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2025-07-18 16:50

第519回 労働法はどこまで届くのか?キャバクラ判決の衝撃

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▼番組の概要

東京地裁がキャバクラで労働契約認定/2000万円の支払い命令/夜の業界にも労働法の光/プロ(業務委託)なのか?アマチュア(労働者)なのか?/違法労働の常態/改めて「労働者」とは?

サマリー

日本のキャバクラ業界では、東京地裁が労働者としての未払い賃金を認めた判決が話題となっています。この判決は、キャバクラで働く女性たちの雇用契約が初めて認められた事例として、業界に衝撃を与えています。また、労働法の適用がより広がる可能性も示唆されています。キャバクラにおける労働者の扱いに関する判決は、今後の労働法の適用範囲に影響を及ぼす可能性があります。

キャバクラにおける労働判決
こんにちは、遠藤和彦です。向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、ということでね、今日も行きたいと思いますけれども、もうご帰国したばっかりの向井先生ですけども。
そうですね。3週間ぐらい上海にいたんですかね。
で、今戻ってきて収録してます。
そうですね。今戻ってきて収録してます。
一言ぐらいどうですか、上海は最近は。
暑かったですね。
でも東京も暑いでしょ。
東京よりちょっと暑いんですよ。
そんな暑いんですね。
2、3度暑いかなっていう感じです。
そりゃあすごいですね。
暑い。
湿度も?
湿度も高いですね。東京並みか東京より高いんじゃないかな。
脱走すると結構えぐいですね。
いやー結構きついですね。
じゃあ少し過ごしやすいとこに帰ってきたぐらいに。
ちょっと涼しいなと思いましたね。
今東京はですか。
初めて聞いた。
そうですか。
ちょっと涼しいなって思いましたね。
まあね、ちょっと上海レポートもね、また近々やっていったりできたらなと思います。
今日はですね、ちょっと時事的なね、面白いというかね、今までにない日本のお話がありますので、
ちょっと日本の話したいと思いますけど。
はい、そうですね。
ご紹介いただけますか。
6月25日にですね、いわゆるキャバクラ勤務の女性に、
東京地裁が2000万円の未払い賃金の支払いを命じる判決を下したと。
こういうニュースがありました。
業界の衝撃と今後の流れ
向井先生のね、お口からキャバクラって言葉が出ると、
なんかあんまりね、好き好んで行くイメージないんで。
行かないですね。
言葉が浮いててなんかドキッとしますね。
いやー行かないですね。
来ないですもんね。
そうですね。
まあ行く行かないはちょっと置いといて、そういう話ではなくて、
今日はそのキャストの方々が、
あのー、
未払いってことですか。
未払いという、そう、未払いというより、私は労働者だったんだと言って、
認められた。
そうですね、割増し残業代を請求したみたいですね。
いわゆるキャバクラと言われるような業態の中で、
雇用契約をしていることってあるんですか。
いやないと思いますね。
それが認められたとはどうですか。
初めてだと思いますね。
結構だから業界だったり、派生しそうな業界においては、
結構びっくりな話ってことですね。
まあ相当衝撃が走ったんじゃないですかね。
はあはあはあはあ、そういうことですか。
ちょっと少しずつね、受け止めと中身の話をしていきたいですが、
ただ、なんか詳しくまだ出てないんですよね。
詳しく出てなくて、本当に新聞記事も、
ほんと触りだけしか書いてないですね。
おお、で今、司祭で判決が出たんですか。
司祭で判決が出ましたね。
じゃあここからまた、あのー、上国へという流れはあり得るんですか。
あり得るけど、和解するんじゃないかなって気がしますね。
あ、そうですか。
やっぱり一つのケースができちゃうんですね。
残ると思いますね、これ洗礼としてね。
ほうほうほうほう。
ちなみに向井先生としては、ちょっとどのようなご解説を。
いや、でも当たり前だと思います。
ああ、そうですか。
はい。
あのー、はっきり言って、
労働者みたいな人が多いと思いますね。
あの本当にプロの夜の世界で働いてる人って、
少なくって、
まあなんだろう、アルバイト的な感じの人が多いんで、
まあ当然だろうなって思いますし、
お店も、店に来るのをすごく罰金とか、
罰金だったり、
罰金なんて当たり前の文化のイメージありますよね。
罰金が多いと思いますね。
だからもう、それは争われたら負けるよなっていうのが、
別に不思議に思わなかったですね。
今まで業界としては争うようなことにならない、
空気感と関係を作りながらやってたところが、
まさかここに風穴が開くなんて、
って感じのタイミングってことですね。
まあやっぱり今、昔と違って、
昔はやっぱりこう、
こういうトラブルになっても、
お金で揉み消してきたんだと思います。
あとは、
力と。
あと暴力団の人使ったりとか、
そういうことをやらなくなったっていう、
まあその業界も、
何ですかね、
法律に則ってやるようになったっていう、
逆に言うと、
そういう流れもありますよね。
労働者の定義と罰金の解釈
普通の一般的な、
何て言うんですか、
業界になってきたが故に、
自然労働法の話も入ってくるタイミングだろうと。
だから、
むしろ、
反社の人とかが関与してない、
会社とかが増えてんだろうなって思いますね。
なるほどね。
昔、
キャバクラ関連のユニオンの方とお話したことあって、
キャバクラ関連にユニオンがあるんですか。
あるんですよ、ある。
それで、やっぱり困るのは、
やっぱりその筋の方が出てきて、
話が全く通じないって言ってましたね。
結局お宅はいくら欲しいの?みたいな話になって、
連絡が取れなくなり、
会社がおたたみ、
いなくなるみたいな、そんな感じらしいですね。
依頼している組合員を、
男性だったり女性だったりするらしいんですけど、
彼らもいなくなっちゃうみたいな。
これはもうほんと珍しいですよ。
事例がついに出たと。
ついに出たっていう感じですね。
ちょっと整理がてらなんですけど、
今までは雇用契約ではなくて、
契約上でいうと法的にはどういう契約なのが一般的だったんですか?
まず契約書はないはず。
多分そうですよね。
時給と部合を決めて払ってて、
出勤も口約束で、
言う通りしない、
遅刻したら罰金みたいな、
そんな感じじゃないですかね。
その仕組みって法的に言うと何なんですか?
雇用契約ですよね。
今の説明をすると雇用契約になっちゃうんですか?
なりますね。
要は労働基準法上でいう、
使用者の指揮命令下で働いて賃金もらっている関係でしょ?
そうですよね。
じゃあ法的に言われば、
労働者でしょ?っていう前提なんですね。
来ないと罰金みたいな仕組みは、
労働者になりやすいですよね。
ちなみに何年この番組やってるんだって感じなんですが、
罰金を課すっていうのは来ないと。
法的にはどういう解釈になるんですか?
別に問題ないんですか?
罰金を課すのは、
労基法上は違法なんですけど、
そもそも労基法が適用されるには、
労働者である必要があるんで、
労働者かどうかなんだけど、
要はプロだったら、
どうでしょう?
医薬金的なものとか?
損害賠償的なもので支払うのは当然だよね?
それもあるんですけど、
本当のプロだったら、
罰金っていりますかね?
そういう意味?
そもそも論ってこと?
プロである以上ね?
確かにね。
それはその人、
プロとしてお願いしてるんだから、
多少遅れたとしても、
そのプロとして仕事をして、
売り上げが上がればいいわけだから、
罰金っていう発想がそもそもないわけです。
なるほど、それはそうですね。
でかい話の解釈でいくと、
罰金を取ってるって時点で、
罰金を取ってるって時点で、
アマチュア、
あとは要するに、
労務の提供、
若い女性が来ないと始まらないっていう、
時間をそこに提供して、
要するに労働力を提供してるっていう、
そういう解釈になるわけです。
プロだったら別に、
もちろん、
キャバクラの労働環境
遅刻しすぎたりしたら問題でしょうけど、
それで罰金を一律課すっていうのは、
そもそもプロフェッショナルじゃなく、
単なるアルバイトとして雇ってるんでしょ?
っていう風になります。
という風になるので、
今回のように実際に、
この方の論点は、
2017年から2022年、
5年間にかけて、
割増賃金を払っておらず、
また税金渡渉して支給額の10%を控除していたとされると、
という話になったということですね。
労働者なんだからそこの請求権あるでしょうと、
認められると。
ちょっとこの税金名目がよくわからないんですけど、
今ね、まだ出てきてない。
よくわからないんだけども、
要はほとんどの人はアマチュアなわけですよ。
なるほど。
プロの夜の仕事っていう人って、
限られるわけですよね。
そりゃそうでしょうね。
だから、来て何か喋って終わりみたいな感じですから、
プロとして何かをやってるっていうよりは、
アマチュアとして、
とりあえず来てもらって、
お客さんと喋ってもらえばいいやみたいな感じですから、
それは業務委託ではないですよね。
なるほどね。
そうすると10%税金って、
普通に考えたら厳選徴収なのかなと思いますけど。
厳選徴収のこと言ってんのかちょっとよくわからない。
どうなんだろうってところがわからない。
わからないけど。
だって労働者だとするなら、
なおさらわけわかんないよね。
そうですね。
よくわからない。
やっぱり仕事をしてる内容が、
何回も言うけど、
アルバイトみたいな感じだったんじゃないですかね。
でも今の話を全部総括していくと、
ほとんどのこのキャバクラと言われる業態で働いてる方って、
アルバイトっていう解釈になっちゃうから、
これ今後、
みんな雇用契約前という話が進んでいく可能性があるってことですか。
いや、そうでもないです。
そうでもないんですね。
要は何百万稼いでる人とかは、
おそらくもう本当に保証みたいなほとんどなくて、
まさに業務委託的な。
売上連動。
でもそのクラスの方はってことですよね。
そうですね。
それだけの稼ぎができてる方は。
でもそうじゃない。
普通に自給的に勤務して働いて、
シフト組んでみたいな人たちが多くいるじゃないですか。
そこは今回事例が出てきたっていうことを
波及していく可能性もあるってことですか。
ありますね。
社会保険に入れとかとは。
社会保険に入らないといけないですよね。
社会保険に入れとかと、
厳選所得税。
納税しろとか。
雇用保険入れとか。
なりますよね。
チーママみたいな人。
プロ側の方ですね。
業務委託でしょ。
要はお店任されて、
そういう女性を使って運営して、
利益売上げのナンバーもらうみたいな。
そういう契約だと思うんですよね。
部合が利益を分配するか分からないけど、
今後の影響
それはもう業務委託だと思うんですけど、
何時から何時ねって時給2500円だよみたいな。
それはもう労働者になっちゃいますよね。
断れない仕事を依頼されたら断れないわけですよね。
指揮命令かなわけですね。
このお客さんの相手したくないみたいな。
確かに嫌ですけど。
おそらくダメだと思うんですよね。
時間でやってるからね。
という感じの事実が起きたということなんですけど、
先生最後に今後っていう観点で一言何か言われますか。
ヤマクラ業界のみならず少し波及はあるのかなと。
ただやっぱり行政はあんまり関わりたくないですよね。
それが本音なんですね。
公務員の人やっぱり暴力団の人とかまだまだ関与してるから、
関わりたくないっていうのは本音だと思いますね。
そんなに一気に波及していくかというとそうでもない。
一気に波及しなくて、波及するとしたら美容師の人とか、
あっちは危ないですね。
業務委託の美容師の人はかなりの割合で労働者の人多いから、
これが波及するとしたら、
逆に別業界の方に行くかもしれない。
別業界の業務委託やって、これが労働者だったら、
じゃあどうだろうみたいな。
なるほど、そういうことか。
この業界は特殊は特殊なんで、あんまり広がらないと思うけど、
他の業界に飛び出せると思いますね。
なるほどね。
だとするなら我々のここはっていう解釈が生まれてくるということですね。
今後もうちょっと判例等々出てきたら、
また必要に応じては話していただくかもしれませんので、
今日のところは本当に速報という感じですかね。
データの捕まえということですので。
はい。
終わりたいと思います。
はい。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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