1. 向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
  2. 第273回「雇わない経営をはじ..
2020-10-30 15:10

第273回「雇わない経営をはじめてみました。」

第273回「雇わない経営をはじめてみました。」弁護士の向井蘭が、経営者の立場に立って、労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説する番組です。

番組への質問はこちら↓↓

https://ck-production.com/podcast/mukai/q/
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向井蘭の社長は労働法をこう使え
法律の下で展開されるビジネスの世界
ポッドキャスト、社長は労働法をこう使えは、
弁護士の向井蘭が経営者の立場に立って、
経営者が知っておくべき労働法の基礎だけでなく、
ビジネスに関する法律の問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、今日もいきましょう。
という感じですが、
今日はですね、向井先生がこの話したいぞ企画ということで。
そうですね、あのー、
雇わない経営を始めてみたと。
雇わない経営を一部始めてみたと。
先生がってことですね。
そうです。
自ら。
自ら、一部ね。
これ雇わない経営を始めたのきっかけはやっぱり、
安田さんとか、いろいろ。
安田さんのきっかけだし、
ある出来事があって、
考えましたね。
実際に雇わない、具体的には何を。
要はアウトソーシングとか。
まずはね、まずは。
まずはアウトソーシングできるところはアウトソーシングする。
あとはもうやることをやめる。
これをやってます。
具体的には言えるんですね。
いやいや、言えますよ。
生っぽい話ですよね。
現在進行形ですね。
すごいな。
言ってくれるんですね。
じゃあ聞いていいんですね。
具体的にどんな取り組みを。
例えばですね、
電話の受付の外注化です。
なるほど。
よく聞きますよね、これ自体ね。
でもね、もともとそういう動きはいっぱい行われてきましたが、
なかなか取り組めないところではあります。
人がいるとね、できちゃいますからね。
ですね。
えっとね、うち1日20件から30件かかってきますね。
電話。
だいたい20、30はいいすぎかな。
20件はかかってきますね。
個人携帯を2ってことですか?
ででで、事務所に。
代表に?
代表に。
弁護士事務所ってやっぱそういう感じなんですか?
いや、もっとかかってきてる事務所はすごいですよ。
20件で聞かないと思うな。
事務所とか扱ってる内容によっては。
はいはいはい。
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で、あのー。
やっぱり気になるのは、コロナの時ちょっと気になったのは、
電話がかかってくるから、
みんな自宅待機して在宅勤務してるのに、
事務局は出て行かないといけないんですよ。事務所に。
おー、なるほど。はいはい。
で、ボイスワープっていう機能を転送できるんですけど、
ありますね。
自宅でやっぱ出るのはちょっと大変だと。
まあいろいろ環境がありますからね。
なんで出てくることになったんだけども、
仕事にならんと電話かかってきて。
全然仕事できませんっていうわけよ。
そんなにかかってきてるんだと思って。
で、その時はふーんと思ってたんですけど、
あるフェイスブックの弁護士さんの集まりで、
電話の受付は外中科いいよって書いてあってですね。
結構肯定的な意見ばっかだったんですよ。
じゃあうちもやってみようかってなって。
で、やっぱ反対意見出たんですね。
明確に反対しないけど、
例えばお客さんにちょっと失礼じゃないですかとか。
いやー、この議論は出ますよね。
自分たちでやらないといけないんじゃないんですかとか。
あとは大事な電話を逃してしまうんじゃないんですかとか。
これちょっとめちゃくちゃ生っぽい話ですね。
そうですよ。普通しゃべらないですよね。
普通しゃべらないですね。ようしゃべりますねこれ。
ちょっとすごいですね。
でもまあやってみようと。
プラスもあるしマイナスもあるからって。
で、顧問契約を結んでるお客様には通知したんですよ。
うち電話代行になったんで、
急いでる場合はチャットワークかメールにください。
あと各弁護士の携帯電話に電話してください。
携帯電話も持たせたんですよ。
050で番号を取ってアプリダウンロードしてもらって。
それで足りますから。
それでやったんですけど、
プラスの方が今まで大きくて、
お客様に失礼、誤解を受けるかもしれないので、
ちょっと申し訳ないんですけども、
仕事に集中できるようになりましたね。
これあれですよね。
弁護士の先生の業務を知っていれば、
それはそうだよねって思いますよね。
これが機械損失が今まで多くて、
乗ってる瞬間ってあるんですよ。
常に考えてる仕事ですからね。
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要するに例えば承認尋問の内容を考えたり、
相手に送るメール、ファックスの分版を考えたり、
裁判所に出す和解案を考えたり、
考えないといけないです。
文章を作らないといけないですよ。
それがブチって途切れるんですね。
またそこから始めないといけないんですけど、
そこで労力がかかってると思うんですね。
相当ですよね。
車って1回止まる、飛行機もそうですけど、
一番燃料食うのは出発の時なんですよね。
100キロで走ってる時はあんまかかんないですよね、燃料ってね。
距離あたりね。
スタートが一番燃料食うんですね。
もう1回即からかよと。
それがまず途切れない。
あと静かです、すごく。
仕事に集中できるようになって、
あとは全部かかってきてる電話がメールで来るんですよ、全員に。
そうすると返事がない弁護士はまたかかってくるんですよ、お客さんから。
そうするとみんなの目があるからすぐ電話する圧力かかるんですよ。
電話して放置してるとみんなから、
この弁護士大丈夫かって思われるんですよ。
なるほど、謎の圧力が可視化される形で行われる。
すぐ返事脱出するようになりましたね。
逆に。
もちろん自分のタイミングで返事するんですけど、
こっちからすぐ折り返し。
僕はタイミング見計らって、まとめて2,3件お客さん集まったら。
それ一番効率いいですよね、電話は電話、分けれますもんね。
分かったら電話します。
それがすごく良くて、
あとはさっき言ったテレワークしやすいってことですね。
なるほどね。
あとは事務局が休憩取りやすい。
1人は必ず事務所にいないといけなかったんですよ、今まで。
いなくてもいいですから。
電話取らなくてもいいから、休憩とか有給休暇も取りやすくはなりますよね。
そうですよね、確かに。
そういうことで良い点もあるんですけど、悪い点もあって、
たまにつながらないときなんですよ。
誰目線の話ですか?
お客様からすると、
回線混雑すると受付の外注の委託先の人がいっぱいいっぱいだと取ってくれないですよ。
10本中1本とか。
結構多いな。
うち10本中1本はないかな。
もうちょっと分かんないけど、ゼロじゃないですね。
コールも2、3コールで取るっていうのが礼儀だって言われてるけど、
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4コール、5コール、6コールとかかかるときもあります。
なるほど。
だけどプラスの方が大きいんですよ。
大きくて、今はやってます。
でも弁護士の先生方の事務所なんで、
課題解決、問題解決するのが仕事であるとすると、そこがコアですもんね。
そこの生産性が上がってるというのが一番の評価すべきポイントですよね。
うちの事務所、今は反対する人誰もいないですね。
導入してみて。
そう。
でも導入する前はやっぱり、
そういうのが大事なんじゃないかとか色々あるわけですよね。
あった。やってみようと。
ダメだったらやめようと。
ってやった。
雇わない系やってみたシリーズですね。
他に取り組んでることは言える範囲であるんですか?
あとは、残業代の計算という分野があって、
残業代の計算?
はい。残業代計算してない、計算し直さないといけない事例があるんですよ。
なるほど、そういうことね。作業として。
作業として。結構あるんですよ。
それを我々やるんですけど、
そうなんですね。
それがすごく時間がかかったり手間がかかって、
問題になってたんですけど、
それを入力業務が外注してくれるところを見つかって、
これから外注するんですよ。
それができるとまたすごく短くなりますね。
企業側が集めた残業代の何かしらの情報が、
何かしらの形で来たものを、
各社員ごとにちゃんと集計するみたいな作業を、
先生たちがやるんですか?
いや、今まで事務局やってたんですよ。
ああ、なるほど。
でもいずれにしろ社内でやってたってことですね。
そう、だけど結局いろんな仕事が集中すると、
1日に3時間残業とか、
それだけやってるわけじゃないですからね。
それだけやってるわけじゃないから、
それがやっぱ残業時間伸びたりしてた理由なんですけど、
なるほど。
これやることでだいぶ減ると思います。
これをまず、これからですけどね。
どうなるかわかんないけど、
っていうことをすると、
あとね、お茶出しやめました。
これは雇わない系と直接関係ないけど、
お茶出しやめた。
お客さんへのお茶出しやめました。
それはやっぱり事務所、直接人も来ないしとか、
っていうのもでかいんですかね?
でかいですね。
もうズームになっちゃったから、
半分以上のお客さんは。
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お茶出しなんて言っちゃ失礼ですけど、
ある程度のお茶出しってペットボトルで十分足りません?
これがね、また議論があったら環境に悪いとかね。
環境に悪い?
ペットボトル。
ペットボトル飲んでんじゃんって話じゃん。
そっち?
飲んでんじゃんってみんなで。
そうだけど。
いろんな議論が出るもんですね。
これもやってみようと。
ダメだったらもうしょうがない。
戻せばいいじゃんって。
お金も計算したらこんなもんかみたいな感じで。
これも大正解ですね。
全然違う。
何が良かったですか?
要するに事務局がいちいち席立って、
お茶を沸かすとこから始まるから。
沸かしてあんのかな?
お茶は葉っぱですよ。
何分で出して。
美味しいですけどね。
洗うのもやってたんですよ。
お客さんそんなのに別に期待してないから。
うちの労働問題解決してくださいって言ったらそれだけですから。
なるほど。
東の法律事務所はこういう人がお茶出しする人?
電話受ける人がいましたかね?
いまだに相当多くの弁護士事務所やってるんじゃないですか?
ベッドボトリーしたらお客さんむしろありがとうございますと。
持ってっていいですか?とか感謝。
確かにありがたいですよね。
安いんですよね。まとめて買うと。
安いんですよ。
っていう風にやったらこれもだいぶ変わりましたね。
意外と定期的に向井先生やりますよね。
そういう根本的な見直し。
以前は採用の見直しをしてみたりとか。
定期的にこのシリーズありますね。
そうです。
それをタイムリーに喋るのがさすがですね。
でも別に隠すことじゃないから。
これはなかなかみんな喋りたくなりませんが。
修行の先生聞いてるんでね。
ぜひ参考にしていただければと思います。
決してこの話は修行の方だけではなく参考になる話だと思います。
是非雇わない経営という切り口でやってまいりました。
また何かこういったものがありましたら定期的にやりたいと思います。
よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
というわけで向井先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
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