1. 向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
  2. 第33回 特別ゲスト・安田佳生..
2016-03-25 20:16

第33回 特別ゲスト・安田佳生氏「ワイキューブ時代、賃下げによって起きたこと」

第33回 特別ゲスト・安田佳生氏「ワイキューブ時代、賃下げによって起きたこと」
弁護士の向井蘭が、経営者の立場に立って、労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説する番組です。
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向井蘭の社長は労働法をこう使え 法律の下で展開されるビジネスの世界
ポッドキャスト社長は労働法をこう使えば、弁護士の向井蘭が経営者の立場に立って、経営者が知っておくべき労働法の基礎だけでなく、
ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説します。
こんにちは、ナビゲーターの遠藤和樹です。 向井蘭の社長は労働法をこう使え、今回も特別ゲスト編としてお送りしてまいります。
改めまして安田さん、向井さん、本日もよろしくお願いいたします。 よろしくお願いします。
今日もですね、向井さんの方にリードをお任せして、送ってまいりたいと思います。 よろしくお願いします。
先ほどの賃金、給料ですね、どんどん新卒から採用した社員の給料をどんどん上げていったというお話がありましたけども、
会社がちょっと業績が悪くなった時に、なかなかその高い給料では会社の経営も苦しくなるので、
どうしても避けざるを得ないかった時期もあったんじゃないかなと思うんですけども、
その時の社員の方の反応というか、もしよろしければぜひ聞いてみたいですね。
なかなか元経営者の方のこういう話聞ける機会はなかなかないですよね。
2年間で社員の給料を倍にしたんですね。 平均450万円くらいだったのを800万円にしてですね。
それでお金なくなって潰れそうになったんですけど、給料を倍にしたからって業績が倍にならなくて、当たり前じゃないかって言われてたんですけど、
社員の給料を増やすっていうのは結構自分の中ではですね、大きな喜びの一つだったんですよ。
社長である安田さんにとっての? 僕にとって。
社員のためっていうよりは、どんな社長が一番かっこいいかって言って、社員の給料が一番高い会社の社長が一番かっこいいと思ってましたんで、
めちゃくちゃ儲かってる社長と会っても卑屈にならずに済むっていうか。
給料安いじゃないですかって言ってやろうと思ってですね。
そしたら会社潰れそうになっちゃって。
そしたらしょうがないんで、やっぱ上げた給料下げていって、
もともと低かったんだから文句言わないだろうって思われるかもしれませんけど、ものすごいモチベーションが落ちまして、
それで辞めた社員もいますし、不安と不満で。
もちろん倍にしたんで、もとよりは全然高かったんです。
同年代の他の会社の正社員よりは高いはずですね。
でもやっぱり人間で慣れるもんで、オフィスもそうでしたけど、いかに快適にするかとか、
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みんなでグリーン車乗るとかやってましたけど、喜ぶの最初だけなんですよ。
もうね1年も経ったらそれが普通になってくるんですね。
つまりその仕事、自分のやってる仕事はその給料に見合う仕事だっていう風になっていくんです。
慣れていくんですよ。
そこに適応しちゃうんですか。
はい、オフィスはこういうもんで、出張とはグリーン車で行くもんだっていう。
だからですね、グリーン車乗れなくなって、指定席にしただけでも大ブーイングですね。
いやだから本当に給料は増やさない方がいいというのが私の結論でしょうか。
壮大な社会人。
ですよね。
お金で満足度が上がるのは何かの論文かレポートだと思いますけど、3ヶ月か4ヶ月くらいしかないっていう。
いやでも本当そんなもんでしたね。1年もかからなかったです。半年も経ったらみんな慣れちゃって。
ただ一方で下げると喜びの何倍も落胆というか、怒りが湧いてくるわけですね。
いや本当にですから。
すごいですよお金って。
今の時代って5年後10年後なんて誰にもわかんないじゃないですか。
だから本当に基本給は上げようがないんですよ。
だから儲かってる時に商用とかで出すのは全然OKだと思うんですけど。
多分経営者みんな同じこと考えてると思いますけど、基本給はできるだけ上げないっていうか。
それで考えても余計もう正社員になる必要ないっていうか意味ないなっていう感じですけど。
ただお金だけじゃなくて食べ物とかも社員に向けて、社員はみんなタダで飲めるバーとか。
夕方になったら軽食出したりしてたんですけど。
あれタダだったんですか。
全部タダだったんですよ。
そのうちに今日は量が少ないとかですね。今日は食べ物ないんですかとかっていう風になってきて。
人間って慣れると恐ろしくて。
すごいな。
慣れて怖いですね。
怖いですね。
でもやっぱり僕一番怖いなと思ったのは、人ごととしてるじゃないですか。
給料上げすぎちゃいかんなと思ってたんですけど。
自分もそうだったってことに会社なくなってから気づいて。
社長さんと話するとよくこういう話になるんですけどね。
自分の給料はもらいすぎじゃないと思ってるでしょと。
そうだと思います。
社員の何倍も下手したら10倍とか20倍とか100倍取ってる人もいますけど。
自分がいなかった会社になりたたないと。
自分はそのリスクもすごい背負ってるとかってことになるんですけども。
それと今の給料が見合ってるかどうかって別なんですよ。
別ですね。
じゃあ今の環境がなくてもどこ行っても稼げるのかっていうことで。
社員さんの給料もそうじゃないですか。
儲かってるから分けりゃいいじゃんって。
じゃああんまりよそいったら稼げるのかって思うわけで。
同じなんですよ。
僕もだから自分で絶対に俺は辞めてもこのぐらいの給料はいつでも稼げると思ってましたもん。
ここだから社員から搾取してなかったということを実証するために
社員一人も雇わない安田芳生事務所と作りまして
YQ時代の給料を必ず1回は稼ぐと。
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俺は1円たりとも搾取してなかったということを証明してやると思ってたんですけど
結局当時の半分も稼げなくて。
俺は搾取してたんだと。
つまり一番そのもらってる給料に勘違いしてるのは社長で
社長給料って言わないですけど
なんかリスクあるとか
いや俺がいなかったらここはできないんだとかいうのは
全部後付けなんですよ。
やめて稼いでみてくださいっていう感じですよね。
絶対稼げませんから。
無理でしょうね。
社長もそのうちの一人なんだよっていう気持ちは
絶対忘れちゃいけないなって思いますね。
社長が鎮下げした時、確かにどうなるか怖そうな感じがしますね。
もちろん社長がいなくなったら困るんですけど
同じように社員もいなくなったら困るんですよ。
俺がいなきゃ会社が成り立たないってみんな思ってるんですけど
社員みんな辞めたって成り立たないですから。
そこにおける社長と社員っていうと
原田さんはまだ二極化ですけど
毎日分かりやすくするとして
そうすると何が違うっていうところで言うと何が違うんですか?
社長も、もちろん役割は
例えば全体の戦略練るとか
お金借りてくるとか
でも言ったらお金引っ張るの上手い社員もいれば
戦略立てるの上手な社員とか
商品作るの上手い社員とか
マネジメントできる社員とかいるわけじゃないですか。
社長って何なのってやっぱり
最終的には株持ってるとかリスク取ってるから
っていう給料になっちゃうんですよ。
資本かなっていうことなんじゃないですか。
でもそれ点に変えたら
正社員なんだからっていうことで
社員なんだから給料払えって言われるのと一緒で
毎年上げろっていうのと一緒で
おかしいじゃないですか。
結局はそこの場で自分が貢献した分以上には取れないんですよ。
社員だとしても取れない。
社長も同じなんですよ。
権利収入で今まで取れたけど
これからはやっぱり
貢献した分以上は取れなくなると思います。
社長だからってバカみたいに儲かる時代は
もう終わりだと思います。
そういう意味で資本主義の限界を見てる感じなんですね。
非常に良い世の中になりつつあるんじゃないかと思いますけど
身柄によっては。
ちゃんと公平に分配すれば別に保証はしないけど
その代わり搾取もしないと。
やったらちゃんと払うっていうことをすれば
良い人が集まってきて
みんな自立して頑張ってくれて
結果的に会社も潤う。
それ100%母愛生の会社と何が違うのってよく言われるんですけど
100%母愛生の会社は思いっきり搾取してるんですよ。
何のリスクも負わずに搾取してるのが
100%母愛生の会社なんです。
僕が言ってんのは
搾取しない会社にしようってことなんですよ。
そしたら良い人材が集まってきますから。
そうなんですよね。
働いてる人って見抜いてますよね結構。
見抜いてますよ。
分かってないのを気にしただけで
見抜かれてますよね。
かなり恐らく観察されてますよね。
絶対バレてますよ。
バレてますよね。
社長は24時間仕事だとかね
銀座とか行くのも仕事だとか言いますけど
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なわけないじゃん。
発言の橋橋とかに出ちゃうじゃないですかね人間は。
1時間しか会わないと分かんないけど
2年2年一緒に働くと
バレちゃうから
だから搾取しようとする人と
あんまりやりたくないですね当たり前ですけど。
社長室っていうのは
サボってんのがバレないためにあるんですよ。
そう言えば極端ですけど。
だからどっちかだと思うんですよ。
もう本当に搾取しないで
社長もリスク背負ってる分はこれだけねみたいな
ちゃんと社員が納得するような
報酬の分配をちゃんとやるか
それかいや俺は搾取してます
ちゃんと断言して搾取するから。
いいですねそれ。
そしたらそれでももちろんOKですよと
この条件だったらっていう人が集まってくるんで
今年の搾取はこのぐらいでいいですかと。
搾取宣言を毎年。
搾取オープンにしますんで
このぐらい搾取していいですか。
あえて社名とかは出しませんけどね
社員のためとか
これが社員のためになるんだとか
仕事そのものが報酬なんだとかって
社員のためって言いながら
搾取してるからみんな怒るわけで
だから搾取しますよって言ってする分には
するって言ったじゃんっていうことで
されることを喜ぶ社員の方々も集まるでしょうしね
そのこの代わり何くれんのってことなんで
ちゃんと条件を見合えば別に
安定したものをね搾取されるんですよ
安定したものが約束されてれば
喜んでいいですよという人いますよね
そうなんですよ
嘘つくから言えないんですよ
そうなんでね
だいたい今日綺麗なことを言う人は
怪しい人が多い
まあだいたいなんかこうね
全然違う話にすり替えてしまったりとか
人生とはとは
幸せとは何かみたいな
抽象度上げてね
包括できるような話にする
お金だけがね報酬じゃないみたいな
一番正しいと思うんですよ
じゃあなんで社長はそんなに報酬取ってんのってことじゃないですか
だから多分ブラックと言われる会社も
トップも同じように
ワンオペやったりしながら
同じくらいの給料で
みんなで貧しいけど
やっていこうって言うんだったら
あんなに揉めないですよ
揉めないですね
硬いあんなきついことやらしておいて
自分はほとんど働かずに
めちゃくちゃ金取っていってるじゃないか
っていうのが消費者も許してくれなくなって
本当に安田さんとお話をすると
物事の前提をひっくり返すところからスタートするの
そうですかね
向井さんは措置側の方なので
慣れっ子だと思うんですけど
みんなが前提を疑わないじゃないですか
そうやって結構ね
やっぱり意図して作られてるんですよ
そこを疑わないと
人間が作ってる仕組みの上で成り立ってる社会ですから
法律だってね
全てもちろん世の中平和になるためには
ルールはいりますけれども
誰かが意図して作ってるわけじゃないですか
誰がどういう意図でやってんのかっていうことは
やっぱりすごい大事ですよ
だから人間はそっちの方向に動いていくわけなんで
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車ではみんな赤信号渡んないじゃないですか
だけど徒歩では平気で渡りますよね
なんでなのかって言ったら
罰金の重さが違うからなんですよ
それだけですよ
刑の重さが違うっていう
つまり刑の重さによってコントロールされてるんですよ
人間っていうのは
あれネクタイってあるじゃないですか
中国に行ってびっくりしたのは
日刑の大手の紳士服メーカーも
上海巨大市場なんで進出してるんですよね
ところが全然売れてないんですよ
上海の家の近くにあるんですけど
なんでかって言うと
スーツ着ないんですね
中国人の普通の人は
でも日本人ってよくわからないけど
みんな着てるじゃないですか
あれ中国人からすごい異常っていうか
異常ですよね
ネクタイ僕は嫌いじゃないんですよ
ネクタイするとオシャレな服もあるじゃないですか
オシャレとしてネクタイする分にはいいんですけど
ルールとしてするのは意味ないなっていう
確かにあれ思考停止っていうか
中国人は使い分けてて
従業のお客さんとか
職種によってはネクタイ締めてるんですけど
そうじゃない
内勤で同僚としか仕事しない場合は
全然普通のカジュアルな格好なんですね
全然売れないんですよスーツ
でもそれは自然だよなと
スーツ着て仕事するのって
すごい不自然っていうか
なんで動きにくいものを着て
首絞めながらっていう
首絞めながらですよ
少しも痛くなりますし
不思議だなと思って
ネクタイしてないとだらしないっていうか
前には仕事をそんな人には出せませんっていうか
裏を返せば
俺はネクタイしてんのにっていうことがある
ネクタイしてない人はそんな文句言わないんで
俺はしてるのになんでお前はしないんだっていう
苦しみの連鎖なんですよ
本当そうなんですよ
でもそうじゃないかな
そう思いました
日本人ちょっとね
もうちょっと柔軟に考えないと
勝てないですね競争に
彼らは頭いいですよすごい
合理的ですよ
無駄なことは一切しないです
そこが日本人にとってストレスなんですけど
でも合理的なんだどっちかなってなると
彼らの方かなっていう
あの分野で勝とうとしない方がいいと思いますけどね
絶対勝てないですよ
あちらの方向に行ったら
という感じですね
全然賃金の話か話しちゃいましたけど
全ての回が前提を覆す回になりましたので
テーマから外れるのは必然としていいと思うんですが
最後にせっかくですので
安田さんもいろいろ今回新刊で出されて
自分を磨く肩書き方
そういうフォレンスの新刊の方もありますけど
他にもいろいろコンテンツあるので
せっかくなんでご紹介していただけたらなと思うんですけど
一つは私もポッドキャストやってますので
15:00
聞いていただけると嬉しいなっていう
こんなに役に立つお金さんみたいな話できないんですけど
それはそうですね
冗談です
あとはこだわり相談ツアーっていうのをやってまして
経営相談とかに
無料で乗る代わりに晩御飯奢ってねっていう
そういう企画をやってます
それはホームページから申し込んでいただければ
予約もかなり
奢ってくれる人大関係
この1年くらい自分で食事税払ったことないけど
すごい
あとメルマガも私確か高読をしてるはずなんですが
やってませんでしたか?
やってました
メルマガです
すごいですよ
詩人みたいですよだんだん
そんなことないですけど
手札くしゃくしゃしてますもん
楽しみにしてます
向井さんも読んでるんですか?
もちろんです
公演依頼したい時とかはどういう窓口から?
公演はホームページから
どこからでもいいんですけど
フェイスブックでもやってって言われたら
公演っていう仕事は結構好きなんで
安田さんの今の話は
どういうところの方から依頼が来ますか?
社員教育としては
そぐわないかもしれない
経営者さんが多いです
経営者同士の集まりとか
業界の経営者が集まったりとか
社長さんが集まった時に
私自身の経験も踏まえて
どういうことやったら会社つぶれるかっていう話もしますし
世の中こういう風になっていくんじゃないのかなっていう
私は無責任な未来を奉仕と
無責任な未来を奉仕
依頼が多いんじゃない?
聞いてる方も結構経営者の方が多いんで
こう読んでいただけたら嬉しいですね
ただ私はお金にならない仕事を
全体の2割から3割やるって決めてました
ライフワークとして
経営相談とか
食事でご相談になるっていうのも
別になくてもいいんですけど
食事でもいいし
何でもいいんですよ
物とかサービスとかでもらうのもいいし
そういう人でもどんどん気軽に
ご相談くださいっていう感じです
思考をリセットしてくださるというかね
前提を覆す話をしてくださるんで
何か悩むというか行き詰まったりした時にも
思考の突破口としては非常に面白い方だなと
私は個人的に思って
向井さんも大好きなんですよ
ぜひ安田さんという方を
いい形で社会の方々が活かすというか
活用してもらうと面白いなと思うので
興味ある方はぜひお問い合わせいただけたらなと
安田さんの宣伝みたいなジャンプしたら
思います
引き続き何かまた機会がありましたら
ご登壇いただけたらと思いますので
第4回に渡りまして
向井さん安田さん本当にありがとうございました
ありがとうございました
18:00
今回ポッドキャストの社長労働法公使いの中ですね
皆様のリスナーの方々にお知らせがあるんですよね
いろいろとお客様とかリスナーの方に
直接会う機会があって
聞かれたことがあると聞いているんですけど
そうですね
ポッドキャストで話を聞いているけども
質問とかもしあった場合は
どこに問い合わせをすればいいんでしょうかと
というお問い合わせをいただきましたので
いい機会ですので
何か特典も含めて
企画を考えようかなと思ったところです
という向井先生のご依頼を受けましたので
こちらの方で質問フォームをご用意させていただきました
今回は質問をいただいた方の中から
向井先生の方から今回抽選でですかね
3名の方に向井先生の自費室のサインをいただいて
3名の方にプレゼントしたいと思っております
質問フォームなんですけれども
向井先生のホームページ検索は
向井らんロームネットで検索していただくと
向井先生のホームページに飛びます
そちらの方の中央のところがですね
ポッドキャストのバナーがありますので
そちらに質問を送っていただけましたら
事務局の方から抽選が当たった方にのみですね
書籍のプレゼントの抽選が当たりましたという情報をお送りして
プレゼントを差し上げたいというふうに考えております
どんな質問が欲しいとか特にありますかね
いや特にマニアックなものでも全然問題ありませんので
ぜひ専門家の社同士の先生だったりも
全く問題ないというふうに考えているようですので
マニアックな質問から本当にそんなこと聞いていいのかなみたいな質問まで
ぜひ質問お問い合わせいただけたらと思います
以上です
20:16

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