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2024-08-21 17:24

感情を表現することは難しいのか#11

メタ認知とアサーティブコミュニケーションを楽しく学べる「悶絶心理学」の第11回配信


ワークショップをやりました/感情表現、非言語メッセージは難しい…/他者からの指摘はメタ認知そのもの/感情表現はIメッセージで日頃から練習する/気が引けてることを正直に言ったらいい/枕詞のIメッセージ/リフレーミングの効果的な使い方/男性は女性より喋らない?/子供にメタ認知は難しい?/アサーティブのベースは人権



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メタ認知&アサーティブセミナー

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株式会社エルコピア 代表取締役 江川さとみ(⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠X⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

東大卒マジシャン クラケン(⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠X⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠,⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠Facebook⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠)

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【番組概要】

メタ認知とアサーティブコミュニケーションを学んで、よりよい人生を実現することを考える番組「悶絶心理学」


毎週水曜日、朝に配信!


サマリー

このエピソードでは、感情表現の難しさや文化的背景、特に日本におけるジェンダーの違いが深く掘り下げられています。クラケンさんと江川さとみさんは、非言語コミュニケーションやアサーティブコミュニケーションの重要性を強調し、自己開示の方法を学ぶことが人間関係を豊かにする鍵であると話しています。また、感情を表現することが困難である日本社会について、特に男性と女性のコミュニケーションの違いに焦点が当てられています。感情表現の練習がいかに重要であるかも述べられています。

感情表現の課題
クラケン
悶絶心理学
東大卒、マジシャンのクラケンです。
江川さとみ
クラケンさん、どうぞよろしくお願いします。
株式会社エルコピア代表取締役、江川さとみです。
クラケン
この番組は、アサーティブコミュニケーションとメタ認知を駆使して、
皆さんが、より豊かで充実した人間関係を築くための実践的な方法を提供してまいります。
さとみさん、今日はどんなお話をしていただけるんでしょうか?
江川さとみ
この間、ワークショップをやった中で、
感情表現、非言語メッセージをテーマとしてやったじゃないですか。
クラケン
ノンバーバルコミュニケーションとか、ノンバーバルランゲージとか、コミュニケーションとか、
いろんな言い方をするかと思いますが、なかなか難しいですね。
江川さとみ
難しいし、あそこまでお名前は出さないけれども、中高年の男性で、
ここまで感情表現をすることに抵抗があるっていうのを、改めてすごく感じたんですよね。
クラケン
僕も男性なんで、すごくそこは言いづらいなっていうのは、なんとなくわかるんですけども、
あまりわかんないですけど、年齢というよりは男性女性の差が結構あるのかな。
今まで何年かワークショップ参加して、男性にやっぱり表現するのに抵抗がある。
特に感情を表現する、感情をそれっぽく、嬉しいことを嬉しそうに言うとか、
悲しいことを悲しそうに言うみたいなワークをやったんですけども、
すっげー難しいなって思ったんですよね。
メタ認知の役割
江川さとみ
難しいと思ったわけね。
クラケン
はい、思いました。
江川さとみ
それは国の問題なのかな、それとも、
日本文化の問題みたいな。
日本文化というか、問題もあるのかなとか、やっぱりちょっとまだどっか男性とはこういうものであるという、
昔ながらの同意、男性とはこういうものだと。
ちょっと言っていいかどうかわかんないけど、昔ね、流行ったコマーシャルで、
男は黙って札幌ビールみたいなね、コマーシャルも一時期すごい流行ったと思うんですけど、
それがすごい、あの時は男性というものはっていうのを象徴になったようなコマーシャル。
クラケン
昭和の男性像をイメージすると、
ガタブツであんまりありがとうとか言わなそうとか、
そんなイメージがなんとなくあるんですけども、
僕自身を振り返ってみると、
やっぱりそんなに感情表現というものはしてなかったなって正確に言うと。
した記憶がないし、
これどっかの回で言ったかもしれないんですけど、
僕はなかなか謝ることができない。
できないというか、あんまり謝りたくないとかもう全然気づいてないんですよね。
謝ってないことに全く気づいてないみたいな人間だったんですけど、
何だろうな、行動してるんだから、
例えば僕の中で何が起こっていったかを分解して考えると、
次から気をつけてるじゃんみたいな。
だからわかるでしょって無意識にそれをやっている。
でも逆の立場に立ったら、
そんなのわかるわけないじゃんっていうのは、
ちょっとある指摘されたきっかけがあって、
気づくようになった。
確かにそうだよねみたいな。
言われて初めて自分の行動を振り返るきっかけができて、
確かにずっとこのように行動していたな、
感情を置き去りにして行動はちゃんと改めていたんだが、
言ってなかったな、表現はしてなかったな、
そのことでめちゃくちゃ後から気づいて話したんですけど、
取引先を失っていたり、友達を失っていたりしたのかな、
あるいは逆にもっと早く気づいていれば、
もっと豊かな人間関係を築けていたのかもしれないな、
っていう影響の大きさに気づいてハッとしたんですよね。
江川さとみ
まずすごいのが、
結局第三者の方からコメントをいただいたってことですよね。
そうですね。
クラケン
第三者の意見っていうのはメタ認知そのものなので、
江川さとみ
まさにね。
それをまず聞いてみて、自分の中に落とし込んでみて、
現状、理解、状況、把握をましたっていうこと自体が、
そこでメタ認知を発動させているわけなんだけれども、
それで自分自身そういうコミュニケーションが
欠けていたかもしれないなというふうに感じたわけよね。
まさにそうです。
素晴らしいね。
クラケン
ありがとうございます。
江川さとみ
普通の人は言われて、逆に言うとヌッとする人もいるわけですよ。
クラケン
そうですよね。
江川さとみ
逆に言うと人間の差がで、何かしら自分が正しいっていうふうな解釈を持つ人も
いっぱいいるわけだから、
そこを一回第三者のメタ認知を着てみるっていう、
その行動が素晴らしいです。
クラケン
ありがとうございます。
自己開示の実践
クラケン
さすが。
でもそれをきっかけあったから本当によかったなと思うんですけど、
ない人もいっぱいいると思うんですよ。
誰からも別に言われない、指摘されない、
あるいは指摘されても自分を振り返るところまでは至らなくて、
やっぱり自分ではついつい行動してしまうみたいな。
江川さとみ
そうですよね。
クラケン
こうやってどの訓練なんですかね?
どうしたらいい?感情表現。
素直にやるのがいいのはわかるんですけど、できないんですよ。
江川さとみ
だからそこはやっぱりアサーティブの中のアイメッセージね。
前もちょっとお話ししたアイメッセージを使って
自己開示、自己表現とかを練習していく必要がありますよね。
一遍には多分できないと思うんですよ。
クラケン
なるほど。
自分の娘にはアイメッセージ結構意識して使うようになって、
結構効果がある。
江川さとみ
素晴らしいですね。
クラケン
すごい効果的だっていう実感があるんですけど、
大人はまだなかなか。
恥ずかしいのが今までの自分の行動とちょっとムーブが違いすぎるんで、
抵抗があるんですよ。
江川さとみ
自分の中に今までと違うものを。
クラケン
今まで言ったことないじゃんみたいな。
気持ち悪いって思われるんじゃない?っていう。
江川さとみ
なるほどね。
自分自身は言ってみて抵抗があったりします。
今までの結局自分とは違う行動を、メタ認知を結局使って、
今まで過去由来の自分はそういうコミュニケーションしていたけれども、
アイメッセージを取り入れてみて、
クラケン
別の行動にやってみようっていう風なところに今いるわけじゃない?
やってもいいかなと思ってますけど、
江川さとみ
どうしたらいいんでしょうねっていう感じですよね。
自分自身でもやっぱり馴染みがないから気持ち悪いって感じですか?
クラケン
なんだろうな。
自分に馴染みがないというよりかは、
この人との関係において、
自分ってこう見えてるだろうなみたいなのがちょっと見えちゃってるんですよね。
それが急に変わったら、誰?みたいなのがあったりしないから。
戸惑いを与えてしまうんじゃないかとか、
受け入れてもらえないんじゃないかとか、
意味ないんじゃないかとか、
やんない方がいいんじゃないかとか、
ぐるぐる思考が回っちゃうとか。
江川さとみ
なるほど。そういう認知思考がマインドワンダイングとしてぐるぐると出てくるということなんですよね。
それを正直に言ったらいいよね、最初。
クラケン
ちょっとこんなこと言うな気が引ける。
江川さとみ
そうそうそうそう。
クラケン
これもアイメッセージですね。
江川さとみ
アイメッセージですね。
私はそれを枕言葉のアイメッセージと言って、
勝手に名付けて呼んでます。
クラケン
なるほど。こんなこと言ったらこう思われちゃうかもしれないけど。
江川さとみ
するとその後のコミュニケーションがやっぱり取りやすくなるし、
そこでも自己開示しちゃってるわけなんですよね。
クラケン
なるほど。これはちょっととっかかりやすいかもしれないですね。
あとは何だろう、相手を選ぶなというのはもう一つあって、
例えば友人関係だったらリスクがないと言いますか、
受け入れてもらおうが受け入れられなかったとしてもそんなに変化がないかと思うんですけど、
気持ち悪いって言われるだけで別にそんなに人生に大きな影響ないかもしれないですね。
例えば取引先の人とかでこの人の要求めっちゃわかりづらいなと言えばいいんでしょうけど、
それで仕事なくなっちゃったりしたら嫌だなと思ってて、
リスクを感じる場合もあるんですね。
言ってあげたほうがもちろん本人のためになると思いますし、
自分のためにも言ってあげたほうがいいよなという思いもあるんだが、
なかなかリスクを感じてしまう。
こういう場合こうしたらいいみたいなのありますか?
江川さとみ
やっぱり自己開示の方法にもよると思うんですけど、
あとはリフレーミング。
例えばその人のことがこういうふうに見えているっていうことをリフレーミングっていうのは、
例えば私の場合ですね、よく大雑把って言われることあったりするんですね。
でも大雑把なんだけれども逆に言うと別の見方からすると、
オーラか細かいことを気にしないという目線もあったりするんですけれども、
逆に自己開示するときにそのリフレーミングのその人に対して見えている部分をリフレーミングしてみて、
自己開示してみて何なんですよねっていうふうにいつも思うんですって、
その人のことを認めてあげた上で、
でももしかしたらこういう方法もあるかもしれないですよねっていうような提案は入れてみるのもいいかもしれません。
クラケン
なるほどね。
例えばちょっとなんかいつも曖昧な言い方だからわかんない人がいて、
具体的に言ってもらったら助かりますみたいな直球な言葉にも聞こえるんだが、
江川さとみ
多分すごく今チラッと聞いただけだけど、ちょっと私が言い換えるとするならば、
すごいたくさん勉強してくれて知識とか言いたいことがたくさん終わりになると思うんですよねって、
すごいなって思います。
ですけどもしより良い話をもうちょっと絞って、より良く良いものを作っていくためには、
もうちょっと具体的にお話ししていただくことできますかとか。
あーなるほど。今のめっちゃいい。
提案ですよね。
めっちゃ受け取りやすくなってきた。
そうですね。キャッチボール。
クラケン
さすがです。すご。
江川さとみ
という風にリフレーミングして相手の方を認めた上で提案してみる。
クラケン
今のはリフレーミングしたのはどういう人に見えるようにしたっていう感じですか。
男女のコミュニケーションの違い
江川さとみ
多分すごいいろんなところに話がとっちらかって、あれもこれもどれもそれも言いたい。
だからよくあることなんですけど、話が広がりすぎて多分倉賢さんはわからないんだろうなっていう風に感じたわけですね。
聞いて、だけども倉賢さんとしたらもっと具体的に話を詰めて、
より良いものをもうちょっとスピーディーに作りたいっていうのが聞こえたわけです。
なのでそうやってそこをリフレーミングしてみました。
クラケン
最初の僕から見えていいフレームっていうのはこの人の言ってること。
いつもわかんないなっていうフレームからちょっと拡大してみて、
知識が豊富で経験も豊かで、でももっと良いものを作りたいと思ってるはずだよねっていう人として見るっていう。
江川さとみ
っていう風に、ごめんなさい今の会話だけで私が具体的に知ってるわけじゃないですか。
クラケン
すごくヒントいただきました。
これめっちゃこれ使えるなって。
キーワードとしてはどうせっていう言葉が今思い浮かんだんですけど、
どうせこの人に言ってもダメだろうなみたいに思ってたら、
このどうせっていうキーワードをリフレーミングした時に結構良い結果が、
違う見え方が違う人としての像が見えてくるって感じたんですけど、
そんな解釈になってますか?
江川さとみ
そんな解釈で大丈夫です。
クラケン
すごい。じゃあちょっと話を一瞬戻して、
感情表現苦手だと思っているし、
実際日本人の男性、一般的に感情表現苦手なイメージがあるんですけど、
女性ってやっぱり女子高生みたいなイメージで、
ずっとコミュニケーションをとっている時間って、
すごく男性と比べると長い気がするんですね。
江川さとみ
長いよね。
クラケン
その中でやっぱり磨かれていくんですか?
江川さとみ
ちょっとごめん、女子高生の今の女子高生の気持ちが。
クラケン
今の女子高生知らんけど。
江川さとみ
よく分からないけど。
クラケン
さとみさんの時代はどんな感じでした?
江川さとみ
でもなんか今振り返ると、
どうでもいいこと楽しく話してたなっていう感じだよね。
でもその中に、わー可愛いとか、綺麗とか、めっちゃ良くないとか、
そういう感情表現は入ってるわよね、やっぱりね。
クラケン
男性がそれをやってる、今はどうか知らないんですけど、
男性がそれをやってきてないよねっていうのがあって、
男女交流機会均等法が施行されて、
なお全然男女差別っていう、職業差別っていうのはあったと思うんですけど、
今はだいぶもうそこはフラットになったと感じている一方で、
そのフラットになってからの子供っていうのは、
まだ大人になりきってない子たちだと思うんですよね。
今喋っててちょっと一個思い出したことがあったんで、
ちょっとしたシェアなんですけど、
うちの娘5歳で、4歳くらいの時だったかな、3歳くらいの時だったか、
保育園でやっぱりいろいろなことを学んで帰ってくるんですよ。
そうするとですね、僕と僕の妻は男女の性差っていうものを
なるべくグローバライズしたようなイメージでやっぱり伝えていきたい。
これからの時代の子たちだからって思うと思っているので、
あまりか男性だから、男子だから、男の子だからこうとか、
例えば女の子だからこの色じゃない方がいいよとかっていうのは
全く言わないようにしてたんですよ。
なんだけどやっぱり保育園とかで他者と交わっていくにつれて、
埼玉県鶴市っていうちょっとした田舎なんで、
まだやっぱり考え方が古い方もまだまだいらっしゃる中で、
やっぱりねそれを獲得してきちゃうんですよ。
なんか獲得して欲しくない。
学習してきちゃうんですね。
何を学習してきたかっていうと、女の子には可愛いって言うんだけど、
男の子には使っちゃいけないって思ってるくらいですよ。
ちなみに未だに結構その系はあるんですけど。
なんだっけかっこいいか、男の子はかっこいいでしょっていう。
この男の子可愛いねって僕なんかで言った、なんかのきっかけに言ったんですね。
そしたらかっこいいだよって訂正されたんですよ。
別にいいんだよ、男の子でも可愛いし、女の子でもかっこいいんだよって言ったんですけども、
なんかその精査のイメージって今でもあるんだねやっぱりっていうのを痛感した出来事でした。
江川さとみ
なるほどね。
クラケン
あるんですよ。
江川さとみ
幼稚園あたりくらいからもうアサーティブ教育してもいいかもしれないね。
クラケン
そう?難しくないからわからない。
できるのかな?
できるだろうね。
あったらめっちゃすごいっすよ。
江川さとみ
海外に行ったらぶっ飛ぶねそしたら。
クラケン
でもアサーティブ、子供ってまだメタネンチンとかジタの区別がまだそんな時代が難しいじゃないですか。
あるいはまだついてないから。
江川さとみ
でもアサーティブの大元になっているのはやっぱりベースとして人権がやっぱり入ってるので、
人権っていうのは他者と自分との違いを認めるっていうところなんで、そのベースの話をしていくことはとてもいいことだと思うんですよね。
クラケン
人権もね、また日本人が獲得しづらい概念だと僕は勝手に思ってるんですけど、
やっぱりフランスで始まった運動で獲得した、人類が後々獲得したものなんですけど、
日本人は自分で獲得してなくて、なぞってきた考え方、明治維新の時とかになぞってきた考え方だから、
いまいち日本人に人権っていう概念がインストールされてないなっていつも感じるんですよね。
感情表現の重要性
江川さとみ
確かにね。人権ってみんな軽々しく口に出して言うけど、
人権って本当に掴んできてるのかなっていいなと思います。
クラケン
なかなか難しい。人権は人権でなかなか重たい手のやつなんで、
江川さとみ
一回またちょっと反対言う気持ちで。
クラケン
感情表現が難しいっていう話なんですけど、
これは日頃の練習すればいいみたいな話なんですか?
江川さとみ
日頃の練習すればいい?なんかあんまり練習したくなさそう。
練習したくないんです。
クラケン
Iメッセージで会話しようとすると、
江川さとみ
絶対に感情を言語化しようとします。
自分のうちを見なければ、それこそがメタ認知なわけなんです。
メタ認知発動させてるわけなので、自然と身についてくるのではないかなって思うんですけどね。
クラケン
だから普段からIメッセージを使うように習慣づければいいんじゃないかと。
なるほど。確かにそう思います。
あとは感情を言語化するっていうところに踏み込みたいんですけども、
結構時間が経ってしまったんで、一旦ここで次回続きを扱っていきたいと思います。
江川さとみ
はい。ありがとうございました。
バイバーイ。
17:24

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