詐欺事件の背景
おはようございます、小松正史でございます。
この数日間はね、音声、音の話、声の話を中心にお伝えしております。
今日はですね、ちょっと、音のあるいは声のネガティブな部分、これ結構ね、悪用されるとかなり危ないところまで行くんじゃないかなみたいな、そんなお話をさせていただきたいと思います。
僕がそれを喋ろうと思ったきっかけなんですけれども、先週の金曜日か土曜日に、四日市なんですよね。
三重県の四日市南庄なんですね。25日の日にですね、四日市市の40代の女性がですね、マッチングアプリで知り合った人物に、現金1720万円を騙し取られたと発表したんですね。
それで詐欺事件として捜査をしているという、まだ犯人は見つかっていない状態なんですね。
同署によると、女性は4月中旬にマッチングアプリを通じて、外国人男性を名乗るLINEアカウントを登録されたそうです。
それで、投資を勉強して資産を増やそうと言われてしまいましてですね、先月2日、6月2日に現金20万円を指定口座に振り込んだそうですね。
で、それに終わらずですね、女性はその後、投資や税金名目で6回にもわたって現金を指定された口座にね、入金されたそうなんですよね。
で、利益を引き出すことができずに、不審に思ってですね、同署に相談したことをきっかけにね、被害が発覚したっていうことなんですよね。
なんか本当に、冷静に捉えるとそんなことあるのかっていうふうにね、思うんだけれども、それがね、あるっていうのが怖いなということで、
今日はですね、なぜ人は騙されるのか、音が仕掛ける心理の罠ということでね、お伝えしたいと思います。
で、先ほどお伝えしたマッチングアプリのマサギニュースね、もう1600とかね、2000万円近いお金じゃないですか、すさまじいですよね。
本当にたくさんのお金でございますが、これはですね、巧妙に仕掛けられた音の罠があるんじゃないかなと、僕は仮説で考えてみました。
まあこれ音っていうことを伝えてないんですけどね、ニュース。これ明らかにやりとりしているのはですね、視覚的なものとか音声でやりとりしているわけなので、ここがね、怖いところだと思うんですね。
で、まあこれね、ちょっとまずはですね、お伝えしたいのはですね、まず信頼させる声っていうのが昨日伝えた通り、低くゆっくりしたトーンですよね。
それで聞き手に安心感と包容力を与えるというメカニズムが多分あるんじゃないかってことは昨日ね、ちょっとお伝えしました。
そして、あとはですね、恋愛感情をオンにするような声もあるんじゃないかということで、昨日はですね、音楽がそこにいい思い出のところで、プライミング効果でですね、そこでかかってきた曲を今でも聞くと、昔の良いところが思い出されるってことは伝えたんですけども、これね、ちょっと踏み込んでですね、恋愛感情をオンにする声っていうのもあるんじゃないかなというふうに思います。
例えば、甘い囁き声とかですね、感情がこもった熱っぽい話し方みたいな。これがですね、脳の多分扁桃体だと思うんですけども、そこを刺激して理性ね、いつもリミッターでちゃんと抑えてる理性をですね、飛び越えてしまうような話。
これ、僕はいつも音の魅力を伝えてますけど、言葉の意味とか記号というよりも、声の響きそのものに恋をしてしまうんじゃないかなというふうにね、そういうふうに僕は仮説を立ててみました。
まずですね、声もあるんだけれども、背景の音のこともまず考えてみましょうかね。おそらくLINE使ってるってことは電話で誘導されてる可能性が非常に高いということですね。なので、電話の向こうから聞こえる音にも注目させるということなんですよ。
これ外国人なので多分海外で活躍するビジネスマン的なね、そういうところがあるので、例えばね、かすかに聞こえてくるような空港のアナウンス音とかオフィスのキーボードの音ね、そういうのを噛ませてる可能性はありますよね。あるいはちょっと音楽をそこでつけてる可能性もありますよね。これ仮説なのでそうじゃないかもしれないけどね。
例えばBGMに流れるクラシックでですね、高級レストランのざわめきも含めて、これすごく裕福なところにいるんじゃないかみたいな、そういうのをこの全意識で感じさせるというね、そういうことなんですね。
で、これあの説明してなくても伝わるっていうことなんですよね。これなぜ聞くかというと、脳というのは音をね、あの記号的な声とかっていうよりもそれ以外の音も入ってきているわけですよね、あの全意識過程で。なので勝手に状況をね、補完して物語を作り上げてしまうんじゃないかなっていう、そういう傾向があると思います。
なので犯人はその習性を利用してですね、嘘のプロフィールやっちゃったんじゃないですか。なんとなくこうリアリティをね、かませていくという、そういうことがね、あるんじゃないかなというふうにね、思います。
で、ここまでですね、犯人が使う音の話をね、してきたんですけれども、本当に恐ろしいのはここからなんですよね。実は、あなたのスマホからね、鳴っているこのありふれた通知音ってありますよね。
同じ通知音にされていることとか、バイブの方もいらっしゃると思うんですけれども、そういうのがあると思うんですけれども、その被害者のことをちょっとね、想像してほしいんですが、その特定の外国人の詐欺師ね、そこからかかってくる通知音が定期的にかかってきたと思うんですよね。
6回も振り込んでるっていうことなので、その通知音がですね、鳴ってるけど、ちょっとね、鳴らない瞬間もあるというふうな想定をしてみました。ずっと連絡があるんだけれども、それでね、どんどんどんどんこう、自分も勉強してるし、一緒に儲けていこうっていうこともあると思うし、いろいろこうやってるんだけれども、突然に連絡が途切れたときっていうのがあるかもしれないですよね。
これ静寂っていうふうに思いますけれども、これがね、まあその人、あるいはあなたをね、そこなし沼に引きずり込む最大の罠かもしれませんよね。ずっと鳴ってるのに途切れる。まあこれあの通知じゃなくても何でもいいと思います。
推しのね、何かこう、アーティストさんがいらっしゃったとしたら、もう全然何もしないなっていう瞬間があったとすると、あれどうしたんだろうみたいなね、そういうふうに思われる方もね、いらっしゃるかもしれないですよね。
まあそういうふうにちょっとこう、引きを使ってるかもしれない。不安にさせて、あれあれ大丈夫かな、そして不安が最高潮に達したときにまた出すみたいなね。まあそんなことをね、なんか駆け引き僕はそんな全く脳みそないですけど、それしてるんじゃないかなっていうふうに思ったりします。
さらにですね、その被害者がですね、聴いてる音楽があったとしましょう。お気に入りの音楽っていう。まあそれもですね、ひょっとして使ってるかもしれないですよね。その多分ね、直接出会ってないような気がするんですよね。その外国人とその被害者がね。
音声配信と詐欺の関連
で、背景で割と音楽とかそのあたりをね、なんか使ってる感じもしますよね。で、知らぬ間にその人のその被害者のですね、まあ聴いてる音とか音楽みたいなものをね、組み取ってみて、それを実際にコミュニケーションしてるときに鳴らしてるかもしれないですよね。
なのでね、そういうふうにちょっと音で誘導したりとかしてるところっていうのがものすごく垣間見られると思います。まあ冷静に考えてそのテキストだけでね、感情動くことって滅多にないんですよね。だからね、音声配信してる人っていうのは、まあいろいろこう発信たくさんしてる方いらっしゃいますよね。
YouTubeでも発信してるし、そしてあのノートとかのブログね、テキストコミュニケーションで発信してる場合もあるし。で、必ず最近よく売れてる投資関係のですね、パーソナリティさんは音声配信使ってる方は結構多いですよね。
なのでそのあたり、僕も聞いてます。ものすごく僕はボイシーの中で数人投資関係の話聞いててすごく良いです。その人は詐欺とかじゃないですよ、ものすごく冷静にですね、公的に、そしてすごく貢献されてる形で伝えられてるので、ものすごくそういうことは全くないんですけど。
それでもね、やっぱりなんかこう音声でいいふうに使っていくと、ものすごく信頼感高まって、まあ自分もね、うまいことやっていこうっていうかね、ちゃんとやろうっていうふうにしたり、僕もしてますけどね。
その人から直接言われたわけじゃないですよ。でも自分なりに解釈して、そして他のリソースとか情報をね、精査しながら比較しながら投資はしたりはしてますけどね。そんなふうにして、これをネガティブに使うとね、めちゃくちゃ危ないんですよね。
だから支配ですよね。通知音と音楽によって、その被害者ね、あなたを支配するっていうことがね、結構あるんですけども、このあたりのね、その犯人が使う声とか背景のトリック、これね、僕またちょっと分析してみてですね、多分あるんじゃないかなっていうことで、そういうことをね、ちゃんと防御線として貼っとかないとダメなんですよね。
なんとなく人の話を聞いた、そして音声配信を聞いたとかね、そういうのも悪くはないんだけど、いろんな今ね、手口でめちゃくちゃ高度な詐欺がね、行われてますからね。
これこんなこと言ったらあかんけど、これあれね、あのごめんなさい、同僚がですね、あのとある方がですね、あの700万円ね、詐欺にあったんですよ。あの、はい、うちの同僚で、あのちゃんともう公開されてるからいいんですけど、それはね、あのビデオ会議ね、ビデオ電話なんですよね。
それで、高知県から名乗る警察がですね、あなたの携帯のその使用してるところが何か過剰に使用してて不正になってるから、そこでちょっとね、問い合わせをさせてもらったっていうことを、まずね、研究室というかアトリエに電話がかかってきたそうなんですよ。電話かな、あのLINEじゃないな。
なんかそのビデオ電話ですよね。それでやってると、だんだんと証明見せてね、うちはこんな警察や高知警察とかね、それでそのサイトに誘導してみたいな形になってて、結局ほんと700万円ぐらいね、詐欺られたということがあったので。
いやこれ一言じゃないんだよね、本当に。自分なりにちゃんとね、あの防御線貼らなくちゃならないなという。まあそれをね、あのちょっと明日プレミアムなんですけど、具体的な内容をちょっとしゃべっていきたいなと思うので、ぜひね、あのプレミアムの方お楽しみにいなさってください。あの皆さんもね、プレミアムいただいても大丈夫ですのでね。
ということで、なぜね、明日はですね、あの詐欺られてしまうのか、それをですね、ちょっと音響心理学の部分からね、鋭く分析してみたいなというふうに思っています。今日もここまでお聞きいただきましてありがとうございました。それでは今日も良い音の一日をお過ごしください。