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みなさんこんにちは、小松正史です。
今日はですね、ちょっと授業中、小松耳三回戦のゼミ始まったんですけど、
ちょっとかなりこう、いたずらをしてしまって、最後ですね、ちょっとあの、お叱りを受けたみたいな、そんな話をしてみたいなと思います。
で、何したかというと、電子ピアノがあるんですけど、その電子ピアノにね、電池式なので、
コードをACアダプターを使わないで、いろんな場所で弾けるんですよね。
それで外に行って、いろんな場所でピアノを弾きまくるっていうような、そんなゼミというか実習というかね、実験みたいなことをしたんですよ。
で、学生に聞いたら、どこに行きたいかな、みたいな、聞いたらですね、そしたらいろいろ、学生10人、3年生のゼミなんですけど、
どこ行こうかな、グランドに行きたいって言われて、え、グランドって、グランドってさ、すごく何にもないよ、みたいな感じで行ったんですよね。
みんなでピアノをね、担いでね、やっぱり力のある男の子もいるので、助けてもらって、持って行ってですね、それでグランド、結構広いんですね。
京都聖火大学は山の近くで、岩蔵とかですね、倉間山のふもとにあるので、土地はそんなには広くないけど、そこそこ高台にいいグランドがあるんですよね。
で、織市もね、今この時期は桜ですし、ちょっと曇ってましたですけど、桜がいい感じでね、花吹雪的に散り始めていたんですね。
周りは小鳥とか、自然の音がすっごく聞こえて、特にグランドは周りに木とか形あるものっていうのがないので、遠くの音が寄ってくるというか集約するというか、そんな感じの場所なんですよね。
で、それでピアノを担いで、そしてピアノといってもね、下の台とかないんですよ。椅子もない。もうただピアノを持って行くだけっていうね、ピアノケースがあるので、10キロぐらいかな、12キロぐらいのピアノで、
ちなみに電子ピアノ、僕よく使うのはね、カシオのプリビアっていうやつ使ってます。6万とか7万ぐらいのやつかな。これでいろんな場所でライブしますしね。京都タワーの展望室もそれでやるし、たまに鴨川で何か演奏するときなんかも、電源なしで行けますからね。すごく便利なんですけど。
その同じくピアノを使ってグランドに行って、で、台がないよ。台どこにあるの?みたいな感じになって、そしたらベンチがあったんですね。ベンチがあって、背もたれのないベンチが幅がどれぐらいかな、幅というかね、6、70センチぐらいかな。
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それで奥行きが30センチぐらい、座るところがそれぐらいなので、まあまあ今の電子ピアノ乗るなと思ってね、それを置いて、それで演奏をやるというか。しかもダンパーペダルがないんですよね。あるんだけど、ダンパーペダルを取り付けると踏みづらいというかね、もうベンチの上にピアノ、電子ピアノを置くわけなので、なかなかそういうわけにいかないじゃないですか。
うまくね、いかないな、みたいな。なのでね、座って中腰で弾くっていう感じで弾き始めたんですね。すると即興を弾いたのかな、ちょっと桜にちなんだ感じの雰囲気で、目の前がね、桜、ちょっと遠景のね、遠い景色で遠景って言いますよね。
遠景の景色を見ながら、それで鳥の声がもう四五八方から聞こえてくる状態の、ちょっと肌寒い曇りの雨がちょっとなんとなくね、降ったり止んだりのね、止んでる状態。たまたま止んでましたね、その時ね。雨がもういつ降るかわからないぐらいの春の雰囲気ですよ。
それで弾き始めてですね、ダンパーペダルなしで、それで弾き始めて、どれぐらい弾いたでしょうかね。5分ぐらいの即興を弾いたかな。なんか気持ちいいんですよね。外で弾くってすっごくいいんですよ。
で、このラジオね、聴いてらっしゃる方は、楽器ね、演奏される方もいらっしゃると思うんですけど、例えば笛とかオカリナとかですね、ハーモニカとか、あとパーカッションだとね、太鼓でもあると思うんですけれども、外で演奏ってすっごくね、独特の音の響きがあるんですよ。
これ具体的に言うと、音の響きがないっていう響きってわかるかな。音がスッと消えるんだよね。残響がないから、一瞬何かこう、物足らなかったり心細かったりはするんですけど、そのダンパーペダルがね、音を伸ばしながら演奏するってことをしないこともあってですね、なんか呼吸感が出てくるんですね。呼吸、お分かりいただけますかね。
演奏してる時に、ペダル踏むとずっと音が持続して鳴り続けるので、なんとなく音が弾けてるって感じがしがちなんですけど、ダンパーペダルなしで演奏してると、音を鍵盤、指で押すと音が鳴りますよね。それを離すと音が消えるっていうところがありますけれども、
音が消える瞬間っていうのも指の指使いで如実にわかるっていう感じなんですね。それで演奏してるとですね、僕の思いとか呼吸とかね、そういう息遣いみたいなのがやっぱりより伝わりやすいなっていうところがね、特にダンパーペダルを使わない。
そして周りの音の響きっていうのはスーッと消えますから、なんかすごくいい感じでしたね。僕の周りを輪っかになって、10人の新しいゼミ制、20日併せなんですけどね、ゼミ制がこれからどんなゼミになるのかな、あと2年近く一緒だけどどんな感じっていうドキドキワクワクする瞬間ってありますよね。
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相手のこともそれほどわかってないから、ちょっと探り入れるというか、少し距離がありつつ仲良くしたいなっていう空気感ってわかるかな。どっぷり仲良いんじゃなくて、ちょっと距離ありながら、緊張感ありながら、あの子はどんな感じの子なんやろうみたいな感じのね、そういう漂いですよ。
そこで演奏するとですね、すごく良い緊張感でもって、輪っかになって一体感っていうね、すごい良かったなっていう、ただそれだけの話なんですけど。そこからね、やっぱり音はね、不思議と吸引力持ってますから、じゃあ私も弾こうかなとか、じゃあ僕もちょっと触ってみようかな、実験してみようかなっていう、そんな状態になったんですよ。
それで、おむむろに弾いたりとか、昔弾いた曲だけど覚えてるかなみたいなね、そういうよく聴くね、メネットみたいな曲を弾く学生もいましたけど、それでだんだん打ち解けたりとか、なんとなくお隣同士が喋ったりとかしてね、いい雰囲気だったんですね。
で、どれぐらい弾きましたかね、20分とかね、30分ぐらい弾いてるとですね、遠くから何かね、あんまり知らない顔の方がね、ちょっと僕よりも年上かな、60ぐらいかな、来られましてですね。
ここをご覧のですけど、許可取りましたって言われて、許可、え、何許可って何みたいな、許可って取らなくてはならないもんですかねっていう、一応ね、ここは許可を取っていただかないと、みたいな感じでね、すごく叱られたわけじゃないんだけど、言われてしまってですね、あ、すいません、許可なんて言ったのかなみたいな、いつからこの大学管理が厳しくなったのかなとか思いながらですね。
まあ、退散したっていうそれだけの話なんですけどね。やっぱり音をね、どこかで演奏するっていう場合でもね、周りにね、少なからず影響を及ぼしますからね、聞きたいなっていう人とか、あと管理をね、任されてる方もやってくるというね、音によって人が引き寄せられるっていうそういう効果がやっぱりあるんだなっていうのをね、改めて感じた次第でございますね。
で、それで学生にね、そういうところも見られてるわけで、誰か来たよ、みたいな、叱られるんちゃう、みたいなね。それで僕もね、あ、すいません、もう終わるんで、一応これで、はい、ちょっと大学、大学だ、ここ大学だよね、大学だよね、大学の実習なんだよ、みたいな感じで、なんやねんこれ、これが実習なのかみたいな、そんな感じですけどね。
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それでいって、なんとかね、ことなきを得たという感じで。まあ、お互いそこで見た風景、遠くの桜を見ながら鳥の声聞いて、お互いがピアノの音をね、たしなむみたいな、そういう、なかなか絵がたい、もうこれ体験って大事ですよね。文献もちろん見るのも大事だけどね。
体感っていうことがね、やっぱりこう、ちょっと冒険しながらやっていくってことが、あの皆さんの生活の中でもね、あればいいかなと思いまして、今日はね、大学ゼミのね、ハプニングのお話をさせていただきました。ということで、今日ここまでお聞きいただきましてありがとうございました。今日も良い音の一日をお過ごしください。