1. 小松正史『耳の保養』
  2. 京都の日常を感じる最上の場所..
2025-10-26 14:29

京都の日常を感じる最上の場所とは?

京都の中の人が平熱感として前意識で捉えている音風景を特別にお伝えします。その場所とは何処?
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サマリー

このエピソードでは、小松が新刊『耳を澄ませば世界が変わる』の制作過程や内容について語り、音響心理学や聴覚的な認知に関する体験を共有しています。特に、文章が万華鏡のように多様な印象を与え、それが読者に影響を与えることが強調されています。また、ポッドキャストは2020年5月の京都の日常を振り返り、出町柳の魅力を描写しています。観光地とは異なる一般市民の生活音や風景が、本物の京都の雰囲気を感じさせることが強調されています。

新刊の紹介
お疲れ様です、小松でございます。 なんかね、いつもも収録は全部歩きながらするという、本当なんかあの動きながら喋ると、すごくあの
発想とかね、なんか喋りたいっていうことが出てくるっていうのが本当に不思議ですね。 やっぱり脳と身体はね、直結してるってことをすごく感じるような、そんな配信を毎回させていただいております。
それでね、今日は新刊の話をちょっとしたいんだけど、11月の17日にですね
耳を澄ませば世界が変わるっていう単調を出すんですけど、あのね、これ今第3行ちょうど最終行なんですけど、構成してるんですよ。
いやもう自分の文章も本当にね、今回あの5回も6回もね、 確認したってもうすごいもう自分の文章を読むとかなりこうなんていうのかな、飽きるというか
なんかもうちょっとお腹がいっぱいになってきますよね。 なんかメタ認知できなくなってくるというか
なんか自分の文章って結構癖があるんですよね、21年前の文章って。 で割とね引きずり込むような文章を書いたんで
やっぱなんかね読むたびにそのことを思い出すんですよ、その当時。 僕はちょうど34歳か33歳ぐらいの時だったと思うんですけど
まあちょっとね、そのあたりの若い吸引力って凄ましいんですよね。 文章にそれが乗っかってるっていうのがあるんですけどね。
でね、それをやりながら思ったのは今回のね、 僕のファースト、最初の作品なんですけど、単行本として
なんかやっぱり万華鏡みたいな感じなんですよ。 文章ってまあそれは日によって体調とかね感覚とかその時々の経験によって文章をね、同じ文章でも印象変わりますよね。
でそれが、そういう変動があることはよくあるんだけど、 今回ね僕は構成してて思ったのは毎回毎回その感じる印象がガラッと違う、まるっきり違うっていうのがね
まあ僕の文章のこうちょっとミラクルというか変なとこなんですよ。 同じところでこう文章をねあの
やるっていうか書くっていうようなんじゃなくて、なんかね別の文章をね読んでるような感じですよね。 まるで人の文章また別の人の文章とかそんな風になんかもうカメレオンみたいに変わっちゃうっていうのがちょっと怖いというか不思議というか
そんな感じなんですね。で内容としては音のこととか音の認知とか 聴覚的なものとか音響心理学みたいなことを伝えてるんだけど、あのなんかね
ちょっとこうエッセイみたいなところも結構入ってるんで、毎回毎回ね主観的な印象が変わるっていうのがね
今回の新刊の特徴なんですよね。
でまぁこれがねあの 書いてる本人ですらそう感じるんだから、読んでる読者なんかはねもうすごくね
何回も読み返してみると全く同じ本?これ同じ本なの?みたいな感じの印象多分ね持っていただくんじゃないかなと思うんですね。
文章制作のプロセス
でねこのえっと全部で260ページ、当時は230ページぐらいなんですけど、あのその構成をどうしたかというとですね
えっとねだいたい一つのパートというか一つの項がどれぐらいかな、2000字とかね2500字、2000字程度かな
エッセイ、まあエッセイ調なところもあるし、論文調的なところもあるんですけど、その文章を一気に書いたんですよ即興的に。
まあ今ねこうして音声で収録してますけど、それをね当時はねタイピングで自分の即興的に思ったことっていうのを
割と僕タイピング早いんで、あの思ったことをねそのまま脳からでできたことをね指先に伝えて文章にしたっていうのがあって
まあ一つがだいたい1時間もあれば簡単に書けてたかな、早かったら30分で書いたかもしれない
あの1500字ぐらいはね、とってつもなく早かったんだけど、でその出たところ小部エッセイをですね40個ぐらい書いたんですよ
で大体8ヶ月ぐらい、毎日毎日ね一つのエッセイをずっと書き終えたら
大学に行って仕事をするみたいなことをやってて、お家でね今もずっと同じお家ですけど、そこで書いてたんですよね
でそれで何書こうかっていうのは全然決めてなかったんです、構成を。 今日朝出てきたことを、なんか今日これ書くぞっていうのがね
天から降ってくるんで、そこをもとに書くっていうような、書く場合でもすぐに書くっていうよりも出てくるまで待つっていうようなことをしましたね
だからパソコンの前に座ってタイプをしようかなと思っても全く出てこない日もありましたよ
あれ1時間座ってるけど全く書けないみたいな、それもね書いているプロセスの一つなんで
そんな風にしてね1日、1小節、1エッセイを書いたっていうのがありまして、それがね40個ぐらい溜まったんで
そこで章を作らないんですよ僕は、それを編集者さんにね井上芳郎さんという方だったんですけど当時ね
お見せして、それであの あとはねお任せっていう感じで結局6章になりましたね
すごくいい絶妙な並び方をしたなっていうか、もう全然それね、あの1章ごとに書いてないんですよ
もうね出たとこ勝負で書いて後でまとめて章にしたっていう、まあ当時からね万華鏡的なあの
書き方をしてますね小松はね、そんな感じのねあの書き方をしたので、なおさらね生き物に近いというか
ものすごくねあの多層的なものですね えっと本来だったらね本っていうのは分散したらダメじゃないですか本当に
破綻しますからね、でもそれはあえて分散をして作ったっていうねそういう本なんで、これはね人によっては読みづらいのかもしれないけど
奇跡的な出版経緯
まあ今回ですねあの僕が21年後の音風景というあの えっと毎回のその対話をね変化を書いたのでそれによって見事に何かね
こう繋がってるというかまとまってるんですよねこれ結構奇跡的な感じなんですけど まあそういうことがあの本当実現できたっていうのはもう一重にね
奇跡、音ってすごい音をね作ったというか書かせてもらったのもこれ奇跡的に編集者がいきなりねあの
研究室にね訪ねてきて、それであの書きましょうよっておっしゃったので書いたわけなんですけど
まあそこでまあね最初の本にして本当に良い想定とあとね糸井重里さんにねあの 直筆ねあのコピーね
帯文書いていただきましたけど気持ちよく生きるために、まあ奇跡の本ですよね それから21年後にまた奇跡が起こったみたいなね
本当にね今回あの電子書籍にしようかなーっていう話をしてたんだけど 突然ねあの今回の立花堂の編集者さんがですね
いやこれ本に、本にしたいけどどう思われます?みたいな へー本ですか?へーみたいな
マジっすか?みたいな っていう感じでね書籍になったしかもね当時よりあのページ数が多いんだけど
値段安いですよすごいこのインフレのご時世にね 値段安いってすごくないですかっていうことなんですよね
いやそれでねやっぱりようやく 21年後にこうねだるまの目がついたっていう感じでね
あの本当自分自身はあと3個目もうちょっとで終わるんですけど いや早いよね9月の最初にちょっと本にしませんかって話になって
もう構成終わってもう印刷ですよね だからね11月の下旬から11月10月下旬から11月の初旬にもえっと
印刷してそれで製本して書店に並ぶっていうね これはなかなかすごいペースですけど
そんな風になりましたそれでねあの 写真がまたこれすごいね奇跡的な写真
なんですけどねあの表紙ももうね今あの予約販売で表に出てますからねこの写真この 写真というふうに思われるでしょうけどこれね
今出川の えっと鴨川の音で松山木デルタのところなんですよね
それでえっとね可愛いバスから取ったのかな今出川の方 ですそれであのちょうどこれね頃なのね
京都の日常の発見
時だった2020年取ったね5月頃これえっとゴールデンウィークの3日か4日だったかな まあ家族でね3人であのまあちょっとね家にいても塞ぎ込むから嫌だなとか思い
ながら外にね自転車で行ったんですけどそれであのちょっとゆったりとあの まあ
出町穴木の近いところであのまあ少し まあ昼寝というかねお散歩しながら座ったりしてで帰り際だったかな
まあちょっとねー 外に
たくさん人がね当時はこうで始めてた頃だったので まあ5月なんでまだ少ないですけど
それでねあのみんな気分が良かったんでしょうねもう先今度コロナの状態だったので まあそれをねあの
まあ解消というかねするために皆さんこそ飛んでてね思い出しますねなんかあの 高校生がね5月やのになんか水
水遊びとか川にね入ってましたよねちょっと暑い日だったかもしれないけど まあそんな困難があってですねあの
奇跡的な1枚が撮れたんですよねそこで何気なく撮った 1枚のあの表紙の表紙にしようと思わなくて適当に撮った写真なんですけど
それがね本当にいい感じのねちょっとフィルターかけたんですけどあの 手前がボケるようなね手前がボケて背景の一部分だけがピントが合うっていう
ようなそういうこう あのまあ手法があるんですけどちょっと名前はせましたけどどういう手法だったかなあれ
フィルターかけてやったんですけどすごく良い 写真でねでねなんで良い写真かっていうのがね
ちょっと伝えたいんだけどあの頃なあの時だったから あの車とか人のあの活動が制限されてたでしょ
でするとね外のその空気がまるでこうお正月とかお盆かのように済んでたんですよ でも数ヶ月2ヶ月か3ヶ月ぐらいね
車の量が激減したり活動量が減ってたからものすごくねー あの周りの風景があの
よかったですね空気がね住んでたから空気の住み具合って写真にも出るじゃないですか 音もねなんかねリンとしてた感じがしましたね
なんか妙な変な背景ノイズもないしクリアな感じであの 周りのねあの環境を楽しめるような
そういう音の響きがね確かに ありましたね
まあそんな風なあの印象の時にパシッと撮った1枚がもう本当にね京都の日常感をね 表すような僕はね
京都の中でもここが一番 一般市民がねね町の音内の人ですよ
内側の人がよく見る写真というかね風景なんですよこれ観光客がそれ 撮れないんですよね
観光客はもうね有名なところばっかりどうじゃないですか清水とか金河口とか銀河口 とか平安神宮とかそうじゃないよね
出町柳の音風景
可愛いブラスバスから撮っている今でがあの橋みたいなね 何これみたいなねでもねここにね京都の日常的な音風景が詰まってんですよね
バスのネアの市バスの変えみたいなね 汽笛の音とかフォーフォーフォートピューピューみたいなね
そういうあのところがねあの出町柳の駅前のちょっと聞こえてきたりとか カバーの音雰囲気がこうざわざわ聞こえたりとか
カバーでそのあたりたくさん人がね座ったりなんかしてるし音楽も奏でてる人もいる いますからねそんな風にこうあのほのかな生活音がミックスされている場所
なんですよそのえっと出町柳っていうのは まあそれがねあのいいなって僕あの
まあ普段街中に住んでいるのでよりね観光客の音とかねあの えっと本本部にも書いたけどあの
えっとキャリーケースの音ばっかりなんですよね まあそういう音環境じゃなくて遠くの音もね聞こえたり
生活の音とか多様性みたいな音もね 聞こえるので本当に僕は京都でどんな場所で音を聞きたいかってなったらまずそこを
ね デフォルトに行こうお勧めしたいところがありますね
まあそんな感じのところ実はねメッセージとして投げかけているのでね 皆さんぜひもうこれなかなかない本なので
他に類書ないよねぜひ買ってみてくださいということでこちらにリンク貼っておきます のでよろしくお願いします
ということで小松でございました
14:29

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