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今日、申し上げたいのはチャットGPTがですね、今まではGPT3.5というバージョンを使っていたんですけど、それがGPT4というバージョンにアップデートしたということなんですね。
まずですね、チャットGPTとGPTそのものは何が違うかというと、まずGPTというのが訓練済みの生成変換器という意味なのかな。
GPTの略はGenerative Pre-Trained Transformerという意味ですね。Generativeが生成AI、例えば絵とか言葉、テキストとかですね、そういうものを作る種類のAIということですね。
Pre-Trainedというのが訓練済みのという意味です。Transferは変換器とかそういう意味ですよね。
オープンAIが作っている言語モデルがこのGPTというもので、それとチャットできるのがそのチャットGPTというサービスなわけですね。
その元になっているGPTが、チャットGPTはそれまで3.5というバージョンを使っていたんですが、バージョン4が一般ユーザーも使えるようになって、チャットGPTでもGPTとチャットができるチャットGPTですね、そういうサービス。
それも少なくとも有料ユーザー、お金を払っているユーザーは今朝からですね、それが使えるようになったということです。
無料のユーザーの方がいつまで使えないのかちょっとよくわからないです。その後使えるようになるのかならないのかもちょっと僕はわからないですね。
さっきね、ツイッターの方ではバーフバリについてね、古いバージョンと新しいバージョンでJLPTのN5レベルの日本語で教えてと言ったらどういう風に返ってくるかというのをちょっと出しました。
だけどバーフバリだと、まず映画を見ていない人にとってはこれ内容が正しいのかどうかわからないというのはまずあると思うんですよね。
で、ちょっと今日の音声配信の村スペではですね、東京について聞いてみました。
まず古いバージョンでね、古いバージョンで東京はどんな街かJLPTのN5レベルの日本語で教えてという風に書きました。
これ古いバージョンだから正直ダメな方ですよ。
そうするとこういう風に返ってきます。
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東京は日本の首都であり人口が非常に多い大都市です。
以下はJLPT N5レベルでの説明です。
東京は多くの高層ビルや近代的な建物が立ち並ぶ現代的な街です。
多様な文化が混在しており、世界的にも有名な観光地やショッピング地があります。
また公園や広場もあり、緑豊かな場所も多く、自然と都会が共存しています。
交通網も発達しており、地下鉄やバスなどが便利に使えます。
さらに多くの人々が働く商業地区があり、多くの企業が本社を置いています。
東京は様々な文化や業界が栄えており、日本の中心地として大変重要な場所です。
多くの人々が集まる国際的な街であり、活気に溢れています。
はっきり言ってN5レベルの人には絶対読めないですね。
辞書とか理解訓とかその手のものを使わないとN5レベルの人には絶対読めないレベルでした。
正直言ってこの前の古いバージョンでJLPTのN5レベルで教えてと言っても、まだ実用レベルとは言えなかった。
それが実情だと思います。
これを新しい方、モデルGPT-4に変えて同じようにやってみましたので、それを読んでいただければと思います。
以下はGPT-4、新しいバージョンになったチャットGPTに東京を説明してもらう文ですね。
プロンプトは以下の通りです。
東京はどんな街かJLPTのN5レベルの日本語で教えて。
それに対してチャットGPTの新しいバージョンのチャットGPTが答えてくれたのが以下の通りです。
以下は引用ですね。
東京は日本の首都でとても大きな街です。
たくさんの人が住んでいます。
東京には有名なビルや観光地があります。
例えば東京タワーや戦争地があります。
また、東京はショッピングやグルメ、アートも楽しめる街です。
多くの人が日本語を勉強するために東京に来ます。
はい、ここまでですね。
JLPTのN5レベルというのは、この文法を使います、この文法を使いませんとか、そういうのはもう今は公開していないんですよね。
なので厳密な意味では、これがN5レベルですと言っていいかわからないんですけど、
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少なくとも一般的な日本語教師のN5レベルという感覚から考えても、
これはそれほど違和感がない書き換えになると思います。
もう正直実用レベルと言っていいと思いますね。
じゃあ次に、もう一回読んでみましょうか。
N5レベルの東京の説明ですよ。
新しいバージョンね。
JLPTの新しいバージョンのN5レベルの東京の説明です。
東京は日本の首都でとても大きな街です。
たくさんの人が住んでいます。
東京には有名なビルや観光地があります。
例えば東京タワーや戦争地があります。
また、東京はショッピングやグルメ、アートも楽しめる街です。
多くの人が日本語を勉強するために東京に行きます。
ここまでですね。
それでね、古いバージョンとこの新しいバージョンで
一つ違うのはレベルがかなり正確になったということですよね。
実際にN5レベルで使えそうなレベルになっているということと、
もう一つは日本語学習者の視点が入っているということですね。
古いバージョンでは東京についての説明しかなくて、
それが海外の日本語学習者、
海外とは限定しなくてもいいですけど、
日本語を母語としない人が東京をどう思うかということに関しては
全く触れていなかった。
ですけど、この新しいバージョンでは最後にね、
多くの人が日本語を勉強するために東京に行きます。
というふうに日本語学習者の視点も一つ入っている。
これが大きな違いの一つですね。
これを同じように東京についてN4レベル、新しいバージョンですよ。
新しいバージョンのN4レベルで書いてもらったのが以下の通りです。
ちなみにプロンプトはN4でと書いただけですね。
さっきがね、それ以前の質問が東京についてJLPTのN5で教えて
というふうに書いてあったので、今度はN4でと書くだけで
ちゃんと東京についてのJLPTのN4レベルの日本語が返ってくるわけですね。
じゃあN4レベルの回答、新しいバージョンのチャットGPTのN4レベルの回答を読んでみます。
以下の通りです。
東京は日本の首都であり人口が多くビジネスや文化の中心地です。
有名な観光スポットがたくさんあり、
例えば渋谷の交差点、新宿の歌舞伎町、東京スカイツリーなどです。
また日本の歴史や伝統も学べる場所があります。
東京は美味しい食べ物やファッション、電子製品のショッピングが楽しめる街でもあります。
東京では日本語学習の機会も多く、外国人にも親切な環境が整っています。
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はい、ここまでですね。
ここの中にも最後に日本語学習の機会も多いというのもありましたし、
途中で日本の歴史や伝統も学べる場所があるとかそういうことも書いてあって、
まず言葉のレベルもN4レベルとして僕はかなり違和感がありませんし、
それに加えてその学習者にとってどんな意味があるかというそういう視点も入っているのがここでも分かりますよね。
はい、じゃあ続けてN3レベル、新しいバージョン、
今日から使えるようになった新しいバージョンのチャットGPTのJLPTのN3レベルで東京について教えてもらった文章が以下の通りです。
東京は日本の首都であり、経済、文化、政治の中心地です。
人口が非常に多く、多様な文化や活動が楽しめます。
東京には数多くの観光名所があり、歴史的な建造物から現代的な建築まで幅広く魅力があります。
例として皇居、上野動物園、原宿の竹下通りなどが挙げられます。
また東京はグルメの街としても有名で、世界中の料理や地元の食材を使った料理が堪能できます。
さらに東京は留学生や観光客向けのインフラが整っており、日本語学習や生活に対するサポートも充実しています。
もうだいぶ詳しくなってきたのがわかりますね。
じゃあ今度は同じようにN2も読んでみましょう。
チャットGPTの新しいバージョン、今日から使えるようになった新しいバージョンでJLPTのN2レベルで東京について教えてもらった時の文章です。
東京は日本の首都で国際的な都市です。
経済、文化、政治の中心地であり、世界各国からの観光客やビジネスマンが訪れます。
また東京には多くの観光名所や歴史的な場所が存在し、伝統文化と現代文化が共存しています。
例えば東京都庁舎、六本木ヒルズ、明治神宮、築地市場などが有名です。
さらに東京は食の宝庫であり、日本全国の郷土料理や世界各国の料理を味わうことができます。
またファッションやアート、テクノロジーの最先端も体験できるため、若者やクリエイターにも人気があります。
東京での日本語学習は、学校やカルチャーセンターなど多くの機関が提供しており、様々な学習スタイルに対応しています。
また留学生や外国人労働者向けのサポートも整っているため、生活しやすい環境が提供されています。
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N1もやってみましたが、ここではそんなに長くなるので省略したいと思います。
ちなみにこれについて今日中にこの例文を入れてブログを書くと思いますので、興味のある方はそちらでも確認していただければと思います。
ここで僕が本当に思ったのは、前の古いバージョンのチャットGPTも日本語教師にとってはすごくいろんな場面で使えると思っていました。
だけどやっぱり一番ちょっとイマイチだなと思っていたのが、書き換えのレベルが指定してもその通りにいかないという感じでしたね。
そこが一番残念なところだったんですけど、今回のGPT4にアップデートされたことによって、
これは本当に難しい日本語、ネイティブ用の日本語をJLPTのN5レベル、N4レベル、N3レベルという人たちに書き換える、そういう使い方も完全に実用レベルに入ったというふうに言い切っていいんじゃないかと思いますね。
バーフバリと東京について各レベルで僕ちょっと見ましたけど、本当にこれは素晴らしいと思います。
前のバージョンから、例えばショーテストを作るという、例えば今日の朝のニュースを持ってきて、この読解文の内容を確認するショーテストを作ってというと、
本当にチャットGPTは作ってくれるんですよね。
なのでそれも含めて、そうすると、例えば今日のいろんなニュースがありますよね。
そのニュースをN5用に書き換えて、その書き換えた内容について確認するショーテストを、例えば3問とか4問作ってとかそういうのも一瞬でやってくれますので、
そういうことが本当に今日の授業から、今日は日本では昼過ぎちゃってる、今昼休みだと思いますから、午後の授業に間に合えばそういうこともできると思いますし、
明日の授業でもそういうことはすぐに使えるんじゃないかなというふうに思います。
それに例えばGoogleフォームとかにそれを応用したら、それも自動採点とかですぐにできるというわけですね。
それでは今日は速報ということで、このチャットGPTがバージョンアップして、日本語のJLPTのN5レベルに書き換えるとか、そういうことも全く実用的なレベルでできるようになったということをご紹介しました。
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すみません、これまだあれなんですね。最初にも言いましたけど、有料バージョン、有料ユーザーには使えるけど、今今日のこの時点では無料ユーザーはまだこの新しいバージョンは使うことができないんですけどね。
でもそういうことを今日はご紹介させていただきました。
それでは今日もムラスペにご参加くださいまして、ありがとうございました。
今日のこのチャットGPTがGPT4になってできるようになったこと、こういうコンテンツにつきまして、感想とかコメントとか、あるいは僕にわかることでしたら質問とかしていただいても結構ですので、そういう方はぜひムラスペのハッシュタグ付きでご共有いただければと思います。
それでは本日も良い一日をお過ごしください。そして冒険は続きます。