1. むらスペ
  2. chatGPTの文法説明力
2023-03-24 23:02

chatGPTの文法説明力

今日の音声配信では古い方のchatGPT3.5 では大体 Native speaker だけど語学教師の訓練は受けてないぐらいのレベルで、新しい方の chatGPT-4では養成講座などで勉強はしたけど、経験はあまりないぐらいの先生のレベルではないかということをお話ししました。

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それでは本日の本題に入りたいと思います。今日お話ししたいのは、ChatGPTの文法説明力ということですね。
これもね、毎日使っているような人にとっては、なんとなく感覚的にこの辺までは信用できるけど、
この辺まではちょっと信じちゃまずいよな、信頼しちゃいけないよな、というのが感覚的に皆さんわかってくると思うんですけど、
それを使ってみないとわからないんですよね、逆に言うとね。なので、今日は使ってない人を念頭にですね、
どの辺まで文法を説明していいのかというのが、日本人が英語を勉強するという前提のもとでやってみたいと思います。
何でかというと、僕が勉強しているフィンリー語とかだと、ちょっと皆さんにはなかなか伝わりにくいところがあるからですね。
僕自身もそれをちゃんと信じていいのかというのが、評価しにくい僕のフィンリー語のレベルでね、そういうのがありますのでね。
じゃあちょっとここにいるリスナーの方にお伺いしてみたいんですけど、
ChatGPTのアカウントを作って、使ってますよという方がいらっしゃいましたらハートマークでリアクションいただけますか?
もし使ってない方、まだ使ってない方は涙のマークでリアクションいただければと思いますけど、どうでしょうか?
ハートのマークいただいてますね。涙のマークは今のところないみたいですね。
ありがとうございます。じゃあですね、ここからは具体的な話をちょっとしてみたいんですけど、
まずですね、最初に言うとChatGPTにはGPT3.5というバージョンとGPT4というバージョンがあります。
4の方が頭がいいんですね。3.5は日本語はね、もう本当に母語話者と同じぐらい。
もう下手したら、例えば僕がですね、ブログとかに書いて、タイポとかね、漢字変換ミスとかそういうの含まれていると思うんですけど、
僕がブログに書いている日本語のあんまり標準的ではない書き方よりもChatGPTの3.5の方が標準的だと思います。
要するに文法ミスとか漢字変換ミスとかそういうのは普通の人間より少ないと考えていいと思いますね。
なので日本語はとっても自然な日本語を出してくれるんですね。
英語の勉強をするときに言ってくる内容ですよね。教えてくれる内容がどのぐらい信頼していいかというと、
3.5の方はまだ浅いレベルのこと。浅いレベルのことはもう本当に、例えばこの動詞の活用形は何ですかとか、
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そういうのはすぐ教えてくれるし、ほぼ間違いないんですけど、
でもそれはどうしてそうなるんですかというふうに聞いてみると、かなり信頼性が落ちてくるというのがありますね。
それがGPTの4の方だと、その辺も含めてかなり正確になってくるという感じがしています。
言うまでもないですけど、GPT4の方ももちろん、日本語の言語そのものを説明している日本語の書き方はすごく自然で、
一般的な、平均的な日本人の、要するに日本語の母語話者よりも、
かえって標準的な、変換ミスとか、誤字脱字とかがない、そういう文章では書いてきています。
ここからはですね、本当にたまたまなんですけど、ビートルズの音楽がかかっていたので、
レッドイットBがね、それを文法的に説明してというふうに聞きました。
まず最初はチャットGPTの回答ですね。
チャットGPTにレッドイットBを文法的に説明してというふうに言いました。
そして返ってきた返答が以下の通りです。
以下ちょっと引用しますね。
レッドイットBは英語の命令文の一種で、以下のように文法的に説明できます。
レッド、動詞の原形であり他動詞として使用される。
イット、主語として使用され何かを指し示す代名詞。
ビー、動詞の原形であり主語と述語の間に入る。
つまりレッドイットBとは何かをそのままにしておくように許すという意味であり、
文法的には主語にイットを用いた命令文で、レッドの後に動詞の原形ビーを使用した構文です。
ここまでで最初の回答が終わりですね。
ここにイットが主語と書いてあるけど、これは一般的には目的語というふうに理解されると思いますね。
英語の先生とかだったらね。
僕は英語の先生じゃないから、その辺はプロフェッショナルではないんですけど、
でも多分英語の先生もレッドイットビーのイットを主語というふうに、
ビーに関わる、いやでも普通は主語とはしないですよねきっとね。
目的語として説明されることが多いんじゃないかと思いますね。
主語のところはそのときつっこまなかったので、さっき検索やってたところなんですけどね。
その後でレッドイットビーのビーについてですね。
僕がビーは不定詞ですかというふうに質問しました。
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そしたらチャットGPT3.5の方ですね。
古いバージョンの方ですけど、3.5の方はこういうふうに回答しました。
以下が引用です。
はい、正確にはビーは不定詞です。
ビーは不定詞の一種であるto beの短縮形であり、
この場合は命令文の中で使われるため、
動詞の原形形式が使われます。
したがってレッドイットビーという文のビーは動詞の原形であり、
不定詞の形ではありません。
はい、ここまでですけど、
ここまでくると、
相変わらず日本語はもう本当にすごく自然で、
あたかも先生が書いているような日本語なんですけど、
だけど内容に関してはかなり信頼性が低くなってくるというのが
わかるんじゃないかと思います。
最初の正確にはビーは不定詞ですというところはあってますよね。
でもその理由として命令文の中で使われるため、
動詞の原形形式が使われますというのは、
ちょっと普通はそういう言い方はしないと思います。
だって命令文の中でも原形不定詞、
原形不定詞じゃないことが使われることはたくさんあるので、
ここはちょっと明らかに間違いですね。
間違いというか、
たぶんレッドイットビーのレッドの方ですよね。
レッドイットビーのレッドの方が命令文だから、
動詞の原形が使われているんですよね。
だけどそれが間違って、
レッドイットビーのビーの方の説明として出てきちゃっているんですね。
なのでここはちょっと間違っているわけですね。
それを今度GPT-4の方で聞いてみました。
GPT-4になるとどのくらいレベルが上がるかというのも、
ちょっと皆さんにも感覚的に認識してほしいなと思って、
以下引用しますね。
まず最初は同じです。質問は同じ。
レッドイットビーを文法的に説明してというふうに言いました。
今度はGPT-4の方の回答ですね。
以下ちょっと長くなりますが回答になります。
レッドイットビーは英語の表現でしばしばアドバイスや受け入れの意味を持ちます。
これを文法的に解析すると以下のようになります。
レッド、この単語は命令形助動詞として使われます。
この場合レッドは誰かに何かを許可する、
または何かをそのままにしておくことを要求しています。
イット、代名詞で一般的には物事や状況を指します。
この場合イットは話している状況や問題に関連しています。
ビー、動詞ビーの原型です。
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これは英語で最も一般的な動詞であり、存在や状態を表します。
ここではレッドと一緒に使われることで
イットが指す物事や状況をそのままにしておくことを示しています。
全体としてレッドイットビーは
それをそのままにしておく、何も手を加えないでおく、
様子を見るなどの意味を持ちます。
これは困難な状況や問題に対処する際に
受け入れや慰めの言葉として使われることがよくあります。
ここまでがGPT-4の解答です。
さっきイットが3.5のほうでは
イットは主語ですよとか言ってましたけど
それがちょっと変だったんですけど
GPT-4のほうではそれがなくなっていますし
その後もう少し突っ込んだことも質問してみますね。
質問は
Bは不停止なのに2がないのはなぜ?というふうに質問しました。
要するに原型不停止のことですね。
以下が解答になります。
レッドイットビーの表現では
Bは不停止ですが2がついていないのは
文法的な規則によるものです。
英語ではレッドの後に続く動詞は
2を伴わない不停止
裸の不停止
Bear infinitive
を使用します。
これさっきの命令形だからそうなってるんですよ
っていうんじゃなくて
つまりGPT-3.5のほうでは命令文だから
不停止なんだっていうふうに
ちょっと間違ったことが書いてありましたけど
ここはそうではないですね。
でもその後まだ続くんですね。
レッドは命令形で使われることが多く
その後に続く動詞は原型のままで
不停止2を使わない形で表現されます。
これは他の一部の助動詞
例えばcan, must, willなど
でも同様の規則が適用されます。
したがってレッドイットビーは2を使わずに
Bの不停止形を使用するのが正しい文法構造です。
この構造によりそれをそのままにしておくや
何も手を加えないでおくといった意味が表現されます。
こんな感じでかなり正確になりましたよね。
ここで裸の不停止
僕たちの世代は中学校で原型不停止っていう風に
習ったんですけど
それについて興味を持つ人がいますよね。
さらに質問を投げかけてみました。
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裸の不停止を使う動詞は
レッドの他に何があるという風に僕が質問したんですね。
そうすると以下が回答です。
裸の不停止を使う動詞はいくつかあります。
レッドの他に以下のような動詞や表現があります。
ちょっとここ長いから一つ一つは読みませんけど
make, help, hear, see, watch, feelとかの近く動詞感覚動詞ですね。
それからhad betterそれから助動詞などで
例文もついて
ここでは原型不停止が使われるんですよということが挙げられていますね。
最後にこんな風にまとめがあります。
これらの例では動詞や表現の後に
toを伴わない不停止括弧裸の不停止括弧閉じが続いています。
ただしこれらの動詞や表現にも様々な意味や用途があるため
文脈によってはtoプラス不停止が必要になることもあります。
常に文脈を確認し適切な形を使うように注意してください
という風に言いましたね。
なのでかなり正確になってきたということがわかるんじゃないかと思います。
さっきGPT3.5の方で
命令文の後に続く動詞は裸の不停止になるんだという間違いがあったので
それについても確認してみました。
今度は確認です。
僕の質問は以下の通りです。
命令文の後に続く動詞は原形不停止になるというルールはありますか?
これが僕の質問ですね。
その後はちょっと残念なことに
ちょっと変なことが出てくるんですけど
これも回答を読みますね。
これもGPT4の方です。
英語において命令文の後に続く動詞は通常原形不停止、裸の不停止になります。
命令文は誰かに何かをするように指示したり要求したりするために使われる文です。
命令文は主語を省略した形で表されることが一般的で
暗黙的に言う、あなた、と字が主語となります。
命令文の例
これらの例では動詞が原形不停止、裸の不停止、と字で表現されており
toは使われていません。
命令文の形式では動詞がそのままの形で使用されるため
他の形を使うことは適切ではありません。
ここまでが回答ですね。
これも明らかに命令文の最初の動詞が原形不停止になるということが
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例から見ると挙げられているんですよね。
だけど説明の途中に命令文の後に続く動詞は通常原形不停止になります。
かなり誤解を生む書き方が書いてあります。
それを確認するために
僕が以下のように例を挙げて質問しました。
命令の後に続く動詞というのは、例えばlet it beのbeなどです。
これが原形不停止になる理由は、これが命令文だからですか。
こういうふうに質問しました。
これはさっきも言いますけど、GPT3.5のほうで書いてあった理由なので
それを4のほうで確認しているという意味ですね。
GPT4.0の回答は以下の通りになります。
すみません。let it beのbeについての説明が不十分でした。
ご指摘の通り、let it beのbeは原形不停止、かっこ裸の不停止ですが、
それが命令文であるために原形不停止が使われるわけではありません。
ちゃんと明言してますね。
命令文であるために原形不停止が使われるわけではありません。
ここでGPT3.5の言っていることが間違いだということがここで確認できます。
回答を以下のように続けますね。
let の後に続く動詞が原形不停止になる理由は、
let が causative verb、子役動詞であるためです。
子役動詞は他の動詞とともに使われ、
その動作や状態を引き起こすことを表します。
子役動詞の後には原形不停止、かっこ裸の不停止が続くのが一般的です。
主な子役動詞としてはlet、make、haveなどがあります。
これらの子役動詞の後に続く動詞は原形不停止、かっこ裸の不停止になります。
例えばlet it beのbeはletの後に続く原形不停止です。
このため、let it beのbeが原形不停止になる理由は、
それが命令文であるからではなく、
let が子役動詞であるからです。
はい、ここまでになりますね。
ちょっと長い引用でしたけど、
こうやってみるとですね、
やっぱり、
ChatGPT 3.5の古いバージョンでも、
表面的なことはかなり正確に教えてくれるんですよね。
まず言葉の意味とか、
それからこの動詞の活用形はどういう活用形なのかということですね。
それはかなりほぼ正しいです。
なので、僕がヒンリー語を勉強するときにも非常に役に立っています。
だけど、
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こういう不停止にtoがついていないとか、
そういう例外的な状況になっていることの理由を説明してもらったりすると、
途端にGPT 3.5の方では怪しくなってきますね。
それが一方ではGPT 4になってくると、
かなり正確な答えが返ってきます。
だけど、その中にも今日もさっきも見たように、
命令文の最初の動詞が原形になるということを、
そこから間違って命令の後に続く動詞について、
そちらについての説明なのに、
命令形になっている命令文の最初の動詞についての説明を
混同してしまうところが一部ありました。
そういうことなので、
これがまだ完全に人間の先生に置き換わったかというと、
そうは言い切れない部分があると思います。
GPT 4.0のレベルでも、
プロのちゃんと勉強した英語の先生よりはレベルが低いですね。
だけど少なくとも、
その辺を歩いている英語のネイティブスピーカー、
そういう人に聞くよりはよっぽど正確。
例えば、さっきも原形不定詞がつくのはどういう時ですかと聞いたら、
いろんな例を挙げてくれましたよね。
そういうことは、その辺を歩いている普通の英語の母語話者では教えてくれないと思います。
普通の英語の母語話者だったら、日本語もそうですよ。
日本語の母語話者でも、日本語教育の勉強をしていない人にとっては、
それが自然かどうか、その言い方が自然かどうかということは、
もちろんかなり正確に評価してくれますけど、
そうでもないかな、そこも結構怪しい人もいますけど、
でも普通はこう言いますよとか、普通はこう言いませんよとか、
少なくとも私はあんまりそういう言い方を聞いたことがないですねとか、
そういうことはネイティブスピーカーだったら教えてくれますよね。
だけどそれ以上のどうしてそうなるんですかということを質問すると、
ただのネイティブスピーカーでは答えられないことがほとんどだと思います。
だけどそれがGPT-4のところには、
まだちょっと不確かなところが危ういところもありますけど、
でもかなりレベルの高い質問が返ってきます。
たとえで言うと、僕のあくまでも感覚的なところですけど、
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日本語教師の養成講座を出たばっかりの、
1年目の日本語の先生と同じくらいの説明はしてもらえるような気がしますね。
だけど全然経験がない人だと、
それ以上の深い質問を受けると説明に困ってしまったりということはありますよね、
プロの日本語の先生でももちろん。
僕だって今でも調べないとうまく答えられないようなことがありますからね。
なので、そういう意味でそれほど経験の長い語学教師ではない、
そのぐらいのレベルの回答はしてもらえるんじゃないかなと思っています。
チャットGPT4.0のほうですね。
3.5のほうは一応普通のネイティブだけど、
その理由に関しては全然説明してもらえない、
その感じのレベルじゃないかなというふうに感覚的には捉えていますし、
だいたいそのぐらいでいいんじゃないかと思っています。
もちろんこれは現時点なので、これからもどんどん改善されていくと思いますけど、
少なくとも現時点でもそれぐらいの使い方はできると思います。
それからあまりそれ以上の完璧なものを期待しないで、
そういうものだという前提のもとで使うということがお互いにハッピーなんじゃないかなと思います。
それでは本日のチャットGPTの文法説明力というお話についてはここまでにさせていただきたいと思います。
ご感想とかコメントがありましたらぜひムラスペのハッシュタグ付きでご共有いただければと思います。
それでは本日も良い一日をお過ごしください。
今日のハナキンで皆さんにお会いできることを楽しみにしております。
そして冒険は続きます。
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