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2022-07-29 14:38

第364回 「円安・インフレ」と「労務問題」との関係性

第364回 「円安・インフレ」と「労務問題」との関係性

弁護士の向井蘭が、経営者の立場に立って、労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説する番組です。

番組への質問はこちら↓↓

https://ck-production.com/podcast/mukai/q/
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こんにちは、辺田岡崎です。向井蘭の『社長は労働法をこう使え』。向井先生、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、ということで、向井先生、今日も行きたいと思いますが、最近ね、前回、1200人余裕で集まっちゃったみたいな話もね、
労務界のガーシーことYouTuberなのか、みたいな状態になっておる向井先生ですが、
リアルのライブ等の、その、登壇もね、いろいろ増えている中で、どんなテーマが多いんですか?と聞いたところ、
ちょうど今、いろいろ叫ばれている、円安・インフレと労働問題の関係性というようなテーマをいただくことが、実は多いと聞いて、
この話、ダイジェスト版を少し聞きたいなと思っておりまして、今日は特別でそれやりませんか?というご提案です。
はい。お客様にたまに、あとセミナーでも今度やるんですけど、インフレで
物価が上がって、生活が苦しい社員が出てくると、
出てくるんじゃないかと、何か対策する必要があるかと、っていう話で、会社も当然業績が苦しくなっちゃう可能性があるんですけど、
ただ一方で、従業員の方も円の価値が減ると、その分、物価が値上がりしますんで、
ですから生活が苦しくなるってことなんで、 やっぱり先手を打った方がいいですよね。私個人も含めてね。
で、この今のインフレはいろいろ解説を聞いたりすると、 二つあってインフレになるときっていうのは、一つは物の値段なんですかね。
物が少なくなる。供給不足。 物が少なくなって値上がりする。ただオイルショックとか。
昭和50年のオイルショックとかですね。 そういう凶乱物価。物が極端に少なくなると値上がりする。
もう一個は需要が増える。人口が増える。あとは消費が増える。
そうすると、値段が上がる。買う人が増えますから。
値段が上げても強気に出るわけですよね。 サービスの価格とかが上がると。
例えば繁盛店のラーメン屋さんがこっそり値上げしてるなんてよくあるじゃないですか。
僕この前行ったお店は、上がってましたね。 行列ができる。
あれ?50円上がってるけど。 全然変わらないね。行列。
今の話だと全体で言うなら、製薬会社とかね。 マスク云々とかアルコールだとかいう話は当然後者になりますけど、全体的には全社の供給が。
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マスクなんかは2つ重なったわけですよね。 品物が少ないのにみんな欲しがるじゃないですか。
それは何倍にも上がりますわね。 今で信じられないくらい、1万円何円だったかな最高。
あの瞬間マスク不足の時にマスクの流通持ってた、お友達みたいな個人で、ほぼ億でした。
そのタイプ持ってるだけで。
1万100円ぐらいまで行ったと思うんですけど、今1万円10円きてますからね。
昔のサンマみたいです。 ノーブランド。
今回の物価高はどっちかっていうと、全社で物が減ってるわけですよね。
で、需要。多くは日本人側の需要が増えてるかというと、そんな増えてない。
お金を出す人が増えてるかというと、そんな増えてないから、一時的に収まる可能性が、一時的なものになる可能性もあるんですよ。
どうしてかっていうと、僕はずっと投資やってるんですけど、15年ぐらいかな。16年ぐらいやってるんですけど。
堅く長くやってますよ。 堅く長く、遠藤さんからしたら何それみたいな、渋いやつやってるんですけど。
ファンダメンタル系強いなと見てて思いますけど。 16年ぐらいやってるんですけど、円安も円高もいっぱい経験したんですけど、
結局、円安にどんどんなっていくんだけど、どっかで修正が入るんですよ。
だって円持ってる人が一方的に損するじゃないですか。 今の状態って。
円持ってる人バカなんかって言ったらそうじゃないんで。 自分がそうしないように色々工夫しますよね。
そうすると、今みたいな値段は修正される可能性があるんだけど、私昨日あの有名なね、元日本経済新聞社辞めたばっかの、知ってます?
後藤さんっていうユーチューバー、原アルファブロガーみたいな、知らない? 知らないです。
知らないツイッターで、北京のニューヨーク四国に勤めて、30万人ぐらいフォロワーいて、辞めても今20万人ぐらいフォロワーいるのかな。
40代前半ぐらいかな。 その人の動画わかりやすくて好きなんですけど、なんとですね、アメリカ当局は全然インフルエンス収まんないから、
さっき言った2つのインフルエンスの理由がありますよね。物が少ないのと需要が増えてる。
アメリカ人万々今お金使ってるらしいんです。コロナ終わって、飲食も旅行も。 終わったことになっちゃってるな、アメリカ。
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で、万々お金使って、で止まんないらしいの。本当に国家上昇。 数十年代初めての。 これだけ眠ってたエネルギー爆発してて一気にいってるんですね。
なんで今焦っちゃって、アメリカの中央銀行ですね。 これから万々利上げするらしいんですよ。
利上げすると日本は黒田総裁のままですから、今年を少なくとも。 利上げしないんで維持でもメンツがあるから。
だから1ドル150円とかいくんじゃないかな、160円とか。 そうするとね、iPhone20万とか。
18万くらいいくんじゃない?17万、16万。 20万言い過ぎかな。でも16万とか。
なんか外貨建ての保険買ってる方なんて、保険料変わらないはずなのに、NSのせいで保険料がやたら上がってるみたいなね。
そう。 話だよね。よくみんな言ってます。 僕の持ってる投資新宅は7、8割外貨建てなんですよ。
めちゃめちゃ上がってます。 まあまあ単に数字上の問題だけど。
逆に円が下がってるんですよ。 何が、すいません。
それで、僕は一時的だと思うんで、今年の強乱物価はですね。 なので
給料を大当てであげるよりも 臨時物価省与。
省与で払っておいて。 臨時物価省与。
臨時物価省与。これ何かっていうと、なぜか省与は優遇されてるんですよ。労働法では。
まず省与は残業代の単価に入らないですね。 省与払ったから、一時的に臨時的に払ったから、残業代の時給が上がるわけじゃないんですよ。
それが大きいし、臨時物価省与って名前にすると、 物価が上がったから臨時に払ってるわけですよね。
下がったり落ち着いたら、もう払わなくていいから。 払う側の方の名目を立つと。
というので様子見したらいいんじゃないかなっていう気はします。 ただ今の話は大前提オファー来たりしている通り、
物価上昇という、円安の流れにおいて、 金銀を上げなきゃいけないという論調が結構
あるってことですか? あるある。あるんだけど。 その時に給与の固定を上げるんではなくという話ですね? そう。ただちょっとね、これから
おかしなことが年末にかけていっぱい起きるんで、 それで給与上げていくと終わった後きついんでね。
ちなみにそれなんですか? 要するにアメリカのFRPがどのぐらい利上げするかって言ったら、ほとんどの専門家が
もっと急激に利上げするらしいです。 利上げすると日本との金利差があって、
金利の安い通貨は売られちゃうわけです。 みんなドルが欲しくなるわけです。
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短期的には。短期利息欲しいですからね。 ということでどんどん円安が膨らみ、
輸入の値段が今の1.2倍3倍 ぐらい増えていくと。
となると生活もさすがに苦しくなる。 10万円の食費が12万円
なればきついですよね。 お米とかあんまり影響を受けないけど、
ほとんど食べ物は輸入ですからね。
中国の対円に対しても安くなってるんですよ。
今、一人民元20円なんですね。
私が大体中国に行って、これは16円なんですよ。 2倍上がってるんですか。
2倍以上ですね。もうすぐだから3倍ぐらいになっちゃう。 ごめんなさい、20パーぐらい。
30パーぐらい上がっちゃう可能性がある。
この3年間ぐらいですか。 この3年間ぐらいです。
この2年ぐらいかな。
っていうふうに、 おかしなことがいっぱい起きるんで、短期的に。
なるほど、その時に支払いの 賃金をどういうふうにコントロールするかと。
なんだけど、臨時物価手当てで 考えていいんじゃないかなって思います。
ただ怖いのが、転職市場。 転職市場は値上がりすると思うんですよ。
転職市場は値上がり?
値上がり。 売り手市場になっていくってことですね。
市場になって、金額も値上がりするから。
だから、これは。
中途採用、札束処分みたいな世界に入ってくるってことですね。
なので、採用は早めにやったほうがいいですよ。
そういう意味で言うと、向井先生ね、 以前ご紹介をしてくださっていた回にもありましたよね。
バラル採用、ヘッドハンティング、新卒を うまく使っていこうという回。
すぐ結果出ないですけど、あとうちで効果あるのはインターン採用ですね。
インターン採用は効果ありますね。
弁護士業界も今インターンですか?
インターンもだいぶ歴史は長くなってきてて、うちやっとやり始めたんです。
まあサマークラークって言うんですけどね。なぜかよくわかんないけど。
サマークラーク。かっこいいですね。
サマークラークって夏に大学生が夏休みなんで、 放課後大学院生、ロースクール生とかですね。
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来てもらって、ちょっと簡単に仕事のようなものをやってもらって、 みんなと渾身を深めるみたいな。
そのまま?
これはやっぱり、定期的に声かけるわけですよ。
元気ですか?とか、勉強で困っていることありますか?とか。
そうすると、全然違うんですよね。
まあ、そうでしょう。学び前に現場見せてもらって、教えてもらったり。
いやいや、これをね、大手はもうだいぶ前からやってたんですけど、 うちがやり始めたのはちょっと去年からでですね。
普通の業界だと、もう今じゃね、一般的になりすぎてるかもしれないですけど。
一般的なんだけど、中小企業でやってるとこ少ないでしょ?
少ないんじゃないですか。インターンってことは。
いや、でもやるとね、全然違う、新卒採用で。
インターンはね、やり方がわからないって話がね。
やり方わからないであるけど、例えば地元の製造業で働きたいとか、やっぱりいるんですよ、絶対それはね。
そういう人に、価格ドットコムみたいな感じで比較されちゃうときついけど、
人間関係作ると違うじゃないですか。
そういう努力しないとダメなんだなと。
それが、この物価高でかなり加速して厳しくなるから、金額とかボーナスとかで比較されてですね。
だから今から努力した方がいいかなと。
ということですね。
延安インフレというところ、観点から見た労務問題の関係をお話、ダイジェストとしていただきましたが、
これからまた年末にかけていろいろ動きもあると思いますので、そのあたりもちょっと合わせながら持ち込み企画もしていきたいなと思っております。
ということで今日のところ終わりたいと思いますが、よろしいですかね。
はい、大丈夫です。
はい、ということで今日も終わりたいと思います。
向井先生、ありがとうございました。
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