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2024-11-24 10:01

【音育】感性を研ぎすませるためのワークショップの極意を見つけました!

子どもの感性を研ぎ澄ませるためのワークショップは説明的だと先に進めません。自発的に感性がほとばしるための環境づくりには、相応のコツが必要です。
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はい、みなさんこんにちは。小松正史でございます。今日はですね、
京都造形芸術大学、今の京都芸術大学なんですけども、子供へ行った
ワークショップを、音のワークショップをしたんですけど、それさっき終わりまして、すごく子供の自発的な
音への感性とか、行いみたいなものをですね、すごく感じたので、そのことをシェアしていきたいなというふうに思っております。
今日はですね、11月の8日でございまして、朝の10時前から1時間半ぐらいですね、子供園で、4歳の方対象に15人になったんですけども、音のワークショップをね、
させてもらいました。この行事がですね、3年目なんですね。僕は京都芸術大学の客員教授をしているので、その繋がりで
毎年この11月とかね、秋の時期にやるワークショップなんですけども、すごく高台にある大学なんですよね。
ウリュー山っていう、すごく東側の大門寺山のちょっと隣ぐらいの山なんですけど、そこからですね、その斜面を使った校舎でして、
ものすごく、わりと階段がね、すごく長いところなんですが、すごく見晴らしがいいんですよね。
しかもその保育園はですね、山を併設しておりまして、そのウリュー山に直接に行けるような、そんなすごく良い地理的な条件があるということで、
場所としてはですね、まずホール、みんなが集まるホールですね。そこにグランドピアノがあってですね、これが、しかもすごくいい風景なんですよね。
緑のね、木々がホールから見えまして、それを見ながら演奏できるっていうね、なかなか絵がたい空間なんですけども、そこで15人ぐらいの4歳児が集まってですね、まずワークショップをやって、
もちろんピアノもね、即興的に演奏しつつやったんですけども、その後、併設しておりますウリュー山へみんなで登っていって、
登ると言っても割と平地と言いますか、ちょっと斜面にはなってますけど、歩きやすい道があるんですね。それでそこをね、みんなで歩いて、音の遊びをして、で帰ってきてですね、
でまたホールの中のピアノを使って、今日の午前中の雰囲気とか、演じさんたちとの交流みたいな、その心的な感情、感覚を音とかね、言葉じゃなくて響きに託して演奏して終わるという、あっという間の1時間半ぐらいだったんですけどね。
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そこでちょっと得られた感覚の話なんですけども、結局面白いものに対して、演じとかですね、幼少の方、若い方、幼少のみならずね、うちら大人でもそうなんですけど、面白い始めのきっかけさえあれば、自発的にいろいろな表現活動とか、
いろいろな、自分が次に何やりたいかっていうモチベーションっていうのが、自然と生まれてくるっていうのが、すごく手に取るようにわかるっていうような、そんな結果だったんですね。
で、この話をですね、ちょっと去年とか一昨年とかと考えてみてね、ちょっと比較してみるんですけども、やることは大体一緒なんですよね。最初に何か音が消える瞬間とかね、あとは新聞紙を破るとかね、そういうワークショップ、身近な道具を使ってやるワークショップをやってですね。
で、その後でちょっとピアノの演奏をね、やって、即興かな、この即興最初にやったかな、今日も最初にやったんだけど、最初にやって、あと音のワークショップやるわけですよね。それで30分ぐらい使うんですけども、それが終わった後でですね、去年とか一昨年なんかは割と音を聞きましょうとか、続いて高い音ね、上から聞こえる音は何でしょうかとか、
トークを聞こえている音を一つ記憶してみたいな、割とね説明的な感じで、音の促し、音を集中して聞くっていうことを促しをしてたんですけど、なんかね、割と演じてたって、3歳とか4歳とか5歳ってなかなかコントロール効かないじゃないですか。どんどん自分で好きなように喋るし、気の向くまま行動するしっていうのがありますからね。
そういうのが難しい部分があるのも含まれつつ、あまり自発的っていう意味合いが強くなかったというか、割と好き勝手に好きな遊び、音以外の遊びをやるみたいな、そんなことをやってですね。
そして去年と一昨年はホールに戻って音の地図とか聞こえた音を絵にしてみようみたいな、割と誘導的というか説明的みたいな感じで演じさんはですね、促しをしてたんですけど、それはそれですごく良かったんですよ。良かったんですけど、今回はですね、あんまり言わなかったんですよね。
これ不思議なことです。言わなかったんだけれども、それがかえって自発的な表現とか行動にむしびついたということなんですよ。これもうちょっと具体的に話をしてみますとですね、最初に即興的なピアノを演奏します。そして次に音が消える瞬間をやります。これよくやるワークショップですよね。
僕の大学の授業もね、こちらで配信した時に聞いてくださる方いらっしゃると思うんですけども、それをやった後で新聞紙を使うんですよね。今日ちょっと変わったというか変えちゃったのはですね、新聞紙で何か音の情景を作ってみようということをしたんですよ。直感的に思ったのが、波の音をちょっと出してっていうふうにしたんですよね。
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まず皆さんで波の音をイメージしてみましょうっていうふうなことをやって、波の音ってどんな音ですかねみたいな。音量が大きかったり小さかったりね、波が打ち寄せては返すみたいな感じだよねみたいなんで、ちょっとイメージしてもらってですね。
これジェスチャーとか身体パフォーマンスも含めてなんですけども、それをやった後ですね、割とみんなが波の音を新聞紙で作るんですよ。新聞紙って万能なんですよね。楽器としてすごくピンクノイズホワイトノイズみたいな感じなので、波の音でもいいし、歯の擦れ合う音でもいいしね、滝の音とかいろんな音が作れるわけなんですけどね。
効果音みたいな話ですよ。ゲームとかね、映像のSEみたいな感じ。それをやった後で、できる限り長く新聞を破りましょうとかね、できる限り短く大きな音で新聞を破りましょうっていうことをやって、その後でちょっと促しをしながら山の散歩をしようかなと思ったらですね。
なんとですね、この園児さんが石を取ってきて叩き出したりとか、土を触ってほらこんなに落ちる音がありますよとかね、木の枝と石を擦り付けてこんな変な音しますよねみたいなのを勝手にというか自発的にされてるっていうのがすごく今日良かったんですよね。
これ言葉であれしましょうこれしましょうっていうよりも、よっぽど新聞紙で波音を作っていくっていうのが良かったんでしょうかね。それをやった後で、いろいろこう身近なね、それは自然環境なので葉っぱはあるし枝はあるしね、木があるし石があるし砂があるしみたいな感じなんですけどね。
そこで自分で手を動かしたりとか、友達同士で試し合ったりとかしてですね、もう何か止まらなくなっちゃったんですよね。どんどん山に上がっていくとですね、今度はスコップがあったりとかお皿があったりとかね、ものすごくそういう遊びができるような空間がめちゃくちゃ多いんですよね、この京都芸術大学。
で、それがあった、やった後で帰るとですね、なんと時間がめちゃくちゃかかったというか、音の地図をサウンドマップ書こうかなと思ってたんですけど、もうその時間全くなくてですね、みんながのめり込んでね、没入して音を出すっていうね、まるで自然環境の素材を楽器として使っていくみたいなことをされてですね。
それでまぁ最後僕即興でね、あのホールに帰ってやったんですけども、まぁ一体感がすごいなぁと思ったんですよ。これね、本当にあの説明的に何かやるとか、そういうことでまぁ一応そっちの方が効率的にね、あのオートイクとかワークショップとかできるわけなんだけど、いやそうじゃないやり方っていうのが実はあるんだなっていうね、これちょっとめちゃくちゃも今までね数百回とか数千回くらいオートイクやってますけど、これちょっといいなっていう風に。
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思ったので、それがね、でも難しいよね。あのそういう自発的にさせる環境作りってね、そんな簡単なもんじゃないので、今からこう開発の余地はあるかもしれないけど、やっぱりね、すべからく完成のね、研ぎ澄ましの根本はね、子供さんから教えてくださるみたいな、そういう風に今日思ったので、そこから自発的なね、表現に持っていくことっていうのがめちゃくちゃ魅力的だよなぁみたいなそんなお話をしてみました。
今日もね、青空がほんとに雲一つない快晴のところのね、京都芸術大学からお伝えいたしました。それではバイバーイ。
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