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皆さん、おはようございます。小松正史でございます。いかがお過ごしでしょうか。
今日はですね、まだ路上からではあるんですけれども、歩きながらですね、今日は何の話かと言いますと、ちょっと芸術論、
ちょっとあの、割とこう、抽象度の高い話にはなるんですけど、これ音楽のみならずですね、いろいろな表現方法に多分これは応用が効くんじゃないかなというか、
これは自分の主観ではあるんですけどね、なんかやっぱりずっと音楽とか芸術とかいろいろなものを見たり聞いたり考えたりしているうちに、
やっぱりこの2つのポイントが芸術の力にはあるんじゃないかなみたいな、そんなことをですね、ちょっと歩きながら喋ってみたいなというふうに思っています。
結論なんですけども、自分の存在している範囲を超えていくというか、そのあたりがすごく芸術の面白いというか、魔法みたいな、そんな感じがしますね。
自分の範囲を超えていくというポイントで2つあると思うんですよ。1つは時間を収縮させるということなんですね。
これちょっとね、素敵に言うと、素敵ってポイティって意味なんですけどね、永遠が一瞬で、そして一瞬が永遠に変わっていくっていうような、そんな感覚がするんですね。
例えばなんですけど、僕ピアノの即興演奏をよく演奏するんですよね。そんな時に、一瞬口から出まかせみたいに指で鍵盤を押すとですね、そこから何か永遠に感じるようなフレーズとか響きが生まれてくるんですよ。
これ不思議なことなんだけど、なんかね、適当に弾いたものが、それが瞬間的に弾いたにも関わらず、永遠に感じるっていう部分が結構あったりするんですよね。
これ、例えば僕、今年カンポン楽2っていうアルバムを出したんですね。美容と健康のための環境楽っていうことでね、聴いていただいてる方、本当にありがとうございます。
ちなみにこちらにリンク貼っておきますのでね、視聴ぜひしてほしいと思うんだけど、その1曲目なんですよね、ポイントは。これね、即興なんですよ。
ゆっくり言って、適当に弾いたというかね。これ、YouTubeのいつだったかな?春頃弾いたYouTubeがあるんですよ。もっと前だったかもしれない。春じゃない。去年ですね。去年の一年ぐらいかもしれないけれども、その時に弾いた何気ないフレーズ。
僕、8時半から最初にずっと弾くときに、自分の調整、様子見るために僕は結構即興演奏することが多いんですけども、その時にすごい音がいい感じで出たんですよね。
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ちょっとすみません。工事音がすごくて申し訳ないけどね。で、一瞬、3分だったら3分、4分ぐらいだったかな?4分ぐらいで弾いたんだけど、やっぱりこれがね、アルバムとして固定するわけですよね。アルバムってね、それができたというか。
これが一瞬が永遠にっていう事例だと思うんだけど、そんな感じがしますよね。逆の話なんだけど、永遠と感じているものでも一瞬で音で表現できる、そして他の表現で固定できるっていうのが面白いですよね。
これ例えば宇宙の全体的な広がりとか、有給の時間とか、有給の空とかね、いろいろあると思うんだけど、これを一瞬の音楽とかフレーズで表現できるというか、感じることができる。実際に目の前にはないですよ。現実の世界にはないんだけど、そういうものが感じられるっていうのがやっぱり素晴らしいなっていうことで。
まず自分の範囲を収縮するっていう意味で時間ですね。時間感覚を変えちゃうっていう面白さ。これ心理学的にはメタ認知っていうけど、それが一つ大きな心を動かすものかなって思うんですね。
そして二つ目なんだけど、これちょっと抽象度高い話なんだけど、ロゴスとパトスみたいな話なんですよね。ロゴスパトスって、僕あんまり心理学の部分しかないので、哲学なことはちょっと詳しいことは分からないからググってほしいんだけど、ロゴスって論理性のある世界観ですよね。
パトスっていうのはパッションという語源にもあるけれども、やっぱり感情とか感覚みたいなものですよね。その二つが結構周りうるせえなっていうね。すいませんね、歩きながら。もう年末っぽいですよね。うるせえなと言ってもごめんなさい。本当にこんな言い方良くない。反省します。皆さん働いていらっしゃるのにね。
やっぱりそういう意味でね、パトスが早いというかね、すごいんですよね。ロゴスとか言いながらパトスです。やっぱりすごくボラティリティ高いです。僕の感情は上がったり下がったり下がったり上がったりしますからね。このボイシー聞いてある方もお分かりになると思うんだけど、そんな風にロゴスとパトスの部分を芸術の力によってすごく変貌させるっていうのが面白いなって思うんですよね。
これ具体的に何かというと、僕はピアノで歌詞とか言葉とか意味ではないようなフレーズをよく弾きますけどね。それで感情的感性的に演奏した即興とかね、今日即興が事例で喋ったりしてますけど、そうするとなんかね、やっぱりすごく言葉に変換できるっていうかな。
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僕の曲聴いて歌詞をつけたいって人もいるし、タイトルつけてる人もいますけどね。海星公演の曲とかで。そういうものなんですよね。響き的なものから意味が伝わったり、あと僕よくやるのは即興演奏で人からお題もらうんですよね。タイトルとかお題を。
で、そのお題をもらって、そこから曲を響き的な、音響的な曲を作る。ほとんど僕この仕事ですよね。環境音楽って。いろいろな空間の中で必要な銀行だったら銀行、そして鉄道だったら鉄道みたいな形でお題いただいて響きを作るっていうところなんだけど。
そういう力っていうのがすごいあるなーって思うんですよね。表現の力ね。これ僕今音楽の話してますけど、詩なんかそうですよね。ポエティ。ポエティはすごいですよね。最近谷川俊太郎さんがお亡くなりになってちょっとほんと残念なんですけど。
言葉を使っているんですよ。言葉的な字の列というか組み合わせなんだけど、そこから言葉を超えた身体勢とか響き方とか世界観とか力とかモチベーションみたいなものがやっぱり詩の方で出てくるっていうのが面白いですよね。
これがやっぱり僕はそれをロゴスとパトスの王冠を含んで感じるとやっぱり詩はすごいなって。しかも詩って見るだけじゃなくて声に出して読めるというか朗読できるじゃないですか。そこからしても結構すごく万人に対して受けるというか使うことのできる芸術的な表現媒体なのかなというふうに思いますよね。
そんなふうにして結構芸術の世界っていうのはものすごく大きな力を与えるというかロゴスパトスにしても結局は自分のその身体とか頭の中のあたりを超えたところの感覚世界っていうのがあるのでそこはの接続するというかつなげていくっていうのがやっぱり芸術の世界であるしそれを僕は今ロゴス的な言葉で喋ってはいるけど
感じる方には感じられるわけですよ。そういうの。それってすごいことだなぁと思ってね。今日は騒音が激しい中、うるせえって言ってすいませんけどね。そんな感じでちょっとお伝えをしてみましたけれどもいかがだったでしょうか。
ちなみに余談なんですけど今からね2006年だから7、8、9、10今から20年近く前かな18年ぐらい前になりますよね。成果大学の人文学部の人文学科がなくなるときに谷川俊太郎さん読んだんですよ。
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谷川さんが読んでいるときに僕はピアノ即興とか演奏したことがあって、そのときに学生が学科がなくなるからすごく詩を作ってっていう無茶ぶりした作ってくださってですね。
混乱会、懇親会でそんなのがあったんだけどね。すごい作ってくれて気さくな感じで、谷川さんとすごい長いこと喋った記憶がありましたねというそんな雑談で今日は終わっていきたいなと思います。
ちなみにプレミアムの今週金曜日12日かな沼即興やるのでよかったら聴いてほしいと思います。すごく最近プレミアムリスナーさんちょっとずつ増えてきましていい感じの時間にしたいなと思っております。
今日ここまでお聞きいただきましてありがとうございました。それではバイバーイ。