1. 向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
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2019-07-19 18:08

第206回「質問:残業代の消滅時効が5年に延長されると聞きましたが・・・」

第206回「質問:残業代の消滅時効が5年に延長されると聞きましたが・・・」弁護士の向井蘭が、経営者の立場に立って、労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説する番組です。
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向井蘭の社長は労働法をこう使え
法律のもとで展開されるビジネスの世界
ポッドキャスト、社長は労働法をこう使えは、
弁護士の向井蘭が経営者の立場に立って、
経営者が知っておくべき労働法の基礎だけでなく、
ビジネスに関する法律の問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生、本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いいたします。
あの、いいですかね。
どうぞ。
言っちゃいましょうかね。
はい。
早速、すごい今日ですね、質問が短いので。
はい。
なんか前段、いらない話、何て言うんですか、
あの、ヨタ話とかいらないですか?
ああ、最近・・・
あるんですか?
あるんですよ。
その振りで喋れなくてすごいですね。
あれ?この前話もあったっけ?
話してない気がします。
走ってるって。
走ってるな。
あ、走ってるな。
一時間。
一時間。
で、だんだん伸びてきて、
1時間9キロまで来たんですけど。
おお、すごいすごい。
やっぱちょっと疲れますね。
当たり前だけど。
え、どのぐらいの頻度ですか?
いや、週一が限度ですよ。
あ、でも週一も走ってるんですね。
いや、週・・・
1時間ですもんね、だって。
1時間だから。
結構。
1時間。
喋っちゃいそう。
あ、もう迷惑ですね、あれ、周りの人。
下とかね。
あの、僕、車内で走って、
で、自分でこう、なんか、
ああ、今日はやったみたいな感じで、
満足してたら、
後ろから掃除の、こう、
まあ、あの、おばさんが来て、
ひたすら僕のとこ吹いてました。
あれね、あの、モップみたいな。
そんなに吹くと思って。
そんなに垂れました。
そんなに、
しかもずっと見てたんだなと思って。
こいつどんだけ垂れ流してんだみたいな。
うん。
いや、そんな迷惑な存在だったんだと思って。
いや、今の季節ね。
あ、すごいすごい。
あの、上海なんて特にじゃないですか。
特に、東京よりちょっと湿度高いですね。
いや、エアコンきいてるとはいえ。
エアコンきいてないとやばいですね。
私だから、あの、
まあ、道が凸凹なのもあって、
空気は最近いいんですけど、
やっぱり室内で、
室内がちょっと危ないですね、
あれ、外で1時間は。
あ、やっぱそんな暑いんですね。
湿度がある。
1回ちょっと、1回だけやってもらっていいですか。
ちょ、ちょっと待って。
え、でも。
なんすかその、
え、でも分かんないじゃん。
罰ゲーム的な。
上海で1時間ちょっと走ってみた。
あ、いいなあ。
それやりましょうよ。
やりましょうよって。
誰が得するのか分からない。
いや、あの、走ってる人いるんですよ。
朝走ってる人いて、
上海マラソンって東京マラソンみたいなのあって、
何万人出んのかなあ。
1万か2万人出る、すごい大きなって。
だから実は、
いるんですよ、やっぱりマラソン好き。
ランナーが。
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いるいる。
いや、でもなあ。
そこまで、
ハーフマラソンを、
んー、秋でようかみたいな。
あ、いいじゃないですか。
応募だけしようかなあ。
上海マラソンのハーフ。
ハーフ。
あ、じゃあいいですね。
来年はフルで。
いやいやいや。
絶対やだやだ。
とりあえず。
いやあ、でもね。
はい。
もうあれ、翌日のダメージがちょっと尋常じゃないんで。
あ、そうなんですね。
え、今日は走ってからどのくらいなんですか。
え、えっと、
今日はもう3日を語ってるから。
ちょうど一番いいときですね。
全然全然。
戻ってんすけど。
リカバリして。
体にいいんだか悪いんだか、
なんかやっててよく分かんないですよね。
なんでやってるんですか。
分かんない、なんでやってるんだか。
なんでやってるんだか分かんないけど、
でも終わった後半の、最後のラスト10分15分と、
あと終わった後の何時間は気持ちいいんですよ。
あー、走る気持ちを誘って。
あとそれ以外は気持ち悪いんですよ。
終わった後。
翌日の疲労感。
プラスマイナス。
マイナスが大きいんじゃないかな。
言いながらハーフマラソン出ようかなと。
ハーフマラソン。
いやー、ここまで来たらね。
ある場所だと上海いるんですよ。
上海はあなた弁護士の先生が住んでるぐらいなんですよ。
でもね、抽選で外れることも多いって書いてあって。
東京マラソンみたいですね。
だから出れるか分かんないですけど。
じゃあまず応募しましょう。
みんな東京マラソンと一緒で、
受かると、うわー受かっちゃったって言いながら走れる。
そんな感じなんですか。
大半そうじゃないですか。
一応出すけど、外れて欲しいなって心が。
でもやっぱり締め切り効果でそれまで努力して、
一人24時間テレビみたいになってですね。
そうなんですよ。
そんな中で。
さあ今日の質問来ておりますので早速いきたいと思います。
今日は運送業の経営者、男性の方にご質問いただいております。
シンプルですがこれ興味深い質問ですね。
残業代の消滅事項が5年に延長されると聞きました。
経営者が今からやるべき対策は何でしょうか。
さすが社長さんですね。シンプルですね質問が。
一応まだ全然国会レベルまで行ってなくて、
まだどうなるか分からないんですけど、
よくあるのが偉い先生、学者の先生を集めて、
厚生労働省の内部で研究会開くんですよ。
研究会、検討会。
特定の問題について話し合って結論出す。
結論出すって国会議員じゃないから、
こういうやり方がいいんじゃないですか。
こういう結論に向けて努力した方がいいんじゃないですか。
それで問題になったのが民放が改正されるんですよ。
されちゃったんですね。正確に言うと。
来年の4月から始まるんですけど、
民放の事項が今までバラバラだったのを5年に基本的に統一したんですね。
5年と10年に統一したんですよ。
この5年というのを、
労働法に何で使わないんだって話になって、
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労働法は労働基準法で2年になってるんですよ。
未払い賃金は。
私ども当たり前のように残業代請求は、
お互い弁護士同士だったら2年間、
前提で計算して請求したり反論したりするんですけど、
それを5年にするべきじゃないかっていう話が、
もう1年半くらいになるんじゃないかなって話になって、
それで結論が出ましてこの前。
2年はちょっとおかしいんじゃないかと。
短すぎてるんですか?
だけど現実問題、5年もなかなか大変なところがあって、
3年にすんのか4年にすんのか5年にすんのかについては、
それはこれから検討してくださいっていう結論が出たんですよ。
すぎ微妙な結論ですね。
3年、一番可能性があるのは3年か5年でしょうね。
4年はちょっとよく分からない。
そういうものなんですね。中途半端なんですか?
中途半端ですよね。
そこの感覚がほぼ知らない。
原則、理屈でいくと5年。
会社に配慮すると3年ですから、
どっちかかなっていう気はしますけど。
それはどのようにして決まる?検討段階なんですね。
検討段階でこれから、これいつも覚えられない。
労働法制審議会、労働政策審議会かな。
学者の先生と公の立場の、中立の立場の先生と、
労働組合側の方と会社側の経済団体の方が集まって話し合うっていう
そういう会議があるんですね。
その会議で決めると。
それを厚生労働省に提案して、
厚生労働省が法案を作ると。
だいたいそういう流れになっているんですね。
民法の改正によって、それが労働法にも適応されるという影響を与えて。
今回その話になって、よく知ってますねこの方。
そのぐらい経営者の方は敏感なんですよ。
お客様じゃないですよね。
お客様じゃないですか?
全然違います。
違うんだ。
逆にリアルですね。
運送業ってこの番組は事例とか多い買ったりするじゃないですか。
お客様が質問していただく方も全然違う。
それを聞いて逆にこの方がね。
逆にそれだけ関心がある。
ってことですよね。
これはもう僕ら会社側から特にうちの事務所は
中小企業の経営者の方、会社の案件が多いから直撃しますね。
2年でも毎日のようにとは言わないんですけど
1週間に案件は少なくとも2件は持ち込まれる相談は。
代表題?
うん。
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見払い?
今のうちの事務所のペースで。
1件じゃ収まらないですね。2件かな。
マジですか?
だいたいね、結果は10件近くくるんで
それが5年になったら金額も2倍以上膨れ上がる可能性あるし
あとそのやる弁護士さんも増えるから市場規模は2倍から3倍なるでしょ。
そうか。マーケットが広がるっていう解釈になっちゃうんですね。
いやこれもうね全然関係ない先生もやりますよ。
5年になったら。
儲かるって思うからという。
もう全然だったよ。取れるお金が全然違うんで。
そうかそうか。
そうするときに逆に労働者側の方が強くなると増えるってことですかね。
労働者側の先生増えるね。
へー。
じゃあ1人5年分払えないかって言ったら何とか払える会社さん多いんですよ。
なるほど。
多いの。
だからそうするともうほんと1人1000万とか。
そうなるとね、もうどんどんテレビコマーシャルも出てくる。
いやーカードの買笑いみたいな感じの。
テレビコマーシャルが出て、本当に皆さんの目に触れる機会が増えて、
3人4人から請求されると本当に配業する会社は増えると。
こういう時代にもなりつつあると。
これはそこの審議会で話されることなのであまりあだこで言うことではないのかもしれないんですけど、
5年延長っていうのはどう、だって中小企業潰れません?潰れる可能性で高くなるし。
いや分かってやってますね。
むしろその淘汰していくぐらいの感じなんですかね。
で、今私どものお客様も運送会社、例えば運送会社の例を取ると、もう大手を払ってんです。
すでに5年分?
5年分というか今2年分ですけど、もう少なくとも現時点では相当細かく労働時間把握して払ってます。
大手はね。
もちろん例えば山東医院さんとか、いろいろ問題になったと言われてるけど、
あれは守っていく法令遵守していく過程の問題で年々良くなっている。
ですので法令遵守、労働時間と未払い残業代については大手は相当良くなっていると思います。
良くなっているというのは、言われなくても一方的にチェックして払っちゃうということですか。
払っちゃう。
払い方もいろいろあるんですけどね。それは今日関係ないんで。
でも払っている、少なくとも形式上払っていると。時間を測って払っているということにはなっているので、
大手は実はあんまり対象にならない。
例えば時間を測るのを早めにタイムカードを切っていたとかね。
そういう事例は置いておいて、ある記録に基づいて払うというのはやってます。
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自分も大手もやりつつあるぐらいかな。
ですから会社の規模によって進み方が違って、
もう対応してるんですよ。大手は実は。
労働時間も減らしていまして、かなり気をつけて。
働き方改革の規制に違反しないように相当気をつけてやってるんで。
実は大手はあんまり影響ない。
純大手とあとは中堅。
加速系の会社はもう本当厳しい感じですね。
そうなんですね。これはちゃんと抑えておかないといけないですね。
一つは皆さん敏感になったり請求が増えると。
あともう一つは払えない会社がもうあらかじめ売っちゃう。
自分の会社を大手に。これが加速しますね。
もう一回訴訟やってもうこれはダメだと。
もしくは制度変えようとしたら抵抗にあってもうダメだと。
なったらもう売っちゃう。
そうすると残業代分会社の価値が減っちゃうから
すごい安値で売らざるを得ないという風になるんで
それを考えると今のうち売っちゃおうかという会社経営者の方も多くて
これからもどんどん増えると思います。
今よく事業所後継者がいなくて
M&Mが進んでるみたいな話はよく聞く話なんじゃないですか。
労働法の観点でもその観点において売っちゃうって話が出てくる。
今も全然出ますよ。
実はユニオン問題とかも後継者難がきっかけで起きてる時もあるんですよ。
要は全然社長さんが高齢になっても後継者いないと。
で会社を売るってなったら労働組合が結成されると。
全然知らないね会社に売ると。不安じゃないですか。
今まで家族系みたいな感じでやってたのに
合理化コストカットで有名なシビアな会社が大株主になって
社長が派遣されてきたと。
こういうのは増えますね。
実際にそれで売るって話でユニオン組まれてるってのはあるんですか。
ありますあります。昔からあるのこれは。
経営者の交代っていうのはユニオン結成の一つの大きな理由なんです。
トリガーなんです。
法令上は何の問題ないですよ。株売るだけだから。
だけど実際会社って経営者買ったらガラッと変わるから。
ですのでM&Aが盛んになる。
残業代請求が増える。
ですので大企業の寡占化が進む。
大体こんな感じかな。
なるほど。大枠マクロで見るとそうですけど
この方最後にこの方に向けて
たぶん5年になっちゃったらやべーじゃんみたいな考えがあると思うんですけど。
だからもう生き残るんだったら払うしかない。
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払えるような運賃。払えるような内容の運送業務内容。
生産性もそうです。実質的に値上げもしくはやることを減らす。
簡単に偉そうに僕言ってますけども
それができたら苦労しないよってことなんですけど
やっぱり僕いつも思うんですけど
お客さんを買えるっていうのをしないですよね。
運送業の方。
ずっと同じ関係で。
だけど別に買えたって言うわけですよね。こっちから。
こっちから値上げだと。
人手不足で困ってる荷主さんもいっぱいあるから
もっと開拓すれば世界が変わるのになって。
本当素人で生意気で申し訳ないんですけど
そうしないとやっぱりどんどんどんどん苦しくなって
アリ地獄みたいになりますよね。
ということは5年というのは可能性として全然あるので
そうなった時にはものすごい会社へのコストというか
リスクが出るので
それに向けて会社側の改善をしていくしかない。
例えばもう下請けで量はあるけど単価低いと
これいつかもうやめようっていうので
地元のなんとか小口でもお客さんを増やして
値上げやめると。利益率改善すると。
今もう本当に運送業もどんどん廃業これからするから
営業したらポッと取れたとか
もしくは一回じゃあお願いしますとか
あり得ると思うんですよ。
それを正直大変失礼な言い方すると
やってる人って少ないですね。
一般的な企業努力としてちゃんとやろうと。
それやるとおそらく大手のイネシスタントが怒られるんですよ。
なんでそんな勝手にみたいな。
だけどそんな勝手にも何も
こっちは会社で独立して経営してるんだから
そんな言われる筋合いないって話じゃないですか。
そうやらないとやっぱりもう無理ですよね。
なるほどね。
製薬会社もありますよね。製薬会社代理店で。
何でも。
近くに別の代理店作られて大元切れちゃったよみたいなね。
いろんな話がありますからね。
分かりました。
これ自体は今進んでいるということなので
また新しい情報が出ましたら
そこはこちらからご提供するようにしますので
ぜひ聞いていてください。
というわけで本日もありがとうございました。
ありがとうございました。
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