1. 向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
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2019-01-17 19:19

第180回「質問:日本のすべての会社が労働法の法令遵守できたら、どのような社会が出来上がると思いますか?」

第180回「質問:日本のすべての会社が労働法の法令遵守できたら、どのような社会が出来上がると思いますか?」弁護士の向井蘭が、経営者の立場に立って、労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説する番組です。
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向井蘭の社長は労働法をこう使え 法律の下で展開されるビジネスの世界
ポッドキャスト社長は労働法をこう使えは、弁護士の向井蘭が経営者の立場に立って、経営者が知っておくべき労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題を分かりやすく解説します。
こんにちは。遠藤和樹です。
向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生、本日もよろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いいたします。
さあ、今日も質問来ておりますので、早速いきたいと思います。
はい。
今日も社長室の先生ですね。
はい。
今度は男性3年代の社長室、そして経営者ということですので、社長室法人をされているのかな?
ありがとうございます。
思います。
はい。
いきたいと思います。
はい。
向井先生、こんにちは。
はい。
今日も楽しく拝聴しております。
はい。
早速ですが、質問させてください。
はい。
日本のすべての会社が労働法の法令遵守できたら、どのような社会が出来上がると思いますでしょうか?
向井先生の切り口から、どのようにお考えになるのか知りたいです。
追伸でですね、数年前、仙台の社会保険労務司会でご講演いただいた時に、お召し交換させていただいたものです。
はい。
毎週とても勉強させていただいております。
はい。
向井先生は、現場からの体験を通じたお話は、理論だけのものと違い、とても参考になります。
はい。
というメッセージもいただいております。
はい。
嬉しいですね。
ありがとうございます。
はい。
はい。
どのような社会になるか。
すごい質問来ましたね。
ありがたいですね。
でも、そんなの、こいつに聞いてみたいと思っていただけるだけでも、嬉しいですね。
そうです。
嬉しいです。
いやいや、本当にファンが多い方ですからね、向井先生。
嬉しいですね。
最近本当に増えてますよね。
最近ちょっと伸びてるんですね。
自覚ある。
自覚ある。
うちの番組、ちょっと伸びてるんですね。
実際ね、数値的に明確にダウンロード数上がってますしね。
まあね、もっと、なんちゃうの、すごい人はもっとダウンロード数がすごいけど、
だけど、労働法で、しかも会社側で、ある程度数字があるっていうのはありがたいですよね。
しかも結構な方々が、公演とかの現場に行くと聞いてます。
あなたみたいな方が、っていう名刺とかいっぱいあるらしいですからね。
そう、1回以上1人、茶道士の先生は多いから、もともと声かけていただくんですけど、
普通の、例えば業界団体とかって話しても、1人、100人いたら1人いるかなって名刺交換してくれる。
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しかも地方だったりね。インターネットはやっぱり全然関係ないですからね、場所が。
すごいありがたいですね。
100分の1か。労働人口6千万だと。
でも名刺交換でしてくれるから、実は分かんないですよね、もう1人ぐらいいるかもしれないし。
だからすごい確率だなと思ってびっくりしました。
そんな中で、この方も、まさに岡井先生のね。
一言で言うと。
一言で言えるんですか。これ一言で答える。
一言で言うと、非常に、懲戒請求はされないと思いますけど、問題がある発言をするとすると、つまらない社会になりますね。
もう全く世の中から法令違反、労働関連の法令違反なくなると、良いこともあるんですけど、つまらないなーって思うこともあると思いますね。
なかなか危ないことをおっしゃいますね。
なんでかって言うと、例えばですよ。
例えで言うとね、最近セミナーで言ってるんですけど、
例えば、私が司法試験受験しますと決意しますと。
隣に同級生、例えば岸田弁護士がね、同級生で決意します。
この時点で知識量ゼロ。
お互いゼロ。
その代わり、1ヶ月勉強は45時間しちゃダメだっていう、国の規制がかかるとしますね。
そうすると何が起きるかって言うと、何が起きると思いますか?
そういう規制がかかるとしたら。
2人に何が起きるか。
2人に何、うん、まあまあ、あと結論ですよね。
賞試験受けたい、頑張りたいって思うじゃないですか。
能力、元々のスペックの質が高いやつだけど。
そうです。
岸田君は上位で受かり、私は受からないみたいな。
元々の能力で決まると思いますね。
何が言いたいかって言うと、大企業が勝ちますよね。
どんどんどんどん弱肉強食で大企業がどんどんどんどん中小企業を飲み込んでいきますよね。
だって体力も違うし、人脈もお金も全然違いますよね。
情報量も全然違うじゃないですか。
そうですね。
交渉力も全然違うから、求人も。
中小企業では勝てるとしたら本当に限られますよね。
大企業は3人ほどできない日地ぐらいですか?
本当に限られた分野の限られた商品だけしか生き残れなくなる。
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安倍政権が今やってるのは、労働時間をすごく厳しく制限する法律ができましたよね。
僕は前もポッドキャストで言ったと思いますけども、結果として中小企業は淘汰されると。
さっき言ったみたいに同じ時間で東京大学の試験を受かりなさいと言われたら、それは能力高い方が受かりますよね。
そうですね。
能力ない人は倍1.5倍勉強するなり、いろんな手段使って頑張らないと同じ結果出せないじゃないですか。
出せないですよね。
ポッドキャスト界隈で聞いたことがある言葉が、一人ブラック企業っていうのが流行ってるみたいな。
一人ブラックでないと勝てないですよね。
社員全員自営業だみたいなね。超絶ブラック企業みたいにしないと勝てないじゃないですか。
そうするとベンチャー企業なんかも勝てないですよ。だってベンチャー企業って最初ブラックだから。
ブラックですよ。普通に寝袋寝ますから。
ベンチャーって言うとかっこいいイメージありますけど、人権侵害みたいなね、そういう働き方は。
ゲリラ戦争ですからね。めちゃくちゃですよ。本当にひどいですよ。
そうするとベンチャー企業ももう育たないですよね。法令違反絶対。このお手紙の通り。
そうなると大凶悪化。あとは労働法使うの、労働法適用避けますよね。中小企業なんかは。
絶対に例えば法律違反したら刑務所に行きますみたいなすごい厳しい内容だとするじゃないですか。
そしたらもう諦めて人雇うのはフリーの人だよ。
そうですね。業務委託とかで組んで終わりですよね。
業務委託できない仕事って世の中にあるはあるんだろうけど、やろうと思えばできなくないですよ。できなくないです。
実際に今進んでるのは、例えば料亭あるじゃないですか。料亭もロード問題起きるの。今は。
料亭?
料亭。
料亭、料亭、はい。
高級料理屋さん。ロード問題起きるのよ。有名な店であればロード起きるの、最近は。
私どもの事務所に来る案件は、飲食店の案件も多いんですけど、家族系の店で起きないのよ。
全然起きない。
この店知ってるみたいなね。タベログでこんなに書き込みあるみたいなお客様がすごく多いんです、実は。
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何が起きてるんですか?
働いてる人からしたら、こんなに儲かって、こんなにお客さんが行列が並んでて、どうして人に投資したりしてくれないんだって、そういう不満があると思うんですよね。
お金もあるだろうしみたいな、あると思うんですけど、ロード問題は起きやすくて。
何やってるかっていうと、今まで日本人の特徴ですけど、全部自前で作るんですよ。高級料理屋さんであればあるが。
全部の仕込みから何でも。でもそれだとロード時間守れないから、今外注化が進んでるんですよ。高級料理屋さんでも。
例えば何だろうな、料理で言ったら何ですか?いろんなメインじゃないものでいっぱいあるじゃないですか。
現地のデザートはどこかのパティシェから買ってくるみたいな。
そうそう、そんな感じ。昔からのお寿司屋さんだったら卵焼き屋さんは。
チクジキから買ってくるみたいな。
ありますよね。有名で卵焼きばっかり作ってる。そういう風になってるんですよ、今。そうしないと守れないから。
じゃあコンセプト決めて、アッセンブリできるところが数みたいな。
そういう風になるんで、人雇うのやめて、外注化もしくは自営化一個一個してやっていくことになりますよね。
で、できるじゃないですか。例えばうちの事務所だってできなくはないですよね、やろうと思えば。
弁護士の先生たちは限りなく従業員というよりも全員がフリーランス。
フリーランス、そうですね。
結構初めからありますね。
初めからありますし、事務局だってやろうと思えばできるわけですよ。
例えば秘書代行とかコールセンターとか、プロが電話対応して全部メモしてこちらに転送するなんてできるじゃないですか。
確かにね。
できます。で、スケジュール表とかGoogleで共有とかすればスケジュール調整もやってくれるから。
オンラインで今できるような優秀な方がいますからね。
オンラインでできるじゃないですか。
サービスも増えてますし。
そうなりますよね。人雇わなくなる。
あの方々たまにマジで優秀ですよ。
そりゃそうでしょ。
バゲモノみたいなスペックがゴロゴロいますからね。
嘘でしょ。
雇ったら普通にこれ1000いくんじゃないのみたいな方々がね、普通に主婦でちょっと受けますよみたいな感じで振ったらできるできる。
で今安倍政権が個人事業主の最低報酬とかあと税金とか社会保険を整備しようってやってるんですよ。
あと確定教室年金もすごく力入れてますよね。
これってフリーランスからしたらすごく助かるわけですよね。
僕の今の印象では、例えばもっと稼ぎたい若手。残業もっとしたい。もっと稼ぎたい。もっと仕事頑張りたい。そういう人もいるじゃないですか。
中小企業によっては、雇用ではもう無理だと。これどんどん外中化しないとやっていけないってなるじゃないですか。労働時間制限。
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そうすると働かないでフリーで仕事を受ける人が増えますよね。
国としてはそっちに誘導してると思います。
で自分で会社作ったりとか、人をどんどん動かしたい。雇用から離したい。日本型雇用を壊したいんだと思います。
単純に従業員として働く、その雇用での流動性を高めるだけではなくて、もっとダイナミックに。
どうしてかと言うとアメリカは開戸規制が緩やかじゃないですか。だから雇われるのとフリーで働くのって保険だけらしいんですよ。
結局すぐクビになるから。ってことはもう後は働き方と保険だけしか関係ないですよ。
お金はお互い合意して決めるから。
今アメリカの労働人口の4割がフリーなのかな。個人事業主や。
401Kも充実してるじゃないですか。
フリー日本だと大企業ぐらいですよね。401Kちゃんと入ってるの。
これをセミナーで話すと大企業の方とかキョトンとするんだけど、僕はそう思うんですね。
よく食事とかしてると、今の安倍政権は何を考えてるんですかね。
うちの若手はみんな仕事したいんですよ。だけど私たち法律守らないといけないから仕事させられないんですよ。みたいな。
ありそう。
で、向井さんはどう思いますか。
なんで答えるんですか。
それはですね、僕の個人的な意見ですよ。
もうフリーで働いてほしいんだと思いますよと。本当に超絶で生きる人は。
そうすると死んでるんです。なんでかわかります?
なんでか。
だって言うこと聞かなくなるもん。やめたら。言うこと聞かなくなるじゃないですか。
で、大金稼げるようになるじゃないですか。嫌じゃないですか。
今までずっと我慢して、今役員になってる方とかね、ずっと会社員で我慢して、若い時安い給料で我慢して残業もつかないでやってきたのに、
僕が言ってることを実現するといきなり100万とかボーンと入っちゃいけちゃうわけですよ。
フリーナンスになるとね、一瞬で数字は出ちゃいますからね。
部長すいませんと、俺もっと稼ぎたいんで、ガンガンやりますんでフリーナンスしてくださいと。
は?みたいになっちゃうんですか。
でもね、すごく人間関係も良好で仕事ができると、頼みますわね。
すると単価がドーンと上がる。
言うことも聞いてくれなくなる。
これって私が中小企業とか大企業とかの管理職だったらすごく嫌ですね。
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羨ましいから。
そっちね。なかなか人間味ある回ですね、今日は。
いや、そうとしか考えられないって気するんですけど。
そういうここまで話した上で、ただ法令遵守をするとそういう世界になっちゃうが、今の流れからするとそうはならずに、どんどんフリーランスとかが増える。
法令遵守をするとフリー化が進む。
法令遵守するとフリー化が進む、あとは中小企業が到達されるっていう流れになります。
今はすごく敏感じゃないですか。
労働法違反はしない。絶対ダメみたいな。
セクハラは犯罪ですかみたいな。
そんな空気じゃないですか。
まさしくご質問の先生の通りに社会が進んでいて、先生もおそらくそれを気になる、不安になる。
なるほどなと思って考えたらやっぱり中小企業の淘汰と大企業への集約がどんどん人を投合ですね。
効率がいいですよね。国にとってはすごく都合が良くないですか。
だって税金も払ってくれて、社会保険料ちょっと重くしたって何とか我慢してくれるじゃないですか。
中小企業はどうなるかって言ったら、労働時間が守れないんだったら、絶対守らないといけないんだったら労働法の適用を外すっていうしかないですよ。
あとは働かなくても稼げる仕組みの会社しか残らないですよね。
働かなくても稼げる会社の仕組み。
フロー収入的な話。
だってフロー収入の会社ばっかりですよ。
例えばGoogleなんかは会社にバスケット場とか食堂とか遊ぶ場所いっぱいあるんですよ。
見てると遊んでばっかりみたいな感じじゃないですか。
2割でしたっけ?本業以外の研究が。
20%か10%かありますね。
でもそりゃそうですよね。だって黙ったってお金が入ってくるから。
勝手に検索システムが回って、世界中の無数の広告主がクレジットカード登録して。
スーパー自動販売機が上がってますもんね。
でもあれ関係ないですよね、労働時間と。全然比例してないから。
そういう会社は労働時間なんか全然関係ないんですけど。
ニッチであとは生きるかですよね。
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あれ未来工業って知ってます?もう長くなっちゃったか。
未来工業の話、次回します。
そういう時代を捉えた時に、多分皆さん思うと思うんですけど、
どういう人材が勝ち残っていけるっていう観点もそうですし、
どういう形態で改めて働いた方がいいのかとか、いろいろ皆さん思うと思うんですけど、
この辺りは、次回にします?お話いただけるんですね。
今日のこれからの社会の流れを見据えた上での話がありましたので、
その上でどういう人材が今後という話を、次回。
楽しみですね。
というわけで今日は一旦この辺りで終わりたいと思います。
本日もありがとうございました。
ありがとうございました。
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