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こんにちは、遠藤岡崎です。向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
さあ、ということで、今週も行きたいと思いますが、最近いろいろ、世の中、ニュース、いろんな情報が飛び交えすぎてて、志向も忙しいんじゃないかなと思いますが、
そんな中での時事的なご質問をいただいておりまして、早速行きたいと思います。
ちょっとですね、質問だけいただいておりまして、肩書きとは分かりませんが、行きたいと思います。
はい。
報道で、これ知ってますかね、サイボウズが、物価上昇で社員に特別手当、最大15万円を支給、インフレ特別手当という見出しでですね、ニュースが流れております。
はい。
実はこれ、まさに向井先生が臨時物価調整商用のお話をされていたことが、ドンピシャで実行している企業が報道されており、さすがと度疑問を抜かれました。
はい。
364回にて円安インフレを前提とする労働問題について言及されていましたが、さらにアップデート情報などありましたら、ぜひ引き続きよろしくお願いいたします。
はい。
ということで。
はい。
実はこれ、前回の放送なんですよね。前週の放送からの。
そうなんですよ。ちょっと驚きまして。
本当ですね。
はい。まさしく同じような考え方でサイボーズがお金を出しているということが分かり、非常にちょっと嬉しくなりました。
嬉しくね。本当ですよね。どっちが先かって疑いたくなるぐらいの。ちょっと簡単にどんな部屋か。
報道されている内容からしますと、月の労働時間に応じて金額が分けられていて、海外拠点はその物価の上昇に応じて個別に判断するけども、日本の場合は128時間以上の場合15万円、96時間以上128時間以下の場合12万円。段階的にお金を払うと。
これは1回限りみたいでして、今後継続的に手当を出す予定はないということのようです。
まさに向井先生がおっしゃってた臨時商業の考え方ってことですね。
そうなんですよ。まさにそういう考え方でして。背景はやっぱりですね、僕は海外拠点だと思うんですよね。
サイボーズの拠点を調べたら、アメリカ、台湾、中国、オーストラリア、ベトナムにあるんですけども、日本はだいたい物価上昇が2%から3%になる途中ぐらいなんですけども、アメリカはだいたいですね、8%かな。
6%、8%ぐらいだったはずなんですよ。
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ですので、給料がめべりしてるんですよね、かなり。
ですので、日本の感覚で何もしないとすぐやめちゃう。
中国も値上がりしてます。2%どこじゃないですね。食品はもう5%以上上がってると聞いてます。
そんな状況なんですね。
そうなんですよ。
ちょっとコロナになって、また中国が景気低迷したんで抑えられてる可能性ありますけども、世界的には日本はまだインフレが起きてない方でして、非常に安定してるんですけど、他の国はのきなみ上昇しております。
人材をつなぎ止めるためにもまず手を打とうということなんじゃないかなと。日本とより世界対策、世界拠点対策なんじゃないかなという気がしてますね。
で、サイボーズなんでこういうことをやるかっていうと、すごくよくわかりまして、サイボーズって聞いたところによると給与テーブルがないんですよ。
そうなんですか。
給与テーブルは市場に連動してその都度決めるっていう考えで、要は給料のアップを主張したい社員は、なんで上がんないんですかっていう人は、自分が転職したらこのぐらいもらえるっていう証明をしないといけないんですよ。
なるほど。市場価格に委ねるんですね。
いやー頭いいなと思ってね。ですから転職活動的なことをやって、私はこのぐらい価値があります、こういうオファーをもらいましたって言って、交渉しないといけない。
なるほど。
これはでも頭いいなと思いましたよね。こういう発想がないからね、日本の会社は。
はいはいはい。
市場価格考えないですよ、大企業は。
テーブルですね。
閉ざされた社内マーケットで、社内の人と比較して決めるじゃないですか。
サイボーズはね、社外の市場に連動して、あなたがそのぐらい価値があれば払いますよと。そうすると年効賃金にならないんです。
確かにね。
このことと今回のこのインフレによる特別手当。
要は市場に連動してるから、今後市場価格が、人材の市場価格が上がるなって予想してるわけです。
あーそっちですか。
そっちそっち。
当然人材費も上がってきますからインフレ続くと、若手社員中心に上がりますよね。
はいはいはい。
そういう先手を売ってるんですよね。
じゃあ、世の中のこのインフレという流れにおいての人材価格の高騰があるということに対する対策として先手で売ってるって。
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先手で売ってるっていう。
あーそういうこと。
ということは一方で上がってくるので優秀な人はどんどんまた転職が増えてくる流れがここから加速度的にいくだろうということですね。
と思います。IT業界は上がってくると思いますね。
なるほど、そういうことですね。
サイボーズはね、平均給与でいくと必ずしも当初に開示してる情報からしますとですね、私が見てる限り高くないんですよ。
賃金ね。
600数十万円だったかな。
平均年収ね。
高いとは言えない。
ですから非常にその点は気にしてるんじゃないですかね。
その分すごくチーム性だったりして、すごくいい会社っていう印象。
いい会社っていうイメージなんですけども。
ただ高いかって言うとそうでもないんで市場価格を気にしてるだろうなっていうのがわかりますよね。
なるほどね。
世の経営者の聞いてる方も、私業の先生方も僕も市場価格を注視しないといけないですよね。
インフレによって社員さんたちの給与が相対的に下がってくるっていうことに対する補填という意味合いでも、
人材価値としての市場価格をちゃんと是正するために、ちゃんと市場価格に引き上げてあげていくっていう方の対応ってことですか。
ここでも解釈そっちだとするとだいぶ違いますね。
そうですね。
インフレだからここで誤解されて社員さんとかがいろんなところから、
あそこの会社はインフレだから給料上げてるんだからうちも上げろよってなると生活苦しいんだよっていう話じゃないってことですよね。
生活苦しいんじゃないっていう話だと人材価格が上がっていくから先手を打とうという、そういうお考えなんではないかと思います。
なるほど。
はい。
ここは非常にちょっと考えどころですね。
今後これを踏まえて経営者の方々、当然人材の流動性が高いような市場に属している業界は、
多分こういったサイボードさんのような手を打っていかないと人抜けていくっていう可能性があるってことじゃないですか。
ありますね。
一方で流動性低い地方だったりという市場企業ってきっとそこってないじゃないですか。
ないですけど、ただ若手は淡々と転職検討してたりするから、社長実は僕は転職したいんですけどって言われる前に先手を打たないとダメですよね。
ここに関してはそういった会社さんはインフレだから特別手当を払うという対応策というよりも、
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その社員さんというのが市場価格にふさわしい支払いができているのかという観点とかの方が意外と大事ってことですね。
そうですね。そういう観点で検討していただければなと思います。
ここは非常に大事な論点を教えていただきましたので、ぜひ、実は最近ニュースいろいろ飛び交っておる中、
時事ネタの質問が増えていますので、何個かまだいろいろあるんですけども、
一旦今日は終わりたいと思います。
わかりました。
そういった話もしていきたいと思います。
ということで、今日は終わりたいと思います。
向井先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
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