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2017-12-27 20:32

第125回「弁護士業界の採用事情とは!?」

第125回「弁護士業界の採用事情とは!?」
弁護士の向井蘭が、経営者の立場に立って、労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説する番組です。
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向井蘭の社長は労働法をこう使え 法律のもとで展開されるビジネスの世界
ポッドキャスト社長は労働法をこう使えは、弁護士の向井蘭が経営者の立場に立って、経営者が知っておくべき労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。 向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生、本日もよろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、今日はですね、ちょっと質問はやめまして、向井先生の持ち込み企画ということで、久々にやっていきたいと思っております。
はい。
というわけで、よろしくお願いします。
はい。
えーと、現在、事務職員と弁護士ですね。
はい。
採用活動をやっておりまして、で…
柿翼法律事務所が?
はい。
向井先生の事務所が?
柿翼経営法律事務所が。
経営法律事務所が。
はい。
で、まあそれを通じて感じたことというかですね。
ほうほうほうほう。
ちょっと申し上げますと。
えー。
まあ、人手不足だというニュースは流れてますし、現実的に感じますが、ただ自分のことと感じる方はまた別で。
今回切実に感じたのは、特に事務職員の応募の時にですね。
えー。
これまでも、この10年ぐらいで4回ぐらい求人出してるんですけども、事務職員で。
で、年々、毎回毎回求人同じ媒体に同じ条件で出してるんですが、応募数がどんどん減ってきましてですね。
ほうほうほう。
で、リマショックの時は100通ぐらい来たんですけど、今はなんと8通しか来なくて、この前。
うーん。
はい。
8通しか来なくてですね。
うんうん。
8通はちょっとなかなか厳しくてですね、採用が。
はい。
で、根本からやり方、まあ条件も含めて変えようと思って。
うん。
で、変えて、明日からですかね、明日から新しい求人、求人広告でスタートする。
明日から。
明日。
むちゃむちゃタイムリーな話なんですね、これね。
タイムリーなんですよ。
はい。
結果もご報告して。
まだじゃあわからないんですね。
まだわからないんですよ。
ほう。
で、どうしたかって言うと、まあこれはもしご参考になればと思ってお話しますが、一つは相場ですよね。
うん。
東京はやっぱり若干物価と賃金がどんどん上がってきてて。
03:00
はいはいはい。
うちはもうずっと10年変わってませんので、低くなってんのかなと思ってですね。
で、まあ調べてみたら、インターネット見るとわかるんですよね、大体。
若干低かったですね。
事務職を採用するときの相場。
低い。
うちはちょっと低い。
大体イメージの、東京ですよね。
東京、いやいやもう来ないですよ。
20万。
20万いかないと来ない。
ああ、やっぱさ。
額面ね。
うん。
来ないですね。
で、まあですから条件上げて。
で、今いる方も当然それ前提に採用されてるので。
今いる方もベースアップして。
はい。
で、もうここは思い切ってベースアップしてですね。
へえ。
それで、ちょっと対応しないと、もう全然人が取れないということで、まずは見直しですね。
うん。ベースアップ。
そう。
ベアの施行したわけですね。
そうですよ。
へえ。
本当にびっくりしましたね。
へえ。
それで、あとはその、やっぱり、なんていうのかな。
まあ皆さん、まあお金も大事ですけど。
はい。
職場環境も大事ですよね。
そうですね。
楽しい職場、働きやすい職場が大事ですよね。
うんうん。
でもまあ、それは言葉ではいくらでも言えるじゃないですか。
うんうん。
まあ、数字でなんかわかるような指標がないかっていうことで、で、なんかないかなと聞いたらですね、うちの事務職員の方に聞いたら、有給休暇はうちは取れてる方だと。
これ言ったらどうかと言ってくれて、で、うち昨年は86%取れたんですよ。
うーん。
86って、まあ全国平均が今5割超えるか超えないかぐらいなので、まあまあいいんですよね、86%と。
10日あれば8日か9日ぐらい取れるっていう、まあいいですよね。
うんうん。
それを強調する内容にして、あとは例えば子育て中の方、歓迎とか書くじゃないですか。
はいはい。
でもそれを言うだけだったらいくらでもできるじゃないですか。
ええ。
なので何を書いたかっていうと、短時間性社員募集って書いたんですよ。
へえ。
要は、普通短時間するとパートで1年契約とかボーナスなしとかになっちゃうのが今までの通例ですけども、それじゃもういい人来ませんので。
うんうん。
短時間性社員でボーナスありで、賞金ありで、それで募集した、募集まあこれからするんですが。
うんうんうん。
そうすると、例えば普通は9時6時なのに10時5時とか10時4時半だったら子供の送り迎えもできるじゃないですか。
はいはいはい。
保育園さん入ってればね。
へえ。
ということで、応募者が増えるんじゃないかということでですね。
06:04
うんうん。
私なりに考えて、うちの事務所の他の人の意見も聞いて出したと。
うん。
で、結果がどうなるかは次回の放送時に、時間があれば申し上げたいと。
ははは。
どれくらい変わるか。
なるほど。次回のフリだったわけですね。
フリフリ。
へえ。
もうね、社会保険入ってないとかって言ったら、もう誰も来ないですね。おそらくもう。
しかもね、労働法を特化して専門でやられてる法律事務所の有給休暇取得がこれ10%とかって逆に面白いんですけどね。
もう恥ずかしいね。
そこはね、しっかりされてる。
はい。
へえ。
有給休暇もね、実は恥ずかしながら昔はほんと低かったんですよ。
ほうほう。
低かった。
50%いってなかったと思いますね。
あらら。
なので、まあ簡単ですけど、何回も何回も有給休暇取っていいですよって言って、
かつ、皆さん真面目だから、有給休暇取るとき、メールでおうががいというか、許可はいらないんですけど本当は取りますって来るじゃないですか、申請が。
そのときに、ちゃんと返信を返して、すぐね、了解しましたと、ゆっくり休んでくださいと、コメントするようにしてるんですよ。
へえ。
そうするとやっぱ安心するじゃないですか。
はいはい。
あ、いいんだと。
それで意義ないして済みましたね、有給休暇。
で、今86%で、まあできれば100%ね、したいと思うんですけど。
なるほど。
あの、やっぱり言うのは簡単だけど、結果出さないとね、数字で。
うんうん。
だからその数字は、それなりに数字になってきたんで、それをきっちり書いて、あとはまあ、ちょっとね、反応が怖いですけどね。
はあはあはあ。
いや、また8通だったとかって言ったら、本当どうしていいかわからない。
いやいや、これはね、一つの実験ですからね。仮説立てながらね。
そうですね。
ぜひシェアしていただいて。
まあ、本当に人のアドバイスしといてね、自分ができなければどうしようもないんで。
うーん。
まあ、僕の予想ではまあ少なくとも2倍か3倍には増えるかなと思いますけどね。
じゃあ数字KPIとしては一旦2,30。
2,30は。
3,10ぐらいですかね。
3,10ぐらいが合格点かな。
ぐるっと、今回来ましたよという結果を。
来ましたよっていう風になると思いますね。
ちなみにそれがいわゆる事務スタッフの方の採用の最近の事情と。
事情ですね。
皆様聞いてなさっている方もある程度は参考になるっていうか、もしこれで結果が出ればなるかなと思って。
そうですね。
申し上げたんですね。
一方で、弁護士の採用。
弁護士のは特殊ですよね、やっぱり。
弁護士の方の採用って、いわゆる大企業4月スタートでの内定は。
最近、倫理協定いろいろありますけど、秋口でみたいなことは違いますよね。
09:00
違いますね。
司法試験は4,5月ぐらいでしたっけ。5,6月ですかね。
そうですね。
僕はあんまりよく知らないですけど、新しい制度は5月だったと思います。
発表はあれですよ。調べましたよ、今。
9月。
9月か。
12ってなってますね。
ぐらいか。
そうですね。
いわゆる司法収集制と呼ばれる方々が誕生するわけですね。
大体年間にどのくらいの数?
今年は1,500切ったぐらいですね。
世の中の人材マーケットに弁護士の卵と言われる方々、1,500人いないんですか?
いないいないいない。
そんなに少ないの?
1,500のうち、企業に就職する人は100人以上いるはずなんで。
企業っていわゆる企業ホームとして入る?
企業ホームとして入る。
入っちゃうんだ。
あと、小試験受かっても収集に行かないで、仕事、全然弁護士登録もしないで収集にも行かない人もいます。
資格だけ取って。
試験だけ受かったっていう実績だけ取って。
そんな化け物みたいな方もいるんですね。
ビジネスの世界に早めに入るっていう人もいますよね。
そういう人は100人ぐらいはいいんですね。
200人ぐらい募集団から抜けてるんですね。
そうそうそうそう。
あそこまで突き抜けてる人はいなくて、就職組と収集にそもそも行かない組が100人ぐらいですね。
あと裁判官、警察官、司法官。
そっかそっか。そっちもある。
弁護士と閉館でやってる方もいるけど、200人ぐらいはいいと思うんですよね。
それで200人だとし、400人ぐらいは。
最終的に警察官になれるか置いといて。
死亡として。
僕らからすると困るわけですよね。
泣いてもらっておいて、いや辞退しますって1年後に言われてもちょっときついじゃないですか。
あとは表の法律事務所。
よくあるアンダーソンとか西村アサヒとか。
あそこが噂ではもう例年にないぐらい人手不足で、大量の採用をやってるらしくて。
だから5台を追ってのって最低でも200、おそらく300以上は採用しない程度はしてるはずです。
じゃあもう1500人いないとなると、半分ぐらいは既にいわゆる向井先生たちが取る募集団からいなくなっちゃって。
今の計算だけど1500人中500人はもういない。
残りの1000人のうち、順を追っての法律事務所もありますよね。
そうですよね。
順を追っても熱心なので、100人から200人はもう泣いて捨ててると思うんですよ。発表前に。
12:06
それは司法試験の発表前。
もう今発表前に出す。
合格してないのに出しちゃうの?
そう、出しちゃう。
大体わかるから。
合格どころか試験を受ける前から出しちゃうんですよ。
えっ、そういうもんなんですか。
インターンとか研修で受け入れて、これはって思う子に話して、仕事ぶり見て、来たいんだったらいいよと。
もちろんちゃんと受からないとダメだけど、もううちに来たいんだったらどうぞと言って出しちゃうんで。
僕ら勝てるわけないですよね、そんなの。
勝てるわけないんで、それはできないんですけど、私どものような中小事務所でも合格発表前から活動するのが当たり前になってきてるんですね。
そういうもんですね。
当たり前になってきてる。
弁護士会も採用は前倒し前倒しなんですね。
前倒し前倒し。
へー。
それで、残りの700、800人の枠を取るんですが、地方でも弁護士になりたい人もいらっしゃるじゃないですか。
100人くらいいると思うんですよね、100人から200人いるんじゃないかな。
東京で就職してくれる人ってなると、600なのに100人くらいしかいないと思うんですね。
かつ私の事務所は労働法特化してるから、そっから急激に人がいなくなるわけですね。
皆さんやりたい分野、それぞれあるから。
そうすると労働法選択の人で、労働法興味があって、選択じゃなくてもいいですけど、興味がある人ってなると、多くても4、50人でしょうね。
100キル?
100キル、キル、キル。
すごいですね。日本の中でそもそも弁護士が1500人くらいっていうのもびっくりですけど、そのうちの40人、50人が候補に上がると。
で、その40、50人を同業他社の会社側の労働次元に当てたり、企業ホームだったりやってる事務所と取り合いになるっていう感じなんですよ。
すごく厳しいです。
へぇー。
もう何ヶ月やってきたかな。3ヶ月か4ヶ月ずっとやってきたんで。
今収録が今回ね、11月の真ん中くらいなので、8月くらいから採用発動。
いや、それこそ試験合格まだもう出てない頃にスタートしてたんですね。
そうですよ。
ちなみにそんな中、採用は?
採用はもう事実上終わりましたね。
あ、そうなんですね。
まあ一応無事に。
へぇー。
ちょっとこれ知らない話を教えて頂きたいんですけど、司法修習生になるじゃないですか。
1年間そこは勉強というか、司法修習生としてやるじゃないですか。
15:01
はい。
それが終わって晴れて入所するんですか?
はい。そうです。
そうすると実際に働き始めるのは内定出してから1年半後とかそういう世界ですか?
そう。1年半、1年4ヶ月、1年3ヶ月。
いつくらいからスタートなんですか?
大体来年の12月の基準かな。1年以上ですね。
へぇー。
だからこれで内定自体とか。
いや全然悪い話ですよね。
来年夏とか秋に言われるともう真っ白ですね。
真っ白。笑っちゃいましたけど笑えないですね。
笑えないですよ。
はあ、そんな感じの仕組みになってるんだ。
はい。
大変だ。
大変ですよ。
普通の企業が取るよりも大変かもしれないですね。
特に僕らはもう限られてるからね。
労働法、興味があるっていう人がもう限られますから。
だからすごく大変ですね。
でもそういう意味で言うと労働法という分野においては結構立ってるじゃないですか。
うーん。
まあ人数はね8人だから今まあまあの規模になってきますよね。
専門事務所にしてはね。
シームカイ先生も本とかいろいろ目立ってますし。
目立ってるかわかんないけど本は出してますね。
まあだから恵まれてますよね。
これ地方の先生だと今年は一人も来ないとか応募がそもそも
そういう事例が続出してらしいです。
へえそうなんですか。
全部で全国に?4万ぐらいですか事務所?
今事務所とか登録して活動してる人は4万はいるんじゃないかな。
登録が4万ぐらいか。
まあでもそのうちのね大方は取らないで一人でやってたり
一人でやったりしてる先生がまだまだ多いから
実際採用してもいいかなっていうのは
うーん数パーセントじゃないですか4万人のうち。
そうですね。
1パーだとしても400だからね。
それを1000人。
2パーだったら800でもう結構
一事務所一人争奪戦みたいな世界になっちゃうんですね。
そうです。
完全なる売り手市場なんですね。
売り手市場ですね。
今年は痛感しましたね。
今まであんまりそこまで考えてなかったんですけど
今年は本当に痛感しました。
特にね今向井先生のところ案件としては増えてます。
増えてますね。
そういう意味で言うと逆に新しい就職生の方は
仕事をふんだんにやるし
いくらでも修行できる場としてある。
だけどまたそこは難しいところで
ブラックなんじゃないかっていう疑いもかけられるんですよ。
お客さんが多い伸びてるっていうのはブラックなんじゃないかっていう
労働法扱ってる事務所がブラックじゃないかの
18:02
面白いですね。
だからあんまり右肩上がりで頑張ってるっていうと
またそれは惹かれるんですよね。
そういうものか。
求成長はブラックと思われがち。
思われがち。
じゃないよって言って若手のね
うちの先生方も出てもらって話してもらうと
まあなんとか雰囲気は分かるんですけど
すごい素敵な先生多いですもんね。
少なくとも嫌々ながら仕事してるってわけではないので
分かってもらってそれなりに効果はあったと思うんですが
単に右肩上がりで頑張ってますみたいなのと
ヤバい事務所じゃないかっていう見えられ方もするんですよ。
今の時代は。
採用でも情報をどう出すかっていうのは結構
価値観変わってる分
出し方も情報も変わるんですね。
頑張ろうみたいなノリは
話も正しくないんですよね。
久々に経営者向かいが
採用において向き合っているという感じの会話が
ありがたい悩みですよね。
本当にありがたいと思いますが
人がかなり取っていかないと戦えないぐらい
あまり言うとマイナスって話でしたが
9センチはしているということですね。
今までなかなか弁護士事務所の採用事情とかって聞くことないので
おもしろい人材ブロケットのニッチの世界を教えていただいて
また次回どこかのタイミングで結果を発表しますから
楽しみにしております。
本日もありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
番組では向井蘭への質問を受け付けております。
ウェブ検索で向井ロームネットと入力し
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その中のポッドキャストのバナーから質問フォームにご入力ください。
たくさんのご応募お待ちしております。
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