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2025-08-24 10:26

《1320》日本認知・行動療法学会の感想‼️身体疾患・慢性疾患の心理

■日本認知・行動療法学会

https://x.com/NaikaiTakeo/status/1959233100246069509


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《AI要約》誤字はご容赦!

内科医たけおです。この放送は、医療に関する皆様からのご質問やリクエストにお答えするラジオです。


今回は、先日参加した「第51回日本認知・行動療法学会」の感想をお話しします。この学会は大阪で開催され、私は昼過ぎまで参加しました。公認心理師の資格を持つ医師として、心理系の学会にも関心を持っており、今回は現地でしか得られない学びを求めて足を運びました。


まず驚いたのは、会場の凄まじい熱気です。心理業界がこれほど賑わっているのかと感心するほど活気に満ちていました。参加者は1000人を超えている印象で、特に若い先生方が非常に多く、若手の登竜門的な発表も活発に行われていました。以前参加した日本心理学会が基礎心理学系の研究発表が中心だったのに対し、今回の学会はほとんどが臨床家の先生による発表でした。「こういう患者さんにこのような対応をしたら改善した」といった具体的なポスター発表が数多くあり、私自身の臨床にも直結する内容で、非常に楽しめました。


特に印象深かったのが、「慢性疾患におけるケース・フォーミュレーション」をテーマにした自主企画シンポジウムです。これは、私が日頃からお世話になっている勉強会「フィサップ」の先生方が企画されたもので、会場は超満員、立ち見が出るほどの盛況ぶりでした。心理職の方は精神科領域での活動が多いイメージがありましたが、身体疾患や慢性疾患というテーマにこれだけ多くの関心が集まっていることに、大きな喜びと刺激を受けました。


「ケース・フォーミュレーション」とは、一般の方には聞きなれない言葉かもしれませんが、心療内科でいう「病態仮説」とほぼ同じものです。つまり、ある患者さん(クライエント)が抱える症状が、どのような要因やメカニズムによって引き起こされ、維持されているのかを、多角的に整理して理解するための枠組みのことです。


シンポジウムでは、認知行動療法(CBT)的なモデルをどう活用するかが議論されました。私自身、研修医などに病態仮説の立て方を教える際、完全に自由に考えさせるのは難しいため、CBTモデルやBPS(生物・心理・社会)モデルなどをヒントとして提示することがあります。しかし、これらはあくまで物事を理解するための一つの「切り口」に過ぎません。例えば、リハビリテーションの領域ではICF(国際生活機能分類)というモデルが使われます。同じ一人の患者さんでも、どのモデルで見るかによって解釈は変わります。多職種で連携する際には、それぞれが用いるモデルは違っても、「その人を全人的に理解しよう」という根本的な目的を共有することが重要だと改めて感じました。


また、指定討論の先生がおっしゃっていた「診断とケース・フォーミュレーションは違う」という言葉は、まさにその通りだと共感しました。患者さんの中には、診断名や画像所見に強くこだわる方が少なくありません。しかし、特に慢性的な痛みなどでは、診断名が治療方針を大きく左右しないことも多いのです。大切なのは、診断名に固執することではなく、「なぜこの症状が起きているのか」という病態仮説を専門家と患者さんが共有し、それに基づいて治療の枠組みに乗っていただくことです。このプロセスを丁寧に踏むことの重要性を再認識しました。


学会を通じて多くの学びと刺激を得ることができ、非常に有意義な時間となりました。

サマリー

日本認知・行動療法学会の第51回大会が開催され、参加者は1000人以上で活気に満ちています。特に身体疾患や慢性疾患に焦点を当てたケースフォーミュレーションに関するシンポジウムが注目され、様々な専門職の視点からの議論が行われています。

00:01
内科医たけおの心身健康ラジオ。皆さんおはようございます。たけお内科クリニックからだと心の診療所 院長内科医たけおと申します。この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
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噛みました。グーグルフォームの質問箱から、ぜひお寄せください。あなたのご質問をお待ちしております。
日本認知・行動療法学会の開催
ということで、ただですね、昨日ですね、 日本認知・行動・認知・中黒行動療法学会に行ってまいりましたので、今日はその感想を
通していきたいと思います。第51回大会ですね。 大阪のグランキーボー大阪って大阪国際会場で開催されまして、
ちょっと終日は参加できなかったんですけれども、昼過ぎぐらいまで 参加してまいりましたので、その感想をしてみたいと思います。
皆さんご存知の通りですね、私、自称医者でもあるんですけれども、公認心理資格も持っておりまして、
4年目かな、4年目か5年目だと思うんですけれども、心理系のですね、学会にも行こうと思っていて、確か去年、おととしかな、去年かな、おととしか、
日本心理学会っていう神戸で行われた学会にも行かせていただいたんですけれども、今回は大阪開催っていうこともありまして、
オンデマンドもコンテンツあるんですけれども、現地でしか得られない学びもあるかなと思って、現地にお邪魔してまいりました。
結論ですね、こんなにすごい似合ってる心理業界あるんだっていうのをすごい感じましたね。
すごい活気溢れていて、多分参加者1000人は超えてるんじゃないかなっていう感じがしましたし、
あとは非常に若い先生が多いなと思って、それこそバチコイの岩野先生を発見して、岩野先生にも色々お聞きしたんですけれども、
若手の登竜門みたいな、そんな感じの発表も結構多くて、それこそ以前行った日本心理学会の時にも岩野先生に色々教えていただいたんですけれども、
その学会は結構基礎心理学系の発表も多かったんですね、研究とか認知心理学とか、
心理学って我々が関わるような臨床的なものだけではなくて、その基礎的なものもあるじゃないですか、あるんですよね。
そういうのは結構多くて、ただ今回は当然ですけれども、ほとんどの先生が臨床課で、こういう方にこういう対応をしたらよかったよとかですね、
そういうポスト発表も非常に多くあって、私としては以前の日本心理学会よりも楽しめたかなというふうに思います。
ちょっと話脱線しましたけれども、なので非常に若い先生が多くて、しかも出している事例も非常に興味深いものが多かったので、個人的には非常に楽しめました。
ケースフォーミュレーションの重要性
はい、そんな中でですね、私がいつもお世話になっているフィサップっていうですね、身体疾患、慢性疾患の心理学のための勉強会っていうのを主催されている
畑先生と菅先生っていう先生が企画をされたケースフォーミュレーションですね、慢性疾患、特に身体疾患、慢性疾患のケースフォーミュレーションの自主シンポジウムっていうのに
参加させていただいたんですけれども、そこもですね、超満員、私余裕ぶっこいていて、2,3分前ぐらいに会場入りしたんですけれども、余裕で座れるかなと思っていたら全然座れなくてですね、あの立見、大入り満員立見で、何人ぐらいいたのかな、あれもたぶん2,300とかいたと思うんですけれども、
それぐらい関心が高いんだなと思って、いや、本当に、いや、率直に嬉しかったですね、やっぱりね、心理の先生ってどうしてもその精神科領域、精神疾患の対応をされることが多い中で、こんなに身体疾患とか慢性疾患に興味を持っておられる先生いるんだっていうのはすごい嬉しいし、刺激になりましたね。
なので、私、前半は立見してたんですけれども、その中で何を扱われたかというと、今回はケースフォーミュレーションっていうのを扱ってですね、これケースフォーミュレーションって一般の方は聞きなじみがない方がほとんどじゃないかなというふうに思うんですけれども、
要は診療内科の病態仮説とほぼ同じかなと思って私聞いていました。要は患者さんがいろんな症状がありますよね。患者さんとは言わないのか。クライエントがいろんな症状がある中で、何がそういう症状を引き起こすのかみたいなのを整理して考える。
医学モデルでいうとこの病態ですね。心理モデルでは病態というのはないですけれども。っていうのを考えるっていうのはケースフォーミュレーションっていうもので、それについてですね、3人の先生が話題提供というかディスカッションのポイントみたいなのをお話しいただいて、最後に上野先生がそれに対するコメント、指定討論という形で発言されるっていうような、そんな形でした。
非常に3人のエンチャルの先生方、いずれもすごい素晴らしい臨床家だなっていうのはすごい必死感じましたし、あとはやっぱりケースフォーミュレーションに対する考え方の違いみたいなのも今回会話見れて、非常に私自身も心療内科における病態仮説と近いものもあって勉強になりましたね。
その中で、今回認知行動療法学会という方もあって、これCBTと略されるんですけれども、認知行動療法的なケースフォーミュレーションのモデルっていうのがあるんですよね。
それがどうかみたいな話も中にあったんですけれども、これ私自身もその病態仮説図を作ろうっていうようなワークショップを、特に日本プライバリー経営法学会とかでやるときに、どういうふうに病態仮説図を示していくかっていうのは、結構教えるときには悩むんですよね。
完全にフリーで書くこともできるんですけれども、完全にフリーで書くのは難しいっていうふうな方もいらっしゃって、そういうときにはあくまでヒントの一つとして、この認知行動療法的なモデルを使ったりとか、あとはBPSモデル、生物心理社会モデルに当てはめて考えるとどうなるとか、そういうのを提起することもあるんですけれども、
でも、それはあくまでモデルであって、必ずしもそういう理解をしないといけないわけでもなくて、例えば同じ患者さん、クライアントさんを見ていても、一つのモデルではこういうふうに解釈できるけど、別のモデルだったらこういうふうな解釈もできるよねみたいなとか、例えばリハビリ領域だったらICFっていう国際生活機能分類っていうのがあるんですけれども、そういうようなモデルで解釈するとどうなるのかみたいなのも考えられるんで、
いろんな考え方があって、その切り口が違うみたいなのがあって面白いなというふうに思いました。
中では、お一人お話ししていたのが、痛み、慢性頭痛の多触手での集団療法支援みたいなのを話されていた先生がいらっしゃって、その中ではやっぱり他の触手とどういうふうに共通言語、共通理解でやっていくかということは非常に肝になるわけなんですけれども、
その中で心理師さんは、例えば認知行動療法のモデルを使うんだけれども、例えば医者はBPSモデルで理解したりとか、リハビリ職はICFですね、国際生活機能分類のモデルで理解したりとか、そういうのの違いがあるけれども、でも本質的にその人を全人的に理解しようという観点では同じなんだろうなと思って聞いていました。
診断とその意味
あともう一つは、最後の指定討論の先生が非常に鋭いことを言っておられて、それが診断とどう付き合うのかというか、診断とケースフォーミュレーションは違いますよねみたいなお話をされていて、これは本当に私もいつも言っている話で、結構今までも取り上げてきましたけれども、診断にかなりこだわる方っていらっしゃるんですよね。
なんですけれども、診断名は正直どうでもいいこともあってですね、例えば痛みに関しては、我々慢性頭痛というふうな診断名をつけることが多いんですけれども、それが人によっては筋筋膜性頭痛というふうにつけたりとかですね、あとは痛覚変調性頭痛とかですね、神経障害性頭痛というふうにつく場合もあるんですけれども、別にこの診断名が何かっていうことは、
正直ね、あんまり治療法とか対応には関係ないんですけれども、ただ換算にしたらですね、診断名が欲しいとかですね、あとはもう一つは、やっぱり何か原因があるはずだという、その画像で異常が見えない症状ってもうむちゃくちゃいっぱいあるんですけれども、でもそれでもね、やっぱり画像で何も映らないのはおかしいんだみたいな感じで、病院にてんてんとされたりとかですね、いわゆるドクターショッピング的なことをされる方もいらっしゃるんですけれども、
そういう方にきちんとですね、ケースフォーミュレーションとか病態仮説を提示してですね、それで治療の枠組みに乗っていただくことの必要性というのは非常に私自身は感じていて、それも今回の実施企画、実施進歩で非常にね、思ったことの一つでした。
はい、それに関連してちょっと質問をさせていただいたんですけれども、自傷医者ですって言ったらちょっと質証を変えましたね、あの得意な滑り気になりましたけど、はい、という感じでした。
はい、では最後、しんしんじゃんけんいきたいと思います。いきますよー、しんしんじゃんけん、じゃんけん、ぐっ。
ということで、今日も幸せな一日でありますように、お会いとはない一回の竹でした。興味、しんしん。
10:26

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