1. 向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
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2024-04-19 10:25

第454回 本業に影響なく副業している社員を懲戒処分!?

第454回 本業に影響なく副業している社員を懲戒処分!?

弁護士の向井蘭が、経営者の立場に立って、労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説する番組です。

番組への質問はこちら↓↓

https://ck-production.com/podcast/mukai/q/
00:03
こんにちは、遠藤嘉杉です。 向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、ということで、今週もいきたいと思いますが、今日はですね、運送業35歳の方からご質問いただいております。
早速いきましょう。
はい。
ポッドキャスト、いつも楽しく拝聴させていただいております。 向井先生と遠藤さんの掛け合いにいつも笑わせてもらっております。
質問ですが、この度、弊社社員が個人事業主の社長として副業をしていることが発覚。
副業禁止の就業規則に沿って、社長及びその周辺役員が懲戒処分を行うと行きまいております。
ですが、現実問題として懲戒処分又は解雇は行えるのでしょうか。
第三者の私からすれば、当該社員は温厚で、周囲の人間との関係も極めて良好。
若干のプログラミングもでき、事務処理の自動化を図るなど能力が高く、本業である弊社の業務についても全く影響がないのが現状です。
弊社では、車の運転をすることが業務の大部分を占めており、会社側が副業により健康状態に悪影響を及ぼし、運転操作を誤り、人命を危険に晒してしまうことを主張しております。
しかし、副業を行っている当該社員は、副業をしている時間と内容を日報のような形式で付けると同時に、副業で使用しているパソコンのログも提出しており、副業に費やした時間は決して多くないということを証拠として示し、本業に影響はなく懲戒を課すのは妥当ではないと主張しております。
副業、兼業については、昨今、今、かなり認められるようになってきているのが現状です。
このような社員に何らかの罰を与えることはできるのでしょうか。
ご回答よろしくお願いいたします。
具体的な。
具体的ですね。
でもあるあるですね。
あるあるですか。
昨今あるあるですか。
あるある。優秀で能力高くて好奇心強い方が副業を前向きにしたいって言うと、
役員とか上司の人が、それは違反じゃないかと言って足引っ張ってくるっていうのはあるあるですね。
あるあるですね。
でも辞められちゃうとか取られちゃうという心配をまず一つあったりはするんじゃないですか。
そうですね。
法律上は、判例上は、ご質問者の方はご存じだと思いますけども、
本業に影響を与えなければ、
あとは会社の信用を既存するとか、機密漏洩とか協業するとかそういうことなければ、
懲戒処分は無許可で副業してもできないということになりますから、
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普通に副業なさって構わないと思いますし、
あんまりうるさく言うんだったら、転職活動したほうがいいんじゃないかなと思いますね。
会社側が逆に試されてるって感じですね。
大きな勘違いの会社はしてると思うんですけど、
優秀な人って今は低手余ったなんで、
月給料の何割増しぐらいですぐ決まっちゃうんですよね。
転職市場に行けばね、確かに。
改善活動を自主的にやったりとか、資格も持ちだったりとか。
資格も持っててプログラミングもわかってる。
いやー、もう引き手余ったどこの話じゃないんで。
籠に閉じ込めれば逃げられないだろうみたいな感じだと思ってるけど、
そんなわけないんですぐやめちゃうんで。
発想を180度変えないと会社の未来は暗いよね。
まあそうですよね。
ここでいう180度変えるというのは、逆にそういう人たちをきちんと、
例えば一つ賃上げをするのは当然のこと。
そうだけではなくて、外で働くこともむしろ法律的に受け止めてというようなところですか。
たとえば僕だったら、業務改善ができてプログラミングできるんだったら、
副業で会社が発注して物流業の業務改善プログラムを作って売るとかね。
無料で公開するとか業界新聞に載せるとか。
そういうことをやりますけどね、逆にね。
こういう方がいるんであれば。
まだ能力を閉じ込めるっていうかね、
そういうのが好きですよね、日本の会社ってね。
能力を閉じ込めるね。
大好きですよね。
能力可能性を閉じ込めるってやつですもんね、確かにね。
本当に悲しいけど、衰退国家の主張のひとつですよね。
だからこそは発想を変えないと。
じゃあ会社作って出資するからやったらどうだと。
そのぐらい言うべきじゃないですかね。
足掻き優秀な方になったら、ちょっとよくわかんないですね。
こうなってしまうことが。
こうなっちゃうことがね。
何のために会社をやってるのかが。
その経営者の方に聞きたくなるということですね。
不思議な会社多いですよね。
未だにやっぱり副業って、もはや止められることはできないという、
当たり前の感覚もあるのかなと思ってたんですけど、
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決してそうでもないんですかね、まだ。
まじめでまともな人と会社気にしちゃうんで、こうやって悩んじゃうんですよね。
そんなことさせていいのかと。
でも普通は無断で自分でどんどんやっちゃって、
売上が上がってきたら独立なり転職しちゃうから、
ほとんど意味ないんですよね、そんな規制したって。
そうですね、売上が上がっていったら。
もちろん本業に差し支えあったりしたらそれは別なんですけど、
そうじゃないんであれは制限なんかできるわけないし、やめちゃいますよね、結局。
事実本業に支障を与えてる何かを主張するならわかるんですけど、
副業によって運転操作で誤って人命の危険を晒しちゃうかもしれないからっていうのが、
企業側の会社側の主張だとなると、これはどうなんですか。
ただ別に運転してるわけじゃないので、この方。
ですよね。
バックヤード側の方ですからね。
関係ないですよね。
そうですよね。
さらに副業についてはきちんと報告もして、
働いて、作業した時間とかもきちんとログ残して報告してるっていう、
なんていうんですか。
普通だとこっそりやっときゃいいじゃんっていうふうに思うだろうところを、
きちんとこうやって言ってきてるっていうのも珍しくないですか、これって。
珍しいですね。
こういう方を手放していくのか、
財団を閉じ込めてするのかどうなんだというところなんですね。
小野川先生としては、どこの立場に立つかによって変わりますよね。
今経営者側のほうに立つなら、そこは180度趣向転換して、
やってったほうがいいんじゃないのという観点もありますが、
逆にこの副業をしている方に対しては。
あんまり会社気にしないでやりたいことやって、
この会社は俺が選んでやんだと、そのぐらいの気持ちでいいと思いますよ。
というところなんですかね。
やっぱり副業は多いですか、副業問題、実際最近は。
質問は相談は結構増えてますね。
切り口としては、知らないところでやってたんだけどとかなんですか。
どういうものが多いんですか。
切り口としては、知らないところでこういうことをやってたけど否定できるかみたいな。
でも基本的には、見つけてこれを止めたいっていう方の相談が多いってことですか。
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辞めさせたいというか、副業を。
そうですね。止めたい、辞めさせたい、処罰したいっていうのは多いですね。
やっぱりそうなんですね。
というところで、この方はどちら側に立たれるかはどうなんですかね。
企業側の経営者のほうには、今みたいなお話をして差し上げるのが難しいようであれば、
むかい先生という人がこういうことを言っているぞという感じでね、
この音声を聞いていただくというのがいいのかもしれませんので、
ご活用いただけたらと思います。
ぜひまた質問をお待ちしております。
ということで終わりましょう。むかい先生、ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
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