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2024-12-06 13:33

第487回 スタートアップ企業の労働基準法適用について「お叱り」!?

▼番組への質問はこちら

https://ck-production.com/podcast-contact/?post=pc_mukai

▼スタートアップ企業で働く者や新技術・新商品の研究開発に従事する労働者への労働基準法の適用に関する解釈について

https://www.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T241022K0010.pdf

サマリー

このエピソードでは、スタートアップ企業に対する労働基準法の適用に関する厚生労働省の新しい通達について話し合い、それがスタートアップとその従業員に与える影響を探求しています。特に、役員や管理監督者の定義や労働法の適用範囲について詳しく言及されており、労働時間管理の重要性も強調されています。

スタートアップ企業と労働基準法
こんにちは、遠藤克樹です。向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということでね、今日はちょっと質問いただいておりますので、早速いきましょう。
はい。
というわけで、今日の質問なんですが、22歳リスナーの方からご質問いただきました。ありがとうございます。いきたいと思います。
はい。
向井先生、遠藤さん、いつも勉強になる配信をありがとうございます。473回で質問をさせていただいたものです。
はい。
473回ってテーマは何だろう。
向井流5つの常習修言ですね。
うわー。
そこからの全然また違った文脈から、今回質問いただいておりますが。
はい。
初歩的な質問にもかかわらず、丁寧にご意見ありがとうございました。ご紹介いただいた本を活用して精進してまいりますとのことです。
はい。
今回は9月30日に厚労省から発表された、スタートアップ企業で働く者や新技術、新商品の研究開発に従事する労働者への労働基準法の適用に関する解釈についてに関して、向井先生の感想やご意見を伺いたく質問させていただきました。
はい。
労働基準法を解釈する上で、スタートアップ企業の解釈基準が示されたことは、大きな意味を持つように感じております。
漠然とした質問で大変恐縮ではございますが、何卒よろしくお願いいたします。
はい。
労働者の定義と管理監督者
ということなので、たぶん皆さんなかなか知らないと思いますので。
そうですね。
長いね。
知られてないですね。
はい。
これ通達的なものにあたるんですか。
そうですね。これは通達ですね。はい。
中身の解説も少しいただきながらやっていきたいと思いますが、実際に読もうとすると厚労省から5ページぐらいのつらつらと書かれてるんでね。
はい。
ダイジェストできたいなと思いますが。
はい。
どうですかね。
結論から言うと、ちょっとスタートアップに説教してるような感じがしますね。
わかりやすいですね。
もう、無法地帯とは言わないけど、かなり適当に浪費法を解釈してるけど、それはダメだよと。スタートアップでもちゃんと浪費法を守ってねっていう内容に読めますね。
平たく言うと。
そうです。
5ページを平たく言うと説教してますよと。
説教してますね。
確かにスタートアップ村というかね、その界隈って浪費法とかやってたらスタートアップとか立ち上がんねえだろうっていうのがまかり通ってるっていうよりも、なんかそういった暗黙で、働く方もみんな関係ないよ24時間365日だろうみたいなね、雰囲気があるみたいなところなんですね。
はい。そうですね。
さすがにちゃんと浪費法守ってねと。
そういう説教を釘を刺すみたいな感じですね。
少し具体的にいくとどうなるのか。
例えばですね、スタートアップの役員の方って当然いるんですよね。
取締役だったりなんかファウンダーとか名前いろいろ執行役員とか。
Cなんとか王的なね。
Cなんとか王とかあるんですけど、この厚労省はですね、基本的に取締役とかの場合は、それは浪費法の労働者には当たらないと。
それは良いと。良いんだけど、内容によっては労働者になるっていうものもありますよみたいな。
釘を刺してますね。
アバカリ役員で管理職みたいな、中間管理職みたいな人は、役員って名前がついても労働者になりますよみたいな書いてますね。
なるほどね。実態としては役員じゃないんじゃないのと。そうなると労働法適用するでしょうと。
そうですね。
あと管理監督者が出てきて、おそらくやっぱりマネージャーとかそういう名前をつけて残業代払ったりしてなかったり、
労働時間管理してなかったりしてる場合が多いと思うんですけど、
基本的には役員とか部長、クラス以外は管理監督者にならないよって結構はっきり書いてます。
役員と、部長で経営者に直轄、直属している組織の長みたいな。
そういう人、あとは全体のプロジェクトをまとめる権限がある人とか、そういう人は管理監督者でいいけど、
そうじゃないマネージャーだからとか、課長だからとか、管理監督者になると限らないって釘を刺してますね。
日本の労働環境の現状
この管理監督者かどうかのところに釘を刺す意図というのは?
おそらくあなた管理監督者だよって言われて、もう働き詰めに働かされてるんだけど、
残業代払われないということ?
残業代払われないし、何も平等時間とか管理されてない。
なるほどね。会社側の方が都合よく管理監督者というレベルの下に、働かせすぎ状態になったりしてると、そこに対して釘と。
そういうことが書いてますね。
わかりやすい。
結構わかりやすく書いてはいるんです。特に部長で経営者に直属する組織の長とか、
前者的なプロジェクトの現場業務を統括するプロジェクトリーダーとかは誰とか、
結構踏み込んで書いてますよね。なかなか書かないんで、ここまで。
ただ、プロジェクトリーダーっていう名前の係長的な人もいるから、
プロジェクトリーダーって本当に何十人たまねて、予算と人事権もあるような人を指してますね。
経営上の重要事項に関する企画立案等の業務を担当するものであると書いてますね。
そういう内容ですね。
だから、昔でいうような暴かり管理職みたいなところのスタートアップ版としての言語でしっかりと書いてくれてる感じですかね。
結構ね、踏み込んで書いてますよね。
これって入っているとしては、やっぱりスタートアップ界隈での労働問題とかが結構起きてるってことなんですかね。
なんか起きてるっぽいですね。おそらく働いてる人が申告してくれてるんじゃないですかね。
酷すぎるとか、何億円払われてないとかですね。
なるほどですね。
これ今後これが出たっていうことで、罰則規定がどうとかそういう話ではなく、
ちょっと気をつけてよスタートアップ界隈の皆様っていうところで留まっていくツータスなんですか。
そうですね。あんまり話題にはなってないですね。
じゃあ実際に経営やってるサイドからしても、このツータスによって何かが。
全然知らない人ほとんどだと思いますね。
なるほど。なんか出たなーぐらいの感じなんですね。
出たな、知らないでしょ。興味ないもんね。
これによって何かが現実、罰則だったりっていうことが起きるってわけでもないわけですかね。
ないですね。
それは確かに。いわゆるガイドラインが出ましたみたいなところで。
そうですね。
今後どうですか。これを踏まえて何か注意だったり意識するべきことがあるのかないのか。
そうですね。やっぱりちょっと働かせすぎは気をつけた方がいいですよね。
100時間とか80時間とか、そのぐらい当たり前だって言うかもしれないけど、経営者は当たり前なんだけど、
そうじゃない人はやっぱり労働時間管理はしないといけないですよね。
昔のね、リゲインのCM張りに泊り込みで働くのがちょっと、
それが文化でしょみたいな空気感もね、あったりする中で。
今の中国そうですよ。まだまだ。
電気自動車のスタートアップとかは残業140、120ですよ。
あと僕の家の近くにあるテム、ピン堂々っていうIT大手、中国のIT大手もタクシーで渋滞しますから夜。
それは何?みんな夜まで働きすぎてタクシーで帰るから?
タクシー代で。
マジ?
だから、夜散歩したり夜帰ると、車渋滞してるんですよ。夜10時とか11時。
なんで渋滞するのと思ったら、ピン堂々の人がみんなアプリで呼ぶから、もう渋滞になっちゃって。
あれですよ。霞が関の官僚の人がタクシーで出たり。あったじゃないですか。前なんか忘れたけど。あんな感じ。
昔のテレビ局割にチケット出ますぐらいの感じなんですね。
昔のテレビ局そうそう。もうね、すごいですよ。
でも週6日働いてるからね。
そんな感じですか。
中国政府も黙認してるから。
日本なんか見ると全然電気自動車とネット産業はすごいですね。毎日こっちゃ働いてる。
これからの国家産業としてね。全力を注いでるという。
そうですね。黙認してますよね。
そんな中で一応日本政府の動きとしてはスタートアップに対してちょっと労働法の観点で釘を刺していて。
ただですね、中身は曖昧な内容を単に通達を貼り付けただけみたいなのが多いんですよね。
だからちょっとどうなのかなって思いますけどね。これ読んでわかる人いるのかなっていう。
一応せっかくですので、ポッドキャストの概要欄の方にはコロショの方が出されている通達のURL貼っておきますのでね。
茶道師の先生とか弁護士さん読めばわかると思うんですけど、普通の人も何これみたいな。
そういう意味で普通の人代表私は何これという感じだったんで。
説明していただいて非常にわかりやすかったですね。
後半特にもうペタペタペタペタ通達貼ってるだけでやる気を感じないですね。
言い過ぎかな。いやーでもいや完了の人は本当書きたいんだろうけど褒められたのかな上からね。
これちょっと日本ちょっとどうなんだろうっていう。特に最後の2ページは何これっていう。
そうですね3ページぐらいまで私もなんとか読みましたね。
茶道師の先生4ページ、5ページあるんですけど読んでいただくと僕の言いたいことはわかると思うんですけど。
これが日本の現状なんだろうなっていうね。何も変わらない変えられないっていうそんな気がしましたね。
ということで今回スタートアップに関する労働法に対する規制が少しガイドラインとして強めの話が出たよという話だったんですけどもまた今後こういった話がありましたらご紹介していきますので。
楽しみにしていてください。ということで終わりましょう。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
番組では向井蘭への質問を受け付けております。
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その中のホットキャストのバナーから質問フォームにご入力ください。
たくさんのご応募お待ちしております。
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