1. 小松正史『耳の保養』
  2. 【本音】NHKラジオでは伝えき..
2025-12-18 11:59

【本音】NHKラジオでは伝えきれなかった本音の部分

12/19のNHKラジオで伝えきれなかった京都の音についての本音の部分を赤裸々に話してみました。ハリボテだらけになった京都にどのような印象を感じるのか。ドン引きされるような内容にあなたの耳は耐えられるか?

https://www.nhk.jp/p/rs/3LMYMLG7XQ/blog/bl/pw5yN03Yvw/bp/p4lPeEyoZ4/
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サマリー

このエピソードで小松は、京都の音風景の変化について語り、外向きの音や消費文化の影響を批判しています。特に、観光客の増加によって京都の音環境がどのように変わってしまったかを考察しています。また、音の重要性や商業空間における音の役割についても触れ、本音がNHKラジオでの表現にどのような制約を受けているかを探求しています。リスペクトと思いやりが求められる中で、聞き手に求められる理解についても言及されています。

京都の音風景の研究
【小松】おはようございます、小松でございます。
今日、12月19日なんですけども、夕方の5時20分頃からなんですけど、NHKのラジオに出ることになっております。
NHK大阪のラジオなんですけども、多分ラジルラジルっていうアプリがあるじゃないですか。それで聞くことができるので、一応全国からネット通しては聞ける状況になっております。
どんな番組かというと、関西ラジオワイドという毎週月金でやっているオビの番組のシリーズのコーナーなんですけどね。関西時の人ということで、ちょっと喋るというか、出演することになっております。
ちなみに、この関西ラジオワイド、何回くらい出たかな?今まで5回くらい出させてもらったような気がするんですけどね。すごく継続的に、定期的に出させてもらっているので、めちゃくちゃ感謝なんですけど。
だからこそ、京都の音風景の話も結構させてもらっているんですけど、変化ですよね。サウンドスケープ、音環境、音の風景の変化を、僕は結構長いこと京都の音風景を研究しているので、その違いがわかってくるというか。
そういうあたりを今回は新しい本を耳を澄ませば世界が変わるというのを出しましたので、その内容もすごく連動しているところもあるんですけど、今の京都の特徴、変化した特徴、変わらないところというのをしっかり喋っていこうかなというふうに思っています。
で、今日も先ほど実は毎日放送、毎日新聞かな、京都総局の岸田さんと話をしてまして、それも来月の1月の多分19日に長官が出ると思うんですけど、変わったところは何ですかというふうに伺われるんですよね、聞かれるんですよ。
京都の音風景をずっと研究してきて、今20数年、もといっても30年ぐらい前から関わったりはしてますけど、それで変わったところって何かなっていうのを一言で言ったら、外向きの音になっちゃってるんですよ。外向けの何か飾ったとか化粧したとかね、そんな感じの音を無意識のうちに出してるんじゃないかな、提供しちゃってるんじゃないかなっていうところがね、めちゃくちゃ危ないところだと思うんですよね。
僕はこの聖火大学に就職して2001年からなので、今から24年前になるわけなんですけどね、その時はそんな外向きの音ってなかったんですよね。
外向きというか、例えば西木市場に歩いてても、いろいろなお惣菜屋さんとか刃物を出してるお店とかね、卵焼き屋さんとかね、せんまい漬けとかあるわけなんですけど、作る音がしてたんですよね。
刃物を切ったりとか、かぶらを切ったりとかね、卵焼きを焼いたりするような、そういうその素材というか作業の音っていうのがしてて、別にそれって人に聞かせるわけでもなくね、自然となってた音じゃないですか。
それがね、今だと、いらっしゃいませっていうのを過剰にやったり、英語とか外国語が悪いわけじゃないんだけど、やたら飛び交ってるわけですよ。店員さんがね、プリースとかね、サンキューとかね、いいんですよ。それをディスるわけじゃないんだけど、あまりにも多いんじゃないかなっていうのがね、ちょっとね、怖いところというか、無意識に外面的に出してる音が多いんだよね。
なんかハリボテみたいな感じがするんだよね、ほんとね。僕は京都人じゃないので、単語の人なのでね、いつも僕のところはね、あれですよ、外の客観的な目で見るっていうことが僕の趣味であり、立ち位置なんですよね。
でね、もうなんか外面ばっかりのいい音ばっかりしてるんですよ。いい音というかね、呼び込みとか誘いとかね、まさに京都にもともとなかった邪気みたいなものがどんどん出てくるっていうことなんですよね。これいかがなものかっていうことで、これあまりね、NHKで言うとこれやばいんで言わないけどね、ここの音声配信だからあえて言わせてもらうけどね。
観光と経済の影響
裏の小松っていうことで。まあね、外面だけ良かったとしてもね、何も残らないんじゃないですかっていうことなんですよ。聞いててもノイズになるしね、耳障りだし、そういうところあってもね、何にも魅力ならないしね、結局消費文化の中の一つとして京都が使われちゃってるっていうことなんだよね。認識しろよなっていうことだよね。
だからね、そのハンナリーとかね、そのあたりのこと、舞妓さんのコッポリとかね、寺の鐘が聞こえてきてその余韻がいいとかね、それはもう昔の話じゃないですか。そんなものほとんどないっていうことが京都やし、そんなのことをね、メディアとかだったらね、外国なんかそこらへんねじ曲がって見えちゃう、聞こえちゃうわけだから、そういうことかなと思ってくるわけですよ、インバウンドで外国人が。
それで来て、やっぱりそうだったかなっていう答え合わせなわけですよね。やっぱね、そういうとこだよね。観光って所詮答え合わせだよね。メディアでもともとそういう色んな音とか映像とかがあって、やっぱりここは京都の伏見寺に対してのこういう千本鳥居やねとかね、あと清水寺行ったら遠くで京都タワーが見えるよねみたいな。答え合わせして何が楽しいんですかっていうことですよ。
ほんまにね。だからね、今日ここまでね、NHKで喋れないけれども、そういうあたりの外面がいい音をどんどん出してるんじゃないかなっていう感じなんですよね。本当にね、リスペクトあるんだったら、カートじゃないわ、なんかキャリングケースでガラガラガラガラのろくでもない音してるじゃないですか、そういうプラスチックで僕めちゃくちゃ大嫌いなんだけど、そういう音がね、したらどういうことですかって、
住んでる人はうるさいだけっていうことですよ、言ったらね。だからそういう感じの音があったら、そりゃ住んでる人は嫌になるし、来てる人なんかわかんないわけですよ。で、僕も人のこと言えないけど、人にね、自分の音とか別に気にならないんですよ、人ってね。気になるときあるよ、拝節音とかね。
それは別にしても、なんかね、自分の出してる声にしても動作音にしてもね、気がつかないんですよ。するとね、外国人とか日本人でもやってきてガラガラするでしょ。これがうるさいっていうことはわかるはずないんですよっていうことだよね。そこね、やっぱり何とかしてもらわないと困るし、そこがね、よくならないと京都の音風景のハンラリーっていうのは、もう延々に無理じゃないですかっていうね。
だからどんどんそれはまあね、経済がまあね、いろいろこう、土地がどんどん上がってますよね、世界中で。不動産のお金、特にニューヨークとかね、パリとか、そのあたりの本当に人の行き来が激しいところ上がってて、それでそれに連動して日本ってまだ不動産安いわけですよね。
安いからどんどん買い占めるわけですよ。買ったりとかね、不動産を。しかも日本人じゃなくて外国人がね、その土地買ったりしてると、土地の値段爆上がりするじゃないですか。で、どんどん住めなくなるっていうのもあるし、あとその観光客でそのいろんな人がね、来たとしても、もうね、ちょっとね、河原町とか歩いたりしててもう最悪だよね。
あの外国人中心なんだけど、横に3人並んで歩いてたら抜けないじゃないですかっていうことですよ。本当に。もう一列になっておしとやかに歩くなんてそりゃもうないよね。なんかもう東京とか大阪とかごちゃごちゃごちゃしたところで京都があるっていうね。もう幻想してやってくるのもはなはなしいですよっていうね。ちょっと今日荒れまくってますけど。
まあね、そういうところの中で、どんな音風景を作っていきますかっていうのは、まあ無理なんじゃないですかっていうのはね、ちょっとね、これこういう言い方は僕は通常回であまり言わないけど、やっぱね、本音はね、本音はもっと言いたいけど、そこはもうちょっとね、あのプレミアムで聞いてほしいんだけどね。いや言えないから。
それでね、結構たくさん言っちゃってね、まあかなりこう、あのスレスレのこと喋っているので、あまりここにはそういうことは言えないけど、ここまでは言えるよね。なので、その商業空間にしてもね、いろんな場所にしても、そういう配慮というのがない限りは、いかにそのハード的に良い音を作ったとしても、無理なわけですよね。その受け止める方のリスペクトとかね、あと思いやりとかそういう、もう必死語だよねそれ。
そんなこと言っての、てめえ老害じゃないかなって言われそうですけどね。そういうことがないとダメなんじゃない?っていうことですよね。だからね、そのあたりのところをまず今日はね、あのここでインプットしておいて、それでちょっとなかなかものが言えない小松をね、ちょっとNSKでこの差分を感じてほしいんだよね。本音と縦前っていうところがあってね。
まだ、でもでもここまでのあたり、僕本音の2割も言ってないからね。はい。ただあの、そういう外向け、外面のところがいいっていうのが、あの僕の知り合いのね、庭のマネジメントしてる方にもそれ言ったら、ほんとそうだって言ってんですよね。なんかね、箱庭的なところでね、綺麗なものばっかり見せようとしてて、そんなもともと京都になかったんじゃないかなみたいなことを結構ね、その方も言っておられます。
あの庭をね、作られるというか、庭をメンテナンスされてる、維持管理されてる方ね。だからね、もう京都がどこ行っても同じようなね、尺子定規でね、なんか金太郎雨みたいな状況の風景がたくさんあるっていうことなんですよね。いやそれね、あの僕はそれ思ってもう僕諦めてるんですけれども、僕はいろんな抜け道とか、あの毎日自転車でね、あの大学通ってますけど、いい場所知ってるんですよ。
ちょっと言えないけどね、ここではね、プレミアムでは結構喋ってますけどね、上釜のこの辺りとかさ、下釜のこことか、水戸川池のここの辺りみたいなのはね、ちょっとね、ちょっと言えない、あの聞いていただくとうるさくなるからね。だからそういう感じで、あの21年前、24年前か、あの変わったっていうことは、日常生活の音が静かに出てたっていうこととは違うっていうこと。
プラスね、まあ今回今日喋るけどね、あのNHKで、イヤホンなどで音が個人のものにどんどんなってて、それで没入しちゃってるわけですよね。断絶です。分断です。それは経済にしても人間関係にしても分断ばっかり進んでるっていうのが、音にも現れてるんじゃないですかっていうね、そういう感じで聞いていただいたらいいかなと思うのでね。
NHKラジオでの本音
今日ね、本日12月19日、関西の、NHKのね、関西の大阪エリアで放送されます。関西時の日とね、17時20分頃かな。でも30分くらい枠があるからね。いや本音が出たらね、もう二度とね、てめえもうNHK来るなってね、言われそうなので、まあそこはね、ちょっとね、あれなんですけども、まあおしとやかにね、できたらなというふうに思っております。
ということで、今日よろしくお願いします。こちらに番組のURL貼っておきます。それではお疲れ様です。
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