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2025-12-18 15:04

【演奏法】あえて鍵盤から離れる。「ピアノ断ち」の意外なメリット

1年間ピアノを断ち手首を静養。久々の演奏で感じた圧倒的な新鮮さと、距離を置くことで得られた意外なプラス効果を語ります。

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サマリー

このエピソードでは、ピアノを弾かないことによる意外なメリットについて語られています。特に、演奏者の身体への負担が軽減され、休息の重要性が強調されています。また、著名なミュージシャンの影響についても触れられています。ピアニストが鍵盤から離れることで得られる意外なメリットを探求し、休むことの重要性や精神的な効果を強調しています。活動を続けるためには心身の調整が必要であり、自分自身の満足を追求することが大切であると述べられています。

ピアノ演奏からの離脱
はい、おはようございます。小松でございます。 今日はね、1年間くらいピアノをまともに弾いてないんですよね。
まともって言っても、練習をしながら弾くっていうことをしてるんですけど、練習をほぼせずに弾いたりとか、
最近だとね、もう9月とか8月ぐらいから、いろいろなピアノの生放送、YouTubeとか、あとこのボイシーとかでもですね、やってたんですけど、全然やってない状況という、そんな感じの話でですね。
それで、その効果っていうのが、なんかあるっていうのか、手首とかを休めてる状態なんですけど、
それによってですね、下手になるのは当然下手になるわけなんですけどね、練習しなかったらね。
ただ別の効果というか、効用があるなぁと思うんですね。それをちょっとお話したいなというふうに思います。
それで、僕は小学校2年生から電子オルガンっていうのかな、それを始めてですね、高校3年までほぼ毎日演奏とか練習して、
しかも受験が高校3年生になると激しくなってくるので、それで一時お休みをしてですね、
浪人の時もピアノがなかったので、全然弾けてなかったんですけど、たまに友達の家に、浪人の時にできた友達のお家に行って、月1ぐらいで弾いてたような記憶があるんですけど、
そこであまり、ほぼ弾くことが難しくて、一浪せ浪にして終わって、大学に入学した時に、大学1年生の時からほぼ今までですね、
ほぼ休まずに練習をしたという、そういうのが、19から54歳、53歳ぐらいまでずっとやってたので、
ほぼ、2時休、3時休、4時休、だから33、34年ぐらいだったかな、それぐらいずっとやってたわけなんですよね。
それがですね、いろいろなことがあって、ちょっとやめてるっていうことが今なんですね。
ずっと練習している内容についてはですね、僕、ハノンをずっとやってるんですよね。
ハノンって指の練習の曲というかね、タタタタタタタっていうような、機械的に指を動かして、それが1オクターブやったらですね、また下がっていってみたいな、
そういうパターン的な曲で、だいたい1分間で1曲できるような感じですね。
中程度の速さで、そういうのをやってまして、それハノンって言うんだけど、ただハノンをやるだけじゃなくってね、
フィンガーウェイツっていう重りをですね、1つの指にだいたい30グラムなので、300グラム全部で左右合わせると、それをね、やって、まるでスポコンマンガの
なんかこう、きついトレーニングみたいな感じでやってたんですね。で、それをやり始めたのがやっぱ30、30過ぎぐらいからやって、20年間くらいそれやってですね、進めていました。
しかも僕、仕組みがめちゃくちゃ好きなんで、ただやるだけじゃなくてですね、この5年間は時間をですね、設定して、毎週土曜日の午前中はハノンをだいたい30分やって、
で、その後で即興をやって、そして自分の自前の持ち曲を2時間半じゃない、1時間半くらいやって、合計2時間くらいの練習タスクをね、自分で設定してですね、
しかもそれをただ自分のためだけで設定してやるだけじゃなくって、配信ですよね。配信することによって自分のPRもあるし、緊張感もあるし、
初めてね、小松を知っていただけるようなそういう機会もあるので、そんな感じでちょっとね、やっていたんですよね。
で、それから5年くらいやってましたからね。いろんなきっかけで今やめてるんですけど、やめることによってですね、下手にはなるんだけど、いいことがね、
1つ以上あるなって思うんですよね。僕はずっと職業的にピアニストしてるわけじゃなくって、自分の弾きたいように弾く、つまり趣味でやってるわけなんですよ。
Bの状態ね。Doの仕事もあるけど基本Bなんですよね。で、押しの話とかね、いろんなことあるけれども、そういう場合だと求められますよね。この曲弾いてとか、これいいなとかね。
で、個人的にはここで言うとちょっと炎上するけど、嫌なんですよ。人から言われてあるの、Doになるので。よっぽどじゃないと自分がBとしてDoを処理しないと弾かないんですよね。
とはいえね、不安の人がもう弾いてくれ、弾いてくれって言うからね。控えめな状態でもやっぱね、やっぱり期待してるわけですよ。ただ参加しとるだけでね。
そしたらね、この曲弾かなくちゃならないのかなって思うんですよね。いや、これ悪いなと思って、そしたらもう弾きたくないと思うから、それはちょっとね、自分の勝手なんだけどね、聴くのも勝手だし弾くのも勝手だけど、圧かかるんですよね。
するとね、仕事になってくるんですよね。だからめちゃくちゃ嫌で、しかも曲とかね、僕の曲を弾いてる時にコメントとかあるわけですよね。開いてるから見ないわけにはいかないじゃないですか。それの対処がめんどくさいんだよ、本当にね。
休息の効果
だからね、そういうのもいちいちめんどくさいなと思ってね、なんかBじゃなくてDoにさせられるんですよ、プラットフォームやってると。まあそれがね、配信者のそれはもう、おき手で仕方ないんだけど、僕はまあもういまいちそんなことやっててもね、薬減るだけでめんどくさいだけって思うので、してないんですよね、まあはっきり言うと。
いろんなことで関わりもね、どんどんやりとりもね、出てくるので、悪くはないんだけど、一人でやってるからね、そういうのがやっぱり他の配信者も大変だと思うんですけど、まあそれで結構ね、いろいろなこともあってですね、やめちゃってるんですよ。
で、それから先、まあ今までずっとやってて、他のね、あのまあ、大学の業務も忙しくなったってことも、まあ確かに理由としてはあって、まあやってないと、1年ぐらい。で、その時にですね、結構ね、いい効果が生まれたっていう今日の話なんですよね。
それ何かというと、弾きすぎによって、曲というかね、指がですね、負担がかかるのが抑えられてるなと思うんですね。そこがね、結構ね、大事なところっていうか、つまりやらないことによって、自分としてはですね、指というか手というか体が休まってるんですよね。で、そこらへんの効果がすごくあるわけなんですよ。
まあ、それでその自分の手首がですね、かなり休まった感じなんですね。で、この話をね、あのちょっと思ったのは、僕の知り合いのね、あのミュージシャンなんですけど、村松健さんという方がいらっしゃって、その方がこの9月とか8月ぐらいかな、もうちょっと後かな、
あの、演奏家で作曲家で、かなりこう、どういうかアクティブな演奏される方なんですね。独特の村松節っていうのがかなり有名なんですけどね。日本語っぽい感じっていうのかな、節ですね。そういうようなものをね、出される方なんですけど、
えっと、すごくね、あの、突然ではないけど、だんだんだんだんね、右手のね、4本の指、親指以外の4本の指が痺れてきてですね、それでかなりこう、弾けなくなってきたっていうところがあって、あの、まあ、ピアニストって、あの、触れるインターフェースが鍵盤だから、触れることってすごく、まあ大事なんですよね、当然ながら。
で、ただ触れるだけじゃなくて、すごく細かいニュアンスとか、タッチ感とか、そういうもう皮膚から感じる感覚世界の量があるじゃないですか。それを活かして、それに対してフィードバックして、表現をその自分の出した音に加えていくっていう、まあまあ複雑な言葉ではめちゃくちゃ表現しづらいんですけどね。
まあそういうことをやってるんですよね、ピアニストって。だからね、あの、痺れるっていうのはもう致命的、弾けないんですよね。ただ、物理的に、あの、演奏するんじゃなくて、細かいニュアンスね。まるで手を呼吸、手で呼吸してる感じなんよね。手で呼吸してる感じで演奏をするっていうのが、うーん、まあ、ピアニストの、まあ、まあ普通にそれやってますよね。
無意識にね。だからね、弾けなくなるっていうかね、痺れたりとか、手を使いすぎて酷使して、あの、曲をね、弾くときに酷使しちゃって、手を故障していくっていうのはものすごくありがちなんですよね。一般の人よりも手首使いまくりますからね、ピアニスト。で、それが結構、あの、まあ、良いというか、あの、休むごとによって、
だいぶそれがね、補ってるというかね、あの、休息してるんですよね。僕もどっちかと言うと、こう、あの、アクティブになっちゃうと、特にライブではね、弾きまくるから、ちょっと危ないなっていうときがね、やっぱあるんですよ。まあ、それがね、あの、休むことによってだいぶね、緩和されてるんじゃないかなっていうふうには思います。
だから、あの、あんまり弾きたくないとかね、ちょっと弾く機会をちょっとやめようっていうのは、まあ、決してネガティブなことじゃないんですよね。あとね、やっぱり、こう、大概的に色々僕はやりまくってる人間なんで、うーん、まあ、それが当たり前と言えば当たり前なんだけど、やっぱね、無意識のうちに消耗するんですよね、心身。特にマインドの部分が結構追われてる感じになるんですよね。
だからね、そういう状態をやっぱり誘導させるのが、うんと、まあ、対外活動ではあるので、そこをね、僕はもうこの8月を軸にというかね、境目にして、Bでやるっていうことを宣言してるんですよね。で、それでやっぱね、精神的な面ではだいぶ変わりましたね。
なんとかせねばならないすべきっていうね、ドゥの軸の状態で仕事もするし、仕事というのは一般的な大学のお仕事がたくさんありますからね。それと、本来だったら好きな活動の音楽活動がしたくなくなったっていうのがあるのはやっぱり異常ですよね。
無意識のうちにやったらやっぱりBからドゥになってるんですよね。で、そこのメタ認知したときに、あ、やっぱり休むの大事だなと思って。で、まあ、こういう配信はね、これ今ね、周りうるさいかもしれないけど、まあ、自分の頭の整理でやってるだけなんですよね、本当に。
もうリスナーさんのこと考えていないという感じやね。自分がたいだから。だから、もう最近はもう全然再生回数はもう本当に3分の1ぐらいになってるし、まあいいやん、別にそれはね。自分がしたいからしてるだけなんでね。
まあそういうとこで、僕は言語化することによって自分のこの今の考えとかね、複雑なモヤモヤしたことが整理されるので、あとは後でね、これまた文字起こしして脳とかなんかのブログにできるので、まあそういう素材として喋ってるっていうね、目的が違いますよね。自分のBを深めるためだけにやってるっていうことなんでね、いいと思うんですけど。
まあそういうことで、まあ結論的な話を言うと、休むことによって得られるものっていうのはすごくあって、まあそれが結果ね、長続きするというか、もう3年4年5年で終わらすっていうよりも、やっぱりね、僕は生きてる限りは長続きして活動できたらいいなと思うし、対外的な活動というより自分の満足のための活動ですよね。
自己満足の追求
まあそれがね、もうそこを本当にいろんな1週2週3週4週回って、そこの原点をね、大事にしないと生きてる意味ないねっていうことなんですよね。
まあそのあたりを、年を重ねるにつれていろんな思い考え方が膨らんできますし、心の中も整理できるし、こういうね、ちょっと緊張感のある状態で演奏にしても配信にしてもできるので、そういうまあいいほどほどの付き合い方ですよね。
まあそれによってね、やっぱりちょっとまた弾いてみようかなと思うしね、またいつかね、いつになるかわかんないですけど、まあね、ライブできたらいいかなとも思いますし、まあそういう感じの調整ですよね。
株価でいうところの調整でね、ちょっと上がりすぎたらこう、ちょっといろんな調整がね、人員的に発生してしまいますけどね、株価なんかはね。まあそういうふうにして、今AIがちょっとね、割と下がり気味かもしれないけど、でもそれは例えばAIがね、今から下がるんじゃなくて調整して、今はね半年1年下がってるかもしれないけど、2年3年後10年後にはまたこうね、2倍3倍上がるっていうことは僕はもう確信してるんでね。
そういう時って大事ですよね。まあ調整時にいかに逃げないかっていうことが、株にしても音楽活動にしても、日常的な皆さんの活動にしてもね、あるんじゃないかということで。
まあなんとかせねばならんっていうのはね、結局はもうね、欲なんだよね。欲にまみれてね、煩悩人はどう処理するかだけでね、人生変わるので、そこですよね。まみれるか突き放すかっていうことだから、僕はまあ突き放した方がいいんじゃないかなと思ってね。快適な状況にほぼほぼなりつつあるので、好きなように生きていくっていう、まあそういうそれだけのお話だったですね。
ということで路上から失礼いたします。
15:04

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