1. 向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
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2024-07-05 15:23

第465回 NDAで機密情報を守ることはできるのか!?

第465回 NDAで機密情報を守ることはできるのか!?

弁護士の向井蘭が、経営者の立場に立って、労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説する番組です。

番組への質問はこちら↓↓

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00:03
こんにちは、遠藤克樹です。向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、ということで今日も行きたいと思いますが、最近ありますか?
最近は…
前回はね、あの、一心一体の体重計壊れてる疑惑のね、お話で。
問題社員の気持ちがわかってきたという話がありましたけれども。
最近なんだろう、あと何ですかね。
チョコザップ行ったりね。
チョコザップね、上海。チョコザップ行ったりしてるんですけど。
最近なんでしょうね。
上海どうなんですか。
やっぱ景気は良くないですね。
消費が落ちてる感じ。
それってどこで感じるんですか。
広告、例えば地下鉄の広告とかがガラガラなんですよ。
広告枠?
壁に貼ってるじゃないですか。
日本もそうです。
あれ、昔は全部だいたい埋め尽くされてたんですよ。
企業の携帯とかジュースとか旅行とか。
そういう一般消費者向けの広告でペタペタ貼られてたんですけど。
あとディスプレイ式。
あれが下柄なんですよ、上海の地下鉄。
ペンチョですね、その話は。わかりやすいですね。
もう本当にびっくりするぐらい。
数少ない広告はゲーム。
ゲームはみんなやってるんだなって思います。
オンラインゲームなんですかね。
オンラインゲーム。
その地下鉄の広告がガラガラで。
それはやばいだろうと思います。
あとは潰れてるお店もそんなに多くないけど、
昔よりは増えましたね、潰れてるお店はね。
飲食メインというイメージですか。
潰れたまんま入らないみたいな。
あとオフィスも結構空室が多い。
空きテナントが多い。
ほうじんテナント、空き結構出てる。
あんまり僕わかんないですけど、
ただお客さんが訪問したりすると、
あれ、ここもないの、ここも空きテナントみたいな。
ビルが結構多いです。
ペンチョですね、ちょっと前の上海事情からすると、
とんでもない勢いでしたけど。
4年前、5年前かな。
4年、4、5年前ね。
前のコロナ前とは全く信じられない。
あとね、僕お父さんのチラシもらうの趣味なんですけど、
だんだん相場とか覚えてきたんですけど、
下がってます。
03:00
賃貸も、中古の売買価格も下がってて、
賃貸が下がってるのはびっくりです。
なるほど。
賃貸ってやっぱり所得に連動するじゃないですか。
雇用所得にね。
上がってます。
私前住んでたとこ、
10年前の家賃に戻った物件もあります。
何割減ぐらいの価格ですか?
おそらく3割、4割。
そんなに?
育児より3割ぐらい。
これすごいですよね。
お父さんバブルはじけたぐらいの感覚ですね。
ただ、社会はマシだってみんな言うんですよ。
それでも?
もっとひどいんですよ。
いやいや、というような、
上海からね、今日もお送りしていきたいと思いますが、
今日は事務所から、
女性の方からご質問いただいておりまして、
変わった、今までにない質問でして、
NDAに絡む質問でいただいております。
ご紹介させてください。
いつもためになるコンテンツをありがとうございます。
NDAの締結時に疑問に思っていたことがあり、
思い立って質問をいたしました。
ということでいただきました。
ありがとうございます。
秘密情報について、
NDA締結の目的が終了した時に、
返却または破棄する情報が入っていることがあります。
破棄証明を出すように定めることもあり、
過去一度だけ破棄した証明を提出した経験があります。
とはいえ、現実としては事実の記録として、
何らかのものが残っているのが現実だと考えており、
破棄したという生前説で取り扱っているものの、
相手方から流出するケースも十分に起こり得るものと考えています。
となると、実際はどう処理するのが良いものなのでしょうか。
実態に合わせて修正するとは思えず、
さらには退職時も同様に考えられるため、
向井先生に質問させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
はい。
ということですけれども、質問の背景としては、
よくありますよね。
NDA、会社辞めるときとかにNDA情報が入って、
今までのもの全部処分。
確かにおっしゃる通り、生前説に立っている感じで、
証拠だって出したものの実態は別っていうのは全然あり得ますもんね。
全然あります。
だから、もう本当、そういうことはしないでね、
みたいな感じで留まってますね。
これでもベースにあるのは、
もともと辞めたり、自社の機密情報を使って、
競合とか、自分の独立とかで、
すごいよく利用させるっていうのを留め、
競技を必死的な意味合いなんですかね?
06:01
そうですね。
大体、M&Aとかの情報をもらうときに
交わしたりするんですけど、
まあ、利用し…
審査条項みたいなもんですよね。
審査条項みたいなもんですよね。
どうしたらいいかと言われると、難しいんですけれども、
2つあって、1つは医薬金。
もし漏らしたら、医薬金いくらを払ってもらえる。
約束規定的な。
あとは、もし漏れた場合は、
因果関係あるとみなします。
要するに、あなたが漏らしたとみなします。
みなし?
みなし、因果関係、みなしって、
私、使ったことあるんですけど。
そんなことできるんですか?
できます。
私たちじゃないっていうことを証明すれば、
もちろんそうじゃないんだけど、
証明できなければ、
あなたがあったのせいですよ。
そういう情報を結ぶ…
証明責任も相手方という前提で、みなし。
私はある労働問題で、
いくつかそういったものを盗んだことがありますけど、
それは絶対この人しか知らないだろう。
そういう話ですよね。
そういう内容で、
かつ漏らされると非常に困るので、
罰則、医薬金としてかなり高額なものを設定するとともに、
その分の解決金を結構高額払う。
ちゃんとバランスが取れてる場合だけ使ってるんで、
NDAでそこまでこの人しか知らない秘密とも言えないんで、
日本って生前説で成り立ってるから、
それでいいんじゃないかなと思いますけどね、今のところはね。
これ何を…
リスクとしては何を想定なんですかね。
生前説は別に一応おっしゃる通りの
真摯協定だから巻いてるんだけども、
別に漏れたって大したことないやっていうものに関しては、
抑える必要もないじゃないですか。
会社の財務情報とかでしょうね。
なるほどね。
お土産とかお客さんの内容とか。
お客情報とかはね、さすがに。
お客情報も出してますか。
そういったものでしょうね。
ただ、悪用できるかっていうと、
悪用は普通はできないですね。
それを知っただけではないので。
まあそうですよね。
できない。
だからそんなに汚れても、
例えば東京商工リサーチとかに登録してるような情報だったりするわけですよ。
09:00
ギリギリとか。
はいはい。
だから別に決まることあるのかなって僕なんか思うけど、
気にする人は気にするのかなっていう気がします。
何を漏らしちゃいけないかっていう目的のところ次第でだいぶ変わってきますよね。
そこまでの機密はまだ出さないし、問題ない。
今まで退職した方がそういったNDAとか機密情報の漏えいで、
それはさあっていうような労働問題じゃないのかもはや。
いや、ないですね。
ないですか。
ないない。
だから、
ないんですね、やっぱり。
あんまりこういう問題にならないし、弁護士にも相談ないんで、
思ったほど大したことない。
現実的に問題が起きないと。
思ったほど大したことない情報ですよね。
というのが現実なんでしょうね。
そうですね、本当に重要な機密情報って本当に出さないな。
例えば日系メーカーとかで本当に重要な技術とか機器は海外に出してないんですよ。
お客さんから聞いてると。
もうやっぱり中国に出してるのはある程度真似されてもいいなってものしか出してなくて、
コア技術とかは全然出してないって言ってましたね。
何社も言ってました。
だから、もうそんなもんですよね。
NDAでどうこうというよりも、企業側がリスク管理として徹底的にその辺は社内で管理してるんで、そもそも出ないってことですね。
そもそも管理してるんで、
あと本当に商売上の秘密って社長とかごく一部の人しか知らない。
まあそうですね。
例えば通販会社とか弁護士事務所だったら、ネット検索とホームページ、反応とか予算とか、キーワード別の反応比率とか、
こういうのはもう売上に直結するんですけど、これはもう当然見せないですよ。
ってことですよね。
なので、どうなんですかね。
意外と現実で見ていくと、こういったNDAに関しての揉め事がそもそも起きないので、ある意味今の日本で言うと生前説で成り立っている。
そこまでも出してない。
なのでそんなに縛る必要も結果ないんじゃないか。
あんまり気にしなくていいんじゃないかなと思います。
ただ退職時においての、どうしてもこれはっていうものに関しては、さっきの見なし不幸の、そんなやり方もあるってことですね。
12:00
そうですね。見なしもあるし、退職者の場合は、あとは、例えば顧問で何もしなくていいから1年間再就職しないでくれって金払う。
月50万。そういう顧問契約もあるんですよ。
それはその方から?
が、要するに何もしない。1年間。
で、うちとただ独占契約。
何もしなくていいけど。
たまに相談に乗って。その方につき50万。
1年間秘密守られるわけです。
それはまさに今のテーマの秘密守るための契約としてそういうことをするってことですか。
でも600万とか700万くらいでわけないんですよ。そういう人が。
1年間我慢してくれるだけ。で、その間何とか。
新しいライバル出ても何とかできる。
そういう相談は何軒か受けて。
2年間の人もいたかな。1年契約の人もいたけど。
相手の人もわかってて結構受けてくるんだけど。
まあありがたいから。
まあいいよって言って1年ぐらい大就職して。
そのぐらいその方がそのライバル企業とかでそれ持っていくと結構リスクあるぐらいの能力持てたり知識あったり秘密してるってことですか。
そうですね。
もうやっぱ特許に絡む情報。
影響者絡みね。
もう本当あれですね。だからこのお客さんよく知ってるとかそのレベルじゃなくて。
この人いないとこの製造ラインが動かないとか。
その次元ね。
人がこれバラすと同業他社すぐ真似してあっという間に強烈なライバルができるみたいな。そんな感じです。
だいたい技術者の人ですね。現場の。
技術者ね。
そう。そりゃね。会社もお金払うんですよね。
そりゃ確かに。
もう間違いなくまずいから。
なるほどね。
こういうところですかね。
そういうとこですね。
NDAというところの概念で縛るような話じゃないのかもしれませんね。
NDAじゃなくて本当に実際お金払って物理的に縛るしかないですね。会社に来て。
他の仕事をしないでもらう。
ということをやらない限り秘密ってもらいます。
こういうところですかね。
ぜひこの話聞いてまた質問を具体的にありましたらお寄せいただけたらと思っております。
お会いしましょう。ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
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