最初にお知らせ
はい、冒険家のみなさん、おはようございます。今日もですね、落雷に揺られて灼熱の砂漠を横断していらっしゃいますでしょうか。
本日は2023年8月17日で、インドでは午前8時の43分を回ったところですね。
今日も音声配信、むらスペを始めさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
今日はですね、紙の教科書を無料で出版するということについてお話ししたいと思うんですけど、
最初にですね、いくつかまたお知らせをしておきたいと思います。まず、ズームでハナキンはですね、今日木曜日ですから明日ですね、
明日ズームでハナキンがあります。今ね、今日ここでお話しすることを、ちょっと実際に画面をですね、
見せながら、同じこともちょっとお話ししてみたいと思うんですけど、それは僕のハナキンPDのところですね。
それから、乾杯の温度はですね、フィリピンで看護師をですね、
特に日本で働く看護師に日本語を教えていらっしゃって、ご自身も看護師としての経験がある
サルバドール・チズルさんですね。ツイッターではチーさん、イが小さいイなんですけど、チーさんという名前で活動していらっしゃいますが、
そのサルバドール・チズルさんが乾杯の温度をとってくださることになっております。
あと、第3週なのでね、多分8月のお誕生日みたいなのもあるんじゃないかと思いますね。
はい。で、日本語教師映画パーティーの方は今受付中なので、何かこの映画みんなで見たいというのがありましたら、ご提案お願いします。
先週はね、あのRRR、インド映画のRRRを見まして、皆さん、あのすごく特にコアなファンの方がいらっしゃいますので、楽しく見ることができました。ありがとうございます。
日本語教師ブッククラブは今井夏実さんと秋田先生ですね。
お二人の書かれた言語の本質、これを今読んでいるところですね。
はい。それから、日本語教師チャットの方は、日本語学校の人手不足の原因と対策というのが今提案されていますが、今週の土曜日までに受付してますので、また増えるかもしれません。
なかったらもうこれで決まりですね。はい。
はい。それじゃあですね、本日の本題に入りたいと思います。
今日お話ししたいのは、紙の教科書を無料で出版するということなんですね。
皆さんにもね、ちょっと今まで、特にね、ある程度経験ができてきた、経験のある日本語の教師の方だったら、
どの教科書も、それぞれの良いところとか悪いところはあるんだけど、でも特定のね、特定のニーズに関しては、
帯に短し、たすきに長しでしたっけ、そういう使い勝手の悪さみたいなことを感じることがあるんじゃないかと思います。
そういう時に、自分でこういうね、このニーズの、こういう学習者のために教科書を今まで、特にたくさん作ってきた方、実際に教材をね、教室の中で実際に教材をたくさん作ってきたような方で、
それをまとめて教科書にしたいとかね、そういうふうに考えたことがある方もいらっしゃるんじゃないかと思います。
そういうふうに思ったことがあるかどうか、ちょっと今、振り返ってみていただきたいと思うんですけどね。
そういう方にお勧めするのが、今日ご紹介する方法なんです。
これがですね、Kindle Direct出版というものなんですね。
Kindle Direct出版なので、当然Amazonがやっているサービスです。
これに関してはですね、もう電子書籍に関してはもうね、いつからだったかな、少なくとも僕があのムラログのまとめを出版し始めていたのが2014年ですから、
10年くらい前からは少なくとも、電子書籍をKindle Direct出版から出すということは可能になっていました。
紙の本の出版と配送
僕みたいに別に、出版のね、もちろん本屋さんから出版したことはありますけど、僕は出版社で働いたことはないし、
本を書いた経験はあったけど、出版する側の仕事はしたことは全くない素人だったんですね。
そういう人間でも特に問題なく、1回目はね、さすがにちょっといろいろ、初めてだったんで戸惑うこともありましたけど、それほどでも専門知識もなく電子書籍を出版することができていました。少なくとも2014年からね。
だけどこれがですね、紙の本も出版できるようになったわけです。
これがですね、2021年の10月くらいにこれが可能になったという記述がいくつかのブログとかで見ることができますね。
実際にそれで出版してみましたというようなブログもあります。
つまりですね、今まではまずKindleのアプリとかね、そういう電子書籍を読める環境にある人にしか手が届かなかった、こちらから届けることができなかった、そういうことがですね、
少なくともAmazonの会員だったら、特にKindleみたいな電子書籍じゃなくても普通の紙として読めるようになったということです。
ただし普通のアナログの本屋さんでは販売されませんので、
あくまでもKindleは持っていなくてもいいんですけど、Amazonのアカウントを持っている人には購入してもらうことができます。
それからもちろん自分でたくさんそれを購入して、Amazonのアカウントを持っていない人に郵送して送るとかね、そういうこともできます。
Amazonの方からその郵送先を自分の住所じゃなくて、そのお客さんの住所に、お客さんというかその読んでもらいたい人の住所に設定してAmazonから直接送ることももちろんできます。
ただしですね、これについては限界もありまして、その限界の一つがですね、電子書籍は本当に世界中のどこでも売ることができるんですよ。
Kindleの電子書籍を作ったら、例えばインドでも僕の本を買うことができます。
だけどインドでは印刷版のこの本を買うことはできないんですね。
少なくともAmazon.inというのがインドのAmazonのウェブサイトなんですけど、ウェブサイトのURLなんですけど、そこではこの紙の本を買うことは今のところできません。
世界中のどこの国でできるかというとですね、ちょっと今リストを上げてみますね。
少なくともこの2023年の8月の段階ですけど、少なくとも11カ国、以下の11カ国ではこの紙の本を販売することができます。
日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スペイン、イタリア、オランダ、
スウェーデン、ポーランド、カナダ、オーストラリアですね。これらのAmazonのウェブサイトですね、これらの国のAmazonのウェブサイトでは
僕の本もそうですけど、別に僕だけじゃなくても、今現時点でこの印刷版のAmazon Kindle Direct出版を印刷版で出したい人は、これらの11カ国で
紙の本を出版することができます。少なくともウェブサイトの方から注文することができるわけですね。
実際にどんなのかというと、実家の方にはたくさん届いたみたいなんですけど、
まだインドの僕のところには届いてなくて、実際に手で触ってないので手触りとかわからないんですが、少なくとも設定ではインクと用紙のタイプを決めることができるんですね。
それによって値段も変わってきます。
設定は他にも立ち落としっていうんですけど、印刷する紙の本を閉じた後に最後にバサッと端っこの方を切るらしいんですよね。
そういう裁断の話とか、特に表紙の設定とかもちょっと面倒くさいんですよ、後で話しますけどね。
あとそれから表紙に光沢を入れるかどうかとかそういうことも結構細かく設定することができます。
これが電子書籍と違うのは、アップロードできるのが PDF だけということなんですね。
つまり電子書籍の方は結構いろんなフォーマットでファイルをアップロードすることができます。
マイクロソフトの Word でもできると思ったし、あと僕は基本的に Word 使ってないので
ePub っていうタイプのファイルで、Google ドキュメントで書くんですけど、Google ドキュメントで書いて ePub っていう形式でダウンロードしてから
Kindle の電子書籍の方は出版していたんですけど、今回は同じように Google ドキュメントで書いてそれを PDF でダウンロードしてそれを
Amazon にアップロードしたという形になります。
じゃあコストはいくらぐらいかかるのかというと、これが今までのセルフ出版とは全く違うところなんですね。
今までは本当に最初にまとまった数のお金を印刷会社とか、あるいはセルフ出版を専門にしている出版会社さんとかに
まとまったお金を払わなければいけなかったんです。本当にそれが例えば100万円とかね、そういう話を聞いたこともあります。
というか、少なくとも原党社で、原党写真書のところにセルフの自費出版のブランドがあるんですけど、そこで話を持ちかけられた時には
100万円ぐらいかかるということでしたね。ただしここは、ただ印刷するだけではなくて、編集者も結構ちゃんとついてくれるという話でした。実際には僕はここを利用したことがないのでわかりませんけど。
要するにものすごくお金がかかっていたんですが、この Amazon の Kindle ダイレクト出版で印刷の本を出版するときは、これが本当にゼロなんです。
もちろん本が売れたときに、その売れた本の代金から1冊ずつ印刷代というのが引かれていくわけですね。
ですけど、最初にまとまった予算を用意しなければ売れないということは全くありません。しかも売れれば売れるだけ
紙の本の出版とコスト
印刷代がかかるわけですけど、それはみんな売上げに含まれているわけですから、こちら側は文字通り全く1円も用意しなくて、
紙の本を出版することができるというわけですね。
僕が自分の今回の AI 時代の冒険家メソッドの紙の本を出版したんですけど、
この本に関して言うと、1冊あたりの印刷代は694円と書いてあります。
ページ数が244ページで、本文は白黒で、光沢なしで、表紙はカラーというぐらいの設定なんですけど、
それだと1冊あたりが694円、印刷のコストがかかると書いてありますね。
だけどなぜか知らないんですが、694円で売ることができないんですね。
最小小売価格が1157円になっています。
なので400円以上がかかっているんですけど、たぶんこれがもしかしたらアマゾンの取り分ということになるのかもしれませんね。
今のところ、僕は別にこれでお金も消しようというふうには思っていないので、
僕の部分の取り分は無しにしているんですけど、それでもコストが1157円かかることになっています。
これが電子書籍の場合はもっともっと安くすることができます。
なぜかというと当然印刷費がかからないからですね。
電子書籍の場合は、僕の場合はですね、自分の印税というか売上の中の自分の取り分を70%にしているんですね。
これは電子書籍の方です。紙じゃなくてね。
その場合は最低でも250円はかからなければいけないんですね。
でもこれがもっと安い、自分の取り分をもっと低くしておくと、
確かね、いくらだったっけな。100円とかそのぐらいから売ることができたんじゃないかと思います。
いや、もっと安かったかもしれませんね。
これね、すみません。明日の花切りの時まではちゃんと確認しておきたいと思いますけどね。
とにかく電子書籍の場合はもう本当に簡単に、
安くというのが要するに読む人ですね、買う人にとっての値段も安くすることができるんですが、
紙の本の場合はこういうふうにやっぱり印刷代がかかるので、
著者が利益を取らない形にしても、今回は244ページの本で1,157円のお金になっていました。
ただしこれはまだ税金かかる前のお金ですね。
これが国によっていろいろ税金がかかってきますので、
実際にはそれより高い値段になると思います。
税金というのは要するに消費税とかね、そういうものですね。
ただし、著者が構成用に、構成というのは要するに見直すためにですね、
印刷版を取り寄せる場合はこれがかからないので、
電子書籍の出版と売価
多分694円の印刷代のみで著者だけは購入できるんじゃないかと思いますね。
実際にこれをアップロードした後に、プレビューワーというのがあるんですよ。
プレビューワーという機能があって、
そうすると実際に印刷した時にはこんな感じに見えますよというのがあって、
それからここの部分は裁断するので、ここに文字があってはいけませんとかね、
そういうのも点線で表示されて、
どこを直さなければいけないのかというのもプレビューワーで見ることができます。
最大72時間で販売が可能になるんですけど、
問題があったら自動的に進めないんですよ、出版というボタンが押せないので、
その前に問題を修正してくださいというふうになるんですね。
一つ一つ問題を修正していくと、出版のボタンが押せるようになります。
押したら最大72時間で販売が可能になるというふうに書いてあります。
ただ僕の場合はですね、一旦出版のボタンを押すと、
そうするとですね、ステータスというのがレビュー中になっているんですね。
レビュー中というのは要するに、
これが機械か人間、人間も目を通すのかわからないんですけど、
一応Amazonの方が認可していいかどうかを決めるという段階ですね。
僕の場合はですね、一旦その出版ボタンを押してレビュー中にしても、
それが出版もされずに下書き状態に戻ってしまうという状況が3回あって、
下書き状態に戻っていると、特にどこを直せばいいとか、そういう指示も何もないんですよね。
しょうがないからもう一回出版ボタンを押して、そうするとレビュー中になるんだけど、
しばらくしてみるとまた下書き状態に戻っているっていうね。
こういうことが3回あったので、ちょっとカスタマーサポートにですね、連絡してみたんですね。
そうしたら表紙のデザインにちょっと問題があって、
背拍子の部分のタイトルの部分が規定のエリアからはみ出していると。
それがあって出版できないんだということが分かりました。
ただしこれはもうエラーメッセージも何も出ないので、
ちょっと気をつけていないと気がつかないかもしれませんね。
こんな感じで、ちゃんと言われたところの部分を直して、
それで出版ボタンを押すと、それから24時間は経ってなかったと思うんですけどね、
24時間経たずに出版することができました。
まだ僕は手にしてないんですけど、ちょっと妻のところに送ってみて、
それで妻の方からこんなの来たよというのを写真とか送ってもらいました。
実際妻の話だと本当に普通の本のようだというふうに聞いております。
こんなふうに今は本当に2,3年前とは違って、
紙の出版物を無料で全くコストをかけずに出版することができる時代になっているわけですね。
特に日本語教師の皆さんの場合は、
こういう教科書を出版してみたいというふうに思う方もたくさんいらっしゃると思うので、
もしそういう方がいらっしゃいましたら、
明日のハナキンで僕が一つ部屋を作ってますので、
ぜひご参加いただければというふうに思っております。
それでは本日もムラスペにご参加くださいまして、ありがとうございました。
今日の紙の教科書を無料で出版するということにつきまして、
ご感想とかコメントがありましたら、
ぜひこのムラスペのハッシュタグ付きでご共有ください。
今リッスンというところで聞いている方は、
そちらでコメントしてくださっても結構です。
それでは本日も良い一日をお過ごしください。
そして冒険は続きます。