょう。「助けを求めること」は、育児の第一歩です。

3. **休養を最優先する:** まずはご自身の心と体を休ませることが回復への近道です。


産後うつは見逃されやすいですが、早期に発見し、専門家につなげることが非常に重要です。この機会に、ご自身や周りの大切な人のために、正しい知識を持っておきましょう。

サマリー

このエピソードでは、産後うつの重要性や、妊娠中および産後の心の変化について解説しています。特に、早期発見や専門家とのつながりの必要性を強調し、家族や周囲のサポートの重要性についても触れています。

産後うつの重要性
内科医たけおの心身健康ラジオ。皆さん、おはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長、内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問、リクエストは、質問箱のGoogleフォームから、ぜひお寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、実はですね、先週の土曜日…違う、金曜日ですね。
10月10日は、世界メンタルヘルスデーだったんですよね。
それに関連してですね、10月はシルバーリボンキャンペーンっていうのがなされていて、
要はメンタルヘルスに関することを考えよう、疾患の啓発とかですね、
そういうことも含めてっていう形になっておりまして、
実は昨日扱ったサイコンオコロジーもメンタルヘルス関連ではあるんですけれども、
今日は、任三夫さんのメンタルヘルスに関するいい資料があったんで、
これをご紹介していきたいと思います。
今日ご紹介するのは、「知っておきたい妊娠中や産後の心の変化」ということで、
大阪府の任三夫心の相談センターっていうところがあるんですけれども、
そこから出された資料、パンフレットをもとにですね、一緒に考えていきたいなというふうに思います。
はい、全部で6ページの資料なんですけども、まずは1枚目ですね。
これ多分見開きのパンフレットになってるんで、ちょっと左側はヘルプレスとなってしまってますけれども、
まずですね、この産後物ですね。
これ聞かれたことあると思いますけれども、産後物、実は結構な方がなるんですよね。
7から10人に1人が経験しますっていうことで、意外と多いですねっていうことになってるんですけれども、
これですね、この後も話しますけれども、私も以前の病院で関わっていたりとかして、
実は非常に問題になっているんです。
ちゃんとスクリーニングをしてですね、やっぱり産後物を適切な専門家につなぐということが、
今、取り組みとして行われていてですね、やっぱり産後物で本当に大変なことになることもなくはないので、
妊娠・出産による変化
これを早期に見つけるっていうことが非常に重要かなというふうに思います。
2ページ目に行っていただいて、妊娠・出産は幸せいっぱいとは限らないということで、
いろんな感想みたいなのが書いてありますよね。
妊娠するなんて思ってもいなかったとかですね、赤ちゃんは可愛いけど手がかかる、
これ本当にそうですね、なんで泣いてるかわからない、これも本当にありますよね。
あとは産後の体調はずっと優れないとかですね、いろんな妊娠中あるいは出産後のお悩みってあるかなというふうに思います。
その下に書いていただいているように、妊娠・出産は人生の中でも大きな変化の時ですっていうことで、
これですね、ストレスの点数表みたいな、ホームズとレイのストレスの点数にしたやつとかもあるんですけど、
その中でも結構高得点で妊娠・出産って出てくるんですよね。
当然ですけど、夫婦2人の生活、一番左側ですね、の場合には夫婦のことだけ考えていたらいいんですけれども、
妊娠すると遊びや仕事に制約が出てきたりとか、
あとは子宮が変わったりとか、あとはマツバリが広かったりとか、
広い場合には妊娠を遅れて、入院が必要になったりする場合もあったりしますので、
これかなり大きな変化ですよね。
その後、出産をすると、今度は赤ちゃんとの生活で24時間365日休みなし、
これ本当にその通りだと思いますし、
あとは特に夜泣きの期間ですね、2,3時間ごとに起きる生活とかですね、
おむつも変えないといけないしとかっていうことで、
全部赤ちゃん中心の生活になっていくということになるかなというふうに思って、
一番右側ですね、赤ちゃんをあやしながら何かをするとかですね、
サポートの重要性
お風呂ゆっくり入れないとか、ゆっくりお茶を飲むことはできないとかっていうようなことで、
環境が非常に大きく変わるっていうのは皆さんよくわかりいただけるかなというふうに思います。
3枚目ですね、これが今回一番大事なスライドというかなんですけれども、
妊娠中や産後に変化するのは変わるだけじゃない、ここだって大きく変わりますということで、
左側にマタリティブルーのお話、右側に産後物のお話が出ています。
まずは左側ですね、マタリティブルーですけれども、
妊娠中赤ちゃんが生まれた2,3日後に症状が現れるということで、
イライラとかですね、気分のブラが激しかったりとか、逆にやる気が起きなかったりとかですね、
こういう感じで、これはですね、妊娠中にも起こりますし、あと産後にも起こるという、産後直後ですね、
にもなるということで、ただこれに関しては時間経過とともに収まってくることが多いようですということになっていて、
もちろんですね、この段階で専門家につながっていただいても全然いいんですけれども、
自然回復するという方もいらっしゃるという感じですね。
はい、なんですけれども、産後鬱ですね、産後鬱に関しては、
赤ちゃんが生まれた1から3週間後に症状が現れるということで、
なのでこの時期に必ず検査をするんですけれども、
例えば赤ちゃんが可愛く思えないとかですね、突然泣いてしまうとかですね、
あとは広い場合には本当に死にたい、消えたいとかですね、
こういうのは起死念慮というふうに言いますけれども、そういうのが出てきたりする方とかもいて、
こういう方に関しては、専門家による治療が必要ですということで、
赤ちゃんのお世話を他の人に任せて、まずはゆっくり休みましょうということになっております。
はい、なので特にこの産後鬱を見逃さない、今日のタイトルにも書きましたけれども、
これが非常に大事かなというふうに思います。
はい、じゃあどういうふうに見つけるのかということで、
次のページですね、こんな状況はありませんか?
ご自身の状況について、状態についてチェックしてみましょうということで、
先ほどと重複する部分もありますけれどもね、
例えばちょっとしたことでも不安でドキドキするとかですね、
あとは過剰に神経質になったりとかですね、あとは食欲がないとかですね、
これも鬱の典型的な症状なんで、あとはやっぱりイライラですね、
言葉や態度がトゲトゲしくなったりとか、
あと誰かがそばにいないと不安で恐怖を感じるとかですね、
あと身の回りのことができなくなったりとかということで、
いろんな症状が産後鬱の症状として出てきうるということになっております。
そのミニアワですね、脇ありの人だけが産後鬱になるわけじゃない、
産後鬱は誰にでも起こり得ますということで、
本当に誰でもなるんですよね。
だからベースが全然元気な方でも産後鬱でっていう方はね、
実際本当にいらっしゃいます。
次のページ行っていただくと、5ページ目ですね。
マタニティ、ブルー、産後鬱、不安な気持ち、辛い気持ちのときはということで、
まずはですね、これは当たり前ですけれども、人に相談ですね。
周りの人に打ち上げてみて気持ちが和らいかどうかということでですね、
一人頑張らなくてもよいのですっていうふうに書いてありますし、
あとは育児に関しても周りのサポートを借りるっていうことはですね、
これなかなか難しいかもしれないですけれども、
そうしていただけるといいかなというふうに思います。
その下にご家族へっていうことで、ご家族への一言みたいな、
お母さんへの一言みたいなのが書いてありますけれども、
本当にね、家族のサポートが得られるのであれば、
ご家族さんのサポートを得ていただくのがいいかなというふうに思います。
あとは右側ですね、これも重複になりますけれども、
周りの力を借りる、頼んでいい、頼っていいということで、
自分でやらなければと背負い込まなくてもいいんです。
頼むことは育児の第一歩ということになっております。
本当にね、全部自分でやらないといけないっていうふうに思うかもしれないんですけれども、
それではなくて、特に産後水になられた方に関しては一旦は給与が必要ですんで、
やっぱり周りの何らかのサポートを得ながら、
ご自身の回復療養に努めていただくというのは非常に大事かなというふうに思います。
はい、という感じでした。
以前にしてはですね、途中でも言いましたけれども、
この産後鬱が非常に比較的多くあってですね、
やっぱりいろんな症状が出てきますので、
それを早期に見つけるということは、
早期に見つけて専門家につながるということは非常に重要かなというふうに思いますので、
ちょっとこの機会にしておいていただきたいなと思ってトレーニングさせていただきました。
はい、それでは最後、しんしんじゃんけんいきたいと思います。
いきますよー。
しんしんじゃんけんじゃんけん
チョキ!
ということで、今日も幸せな一日でありますように、
お相手はないかいのたけでした。
興味しんしん。
09:04

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